今年最初のCDは、またしても格安ボックスセットから。
皆さんの予想に反して、今回買ったのはネーナ5枚組だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b7/68885344c2ba6a2f3007efb49ad3fcad.jpg)
「ネーナ?知らねーな」
という人のために簡単に紹介しよう。
ネーナとは、80年代に「ロックバルーンは99」という世界的大ヒット作を出したドイツのロックバンドである。
この曲はドイツ語の歌であるにもかかわらず、日本を含むあらゆる国でチャートの上位に入り、全米でもトップ3に入る快挙
を成し遂げる。
そして、この1曲のみで忘れらていった世界的一発屋なのだ。
ドイツ本国では一発屋ということではなく、その後もヒット作を出すものの、アルバム4枚で解散。
その後2002年に再結成され、再びシーンに復活し、ドイツ本国では80年代同様の人気バンドとなる。
今のところ、ドイツ語圏以外への進出はないものの、新曲もコンスタントに発表されているようだ。
Nena - 99 Luftballons
80年代当時から、シングルだけでなく、きちんとネーナを聞いていた人は、実は楽曲が非常に優れていたことを知っている。
ではなぜ、彼らは一発屋になったのだろうか?
いろいろ理由はあるが、一番の問題はドイツ語の壁だと思う。
基本的にアメリカでは英語以外の曲は受けない。
今の日本で、日本語以外の曲が受けないのと同じだろう。
しかし、問題はそれだけではないと思う。
当時の最先端のポップシーンに対し、常に遅れをとっていたのだ。
時代をリードするには、今の流行りのサウンドを取り入れていたのではすでに遅く、次のステップに踏み出していなければなら
ない。
主なファン層である若者にとって、「新しいか新しくないか」は非常に重要なポイントなのだ。
それと、もう一つあげるとすれば、彼らの垢ぬけなさ、ローカル感だろう。
紅一点、ボーカルのネーナ・ケルナーの服装、髪型、化粧、どれも当時のトップクラスの女性シンガーと比べて田舎くさいよう
に感じる。
こういうことは音楽とは直接関係ないものの、「売れる、売れない」には影響するのだ。
しかし、そんなことも2015年となった今では関係ない。
素直に彼らの優れた楽曲に耳を傾けよう。
とくに1枚目と2枚目のアルバムは粒揃いだ。
ポップだけど哀愁漂うメロディライン、ヘタウマだけど味のあるボーカル、センスのよいキーボードなど、良い作品だ。
Nena - ?(Fragezeichen)
それに対し、3枚目のアルバムは、ちょっと気合いが入り過ぎてるような気がする。
オーバープロデュースというか、やり過ぎというか、もうちょっと肩の力を抜いたほうがいい。
しかし、曲そのものはいい、さすがだ。
ここでも美しいメロディは健在だ。
4枚目は、産業ロック。
80年代後半にもなって産業ロックか、という時代錯誤はおいといて、出来そのものは悪くない。いや、かなりいい。
フォリナーやボストンあたりが好きな人だと気に入ると思う。
1曲の「Engel der Nacht」という曲は、ドラムがツェッペリン、ギターがU2みたいだ。
ここまでがバンドの作品で、5枚目はネーナ・ケルナーのソロだ。
普通に悪くない。
プロがプロの仕事をした結果、それなりにいいものが出来た、という感じ。
今、日本でネーナを聴いている人はとても少ない。
2ちゃんねるのネーナスレッドは、2004年に開設されて以来、10年以上経過してまだ400くらいしかレスがない。
ただ、このまま忘れられていくには、ちょっともったいない楽曲があるので、興味のある人は聴いてみてほしい。
皆さんの予想に反して、今回買ったのはネーナ5枚組だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b7/68885344c2ba6a2f3007efb49ad3fcad.jpg)
「ネーナ?知らねーな」
という人のために簡単に紹介しよう。
ネーナとは、80年代に「ロックバルーンは99」という世界的大ヒット作を出したドイツのロックバンドである。
この曲はドイツ語の歌であるにもかかわらず、日本を含むあらゆる国でチャートの上位に入り、全米でもトップ3に入る快挙
を成し遂げる。
そして、この1曲のみで忘れらていった世界的一発屋なのだ。
ドイツ本国では一発屋ということではなく、その後もヒット作を出すものの、アルバム4枚で解散。
その後2002年に再結成され、再びシーンに復活し、ドイツ本国では80年代同様の人気バンドとなる。
今のところ、ドイツ語圏以外への進出はないものの、新曲もコンスタントに発表されているようだ。
Nena - 99 Luftballons
80年代当時から、シングルだけでなく、きちんとネーナを聞いていた人は、実は楽曲が非常に優れていたことを知っている。
ではなぜ、彼らは一発屋になったのだろうか?
いろいろ理由はあるが、一番の問題はドイツ語の壁だと思う。
基本的にアメリカでは英語以外の曲は受けない。
今の日本で、日本語以外の曲が受けないのと同じだろう。
しかし、問題はそれだけではないと思う。
当時の最先端のポップシーンに対し、常に遅れをとっていたのだ。
時代をリードするには、今の流行りのサウンドを取り入れていたのではすでに遅く、次のステップに踏み出していなければなら
ない。
主なファン層である若者にとって、「新しいか新しくないか」は非常に重要なポイントなのだ。
それと、もう一つあげるとすれば、彼らの垢ぬけなさ、ローカル感だろう。
紅一点、ボーカルのネーナ・ケルナーの服装、髪型、化粧、どれも当時のトップクラスの女性シンガーと比べて田舎くさいよう
に感じる。
こういうことは音楽とは直接関係ないものの、「売れる、売れない」には影響するのだ。
しかし、そんなことも2015年となった今では関係ない。
素直に彼らの優れた楽曲に耳を傾けよう。
とくに1枚目と2枚目のアルバムは粒揃いだ。
ポップだけど哀愁漂うメロディライン、ヘタウマだけど味のあるボーカル、センスのよいキーボードなど、良い作品だ。
Nena - ?(Fragezeichen)
それに対し、3枚目のアルバムは、ちょっと気合いが入り過ぎてるような気がする。
オーバープロデュースというか、やり過ぎというか、もうちょっと肩の力を抜いたほうがいい。
しかし、曲そのものはいい、さすがだ。
ここでも美しいメロディは健在だ。
4枚目は、産業ロック。
80年代後半にもなって産業ロックか、という時代錯誤はおいといて、出来そのものは悪くない。いや、かなりいい。
フォリナーやボストンあたりが好きな人だと気に入ると思う。
1曲の「Engel der Nacht」という曲は、ドラムがツェッペリン、ギターがU2みたいだ。
ここまでがバンドの作品で、5枚目はネーナ・ケルナーのソロだ。
普通に悪くない。
プロがプロの仕事をした結果、それなりにいいものが出来た、という感じ。
今、日本でネーナを聴いている人はとても少ない。
2ちゃんねるのネーナスレッドは、2004年に開設されて以来、10年以上経過してまだ400くらいしかレスがない。
ただ、このまま忘れられていくには、ちょっともったいない楽曲があるので、興味のある人は聴いてみてほしい。
実は僕も買おう買おうと、『欲しいものリスト』に入れてあるものの、後まわしになっています!
いまから買います!(笑)
ベスト盤と、2003年のセルフカバー盤は持っているのですが。
もともとは「ロックバルーン~」もリアルタイムでは知らず、知り合いから、キム・ワイルドとのデュエット・セルフ・カバー「Anyplace Anywhere Anytime」を教えてもらって「なんじゃこりゃー!?かっちょええ!」となったのでした。
https://www.youtube.com/watch?v=mXd7Y2eqtBE
セルフカバー盤もお持ちでなかったら『買い』ですよ(笑)
良質なポップロックですよね。
もっと評価されてもいいと思うのですが。
でも、他の曲は知らなかったです。
にゅーめんさんが貼ってくれた曲を聴いて一発屋なんてとんでもないと思いました!
ドイツはメタルが盛んなイメージですけど、ネーナのようなロックも、とてもいいですね。
海外進出する為には見た目も重要だと、音楽雑誌に書いてありました。
その時代のニーズに合わせた曲、そしてファッションまでも大切なんですね。
そうなんです、買っちゃったんですよ、これ。
ひらぱさんもネーナ好きだって、前に日記に書いてましたよね。
聴かないと損するくらい、いい曲の宝庫だと思います。
僕は思いっきりリアルタイムでした。
当時、ミュージックライフ誌でもかなり取り上げられていて、来日公演も盛況だったようです。
僕の記憶では、たしか日本のテレビCMにも出てたと思います。
セルフカバー盤、これ気になってました。
古くからのネーナファンの間でも評判いいですね。
アレンジが現代的になって、すごくカッコいいです。
たしかに買いですね。
今回の5枚組ですが、一つ残念なのが、音源がリマスター前なんです。
僕が持っている「ファーストアメリカ」という、アメリカデビュー盤の日本盤(ややこしい)は、リマスターされていていますが、これを聴いた後だと、ちょっと残念な音質です。
5枚組ばかり聴いてたら、それはそれで気にならなくなるのですが。
「ロックバルーン~」、これは名曲ですよね。
歌詞の内容が反戦歌なのですが、今やドイツでは平和の象徴というか、イマジン的な役割を担ってるそうです。
ネーナは本当にいい曲の宝庫で、当時日本でもかなり人気がありました。
でも一過性の流行りものみたいに思ってた人も多かったみたいです。
同じ時期にデビューした、マドンナやシンディ・ローパーと比べると、ちょっと田舎娘みたいなところはマイナスだったと思います。
男性陣も、イギリスのニューウェイブ系と比べると、どうしても垢ぬけなさが目立ちました。
やっぱり、若者はそういうのに敏感ですから。
ドイツはハロウィンやスコーピオンズなどジャーマンメタルが有名ですが、あの哀愁あるメロディはドイツ人にも日本人にも馴染みやすいと思います。
ご紹介の曲はどれもキャッチ―にまとまっていてなかなか良いですね!
確かに田舎っぽさがありますが、やはりそこが魅力なのでしょうね(笑)
ボックスセットは私もジャーニー、ヴァンヘイレン、YES、ホール&オーツなどいろいろお世話になっております。
ありがたや~です(笑)
ネーナは世界的一発屋ということで、1曲のみ知られてますよね。
こういう一過性というか、当時はヒットしたけど、その後どうしてるのかわからない人ってかなり多いと思います。
たぶん、そういうアーティストたちにも熱心なファンがいるんだと思いますが。
ネーナの曲は、ドイツ人らしくキャッチーなメロディで、日本人にも馴染みやすい曲が多いです。
ドイツ人と日本人ってメロディセンスが似てるのかもしれませんね。
とくに2つ目の動画(スタジオライブ風のもの)の「?(クエスチョンマーク)」は人気の曲です。
ボックスセットはいいですね。
ジャーニーは僕も気になってるのですが、初期のスティーブ・ペリー加入前のセットも気になってます。
あっ、そういえば最近デッド・オア・アライブの「ヌード」買いました。
懐かしいサウンドです。
さすが同世代、誰か書くだろうと思ってましたが、やはりきましたか。ネーナの腋毛問題(笑)
当時、日本の若い女性はみんなツルツルでしたし、アメリカの女性歌手もそうだったと思います。
それなのにネーナときたら、ムダ毛処理してなくて驚きましたね。
若い洋楽ファンの男子は皆ショックを受けたようです。
ロックバルーンですが、初めて聴いたときは正直そんなにいいとは思いませんでした。
いい曲なのですが、そんな世界的大ヒットするほどかどうかは微妙だと思います。