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土鍋を買う話

2015年01月24日 | 日常
寒い時期は土鍋で煮込んだ味噌煮込みうどんが食べたいものだ。

というわけで、土鍋を買いに出かけたのである。
それも信楽(しがらき)まで。

何も土鍋ごときを買うのに、わざわざ信楽くんだりまで出かける必要などなく、近所のショッピングモールやホームセンターで
買うことが出来る。
もっと手っとり早く、アマゾンでポチっとすれば家に届く。
合理的で賢い人はそうするだろう。
しかし、焼き物の町で、お気に入りの一品を選び、買う、そういうのを楽しんでみるのもいいと思う。

信楽というところは、それこそ石を蹴飛ばせばどこかの焼き物店に当たるくらいに、焼き物店だらけのところだ。
もし誰かが冗談で「この町の人は、一家に一台、Myろくろを持っている」と言ったら信じてしまいそうだ。
とくにタヌキの置物(?)が有名で、ほとんどの店先には、大小さまざまのタヌキが所せましと並んでいる。







いくつかの店を回り、いい感じの土鍋があったのでそれを買った。
僕は陶芸に詳しいわけではないので、鍋のどこかを見ればいいモノかどうかがわかる、みたいな知識はない。
手頃な値段で、信楽焼という歴史あるブランドなら大丈夫だろう、というその程度のものだ。



土鍋というのは、意外に扱いが面倒なものだ。
ヘタに使うとすぐ割れてしまう。
現に、今まで使ってた土鍋は、扱いが悪かったため、割れる寸前の状態になっている。

買ったらまず、目止めをしよう。
目止めのやり方は、小麦粉を使う方法や米を使う方法などがあるが、今回やったのは、米のとぎ汁に米を少量入れて、弱火
でじっくり煮立たせるやり方。
沸騰して数分たったら、一晩かけてゆっくり冷ます。
これをすることによって、土鍋が丈夫になるのだ。



目止めも終わり、充分乾燥させて、さっそく味噌見込みうどんを作ってみた。
火を止めても、しばらくグツグツ沸騰した状態が止まらない保温性は土鍋ならではのものだ。
はい、美味しゅういただきました。




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