お台場の東京臨海広域防災公園内にある「そなエリア東京」という防災体験学習施設を訪れた。
ここは想定される首都直下型地震の際、「緊急災害現地対策本部」が設置される所。
本部が設置される広大なオペレーションルームには、映画に出てきそうな巨大モニターやずらりと並んだカウンターがある(写真)。
イザという時、心強い。
平時の見学者にとって目玉なのはその震災の「体験ゾーン」。
ここはリアリティあるジオラマの中を、見学者各自、 手渡されたDSでクイズ形式の行動選択をするというもの。
20-30分ほどで終わってしまうが、せっかくならもっと細かく体験したいものだ
(地震体験や煙体験だと他の防災センターとかぶってしまうか)。
なにしろ他に見学に値する所がないから。
お台場エリアは埋め立て地なので、液状化が心配されるが、
ここらの巨大構造物は、地中深く杭が打たれてあるという。
でも道路は液状化でガタガタにならないのかなぁ。
もっともここは空輸と海上輸送の基地になるらしい。
目の前の癌研病院も救急病院に早変わりする。
ここに行くには新交通システムの「ゆりかもめ」を利用したのだが、車窓からの風景はどうしてもなじめない(夜景がきれいなのは認める)。
良く言えば”未来都市”的だが、無機的で雑然としてサイバーシティ的な異空間だ。
できるだけ滞在時間を縮めたいと感じるのは、巨大地震に脆弱そうな土地に対する動物的本能によるものか。
いや、単に里山や”武蔵野台地”的風情が好きなので、その逆の海抜すれすれの地が苦手なだけか。
とにかく新橋の地上に出てホッとした。