山本文緒の「ブルーもしくはブルー」を読んだ。
あまり女性作家を好まない僕だけど、山本文緒はいい。
なにかわからないけど、フィーリングが合うというか、登場人物のダメっぷりが僕と似てるんだろう。
同じダメ人間でも、たとえば桐野夏生の作品に出てくるダメ女は、読んでいてイライラしてくる。
人の人生に分岐点は付きものだ。
それは、就職の際、A社にするかB社にするか、あるいは今の会社をやめようか、続けようか、
というような、その後の人生に大きな影響を与えるものから、今日のランチはラーメンとカレーライス、どっち?というような
どうでもいい選択までさまざまである。
僕の場合、結婚して新婚旅行から帰ってきて、初めて出社した日に、単身赴任の出世コースの打診があったことを思い出す。
僕は出世コースを蹴って家庭をとった。
当時、いろいろな人に「なんでそんないい話を断るんだ」と言われたが、今も自分の選択は間違ってなかったと思ってる。
でも、ときどき、とくに今の仕事でイヤなことがあったりすると、あのときあっちを選んでいれば今頃どんな人生を歩んでいただろう
と思うことはある。
そんなもしもの世界、もう一つの人生を歩んでいた自分に出会うことが出来たら?
「ブルーもしくはブルー」は、二人の好きな男のうちの一人と結婚した女が、ある日、もう一方と結婚した自分に出会ったしまう、
というファンタジー小説。
もう一つの人生を歩んでいる、もう一人の自分。
自分はあっちの自分が幸せに見えて仕方がない。
しかし、それはあっちの自分もそう思ってるのだった。
隣の芝生は青く見え、他人の生活を羨む。
いっそのこと、期間限定で二人入れ変わっちゃおうか?
で、そんな話が上手くいくはずがなく、いろいろな騒動が巻き起こり、お互いを憎しみあうようになってしまう。
この「ブルーもしくはブルー」が刊行されたのは1992年で、もう20年以上前なのだけど、面白く読めた。
誰もが考えることだと思うけど、結局は今の人生を歩んでいくしかないわけで、出来るだけ後悔のないようにしたいものだね。
ドラマ化もされてたようだけど、見たことありません。
あまり女性作家を好まない僕だけど、山本文緒はいい。
なにかわからないけど、フィーリングが合うというか、登場人物のダメっぷりが僕と似てるんだろう。
同じダメ人間でも、たとえば桐野夏生の作品に出てくるダメ女は、読んでいてイライラしてくる。
人の人生に分岐点は付きものだ。
それは、就職の際、A社にするかB社にするか、あるいは今の会社をやめようか、続けようか、
というような、その後の人生に大きな影響を与えるものから、今日のランチはラーメンとカレーライス、どっち?というような
どうでもいい選択までさまざまである。
僕の場合、結婚して新婚旅行から帰ってきて、初めて出社した日に、単身赴任の出世コースの打診があったことを思い出す。
僕は出世コースを蹴って家庭をとった。
当時、いろいろな人に「なんでそんないい話を断るんだ」と言われたが、今も自分の選択は間違ってなかったと思ってる。
でも、ときどき、とくに今の仕事でイヤなことがあったりすると、あのときあっちを選んでいれば今頃どんな人生を歩んでいただろう
と思うことはある。
そんなもしもの世界、もう一つの人生を歩んでいた自分に出会うことが出来たら?
「ブルーもしくはブルー」は、二人の好きな男のうちの一人と結婚した女が、ある日、もう一方と結婚した自分に出会ったしまう、
というファンタジー小説。
もう一つの人生を歩んでいる、もう一人の自分。
自分はあっちの自分が幸せに見えて仕方がない。
しかし、それはあっちの自分もそう思ってるのだった。
隣の芝生は青く見え、他人の生活を羨む。
いっそのこと、期間限定で二人入れ変わっちゃおうか?
で、そんな話が上手くいくはずがなく、いろいろな騒動が巻き起こり、お互いを憎しみあうようになってしまう。
この「ブルーもしくはブルー」が刊行されたのは1992年で、もう20年以上前なのだけど、面白く読めた。
誰もが考えることだと思うけど、結局は今の人生を歩んでいくしかないわけで、出来るだけ後悔のないようにしたいものだね。
ドラマ化もされてたようだけど、見たことありません。