Music Mania

No Music No Life

セッションであらたに曲を仕込むのはしんどい、という件

2016年12月11日 | ギター
僕は今年は3つのセッションに参加して、演奏した曲は16曲だ。
この中で、そのセッションのためにあらたに仕込んだ曲というのは、6曲だけだったりする。
あとの10曲は、過去に弾いたことのある曲だ。
なかには1月の「甲斐バンドVSレベッカセッション」のときの「ラブ・イズ・キャッシュ」みたいに29年ぶりに弾いた曲もあるけど、それ以外は過去10年以内に弾いたことのある曲だ。

セッション参加者のなかには、自分のバンドの曲でもないものを耳コピして、人前で演奏できるレベルまで練習するのはしんどい、という人もいる。
うん、たしかに、気持ちはわかる。
それは否定出来ない部分がある。
僕だって、フォリナーセッションに参加するごとに、新曲の数が減っているのだ。

初めて参加した第3回のときは、すべて新曲で7曲。
第4回は、新曲6曲+経験2曲
第5回は、新曲4曲+経験3曲
第6回は、新曲3曲+経験5曲
そして、先週の第8回では、ついに新曲は1曲だけで、経験曲が8曲だった。

言い訳だけさせてもらうと、僕が弾いてる曲はフォリナーの代表的な曲なので、それらはセッション定番曲になる。
なので、回を重ねるごとにあらたに曲を仕込むとなると、マイナーな曲になってきて、成立しにくくなってくるのだ。

ちなみにこれだけの曲をコピーして弾いてきた。
()内は演奏回数。

・Dirty White Boy (4)
・Feels Like The First Time (4)
・Hot Blooded (4)
・Blue Morning, Blue Day (3)
・Cold As Ice (3)
・Long, Long Way From Home (3)
・Jukebox Hero (2)
・I'll Get Even With You (2)
・Seventeen (2)
・At War With The World (1)
・Break It Up (1)
・Double Vision (1)
・Head Games (1)
・I Have Waited So Long (1)
・Lonely Children (1)
・Love On The Telephone (1)
・Night Life (1)
・The Damage Is Done (1)
・Too Late (1)
・Urgent (1)

僕としては、もうちょっと頑張って、あらたに曲を仕込んでいきたいとは思ってる。
名古屋での邦楽セッションだと、課題曲が毎回オール新曲になるので、参加するイコール曲を覚えなければならない。
でも、そうやっていくことにより、耳コピ力とか、演奏力がアップするかもしれないよね。
よーし、もうちょっと頑張ってみよう。

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グレッグ・レイク死去

2016年12月10日 | 音楽
今年は年始早々からロックレジェンドの訃報が相次いだが、師走の時期になってまたしてもイヤなニュースが飛び込んできた。
英国プログレッシブロックの重鎮、グレッグ・レイクが亡くなったという知らせだ。
レイクといえば、プログレというジャンルを確立した張本人の一人で、キング・クリムゾンやエマーソン・レイク&パーマーのメンバーとして、ロック史に残るような名盤をいくつも世に送り出している。

僕がレイクを知ったときはすでにエマーソン・レイク&パーマー(以下ELPと略)は解散していて、ゲイリー・ムーアやTOTOのメンバーとグレッグ・レイク・バンドをやっていた。
この時のアルバムは僕のお気に入りで、当時は彼がプログレ界で有名な人だなんて知らずに聴いていた。
その後、エイジアに加入して来日しており、そのときの模様は日米同時生中継「ASIA in ASIA」というイベントを武道館で行っている。
僕はエイジアが大好きだったので、そこへレイクが加入したらきっとすごいアルバムを発表するだろう、と期待してたんだけど、すぐに脱退してキース・エマーソン、コージー・パウエルとEL&パウエルを結成する。
僕はEL&パウエルも好きで、もっと評価されるべきだと思ってるんだけど、ついに3人ともあの世に行ってしまったんだなぁ。
余談だけど、もしレイクがエイジアとして3枚目のアルバムを作っていたら、もっといいアルバムになっていたと思う。
武道館のライブをみると、よりプログレ色が強くなり(メンバーが完全にELP+イエスだし)、ポップス側に振りすぎたサウンドを修正したんじゃないかな。



レイクのキャリアを振り返ると、改めてスゴイ人だと感じいる。
まずデビューがイキナリのキング・クリムゾン「クリムゾンキングの宮殿」である。
ベースを弾き、あの紳士的で威厳のある声で歌う。
もちろん、クリムゾンはロバート・フリップやイアン・マクドナルドの功績も大きいのだが、こと「宮殿」に関してはレイクなしではありえない内容だ。
セカンド・アルバム「ポセイドンのめざめ」はちょっと1枚目の二番煎じみたいだけど、曲は粒ぞろいで、表題曲のレイクのボーカルはやはり素晴らしい。



続いてELP。
ELPの功績の半分はエマーソンで、残り半分がレイクとパーマーみたいに思われてるけど、女性ファンは圧倒的にレイク派が多かったらしい。
そりゃあね、少女漫画から飛び出したような甘いマスクと美声、超凄腕のベース、と来たらそうなるでしょう。
で、実はレイクはギターの腕も相当なもので、一説ではロバート・フリップとタメを張るほどだという。
ここでクラシック組曲「展覧会の絵」より「賢人」。
僕は一昨年、これを完コピしようとして必死に練習したけど、いざYoutubeにアップしようとしたら、ミス連発でついには断念した。
その後、ご存じのようにバッハとかスティーブ・ハウの曲とかアップしたけど、レイクのこれはそれよりも難しいのだ。
そしてこの曲、ギター弾き語りなのに、しっかりプログレッシブロックになってるのがスゴイ。
レイクにかかれば、ギター1本でもプログレを成立させてしまうのだった。



というわけで、グレッグ・レイクさんのご冥福をお祈りいたします。



第8回フォリナーセッション

2016年12月04日 | ギター
昨日は8回目になるフォリナーセッションに参加してきた。
昨年は不参加だったので2年ぶりだ。

当初の予定では、日本の2大フォリナーコピバンであるFOREFINGERとURGENTのジョイントライブとセッションという構成で進められるはずだった。
それが、いろいろあってコピバンライブがなくなり、今まで通りセッションのみとなったのだが、今度は参加者の都合がなかなか合わず、いつものライブハウスでの開催は難しくなり、結局梅田のMIスタジオでのセッションとなった。
僕はこのセッションの常連といえるのだけど、参加人数が少ないわりに、初めて顔を合わせる人も数人いて、新鮮でよかったと思う。

今回はスタジオでのセッションということで、全体的にゆるい雰囲気で和やかに出来たと思う。
僕は調子にのって、今までで最多の9曲に参加。
もちろん、そんなに完璧には出来ないんだけど、まあまあ最悪ではなかったはずだ(笑)

セットリスト (赤文字は参加曲)(アンダーラインのある曲は動画あり)

1. Feels Like The First Time
2. Double Vision
3. Seventeen
4. Cold As Ice
5. Say You Will
6. Blue Morning Blue Day
7. Long,Long Way From Home
8. Hot Blooded
9. Dirty White Boy
10.Head Games
11.Love On The Telephone
12.Can't Slow Down
13.Night Life
14.Jukebox Hero

セッション終了後は梅田で打ち上げ。
何度もこのセッションに参加してるけど、打ち上げは初めてである。
普段、なかなかおしゃべりできない人とワイワイ騒げるのはとても楽しい。
なんだかんだいっても、セッションは楽しいな。



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日本人は時間にルーズ

2016年12月03日 | 日常
よく外国と比較して日本人は時間に正確だとか厳しいとか言われることがあるけど、反面「日本人は時間にルーズ」という意見も多い。
それは、スタート時間については世界一厳しいけれど、終わる時間については世界一ルーズ、ということだ。

正確にいうと、趣味など個人のことについてはわりと終了時間も守られるけど、こと仕事に関してはどこまでもルーズだ。

例えば、バンド練習のためにスタジオを12時から15時まで予約を取ってあるとする。
この場合、12時までにバンドメンバーは全員集まり、12時からスタジオに入ることが出来る場合がほとんどだ。
そして、終了の15時の10分前には練習を終了し、後片付けに入る。
そして終了時間までにスタジオを退出するのがマナー、というより常識だろう。
この理屈からいくと、会社が9時から17時だった場合、9時前に会社前に集まり、9時になったら会社に入ってPCをつけたり準備をしたりする。
そして、17時までに帰る準備を済ませて、時間までに退社しなければならない。
しかし、実際にはそんな会社はほとんどないと思われる。

いや、スタジオは予約時間まで先客がいるし、終了後は次の客が待っている。しかし会社はそんなことはない、だから比較はおかしいという意見もあるだろう。
実際、スタジオでも、先客がいない場合、少し早めに入って準備をしていても咎められることがない場合もある(場所によります)。
じゃあ、スタート時間は少々フェイントしてもよいとしよう。
では終了時間は?
終了時間をオーバーすると、次の客の時間を奪うことになり、迷惑をかける。
会社の場合、誰にも迷惑をかけないではないか?
いやいやいや、迷惑をかけてるでしょう。
個の時間、私の時間を奪ってるじゃないか。
時間にルーズなことによって、家族のだんらんであったり、趣味の時間であったり、夕飯の買い物の時間が減るじゃないか。

日本の会社は、終了時間にルーズであればあるほど、評価される。
スタート時間は1分でも遅れたら遅刻として叱咤されるけど、終了時間は正確であるより、ルーズであればあるほどよい。
ただし、私要素の強い休憩時間は、きっちり終了が守られる。
公より私を優先することは悪で、公のために私を犠牲にするのが美徳とされる。
それはもはや日本の文化なので、なかなか変えることは困難だろう。
しかし、いいかげん、「日本人は時間に正確」という認識は改めたほうがいいと思う。

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