ブラック・サバスのCDボックスセット「Complete Albums Box 1970-1978 」を買った。
これは70年代のスタジオアルバム8枚をコンプリートしたもので、これでオジー時代のサバスが全て揃うことになる(リユニオン以降を除く)。
音源は全てライノによるリマスター済みのもので、それまで持っていた古いCDよりかなり良くなっている。
音圧が上がっているのはもちろん、低域に迫力が増し、高域がクリアになった。
以前のものと比べて、霧が晴れたような印象だ。
僕はサバスのLPレコードも持っていたが、それよりも良くなっている気がする。
さて、今回1stアルバムから8枚目まで順に聴いて感じたことがある。
サバスらしさとは何なのか?
それまでサバスらしさといえば、ダークでヘヴィなハードロック、ヘヴィメタルだと思っていた。
おそらくそう思ってるのは僕だけではないはずだ。
だから7枚目「テクニカル・エクスタシー」や8枚目「ネバー・セイ・ダイ」あたりはサバスらしくない、と。
もしかすると、そうじゃないのかもしれない。
じっくり順を追って聴いていくと、常にサバスサウンドは進化し続けており、違和感なく次のアルバム、次のアルバムへと繋がっているのだ。
4枚目「VOL.4」あたりからサウンドバリエーションがひろがり、5枚目ではプログレのエッセンスも含まれてくる。
このように正常進化を続けた結果が、7枚目、8枚目のサウンドであり、むしろ9枚目「ヘヴン・アンド・ヘル」の方が突然変異であり、サバスらしくない、とも言える。
僕は、それまであまり好きではなかった6枚目「サボタージュ」や7枚目「テクニカルエクスタシー」が、とても良い作品であることに気がついた。
このモダン路線はトニー・アイオミの主導によるもので、オジー・オズボーンはそれを嫌ったという。
しかし、皮肉なことに、80年代以降は、オジー・バンドの方がモダン路線に進んでおり、本家サバスの方はハード、ヘヴィ路線に戻っているのは面白い現象だ。
サバスの40年以上の歴史の中で、モダンでプログレッシブなハードロックをやっていた時期は、結果として70年代の一時期だけとなった。
そのせいで、この時期はサバスらしくないというレッテルが貼られるわけだが、当時、リアルタイムで彼らを聴いてきた人なら、印象も違うのだろう。
もしオジーが脱退せず、あのまま進化を続けたらどうなっていたか、気にはなるが。
テクニカルエクスタシーより「ユー・ウォント・チェンジ・ミー」
これは70年代のスタジオアルバム8枚をコンプリートしたもので、これでオジー時代のサバスが全て揃うことになる(リユニオン以降を除く)。
音源は全てライノによるリマスター済みのもので、それまで持っていた古いCDよりかなり良くなっている。
音圧が上がっているのはもちろん、低域に迫力が増し、高域がクリアになった。
以前のものと比べて、霧が晴れたような印象だ。
僕はサバスのLPレコードも持っていたが、それよりも良くなっている気がする。
さて、今回1stアルバムから8枚目まで順に聴いて感じたことがある。
サバスらしさとは何なのか?
それまでサバスらしさといえば、ダークでヘヴィなハードロック、ヘヴィメタルだと思っていた。
おそらくそう思ってるのは僕だけではないはずだ。
だから7枚目「テクニカル・エクスタシー」や8枚目「ネバー・セイ・ダイ」あたりはサバスらしくない、と。
もしかすると、そうじゃないのかもしれない。
じっくり順を追って聴いていくと、常にサバスサウンドは進化し続けており、違和感なく次のアルバム、次のアルバムへと繋がっているのだ。
4枚目「VOL.4」あたりからサウンドバリエーションがひろがり、5枚目ではプログレのエッセンスも含まれてくる。
このように正常進化を続けた結果が、7枚目、8枚目のサウンドであり、むしろ9枚目「ヘヴン・アンド・ヘル」の方が突然変異であり、サバスらしくない、とも言える。
僕は、それまであまり好きではなかった6枚目「サボタージュ」や7枚目「テクニカルエクスタシー」が、とても良い作品であることに気がついた。
このモダン路線はトニー・アイオミの主導によるもので、オジー・オズボーンはそれを嫌ったという。
しかし、皮肉なことに、80年代以降は、オジー・バンドの方がモダン路線に進んでおり、本家サバスの方はハード、ヘヴィ路線に戻っているのは面白い現象だ。
サバスの40年以上の歴史の中で、モダンでプログレッシブなハードロックをやっていた時期は、結果として70年代の一時期だけとなった。
そのせいで、この時期はサバスらしくないというレッテルが貼られるわけだが、当時、リアルタイムで彼らを聴いてきた人なら、印象も違うのだろう。
もしオジーが脱退せず、あのまま進化を続けたらどうなっていたか、気にはなるが。
テクニカルエクスタシーより「ユー・ウォント・チェンジ・ミー」