今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

茶臼山カエル館に癒し効果?

2019年10月28日 | 茶臼山カエル館計測

昨日に続いて来週に冬期休業となる茶臼山カエル館に向う。
館内に入る前に、カエル館の前に広がる茶臼山湖を一周する。

私は信じてはいないものの”地理風水”の理論を使うとカエル館周囲がパワースポットであることを説明できそうなので、カエル館周辺の地形を目視で確認する。
その結果、ますます説明可能になった(後日きちんと説明する予定)。

カエル館に向うと、館長が私が来ることを知らせた人や夏の調査に回答した人などと顔を合せた。

その人たちはカエル館内外のスポットには身体的トラブルの癒し効果があることを体験的に語る。
このような報告例が最近増えている。 

私は、そのパワーの客観的計測を試行しているのだが、かように現実はどんどん先に進んでいく。

物理的計測はもう限界なので、生体反応にシフトしたいのだが、サーモグラフィに続く次の計器がない。
とりわけ、多くの人が訴える手のビリビリ感(かなり触覚的な感覚)を測りたいのだが、 今は静電位計で、そのビリビリ感は手周辺の静電位によるものではないという証拠しか出せない。
いっそのこと手のオーラの厚さでも測ってみるか…て客観性がないよな。
来春開館するまでに、考えておきたい。 


きのこづくしを堪能

2019年10月27日 | 

秋の信州に宿をとるなら、松茸をはじめとするきのこづくしを味わいたい。

11月上旬から冬期休業となる茶臼山カエル館でいろいろ作業するため、今回は信州側の麓・売木村にある「ささゆり荘」に宿をとった。

ここは宿としては安宿レベルであるが、温泉もあり、そして今の時期は夕食にきのこづくしが味わえる。

付け出しから3種のきのこ、そして松茸の土瓶蒸しに松茸の素焼き、多種のきのこの天ぷらに、きのこ鍋、そして締めは松茸ご飯。味噌汁や茶わん蒸しにもきのこが入っている。
もちろん都会のスーパーなどでは売っていない地元のきのこばかり※。

もともときのこが大好き(食べ物としてというより存在が好き)なので、こんな嬉しいことはない。しかも食物繊維が豊富でカロリーゼロだし。 

※チェックアウト時、主人が言うには、今年は地元でもきのこが採れず、特に松茸は高騰したため、提供に苦労したという。
私が堪能した晩が、このサービスの最終日だった。 


避難判断の難しさ

2019年10月26日 | 防災・安全

今回の千葉の大雨でまたしても死者が出てしまった。
千葉は台風19号では大きな被害を免れたとはいえ、その前の台風15号の風害が癒えぬ中での大雨で、まさに泣きっ面に蜂。

その中で特に気になったのは、冠水の中、車で避難しようとして浸水に遭って死亡した人がいる一方で、自宅にいて土砂災害で死亡した人もいたこと。

すなわち、道路が冠水した状態での避難はかえって危険である一方、家に居る事が危険である場合もあること。
この違いは、もはや個々の家ごとのレベルであって、地域に一律な自治体による避難情報では対処しきれない。
すなわち、避難判断の基準は、家ごとに異るため、個々の家で判断規準を設けなくてはならない。 
自分の命は自分で守るのである。 

そのためには、洪水ハザードマップだけでなく、土砂災害危険箇所が家の近くにあるか、家屋の構造(土台の高さ、2階があるか) 、家族に災害弱者はいるか、そして家から避難所までのルートの安全性(途中に橋や低地はないか)などの複合的判断が必要となる。
このようなチェックは、私は防災の授業で学生に課題としてやらせているが、そういう機会のない人は、せいぜいハザードマップの確認で終っているのではないか(それすら見ていない人は論外)。

それからあらかじめ決めておくべき避難ルートは、等高線のある地形図を参考にして、最短ルートではなく、橋や低地(沼)を迂回して、高台を選ぶこと。


即位礼正殿の儀をテレビで見る

2019年10月22日 | 時事

今朝の東京は、台風21号くずれの低気圧接近による雨天で、昼前には風も強くなって、玄関先の鉢植えが強風で倒れた。
我が家では令和を祝したミニ国旗を玄関前に飾ろうとしたが、雨で濡れてしまうので、二階の雨の当らないベランダに面した窓に取り付けた。

昼過ぎに小やみになったので、近所で買物を済ませて帰宅したら、テレビで即位礼正殿の儀が中継されていた。
前回、平成の即位式の時も中継されていたっけ? 

それを見ていて、皇室側の古式ゆかしい儀礼と、それを祝う側の近代(明治以降)的な応対は、致し方ないがチグハグ感を禁じえない。
特に、首相の「天皇陛下万歳!」 は、戦後生まれの私でも重い感情を引き起こされてしまった(ここでの首相は、国民の代表という立場なんだろうけど)。

そうこうしているうちに、雨がやみ、皇居の庭で祝賀の空砲が撃たれた。
我が家は皇居の隣りの区なので、窓を開けていれば聞こえたに違いない。

そしてとうとう晴れ間が差してきた。
なんというタイミングだろう。
わが本駒気象台によると、13時46分に最低気圧を記録したので、まさに低気圧が通過していったところ。
予報では今日はずっと雨天だったはず。
台風の被害が癒えぬために祝賀パレードは延期になったものの、
今上天皇は、天の気から見放されてはいないようだ。


ラグビー人気は定着するか

2019年10月21日 | 時事

今回のラグビーワールドカップが、これほどまでに盛り上がるとは思っていなかった。

これもひとえに日本チームの予想外の活躍による。

問題は、盛り上がった人気が今後も続くかどうか。
それは今後も日本チームの強さの維持・進化によるだろう。

そもそもかつてラグビーは冬の観戦スポーツの定番だった。 
松任谷由実の「ノーサイド」という曲が流行った頃、国立競技場で大学ラグビー(早明戦)を観戦するのが、当時の若いカップルの定番だった(という)。

私自身、毎年一月は高校サッカーと高校ラグビーの決戦をそれぞれ見るのを楽しみにしていた。
ただ、両者を見比べると、展開の速いサッカーに対し、すぐ流れが切れるラグビーは鈍重な感じで、退屈を覚えるようになった。

どんな競技にも観戦の視点から長所と短所がある。
サッカーは攻守の切替えが速いので目が離せない長所があるが、それでいて得点がなかなか入らず、試合が動きにくいのが欠点。
バスケは長所はサッカーを上回るが、こちらは得点が入りすぎで、中間やゴール前の攻防に乏しい。
ラグビーは攻守の切替えは鈍いが、得点はサッカーより入りやすく、中間やゴール前の攻防が激しい。
集団的肉弾戦はラグビーの真骨頂。
それにだいたい80分で終るのも、長すぎなくていい。

ちなみに、私は高校の体育の授業でラグビーをやったことがあるが、そこで習ったタックルのわざは、逃げる相手を後ろから倒すのに使えた。

 次に外国との比較。
日本人には体格のハンディがある、という平均値的視点は、選ばれし選手に対しては当てはまらない。
たとえば、バレーボールは、高身長が絶対有利だが、日本は男女とも世界に君臨していたし、今でも上位にいる。
瞬発力を競う陸上短距離走だって、黒人選手ばかりの中、最近は唯一日本人が入り込んでいる。
逆に体脂肪の少ない黒人に不利で、白人に有利だという水泳においても日本人は活躍している。
手足が長い方が見栄えがいいという体操やフィギュアスケートにおいてもしかり。
もちろん、体重と腕力がものいう柔道やレスリングだって得意としている。

ようするに将来性ある逸材を選んできちんと強化すれば、平均的には身長が低く手足が短い日本人でも、世界で活躍できるのだ。

問題は人口減少と長く続く不景気によって、強化すべき競技を絞らざるをえなくなること。
世界的に人気が高いサッカーは外せないとして、その次に来る球技は何か。
ラグビーがその候補に入り込んだのは確かだ。 


浄楽寺の阿弥陀三尊に祈る

2019年10月19日 | 仏教

台風19号は、強風を脅された東京においては肩透かしをくった感だったが、東京以外の各地で死者が80名を越す大きな災害となってしまった。

防災的な考察をする前に、まずは不慮の水害で溺死した人たちに祈りたい気持ちになっていた。

そんな折りの今日、横須賀市にある勝長寿院浄楽寺の運慶仏(国重要文化財)が半年に一度の開帳日が重なった。


私は”秘仏巡り”も趣味としており、また鎌倉の寺巡りで、訪れていない唯一の寺(運慶仏は鎌倉の寺にあった)といってもよい。
そしてここは浄土宗なので、死者に祈りを捧げるには最適。

ここへの公共交通機関のアクセスは逗子からの京急バスなので、品川から京急に乗って新逗子に行き(山手線の田端から848円、JRで逗子までだと1100円)そこから逗子発のバスに乗ることにする。

私が生まれて最初に海水浴をした(かすかな記憶のある)葉山海岸を抜け、「浄楽寺前」というバス停で降りる。
もちろんバスを降りたら寺の門前。

まず本堂に上り、この寺(鎌倉武将和田義盛が建てた)の本尊である阿弥陀三尊を拝観。
はじめ、この三尊が運慶仏だと勘違いし、運慶作にしてはあまりに凡庸な造作だといぶかってしまった。
目指す運慶仏は本堂背後の収蔵庫にあった。

収蔵庫前で、住所氏名を書かされ、拝観料200円を払う。


ほぼ等身大の阿弥陀三尊(両脇侍は勢至菩薩、観音菩薩)が中央にあり 、その左に毘沙門天像、右に不動明王像が加わる。
この五体すべて運慶作。
これほどの運慶仏が一堂に居並ぶのは、東国はもとより、運慶の地元奈良にもないだろう。
この寺が元は鎌倉の地にあったためだ。 

じっくり鑑賞する前に、まずは阿弥陀仏の前で合掌して、台風19号の犠牲者に思いをはせながら弥陀の名号(南無阿弥陀仏)を十遍唱えた。

顔や胴体の筋肉がリアルな毘沙門天と不動明王は、精巧な仏像フィギュアを販売しているイスムのラインナップになっている(私はここで観心寺の如意輪観音のフィギュアを買った) 。

私にとっては、きりっとした表情(でも硬くない)の阿弥陀三尊がよかった。
中でもとりわけ勢至菩薩のお顔がよかった(右、寺の絵葉書から)。
憤怒を示す毘沙門天や不動明王と違って、如来や菩薩は無機的な顔立ちに作られがちだが、運慶が作る仏は、中立的ながらも生きた表情があり、生命感がある。

ということもあって、生の人間いや仏様と対面しているようで、いつまでも見飽きず、立ち去りがたい。
写真撮影はもちろん禁止だが、五仏の絵葉書が売られているので、それを買うことにして、やっと離れることができた。

ついでながらこの寺の墓地に、日本の郵便事業を創設した前島密の墓がある。  


冠水したら2階へ避難

2019年10月18日 | 防災・安全

気象災害の場合は、危険がじわじわ迫ってくるので避難のタイミングが難しい。
だから多くの人が避難のタイミングを逸する(じわじわ迫ってきた後は一挙にくる)。
そうなるのは、家にいたい、家を守りたいという気持ちがあるためだ(その気持ちはわかる)。

避難に迷うなら、そして土砂災害の危険がないなら、いっそのこと避難所に避難しなくてもいい。

河川氾濫などの浸水時は、外に出ると水の直撃を受ける。
たとえ車で逃げても、冠水すると、エンジンが止まり、ハンドルが利かなくなり、水圧でドアが開かない中、車ごと水に流される。

この時点で窓ガラスを割って車外に出ても、車と一緒に流される(ただし脱出用ハンマーは買っておくこと)。
あるいは道路が破壊されて、川に転落する。

冠水した道を歩いて渡るのも危険。
泥水で足元がまったく見えない中、蓋の開いたマンホールや側溝に踏み入れて、水に呑まれてしまうから。
冠水の中転倒すると、水圧で起き上がれず、流されていっても他者からは見えないので助けることもできない。
逃げるなら膝までのうちに。
そして杖状のもので進路の深さを確認しながら。 

避難は、冠水の”おそれがある”うちにすべきで、冠水したら、家の中の2階に逃げる方が安全となる。
今回も前回も、ずっと前もどうやら浸水は2階にまでは達しない。
平屋でも屋根は水没しない。
豪雨の中、2階より低い道を延々と移動する方が危険だ。 

ただし津波は別。
2階では足りないし、そもそも家ごと流される。
即決で避難するしかない。 


武蔵小杉は沼地だった

2019年10月15日 | 防災・安全

昔からの集落ではなく、最近になって売り出された新興住宅地は、人が住まなかった空間の開発地であることが多いのだが、河川から多少距離があるのに冠水した「武蔵小杉」駅付近も昔はやはり沼地だった。

 地図アプリ「東京時層地図」の昭和戦前期の地図によると、南武線(図の左上から右下に大回り)の向河原と横須賀線(図の中央を縦断)の間は大小5つの沼があって、その東の多摩川側に「下沼部」と地名が記されている。
その西側の横須賀線と東横線(図の左斜めを縦断)に囲まれた今「パークシティ」のある所にも池があった。

そういえば、 水没した北陸新幹線の車両センターも「赤沼」という地名。 

同じ多摩川沿いの二子玉川もここと同じような地形で、集落でなく別の巨大施設があった所。 

逆に、昔からの集落地は「屋敷」などいかにも人が住んだ地名になっていて、周囲より微高地になっている。

これらは等高線付きの地形図を見れば確認できる(お勧めアプリは「スーパー地形」)。
たとえ沼や地名が消えても、地形までは変える事ができない。

地震ハザードマップが地盤が根拠になっているのに対し、洪水ハザードマップは地形が根拠になっている。


なぜ人は川べりに住むのか

2019年10月14日 | 防災・安全

台風19号は、結果的に多くの被害をもたらしたが、事前に懸念された風害ではなく、雨による河川災害だった点で、被害予想が外れたといってもいい。
15号で予想外の風害に遭ったせいで、冷静な被害予想ができなかったといえる。

それにしても、台風が通過した地域の間で被害の差が大きかった。
東京区部はほとんど無傷だったが、神奈川から岩手まで河川沿いが軒並み被害にあった。

大都市内部の住民からすれば、なんで危ない川べりに居を構えるのかといいたくなるのだが、
それは現代文明下の都市が逆に河川を必要としなくなったからにすぎない。

そもそも古代文明がいずれも大河沿い(ナイル、チグリス・ユーフラテス、インダス、黄河)に生まれたように、人は川べりに住むものだった。
いや正しくは、河川が作る沖積平野が人に生活する場所を与えた。

その沖積平野は河川の氾濫原が成長したものだ。
すなわち、川の氾濫は長い目で恩恵でもあった。
時に暴れるものの、川が与える恩恵が得難いため、人は川から離れなかった(木曽三川の中洲の集落である「輪中」が典型。暴れ川にへばりついてまで川沿いに住みたいのだ)。
なので昔の輪中や南関東の荒川沿いの住民は、舟を常備していた。

上水・下水道という人工的な水路を作る事によって、それまで水がなく人が住めなかった(水田も作れなかった)台地にも住めるようになった。
かような用水開発によって台地は居住可能になり、その結果、山地と低地の中間にある台地こそが、水害も土砂災害も無い防災上もっとも安全な所となった。 

だからこそ、現代では川沿いに住む利点はない。
ただし、国土の75%が山地の日本には、川が作った沖積平野さえ少ないため(一番広い関東平野に人が集まるのは必然)、ましてや台地はもっと少ない。
なのでやはり平野の川沿いに住まざるをえない。

昨年の西日本豪雨で、西日本の人は、洪水ハザードマップの正確さを痛感した。
今回、東日本の人がそうする番だ。
私が防災の授業で学生に真っ先にやらせるのが、ハザードマップ(地震、洪水)での自宅の災害危険度の確認だ。
こうやって、授業で強制しないと、やらないため。

これを見た読者も、今すぐに、居住自治体のサイトでハザードマップを確認し、自宅の災害危険性を把握しよう。


台風19号の爪痕:東京

2019年10月13日 | 防災・安全

東京直撃の巨大台風ということで、大騒ぎで、いや満を持して迎えた台風19号。

結局、風速60mではなく、大雨による河川氾濫が主たる被害となった。
その理由は、南関東の西を区切る関東山地(多摩川、荒川、笛吹川、千曲川の水源) を中心とする山間部に大雨が集中したから。
→その後東北地方でも被害が広まった。
結局は、すごい雨台風だった。 

同じ関東直撃でも、東京湾から房総半島を通過した15号と、こうも被害が異なる。

昨日はわが私設「本駒気象台」のリアルタイム観測画面を一日中にらめっこしていたが、結果は、最大瞬間風速が17m/sで、風速計が吹っ飛んだ前回の15号に及ばず、台風の進路から遠い愛知の職場の「日進気象台」の19.9m/sにも及ばなかった。
といっても今回は風向計が吹っ飛んだ(行方不明)。 
これが唯一の我が家の被害。 

正直言って、東京の内陸部は、おどされた割りに肩透かしをくらった感がある(しっかり準備した結果ともいえるが)。
関東各地に大雨特別警報が発令され、もう避難は手遅れで「命を守る」行動をするしかない、という事態とされたが、わが文京区は、ずっとレベル3の「避難準備情報」段階に留まり、しかも我が家の地域はその対象にすらなっていない(つまりは最強地域ってことか)。

それなのに、文京区から初めてもらったエリアメールは、内容が抽象的でエリア(たとえば避難所)に関する情報がなかった。

防災は最悪を想定して対処するものなので、危険を過大視することは間違ってはいないが、肩透かしが続くと、たとえば「東京は災害から守られている」などという神話が拡がってしまうおそれがある。
実際、東京の防災対策は潤沢な資金によって高いレベルに達しているが、それは関東大震災や幾度もの水害経験に基づいていることを忘れてはならない。


大雨特別警報が発令されたら

2019年10月12日 | 防災・安全

台風の接近で関東・東海各地に大雨特別警報が気象庁から発令されている。
確かに、伊豆での総雨量が600ミリに達しているので尋常ではない。
今後、東海・関東各地で時間雨量50ミリを超え、側溝に水が溢れて、道路が冠水し始めるだろう。

それに対応する避難情報は自治体が発令するので、 自宅が対象地域になっているかは、地元自治体(市町村)のサイトやテレビのdボタンなどで、確認してほしい※。
※河川の水位情報のサイト(国交省「川の防災情報」)はアクセス集中のため閲覧不可になっている。一番知りたい時に使えないとは…、決して自分の目で川の水位を確認しに行かないこと!

さて、大雨特別警報は、今年制定された「5段階の警戒レベル」のレベル5、すなわち最高レベルに相当する。

テレビでは「命を守る行動を」と呼びかけているが、これは「もう避難は手遅れ」ということを示唆している。
すなわち、避難するタイミングであったレベル3(避難準備情報)、レベル4(避難勧告、避難指示)を超えてしまったのだ。

レベル5では、家から出て、冠水した道や増水した川の橋を渡ることはもう命の危険になってしまった。
なので、命を守るために、家から出ず、家の中の階上などできるだけ高い所に居るように、という事である。
それから家の中への浸水も防ぐように。
もし2階のない平屋なら、屋根に避難する手段も講じるように。 

ただしこの後は大雨に加えて暴風がやってくる。
屋外に居ることはそれだけで危険となる。
ということは、近所の2階以上に避難するしかない。 
自治体指定の遠くの避難所ではなく、 近くの知人宅などに。


東京にて巨大台風を待ち受ける

2019年10月12日 | 防災・安全

いよいよ今晩に巨大台風を待ち受けることになった東京(実家)にあえて帰った。

すでに備えはできていて、イタリアから来日中の姉を含めて、食料を買いそろえ、物干しなどを整理していた。
また今朝になって弟夫婦が玄関先の自転車や車関係の備品を玄関内に入れた。

もとより飲料水の備蓄はしているが、それに加えて空いたペットボトルなどに水を入れる。
我が家の窓ガラスは二重になってしかも金属線が中に入っているため、防風対策はとられている。

あとは、充電すべき電気機をすべて今のうちに充電。
もちろん、充電用バッテリとニッケル水素充電池も充電。
ついでに、使用中のアルカリ電池もそれ専用機(そういうのがある)で充電。 

調理台はIHなので、姉が毎日のエスプレッソ(IH非対応)に使う携帯ガスコンロとガス缶も揃えてある。
懐中電灯は人数分あるが、室内照明の代わりとなる灯りは部屋数に足りないことに気づいた。
しかたなく、充電できるLEDキャンドルで代用するしかない(本物のローソクは火傷・火災の危険があるので推奨しない)。

防災用の、ラジオ付き懐中電灯は、この装置でUSB接続充電ができるので、これこそ必需品。
この装置は太陽光と手回し充電もできるので、心強い。
ちなみにラジオはアンテナ付きの方が感度がいい。 

かように朝から、本気の防災訓練状態。
気象防災は、予測可能で進度もゆっくりだから、余裕を持って準備できる。 

それから、屋上に設置してある私設「本駒気象台」のリアルタイム情報を、それと無線接続のパソコンでずっと眺めている(ネット配信は15分ごと〕。 
台風接近中の今こそ、存在感が増す。
ただ、風速20mを超えたら、観測機器自体が吹っ飛びそうなので、屋内にしまう予定。

ちなみに我が家は、本郷台地のゆるい斜面上にあって低地ではないので、たとえば荒川が氾濫して、映画「天気の子」のラスト状態になっても避難は必要ない。
また高層マンションに囲まれているので、風にも守られている。
建物自体も築数年と新しく、防風対策済みの窓で、屋根瓦もないので、家自体は心配ない。
なので電気・ガス・水道のインフラの障害に備えることが中心となる。

皆さんも、自宅(立地、構造、設備、家族構成等)の強みと弱みを把握して、オリジナルな防災体制を整えましょう。


台風の風害に備える

2019年10月10日 | 防災・安全

史上最大級の台風がいよいよ日本本土に近づいてきた。

東海地方への上陸を伺う12日(土)15時の予想では、中心気圧940hPa、最大瞬間風速60m/sとなっている。

まず風速は、平均風速ではなく、最大瞬間風速の値を判断規準にする。
風害は、大雨と違って、一瞬の風で決まるから。

風速60m/sは時速に直すと216km。
高速道路の車どころではない、新幹線レベルの速度だ。

風速70m/sで人が空中に吹き飛ばされるというから、竜巻が来ると思って外出はしない方がいい。

実際には、風速は地形などの影響を受ける。
まず、海沿いは文字通り吹きさらしになるので一番危険。
しかも高波にも襲われる。
そうなったら逃げ場がなくなるので、海沿いの家は、早めに避難した方がよい。

一方都市部、とりわけ高層ビルが建ち並ぶ東京などは、多様な構造物が風を遮り、摩擦によって運動エネルギーが分散するため、風速は弱まる(ただし局所的にビル風は強まる。また湾岸エリアは吹きさらし)。
ただし、看板など飛ばされる器物が多いので、それらによる二次被害は起こりやすい。
だからまずはこれらが飛ばされないように固定すること。 

あと足早に通過する台風固有の現象として、風向が刻々変化する。
東→北→西→南と変化するので、全方位的な防風対策が必要となる。 

もちろん、電線・電柱の破損に備えた停電対策は万全に。 


カエル館のパワーについての放送がYahooニュースに掲載

2019年10月07日 | 茶臼山カエル館計測

先日,中京テレビで放送された、茶臼山カエル館でのパワーについての話が、ネットのYahooニュースの科学トピックスに掲載されていた(動画つき)。
放送を見逃した方も、これで見れる。 

「茶臼山パワースポットの謎 カエル館でのピリピリ現象に挑む 磁気異常との関連も」というタイトルで、10/3(木) 11:20配信→リンク

ちなみに、カエル館では直流磁気以外に、交流磁気(電磁波)、静電位、温度、放射線(γ線)は測定済みでこれらはいずれも平常値だった。


母90歳の拡大誕生会

2019年10月05日 | 身内

毎年10月にやる母の誕生会は、同居する弟一家と合同での,私がアメ横で買ってくる松茸パーティ。

90歳になる今年は、イタリアから私の姉とその姉の息子(甥)が加わっての拡大誕生会(写真)。
母からすれば、我が子が全員揃い、さらに孫が新たに1人加わった状態。
義理の娘である弟の嫁と、子3人、孫4人に囲まれた。 

イタリアで生まれ育った甥からすれば、特定種のキノコだけを有り難がって食べる日本人を不思議に思ったことだろう(イタリア人もキノコは食べるが)。

90になる母は、心身ともすこぶる元気で,昔の90歳のイメージとはまったくちがう。
周囲の対応として,長寿を祝うより,むしろ年齢を意識させないほうがいいのかもしれない。