Music Mania

No Music No Life

4分33秒

2014年06月01日 | 音楽
今日も現代音楽の話題。

どうも僕は現代音楽というジャンルがよくわからない。
新しいことをやろうとするのはいいが、如何せん前衛的すぎてついていけない。

今日紹介するジョン・ケージ作曲の「4分33秒」もそうだ。
ここまでくると存在意義すらわからない。

全3楽章からなる曲だが、全て休符のみで構成されており、事実上無音が続く。
全て演奏(?)が終わって、きっちり4分33秒。
つまり、4分33秒間の無音なのだ。

実に滑稽なことだが、この曲はたまにコンサートでも演奏される。
指揮者も演奏者も4分33秒間何もせず、只々時間が過ぎるのを待ち、終了すると客席から拍手が響く。

さらにいえば、なんとこの曲のCDもあり、4分33秒間の空白があるらしい。
iTunesでも発売されていて、それなりに売り上げがあるのだという。

驚くのはまだ早い。

信じがたいことだが、この曲のカラオケもあるという。
たぶん、4分33秒の間無音が続き、歌う人はマイクを持って時が経つのを待つのだろう。

これは音楽なのだろうか?

意図的に無音を体感したいのなら、お寺で座禅でも組んでたほうがいい。
歌や楽器以外の音を楽しむのなら、それこそ街や山や海辺で、目を瞑って耳をすませばいい。
今それなりに話題性があるのは、ジョークとしてのネタであり、音楽として評価されてるわけではないのだ。

ジョン・ケージ「4分33秒」
動画再生回数が74万回を超えている。
世の中には物好きも多いものだ(僕もだけど)



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