今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

健康診断に臨む

2024年09月13日 | 健康

年に一度とても神妙になる日がある。
それは職場の健康診断の日。

日頃の不摂生がこの日の検査で明らかになってしまうから。
なにしろ客観的な数値として出るので弁解の余地がない。

なので、数値がボーダーラインを超えないよう、数日前からこの日をめざして急ごしらえの摂生に取り組む。

まずは食べる量を控え、特に揚げ物を避ける。
そして、腹筋運動などをやったりする。
体重を下げ、さらに腹囲を減らすためだ。
体重が下ることは、まずは脂肪が減ることを意味する。
腹囲に響く内臓脂肪はつきやすいが減りやすいともいう。
腹筋運動は脂肪を減らすためではなく、筋肉をつけることで筋収縮が増して腹が引き締まることを期待して。

さらに今回は内臓脂肪を減らす漢方の「防風通聖散」を服用。

そして、2日前から、アルコール摂取を全面的に控える。
肝臓の数値(γGTP)対策のため。
この時期、夕食に冷たい(第3の)ビールが欠かせないが、この2日だけは、ノンアルビールで代替(結構満足)。
寝酒も禁止で、冷水で我慢する。

さて当日。
体重は努力の成果が実った!
ただなぜが身長まで下ってしまって、これ以上下ると四捨五入して㎝が減る。
降圧剤のおかげで、血圧測定は難なくパス。
一通り終わって、あとは血液検査の結果待ち。

これでまた一年間、好きな物を食べ、酒を味わう日々を過せるのが嬉しい。


背中の痛み

2024年05月11日 | 健康

帰京して、国会図書館の帰りに御徒町に買い物に立ち寄ったら、背中に背負っていたいバッグの重みに背中が悲鳴をあげているような痛みに見舞われ、仕方なしにリュックを外して肩掛けにした。

図書館通いの装備として15インチのノートパソコンとそれを卓上に設置する装備一式に本一冊と、それなりに重いが、いつものもの装備なので、今日に限って重いわけではない。

そもそも長年登山をやっていた我が身からして、この程度の荷物に耐えられないわけがない。

しかも今日の往きはなんともなかった。

痛いのは、リュックが当たる背中部分で、肩ではなく、腰でもない。

しかも皮膚や筋肉のような表面近くではなく、痛いのは背中の内部。

といっても、呼吸は問題ないので、肺や肋骨ではない。

先日何気なくチェックした「膵臓がん」の兆候に「背中の痛み」というものがあったのを思い出した。
ただ膵臓ならもう少し下で脇腹に近い位置のはず。

あまりの痛みに、電車内でも座席にうずくまり(リュックは床に置いている)、駅のベンチに腰掛けて休む。
なんとか帰宅して、そのままベッドに倒れ込む。

ただ横になっても痛みが取れない。
ずっとこの痛みと付き合っていくのは嫌だな。

いつの間にか一眠りして夕方になったら、少し痛みが軽くなった。
風呂に入って、背中を温めると、だいぶ楽になった。
実は明日は山に行こうか思っていたのだが、この背中に荷を背負うのが心配なので中止する。

少し前は両肩が痛かったが、今度は背中。
いずれも原因不明。
こういう原因不明の痛みって、霊障っぽい気がしてならない(私の方から扉を開けているから)。

追記:翌朝、痛みはすっかり癒えていた。結局霊障ですらなく、リュックの重みに耐えられなかった以外の何物でもなかったようだ。


謎の肩の痛み

2024年04月21日 | 健康

実は、3月あたりからずっと、両肩の原因不明の痛みに襲われていた。

いわゆる五十肩のような関節部の痛みではなく、そこから離れた筋肉の痛みだ。
それなら筋肉の使いすぎによるもののはずだが、両肩の筋肉を酷使した覚えがない。

まずは消炎鎮痛剤を塗ったが効かないので、より確実にと両肩に湿布を貼った。
すると一晩で湿布下の皮膚がただれてしまい(今までこんなことはなかった)、
触ると出血までするようになった。

その間も痛みは治らず、両腕が肩から上にあがらない状態。

一番困るのは原因不明な事で、当時読んでいた本の影響で、これは”生き霊”の仕業かと疑う。
ただ人から恨まれる筋合いもその相手も思い浮かばない(基本、他者と距離をとっているので)。

当時、あちこちの寺社や史跡を巡っていたので、現地の死霊や地縛霊も疑ったが、それらの地ではきちんと敬意を込めて参拝している(しかも彼らにはそのような力はないらしい)。
また”心霊スポット”に足を運んでもいない。

唯一思い当たるとすれば、”霊が見える”現象の図入り論文が発刊されたタイミングと一致するのだが、それなら目撃現場を歩き回った昨年の方が憑かれていいはず。

かように”霊障”と解釈することも難しい
※:これに加えて左足首の上に出血した傷があることに最近気づいた。いわゆる”カマイタチ”とは傷口の状態が違うが、これも心当たりがない(ズボンの中の部分なので外から切られることは考えにくい。

幸い、最近になって、やっと痛みが引き始め、肩も動くようになった。


無自覚症状の健康管理

2024年03月09日 | 健康

漫画・アニメ業界での思わぬ訃報が続いているが、
いずれも60歳代(平均寿命以下)で、結構急死に近い。

まずこの業界の人は自営業だから、職場の健康診断がないため、
自発的に検診を受ける能動性が必要。

でも、仕事が忙しく、しかもどこにも自覚症状がないと、
あえてクリニックに足を運ぶ気持ちにならないだろう。

それが怖い、命取りになる。
我慢できないくらいの症状に見舞われた時は、もう手遅れなのだ。

さらに職場の健康診断だけで安心というわけでもない。

命や生活に関わるが自覚症状のない病気があり、最低限それらを定期的にチェックしよう。

まず、肺のレントゲン、血液による血糖値や肝臓機能、尿による腎臓機能は、
年一回の健康診断でOK
※:肺がんのチェックをきちんとしたい場合はこれでは足りない(進行が速いから)。


年一回で足りないのは、まずは血圧
これは自宅で、週一回は測定する(手首の簡易なタイプでOK)。
高血圧は自覚できないので、こうやって測って知るしかない(全てにおいて、計測が基本)。
これを怠って放置すると、いずれ脳か心臓の血管が破れる(該当例に事欠かない)。


次に半年に一度の頻度で、歯医者に行く(近所に複数あるでしょ)。
虫歯でなければ用はない、というのは子供時代の話。

いい歳になり、これからも自分の歯で食事をしたいなら、
半年ごとに歯石を除去しに行き、歯周病のチェックもしてもらう。

歯石は自宅の歯ブラシでは落ちないので、放置すると溜まる一方。
ある年、半年後に行かずに、1年ぶりに行ったら、
歯のエナメル部分(特に表側)にはついていなかったが(見た目には問題なし)、
歯茎(特に裏側)に歯石がぎっしりついていた。

歯石は細菌の巣であり、これが歯茎に溜まると歯周病となる。
無自覚の歯周病は、歯茎を弱くするだけでなく、全身の病につながる(梗塞や糖尿病など)。
言い換えると、近所に複数ある歯医者(デンダル・クリニック)から”かかりつけ”を選ぶのに、こういう基礎的ケアに対する取り組み姿勢を確認するといい。

私は昨日で春のチェックが終わったので、次は半年後だ。
その間の日常のケアは、歯ブラシによる歯磨き以外に、
歯間ブラシによる掃除も毎晩欠かさない。
歯茎のマッサージなどは特にしなくていいらしい。


それから私は4ヶ月ごとに眼科に行って、眼圧をチェックしている(目薬で治療中)。
眼圧が高まると緑内障になり、
緑内障は失明をもたらす。

最近はテレビCMで眼圧チェックが勧められている。
眼圧もまったく自覚症状がないので、私もお勧めする。
視野欠損の自覚症状が出た時は緑内障が進行した結果で手遅れ。

ついでに日常でも眼圧が高くなる状態を避けること。
うつ伏せ寝、眼球のマッサージ、そして床屋での前屈み姿勢の洗髪など。
私の散髪は美容室なので洗髪は仰向け姿勢。
なお、蒸しタオルなどで目を温めるのは良いそうだ。


毎年でなく数年に一度でいいのは、大腸内視鏡検査
胃は健康診断でもレントゲンをバシバシ撮る検診があるが、
私はそれをしないで(不要にX線を浴びない)、クリニックで胃カメラを呑む。
胃カメラはそれなりに辛いが、通路となる食道も検査されるので、
胃がんだけでなく食道がんのチェックにもなる。

大腸の内視鏡は、それ自体は辛くないが、数日前から準備として大腸内を空にすることが必要。
でも大腸がんの元であるポリープをその場で切除されるので受け甲斐がある。

これらの”がん”もごく初期は自覚症状がないし、検査の段階で処置される(しかも居住自治体によっては高齢者は無料)。

自分が運転する車も、二年に一回は車検はもちろん年に一回は定期点検をしているし、
車のキーを入れた段階でいつもチェック項目が表示される。
自分の体も、毎日の自覚点検以外にすべきことがあるわけだ。


風邪ひいてた

2024年02月24日 | 健康

実はここ数日、風邪をひいていてずっと調子悪かった。

ただし発熱はなかったので、インフルエンザでも新型コロナでもないと思う。
ひいたきっかけが、あの暑い20日(火曜)の夜明け前の晩、あまりに暑くて布団をはいで寝てしまって、それで朝起きたら風邪をひいていたという、私によくあるパターン(従来の風邪=旧型コロナ)。
つまりここ数日の寒気に襲われる前日に風邪をひき、寒気の最中はほぼ自宅で安静にしていた。

21日は元々自宅で予定していた確定申告を済ませたが、22日になって症状が重くなった。

熱はないものの、体の節々が痛く、しかも免疫力が下がったせいだろう、自分の体に潜在しているヘルペスウイルスが活動しだして、夜中に、腹部に刺すような痛みが直線状に走り(帯状疱疹!)、そのたびにうめき声を発した。
尤も帯状疱疹については、対処法がわかっていて、腹部の温湿布でウイルスを黙らせた(以来痛みはない)。

本日、久々に元気になったので、国会図書館に行ったが、外に出るとここ数日居座っている寒気が身に沁みた。
幸い3連休中なので、ここは遊びに行かずに、家でおとなしくしていよう。


正月痩せ

2024年01月05日 | 健康

正月三が日は、外出もせずに、昼間からおせち料理を肴にダラダラと酒を飲んだ。
しかも夜は映画鑑賞しながら、この時期だけ解禁している湖池屋の「のり塩」の大盛りサイズ(180g)をバクバク食べる生活。
すなわち、運動しないで飲み食い三昧した結果、5日に久々に体重計に乗ったら、体重はなんと0.3kg減少していた。
”正月太り”どころか、その逆の正月痩せになった。

その一番の原因は、餅を極力少なくしたためだろう。
おせちの締めの雑煮は毎回餅1個。
夕食は食欲ないので、やはり磯辺焼きの餅1個とおかず。

たらふく食べたおせちは、タンパク質(しかも魚介)中心で、あとは私が好きな煮染め(野菜)ばかり。
すなわち、満腹感を得たものの、実に糖質制限的だった(ポテトチップスを含んでも)。

もっとも、運動不足がたたって、筋肉量だけでなく骨量までも減少し、内臓脂肪はやや増えた。

生活的には”だらけた三が日”だったが、悪影響はなかったようだ。


インフルエンザ予防接種2023

2023年11月11日 | 健康

インフルエンザ患者が急増しているらしい。
すでに治療薬が不足気味だという。

周囲を見る限り、新型コロナは弱毒化してほとんど怖くないが、
インフルエンザは、3年前の元日に頭痛と高熱で苦しい思いをした(→「インフルエンザで寝正月」)。
※:実家の弟一家(夫婦と二人の姪)はコロナに感染・発症したが、ワクチンを6回打っている母と私は全く無縁。

先日、住民票のある区から、インフルエンザ無料予防接種の案内(問診票付き)が届いた。
2年前にも通知を元に予防接種を受けたが、その時は2500円だった(年齢が上がったために無料の対象になったのか)。
愛知の勤務先が忙しい時期で、週末帰省する東京での予約が曜日的に取りにくく、
とりわけ今年は、通院している馴染みのクリニックが改装閉院中なので、ますます予約しにくい状態だった。

だが、いつにない感染拡大に怖気づいて(この時期に感染したら仕事に差し支える)、せめて予約だけでも取っておきたいと思った。

近所の医院に詳しい母に相談したところ、私が行ったことのない近所のクリニックに母の知人の看護師がいて、その人から空いているとの話を聞いたという。

今朝、母が起き抜けにそこに行って直接問い合わせたら、今からでも接種可能だという。

急いで問診票を記入して、近所のそのクリニックに駆け込み、今母が問い合わせた者ですけどと言って問診票とマイナンバーカードを提示した。

それはバスしたのだが、医療機関は今でもマスク着用が求められていることを指摘された。

私は、今では日常的にはマスクを着用しておらず、この時もノーマスク。

家が近所なので取りに行きますと言いながら、着てきたベストのポケットをまさぐると、内ポケットに不織布マスクが入っていた。
いざという時のために、マスクを入れたおいたのを思い出したのだ。

その場でマスクをして、程なく、母の知人の看護師の注射を受けた。

今回の帰省時には数週間後の予約だけでもしておきたかったのだが、
こうして即日、しかも院内でほとんど待つことなく、予防接種を受けることができた(前回はクリニックで80分待った)。→前回記事

帰宅して、あちこちのカバンに不織布マスクを入れた。


2日間の断酒生活

2023年09月15日 | 健康

本日、職場の健康診断を迎えるにあたって、2日間の断酒を敢行。
検査でのγGTPの値と体重(酒と一緒にスナック菓子を食べるから)を減らすのが狙い。

言い換えれば、私の生活の最も不健康な部分がこの毎晩寝る前の”酒とつまみ”だ。

元々この悪習は、寝付けない苦しさの解消から始まった。
なんと大学生の時以来続いている。

つまみを食べるのは、酒だけ摂取するより健康的だと思ったからだが、実際にはつまみを食べると摂食中枢が活性化して飲酒量が増え、それがまたつまみの量も増えるという相乗効果(悪循環)になるのは事実。

ただ、飲酒量も食事量も一定以上には増やさない自制は働いているので、アルコール依存にも肥満にもならず、結果的に健康は損ねていない。
※:毎日摂取しても生活・身体に不都合がなければ、「依存」ではなく行動上の「常用」。私は酒以外に、コーヒーや複数のサプリを「常用」している。

また、飲食してそのまま寝落ちするので、口内環境にも良くないはずなのだが、半年ごとの自発的な歯科検診では、歯周病も虫歯もなく(過去にあったが治療済み)、歯もしっかり磨かれているという。

飲酒習慣は、高血圧にはよくないが、善玉コレステロール(HDL)を増やす効果は実際にある(医学的にも確認済み)。
※:私の高血圧は本態性で家族由来のもの。飲酒習慣のない母・祖母も高血圧。

あとアルコール度数(濃度)は抑えているので、食道や胃の壁に損傷を与えず、実際、数年おきの胃カメラで無傷を確認している。

一番気になるのはアルコール代謝を受け持つ肝臓の機能で、γGTPが一定以上高いと禁酒が言い渡されるので、そうならないよう努めているわけだ。

本日の健康診断で、体重と腹囲は昨年度より減少。
血液検査の結果はまだ先だが、少なくとも2日間の断酒による効果は出ているようだ。

ちなみに、いつもと違うこの二日間、入浴後の夕食時の発泡酒の代わりにノンアルコールビールで代用したが、ビール特有の苦い爽快感は得られるので、不満はない。

寝酒(+つまみと映画鑑賞)の代わりについては、読書によって眠気を誘うことで睡眠に誘導できた。
本当は、読書で睡眠に誘う方が研究者としても望ましいのはわかっている。

だが、生活者として、1日の終わりを”楽しみ”の時間で締めくくれなくなるのは、なんかつまらない。
やはり、オンオフのメリハリがついた生活が、少なくとも”精神的”なストレス解放になっていると思う。


ノコギリヤシと相性が悪い?

2023年07月10日 | 健康

二週連続の日曜出勤となった期間は、自分の心(システム1)のコンディションが悪く、記事に示した以外にもポカの連続で、さらに夏風邪を引いて体のコンディションも悪かった。
悪かったのは私だけでなく、勤務先も朝から突如停電(冷房もネットも×)となってその日は終日休講になった。

その間も、進めるべき業務を進めなくてはならず、さらに急きょ補講の段取りに取り組む。

こういう時は、おとなしくして、余計なをことをせず、むしろ原因となりそうなことを排除するよう心がける。

自分の心のコンディションの悪化は、新たに摂りはじめたノコギリヤシのサプリ(550mgを1日4粒)とタイミングが合っているので、その摂取を取りやめた。

ノコギリヤシは前立腺や頻尿にいいというので(そのへんの事情が気になっていたため)積極的に摂りはじめたのだが、高血圧の副作用があり、たしかに血圧が(降圧剤を摂取しているのに)高くなった。

高血圧=交感神経興奮状態によってシステム1の精度が落ちたとも考えられる。

以前、イチョウ葉エキス摂取時に記憶が飛ぶことがあった。
サプリにも相性があるようだ。


緑内障に向っている

2023年06月26日 | 健康

定期的に通っている眼科で、久しぶりに視野検査を受けたら、左目(利き目)の視野が中心部付近でかなり狭くなっていて、また網膜の視神経の分布もかなり減少しているという結果が出た。
実際、今年に入って眼鏡を作りかえた時、眼鏡店での検査でも左目がかなり不安定だ(レンズを合わせることが難しい)と言われた。

緑内障への道を進んでいるということだ。

緑内障は高い眼圧が原因。

なので眼圧コントロールを強化するため、点眼薬が増やされた。

明らかに視野がぼやける白内障と違い、緑内障なかなり進行するまでは自覚症状がない。
そして自覚した頃は失明の一歩手前。

なので、こうして検査を受けてはじめてその発症がわかる。
ガン検診と同じく、見つかったらラッキーと思えということだ。


日本酒をチェイサーで飲む

2023年06月05日 | 健康

私にとって酒は人生の”友”だが、度を越すととんでもない悪友になるのでそれなりに距離をおいてつきあいたい。

つきあう頻度は”毎日”なので、総量を抑える必要がある。
飲料の総量ではなくアルコールの総量。

これについて2つの方法を実践することにした。

ひとつは、前の記事でも書いたように、昼間のビールをできるだけノンアルコールタイプにする。
最近のノンアルコールタイプは、本当にビールの味に近づいたのでそれが可能になった。
すなわち、山などの運動の後や日帰り温泉での湯上がりの一杯をビールでなく、ノンアルコールにすれば、ドライブ中でもビールを飲んだ爽快感を味わえる。

もうひとつは、10度超えの日本酒・ワインをチェイサーで飲む。
チェイサーは、高濃度のウイスキーと交互に飲むための水だが、もともと25度の焼酎ですらストレートで飲まず、数倍に薄める私は、強い酒をそのまま飲む選択肢はない。
※:強いアルコールは食道と胃の表面を痛め、特に食道がんの原因になる。

ビールなどの5度程度の酒はそのまま飲むが、問題は中間の10度代の日本酒やワイン。
これらの酒は氷を入れてロックにして飲んでいたが、味が薄まる割りに度数は薄まらない感じ。
ちなみに、古代ギリシャからワインを水で薄めて飲むのは普通に行なわれ、姉のイタリア側の姻族もワインをアクア(硬水)で薄めて飲んでいた。

酒としてきちんと味わいたいが、アルコール摂取量を抑えるには、このレベルの酒でもチェイサー併用がいいという結論になった。
とりわけ日本酒は、そもそも”旨い水”の極致といえるだけに、水と交互に飲んでも全然違和感なく、本日の温泉宿で晩酌を1合飲む間に水はグラス3杯飲んだ。
今までだったら酒を追加注文していたところだが、それをせずに済んだ。
日本酒を水で4倍に薄めるより、よい飲み方だと思う。


台風接近”前”に悪化する気象病

2023年06月02日 | 健康

気象病、すなわち天気の変化によって発生する体の不調は、天気の変化、とりわけ気圧の変化度に対応すると思われていた。

ところが実際には、台風接近時などの気圧が大きく降下する半日前に症状が重くなる人が多いようだ。

なので、気象病の人は、天気の変化を”前もって”感じることができ、天気予報より正確だ、と言われたりする。

論理的には、環境の変化度が身体ストレスとなり、身体症状の重さに比例すると考えて不思議はない。

ところが、現実(データ的)には、急激な変化前のある種の安定期に症状が出て、しかも変化時よりも重い。

「天気痛」(気象病の下位概念)の研究者・佐藤純氏によると、患者は、大きな気圧変動ではなく、0.5hPa程度の「微気圧変動」で症状が出るという。
すなわち、変動の大きさよりも変動のスピードが問題らしい。

気象病は内耳の気圧センサーである前庭神経が発生元と言われていて、症状は乗り物酔い的で、また乗物酔い止めの薬が有効だという。
確かに、乗り物酔いも、大きいカーブより、細かいカーブの連続の方がなりやすい気がする。

「環境の変化がストレッサーとなる」という命題だと、変化量がストレスの度合いに比例すると考えがちだが、変化量よりも変化速度に適応するほうが辛いのかもしれない。

ただ微気圧変動は、天候悪化でなくても日常的にあっておかしくない。

気象病で苦しむ同僚は、自分のいる場所の天気よりもっと広範囲の天気変動に反応するという。
すなわち、ピンポイントでの変化というより、その地を囲む大気場の変化に反応するということ。
これは地上天気図よりも、その変化の原因を示す上空5000m付近(500hPa)の高層天気図に対応しているようなものだ(たとえば台風などの進路は、この場の気圧配置で予想される)。

微気圧変動の影響を緩和するには、ヘッドホンを着用し、ときたま口で息を吸うとどうだろう。
すなわち、外耳からの気圧変動を緩和し、耳管の圧を調整するのだ。


TFCCを損傷していた

2023年03月20日 | 健康

昨年末に高水三山に行った時(→年末の高水三山)、左脚の腸脛靭帯を庇うために、ずっとストックを右手に持って(左足が前に出る時、右手でストックを突くように)歩いた。

おかげで、左脚の腸脛靭帯は無事だったが、ストックを握っていた右手の手首が痛くなってしまった。
どうせ使い過ぎによる筋肉痛だろうと、数日すれば痛みが引くものと楽観していた。

ところが右手首の痛みは一向に引かず、痛いまま、とうとう3ヶ月を過ぎようとしている。
すなわち、この3ヶ月間のあちこちの温泉旅行や鎌倉や水戸の日帰り旅行中もずっと右手首が痛かった。
これはあまりに長すぎる。
単なる筋肉痛でないことは確かだ。
ただ手首を打ったり、捻ったりはしていないので(腫脹はなく)、思い当たる節がない。

私は左利きなので、書字や食事には支障ないが、世間は右利きを前提としたシステムになっているため、ドアの開閉等、生活動作として右手を使わないわけにはいかない(大事な物は左手で持ってるためでもある)。
そのたびに痛みを感じるため、もちろん手をこまねいておらず、湿布薬やマッサージ器、さらには手首用のサポーターもつけるが、一向に改善しない。

この春休み、眼科・循環器科・歯科・皮膚科と通って、身体を整えてきた。
残りはこの右手首。

というわけで、早速整形外科に行こうと思ったら、実家近所の整形外科は評判が芳しくない。
家族によれば、医師の応対に問題があり、患者を不快にするという。
そういえば名古屋宅近くの整形外科もそのような印象だった。
整形外科医の性格特性って、眼科・循環器科・歯科・皮膚科医などとは異なるのだろうか。
なので、医院選びは慎重にと、少々遠くても(家族とネットで)評判のいい医院にネット予約を入れた。

マスク着用が自己判断になっても、日本的常識として、医院に行くときはマスクをしていく。
実際、院内ではマスク着用が求められていた。

さて、そこでの超音波検査画像(真っ先にレントゲンを撮られるかと思ったら違った)を見ながらの診断は、TFCCの損傷という。
初めて聞く名前。
このTFCCとは、手元資料※によれば、三角繊維軟骨複合体(trianblar fibrocartirage complexs)という軟骨・靭帯・手根骨・尺骨を結合して安定化する組織のことで、症例は意外に多いという(捻挫だと思っていたら、数週間たっても全然痛みが引かない場合)。
ただしこの組織の存在は最近の知見のようで、古い頭の医師は知らない可能性があるという。
※:井尻慎一郎『痛いところが分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』創元社  この本を早く読んでおけばよかった。

ちゃんとした医院を選んでよかった。
痛みが早く治まるための注射を受け、(市販のサポータにはない) 「TFCC固定バンド」という添木のある専用サポーターを装着され、他にロキソプロフェンの湿布薬が処方された。
注射と湿布薬は抗炎症の対処療法なので、固定バンドで損傷部に力学的負荷を与えない(局部的安静)ようにして、自然治癒に任せるしかないわけだ。

ついでに昨日経験した、山の下りでの右膝痛について医師に質問すると、それは大腿四頭筋が硬くなっているためなので、下りに入る前すなわち山頂で、大腿四頭筋を伸展するストレッチをするといいとのこと(もちろん日頃のストレッチも)。
確かに、左脚の腸脛靭帯が山の下りで痛まなくなったのも、筋膜をほぐすマッサージ器を使ってからだ。

これからはきちんとストレッチを組み入れよう。


試練の66歳

2023年03月02日 | 健康

大川隆法氏が66歳で亡くなった
※:死因は脳梗塞とのこと。
先日、大動脈解離で亡くなった笑瓶氏も66歳。
私の身近な所では、昨年心臓病で亡くなった従兄弟が66歳。
さらに遡って、我が父も66歳で世を去った。

こう身近で66歳での死が続くと、恐ろしい気分になる。

私もその歳だから…。

統計的には、66歳での(男性)死亡率がとりわけ高いわけではないだろうが、たぶん、中年から老年への移行期に当たり、体が変質するタイミングだと思う。
そのタイミングでそれまでの負債が祟ってしまうのかも。
人生のヤマといえるこの一年、何とか無事に乗り越えたい。

ちなみに、この一年での私自身の健康チェック結果:
●年に一度の職場の健康診断で、血液検査・尿検査・心電図・胸部レントゲンを受け、概ね異状なし。
●定期的に通っている循環器・内科クリニックで降圧剤の服用を継続(血圧の正常値を維持)。
●定期的に通っている眼科で緑内障予防の目薬の服用を維持(眼圧の正常値を維持)。年に一度は視野検査。
●高コレステロール血症のための投薬開始→悪玉コレステロール値が劇的に下がり、善玉コレステロール値も上昇。
●胃の内視鏡検査を受け、ポリープはあるが良性なので放置。
●大腸の内視鏡検査を受け、ポリープが発生しているのでその場で切除(かように胃と大腸とでポリープの対応が異なる)
●半年ごとに歯科で、歯石除去、および虫歯・歯周病のチェック。
●その歯科で舌部の異状(舌がんの疑い)を指摘され、そこで紹介された大学病院の口腔外科で検査の結果、進行性でないと診断。
●皮膚科で、顔面のシミをレーザー治療。
●この歳になってから、それまで患っていた腸脛靭帯炎が山の下りで発症しなくなった。


大動脈解離を防ごう

2023年02月23日 | 健康

落語家笑福亭笑瓶さんが大動脈解離で急死した。
突然発症して、その場で帰らぬ人となる恐ろしい病気。
同年代である点で、また以下の動脈硬化系の疾患をもっている点で我が身につまされる。

この病気は、先天性でない場合は、動脈硬化系の問題、すなわち、高血圧・糖尿病・高脂血症など動脈を傷つける症状が遠因となる。
なので、まずはこれらの症状の改善が必要。

ところが、これらは無症状なので、検査によってしか判明しない。
ということは、定期的な検査をしない人(自由業、無職)は、それだけで危険度が高まっていると思ってよい。

もっとも高血圧は市販の血圧計で測れるが、そもそも日頃血圧計を使っている人は、すでに高血圧症と判明している人だろう。

私自身、これらと無関係ではない。
まず高血圧症で、ずっと降圧剤(バルタルサン+アゼルニジピン)を服用している。
いまだ降圧剤の”副作用”を喧伝する人がいるが(過去の降圧剤にはいろいろ問題があったようだが)、ちゃんと定期的にクリニックに通ってチェックをしており、副作用は全くない。
高血圧で恐ろしいのは、降圧剤を拒否して、自己流で対処したつもりになって、高血圧状態(拍動ごとに動脈を内側から傷つけている)を放置していること。
心身のリラックスや塩分を多少控えたくらいで簡単に血圧が下がるものではないことは、日頃血圧計を使っている人なら痛感している。
今年で94歳になる母は40代の時から半世紀もの間降圧剤を飲み続けているが、体も頭もしっかりしている。

高脂血症(血液中の中性脂肪過多)は、体重が今より10kg多かった時に発症していたが、ダイエットにより体重を減らしたら、自然に完治した。
以後体重を維持している間は発症していない。
なのでこれは自分で直せる。

また高コレステロール血症(高脂血症と一緒に脂質異常症にまとめられた)があり、私自身、総コレステロールと LDL(悪玉コレステロール)の値が長年高めだった。
こちらは生活習慣の改善では限度があったので、投薬(アトルバチスタン)を始めたら劇的に改善した。

以上によって私は動脈硬化症状態でなくなった。

糖尿病は、今のところ無縁だが、これも生活習慣病なので、食習慣と運動習慣に気をつけて、検査値を注視している。

もう一つ、睡眠時無呼吸症も動脈硬化を悪化させるという。
私は、高校以来これを患っていた。
この状態を防ぐための大袈裟な装置もあるようだが、私自身は、寝る前に口にサージカルテープ(100円ショップで購入)を縦に貼って口が開かないようにした(口呼吸の防止)だけで解消した(今でも毎晩貼っている)。

ついでに、半年に一度の頻度で、歯科に通って歯石除去をしてもらうついでに歯周病のチェックもしてもらっている(歯科で舌ガンの疑いをもたれて、口腔外科で検査したこともある)。
歯のケアは、歯磨きだけでなく、歯間ブロスも必要。

このように生活習慣の改善でなんとかなる場合とならない場合がある。
大切なのは、血液検査などの検査にる客観的情報で、それによって適切な対処を選択する。

そういうことをしない(あるいは自己流でやっている気になっている)人たちは、自覚症状がないため動脈硬化を放置・悪化させることになり、脳梗塞・脳出血・心筋梗塞そして大動脈乖離などのいずれも致命的な状態を迎える恐れがあるので注意してほしい。
致命的でなくても、血流が悪いのは万病の元、改善するに越した事はない。