私が”究極のアイテム”と認定した「トートリュック」(リュックになるトートバッグ)。
その長所については、その記事で述べたが、夏になってリュックと共通した欠点が露呈した。
背中が蒸れるのである。
いや蒸れるどころか、背中が汗でびしょびしょになる。
これはリュックが背中と密着し、しかも背中は本来その広い面を利用して発汗による体温調整の場になっているため、密着面が汗でべっとり濡れるためである。
登山をやっていた時は、この欠点といつも直面していた。
登山中の休憩後、濡れた背中に塗れたリュックを背負う時のあの不快な冷たさ。
登山中の不快な背中の熱さと合わせて、リュックを背負った時の背中は、登山中に感じる不快の双璧をともに経験する。
最近の登山用リュックはその点が配慮され、素材と形状で背中のベトついた密着を軽減してくれている。
ところが、街用のトートリュックは、リュック部分が付け足しである製品が多いのでそのような配慮がまったくない。
そこで、この問題を解決するアイテムが別途必要になる。
それは、リュックと背中の間に挟むメッシュの板状アイテムで、しかもUSB給電で作動するファンがついている。
メッシュ状の挟むアイテムは登山用としてすでに存在していたが、それにファンがついて強制的に風を通す製品は、さすが、秋葉のサンコーレアモノショップならでは。
もちろん外付けバッテリが必要だが、4000 mAhほどのコンパクトなもの(1000円ほど)で充分。
本体のUSBケーブルとの位置関係で、バッテリはズボンの右ポケットに入る。
ファンの回転が必要ない電車内などではポケット内でケーブルを抜けばいい。
ファンを回さなくても、メッシュ板が強制的にリュックとの間に空間をつくっているので、それだけで通気性は確保される。
ただ、通気性は確保されても、背中は上述したように本来的に汗が出る場なので、背中の汗を0にするほどではない。
それだから、ファンの向きを上向きに固定するのではなく、背中側に向けてくれたらなお良かったのに。
この商品2980円で、取り付けも汎用なので、私が持っているすべてのトートリュックに装着できる。
東京用と名古屋用と2つ買った。
→サンコーレアモノショップ:リンク貼っとくけど、今日の時点で商品が見当たらない。完売したかな。