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No Music No Life

ディスカバービートルズ その18

2020年10月17日 | ビートルズ


10月11日放送のディスカバービートルズは、サージェントペパーからA面だった。
つい最近、サージェントペパーのモノラル盤特集があったばかりだけど、今回の放送はステレオ盤だ。
僕は、モノラルの良さはわかるものの、やはりステレオ版の方が聴きやすいと感じる。
今回初めて知ったことだけど、6曲目の「シーズ・リービング・ホーム」はステレオとモノラルではキーが違うのだった。
モノラルの方が半音高い。

知っての通りこのアルバムは、ペパー軍曹のロンリーハーツクラブバンドという架空のバンドによるロックショーというコンセプトになっている。
ライブ活動を停止したビートルズだが、このような架空の形でライブを行なっているというのは、ちょっと面白い。
当時のライブ環境というのは現在と違ってかなり劣悪な状況であり、ステージでも客席でもまともに音楽が聴こえていなかったと言われる。
もし、当時から現在のような強力なPAシステムとモニターがあれば、ビートルズはライブ活動をやめなかったかもしれず、そうなるとサージェントペパーは生まれてなかったかもしれない。

言われて初めて気がつくことかある。
例えば「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」は、AメロとBメロは3拍子でサビは4拍子と言われて、なるほどたしかにそうだと思った。
前からサビだけノリが違うと思ってたけど、そういうことだったんだなと、今回のディスカバービートルズで知ったのだった。

ローリングストーン誌が発表した「偉大なアルバム500」の最新版では、サージェントペパーが大きく順位を落として24位になっている。
広い心で見れば、世界で発売されている膨大なアルバムの中から上位500枚に選ばれてるだけでものすごいんだけど、やはりビートルズはポップ音楽の最高峰という固定観念があるせいで、その中でも金字塔であるサージェントペパーはもっと上位にあるべきじゃないの?という声が多いらしい。
僕としては、50年以上も前のアルバムがいつまでも上位にいるのってどうなの?とも思う。
偉大なアーティストとしてビートルズが上位にくるのはいいとして、本当に公平な目でアルバムを選んだ場合、今現在の視点からみて、24位というのはメチャクチャすごいことだと思う。
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