今年の個人的な出来事を振り返ってみる。
●なんといっても一番の出来事は7月末の新居への引越。
1月に地鎮祭、2月に着工、7月末に入居ということで、およそ工事に半年を要した(外構部分が終了したのは8月)。
段ボールに囲まれた状態から徐々に整理をして、本棚の整理が終わったのが2日前。
長年住み慣れた旧宅には、荷物を幾度も取りに行き、ゆっくりと別れることができた(今は更地)。
新居も、住んでみて分った問題点もいくつかあるが、落ち着ける書斎と脚を伸ばせる浴槽が特に気に入っている。
すなわち集中作業とリラックスが自宅でできるので、帰省中はあえて温泉宿に行きたいという気持ちが湧かない。
まぁ、この生活を手にするために、一生で一番の大散財をしたわけだが、実はこのための資金を長年貯めてきていたので、ローンは組まずに済んだ。
●研究教育上では、精神神経免疫病理学に関心をもった。
本態性高血圧者としては、精神病理学よりもこちらの方が自分に直結する。
安保徹氏の書もわかりやすくていいが、現存在分析が応用されていることに心惹かれる。
自身の研究課題として、交感神経活動を測定する心拍変動計を2台購入して、卒論に使わせた。
計測マンとしては、環境から生体へと計測対象がシフトしたわけだ。
論文もノルマとしている2本書いた。
●3箇所でやっている気象観測は観測器やデータ配信用のパソコンが不調になって、まともな配信ができないでいる。それぞれが買い替えの時期にきているのが痛い。
●趣味の世界としては、自身の登山限界が700mであることが判明した。これは右膝の「腸脛靭帯炎」 による。
平面での歩行にはまったく支障ないので、平面で歩行癖を改善していきたい。
山は控えめだが、温泉旅は毎月のノルマにしていることもあり、今年も月ごとの行き先は以下のようになった。
1:宝登山、中津川温泉
2:グリプラ浜名湖
3:休暇村奥武蔵、ニューサンピア越生、休暇村日光湯元
4:湯の山温泉、恵那峡国際ホテル
5:陣馬ー景信縦走、高水三山、分杭峠
6:浜名湖・茶臼山、中津川温泉
7:休暇村伊良湖
9:山陰(玉造、三朝)
10:湯谷温泉、茶臼山
11:かんぽ恵那、小仏城山、浜名湖弁天島
8月と12月にどこにも行かなかったのは、新居に居て、旅に出る気が起きなかったため。
その分、3月(引越前)は頑張った。
この中で一番印象に残った旅行は、9月に大学時代の友人たちとで行った2泊の山陰旅行。
もともと出雲大社と山根家のルーツの地(玉造~大東町)を巡りたいと思っていたのだが、名古屋からだと直行便がなく、行きそびれていた。
そんな折り、大学時代の友人に、鳥取の投入堂という国宝建築の見学に誘われ(単独では入山禁止のため)、どうせならと、出雲大社を加え、それに経路上なので山根発祥の地の通過を請い、さらに投入堂の麓の三朝温泉(放射能泉のメッカ)も加えた。
ということで、複数の大望を果たした旅でもあり、それを旧友たちと共有できたのも楽しかった。
そういえば飛行機に乗ったのも久しぶり。
逆にできなかった事は、秩父巡礼。今年は60年に一度の開帳の年だったのに。
秩父の手前で幾度も足が止った(長瀞、吾野、越生)。