風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

本音?

2013-06-09 | 日常

こんな酒造会社の広告(新聞の写真)を載せてすみません。
断っておきますが、この会社の商品の宣伝を手伝うつもりでやったんではないですよ。
FB(フェイスブック)でちょっと話題?になっていて、わたしのFBにもシェア(貼付け)したものです。

それにしても、憲法論議が盛んな昨今に、こんな広告を思いついた方(社長か広告担当者か)の発想力と言おうか、頭の柔軟さ(じゃなく、硬さ?)に〝じぇ、じぇ、じぇ〟です。

「酒を酌み交わしニッポンを語ってみる そんな刻(じかん)、時には・・・いいかも」って、なんと洒落た言い方なんだろう。酒を飲まなくても、この言葉に酔いそうだよ。

ヨーロッパでは日常的にバーなど、酒場で知らないお客どうしが自分の政治的な主張を述べ合い、それを肴に酒を酌み交わすのは当たり前だと聞く。
それに比べて、日本の酒場(居酒屋やスナックなど)での政治論議はどうか。知っている者どうしが部屋の中で政治の話をすることがあっても、居酒屋やスナックなどは、知らない客が集まる場所での「政治話はタブー」ということになっている。少し酔っても、そこのところの自己規制は忘れないお客が多いようだ。

「お上に楯突くようなことを、大きな声で言ってはならない」という、「専制支配」時代の意識構造が未だに生きているのではないだろうかとさえ思ってしまう。難しい言い方をすれば、日本の民主主義の「未成熟」とか「後進性」ということになるのかも。

話しがえらく難しくなってきてすみません。
要するに、このキャッチフレーズをわたし流に解釈すれば〝酒を飲めば本音が出るでしょう。今のニッポンを本音で語り合う必要があるのではないですか〟と言いたかったのがこの会社の本音だと思います。
もちろん、これを「宣伝効果をねらっただけや」という人もおられます。どちらが本当かはわかりません。

ただ、アベノミクスのこと、原発のこと、橋下暴言のこと、憲法のことなど、今のニッポンには我々が本音で語り合わなければならないことが多くあります。
酒を飲んでも、飲まなくても、ジュースでもいいですが〝本音の語り合い〟で、7月の参院選では〝本音の選択〟をしましょう。