勤務先の用事が終わって、18きっぷ5回目(最後)を使って、帰京した。
前回の記事でJR東日本のダイヤの乱れぶりを指摘したが、今回のJR東海はすんなり帰りたい。
ところが、今日の午後から東海地方に線状降水帯ができるという予報なので、在来線は新幹線よりも早めに「運転見合わせ」になるため、いつもより1時間早めに乗ることにした。
そしたら、早速、名古屋9:31発の快速豊橋行きが8分の遅刻。
といっても雨のためではなく、沿線火災のため。
途中すごい雨に遭ったが、電車は無事に豊橋に着いた。
乗り換えて浜松まで行き、浜松から興津行きに乗る。
私のようにずっと先まで乗り続ける18きっぱーは、手前の島田で降りて、島田発の熱海行きに乗り換える。
終点の興津で乗り換えるよりも、発駅で乗れば座席が確保できるから(間の静岡駅で混む)。
島田に着く手前で、東海道線が接触事故のため富士—沼津間が不通になっていることを知った。
ただ、その区間はまだずっと先なので、島田で降りて支障なかろうと楽観して、幾多の18きっぱーたちと一緒に島田で降りた。
すると予定していた熱海行きは、運休になっていた。
仕方なしに10分ほど待って、次の興津行きに乗った。
これなら、先の興津行きに乗っていた方がよかった。
こうして走っている運行便もダイヤに遅れを出している。
ふたたびネットで18きっぱー用の運行案内(ジョルダン乗換案内)をチェックし、その指示通り、静岡で降りて、始発の三島行きに乗り、さらに富士で下車して、ここ始発の熱海行きに乗る、つもりで、富士で降りた。
不通区間がなくなったとの案内に安心したためである。
だが静岡県のダイヤは甘くはなかった。
またしても、富士始発熱海行きは運休(こういう情報は当駅で降りないと得られない)。
降りずに終点の三島まで行った方がよかったと悔やんでも後の祭り。
仕方なく次に来た沼津行きに乗り、沼津発三島行きという1駅分だけの変則的な便に乗って、三島で遅れてきた熱海行きに乗って、熱海でやっとJR東の遅れていない便に乗った。
ダイヤが乱れていると、間引き運転がなされる。
そして(特に地方は)便によって行き先が異なる。
なので、こういう時は、目的地到達の確率を少しでも上げるために、行けるところまで行ったほうがいい(行った先で臨時便が出ることもあるし)。
と、本来は心に決めていたはずなのだが、
今回は、「不通区間でないから」あるいは「不通が解消したから」という思い(=正常性バイアス)が判断を甘くした(長時間乗車なので座席の確保を優先したかったことも)。
今一度、心に刻もう。
非常時は、行けるところまで行くべし、と。