●傘をもたずにアキバへ
東京に帰ったら雨が降っていたが、実家で一段落していると雨はやんだ。
アキバに行こうと思って、傘をもっていくべきか迷った。
ネットの「東京アメッシュ」で都心(含実家)の気象レーダー観測を確認したら、降水を示す上空のエコーは見当たらない(多摩地域にはあったがそれが都心に来るには時間がかかりそう)。
広域でみても関東の西には降水エコーは存在しなかった。
以上の結果から、雨は上がるものと判断して、傘を持たずに山手線に乗った。
だが5つめの駅「秋葉原」に着いたら外はすでに雨。といっても霧雨状だが、傘をささないと濡れるほど。しばらく雨宿りしたが、いっこうにやまない。
私以外の人は傘を差して歩いている。
幸い、雨の中傘を持たずに雨宿りをしている男が実は気象予報士だ知る者はいない。
あきらめて電気街で安い傘を買った。
●アキバの雨を分析
家に戻ってネットで気象レーダー観測の経時変化を確認すると、私が家を出た10分後突然都心にエコーが出た。
しかし秋葉のある千代田・文京のみにかかっており、南の港区にはない。
非常に小さい雨域だ。また霧雨状なので雨量としても1時間に1ミリいくかどうかの境目。
実は1時間に1ミリに満たない降水は「雨」として観測も予想もされないのだ。
地域的・量的に判断の境目にある降水現象を予測する難しさを痛感した。
問題は、なぜ急に都心に小規模のエコーが出現したかだ。
気象庁サイトのアメダスの観測値を確認すると、14時と16時以降は、東京湾からの湿った風が都心部で収束(大手町が強く、練馬で弱い)している。その間の15時だけは収束していない(この時雨はやんでいた)。つまり湿気を含んだ風の収束によって都心で降水雲が発生したことがわかった。
●地点の予報は難しい
このようにローカルな気象予報は、都道府県レベルのおおざっぱな天気予報では説明できないのだ。
まぁ、ローカルな天気予報としては、たとえエコーがなくても、雨が降りそうな雲の存在と相対湿度が80%以上を示すなら、降水に対処すべきだったな。反省。
東京に帰ったら雨が降っていたが、実家で一段落していると雨はやんだ。
アキバに行こうと思って、傘をもっていくべきか迷った。
ネットの「東京アメッシュ」で都心(含実家)の気象レーダー観測を確認したら、降水を示す上空のエコーは見当たらない(多摩地域にはあったがそれが都心に来るには時間がかかりそう)。
広域でみても関東の西には降水エコーは存在しなかった。
以上の結果から、雨は上がるものと判断して、傘を持たずに山手線に乗った。
だが5つめの駅「秋葉原」に着いたら外はすでに雨。といっても霧雨状だが、傘をささないと濡れるほど。しばらく雨宿りしたが、いっこうにやまない。
私以外の人は傘を差して歩いている。
幸い、雨の中傘を持たずに雨宿りをしている男が実は気象予報士だ知る者はいない。
あきらめて電気街で安い傘を買った。
●アキバの雨を分析
家に戻ってネットで気象レーダー観測の経時変化を確認すると、私が家を出た10分後突然都心にエコーが出た。
しかし秋葉のある千代田・文京のみにかかっており、南の港区にはない。
非常に小さい雨域だ。また霧雨状なので雨量としても1時間に1ミリいくかどうかの境目。
実は1時間に1ミリに満たない降水は「雨」として観測も予想もされないのだ。
地域的・量的に判断の境目にある降水現象を予測する難しさを痛感した。
問題は、なぜ急に都心に小規模のエコーが出現したかだ。
気象庁サイトのアメダスの観測値を確認すると、14時と16時以降は、東京湾からの湿った風が都心部で収束(大手町が強く、練馬で弱い)している。その間の15時だけは収束していない(この時雨はやんでいた)。つまり湿気を含んだ風の収束によって都心で降水雲が発生したことがわかった。
●地点の予報は難しい
このようにローカルな気象予報は、都道府県レベルのおおざっぱな天気予報では説明できないのだ。
まぁ、ローカルな天気予報としては、たとえエコーがなくても、雨が降りそうな雲の存在と相対湿度が80%以上を示すなら、降水に対処すべきだったな。反省。