今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

わが鼓膜

2009年02月27日 | 健康
再び、難聴・耳鳴りの検査。
鼓膜のCTスキャンを撮るというので、はじめて大仰な装置の中に身を横たえた。
自分の体内を可視化するって、基本的に嫌だ。
自分の存在が物質でしかないことが痛感させられるから。

それでも医師は画像を私に見せて説明する。
普通なら鼓膜は膜だから画像では薄くてほとんど見えないという。
でも私の鼓膜は、素人目にもわかるほど分厚く、膜ではなく、まるで外耳と中耳をわかつ耳栓のようになっていた。
ただ中耳はきれいで液などたまっていなかった。

問題は鼓膜をつけ替える手術をするかどうかだという。
筋肉の膜を取って、そこから人工鼓膜をつくって、今の鼓膜とつけ替えるというのだ。
う~ん、そこまでしなくても…。

次回は、それについての相談ということになった。

南房総の旅

2009年02月25日 | 
二月の前半は頭がクラクラになるほど忙しかったので
毎月恒例の”2泊の旅”をまだしていない。

今は差し迫ってやらなきゃいけない事がないヒマな状態。
そこで退屈しのぎと避寒を兼ねて、南房総へと赴いた。

だが出発日から低気圧が相次いで接近。
青い太平洋を前にしての日向ぼっこの夢は早くも打ち砕かれた。

一泊目は安房小湊にある「グリーンプラザ鴨川」。
外房の浜辺に建っていて、全室間近なオーシャンビュー。
ここは温泉でないのが玉に傷だが、その欠点を補うのが、夕食のバイキング。
今どきはカニがメインで、様々なカニ料理が並ぶ(カニ以外もある)。
バイキングでは、せっかくだから満腹を目指すものの、カロリー摂取を抑えたいので、
カニ雑炊やカニラーメンなどの炭水化物ものは素通り。
いわゆるカニの足はズワイガニとタラバガニと毛ガニの足が2本づつセットになっている。
カニ足を2セット食べたせいでほじくるのに時間がかかった分、
バイキングにしては満腹になるのに時間がかかった。

翌日は、房総半島の最南端、太平洋に突き出た野島崎に行く(写真)。
房総半島を”鳥”だとすると、ここは頭のてっぺんについたトサカに相当する。
天気が良ければ三宅島も見えるらしいが、今日は小雨がぱらつく天気。

バスで館山に行き、城を模した博物館のある館山城址を見学。
戦国時代に館山を本拠とした里見氏の本を買った。

さらにバスで二泊目の宿の休暇村館山へ。
こっちは温泉、しかも天気がよければ海の向うに三浦半島と富士を望む絶景。
でも今日はあいにくの雨。
それでも潮騒を聞きながらの露天風呂は気分がいい。
休暇村はいずれも建物も新しく、特にリニューアルで追加された洋室は、
清潔で快適(やっぱ、シティホテルより、温泉と食事つきの休暇村の方がいい)。
昨日はバイキングだったので、食事は一番軽いものにした。
飯とサラダと漬物はバイキングだが、ご飯はお粥一杯に抑えた。
太りにきたわけじゃないから。

食後には、ウミホタル発光観賞会が開催され、貴重な体験をできた。
休暇村にはこのような宿泊者向けのイベントをやってくれる所があるのがいい。

3日目は、半島のくちばしの先・洲崎の岬に行こうと思ったが、3日目が一番天気が悪く、霧雨なので、とりやめて寄り道せずに帰宅することにした。
天気が悪いと、海辺の風景が楽しめず、旅情は半減だった。

房総半島はウイークデーは特急の便が悪く、「南房総フリーきっぷ」も充分には使いこなせない(路線バスはフリーなのが便利だけど)。
最近は、東京から館山まで30分間隔の高速バスが運行されているので、こっちの方が利用価値あるみたい。
温泉につかりながら東京湾を隔てた富士を見たいので、冬型気圧配置の時にでも来たい(今度は高速バスで)。

ミスを誘発するシステム

2009年02月20日 | 防災・安全

不妊治療において他人の受精卵を着床させられてしまった事件。
かわいい赤ちゃんになるはずの罪のない生命が人為的に抹消されてしまったと思うと、やるせない気持ちになる。

医療ミスは、このように生命にかかわるだけに、被害が深刻。
だが、この問題の本質は、医療ではなく、ヒューマンエラーという日常的で普遍的なもの。

人間はミスをする存在である(私のブログがそれを証明)。
しかもミスをしたくてするわけではない。
どんなに注意してもしてしまうのである。
そのような可能性を前提としたシステムでないと、不可避のミスによって損害が繰り返される。
責任者を処罰し更迭しても、別の人がまたミスをするから。
だから、ミスを考慮しないシステムは、「ミスを誘発するシステム」と言っていい。
たとえば薬品の容器の外見が同じでラベルだけ異なると、薬を間違えるミスを誘発する。
文字や言語ではなく、色や形状で直観的に識別できるようにするのが第一歩。
ヒューマンエラーの、とりわけ判断ミスは”認知心理学”で研究されている。

そしてシステムの安全性を高めるには、失敗事態をリアルにイメージできる想像力が必要。
防災士の講習で学んだのは、自分が住んでいる町が大地震直後にどんな状態になるかをありありとイメージしてみること(3D動画で)。
震災直後の状態に頭の中で変換しつつ近所を歩いてみると、細かい問題にどんどん気づかせてくれる。
最悪の事態を考える想像力が必要なのだ。
それには、マイナス思考をあえて実行する少しの勇気(想像の世界だから怖くない)と冷静さがあればできる。


反品格論

2009年02月20日 | 作品・作家評

最近、これまでの品格論ブームを批判する反品格論が噴出している。
これは当然の”揺り戻し”現象。

一国民が自国の”品格”を問い、一女性が女性としての”品格”を論じるまでは容認できた(後者はブームに便乗している点にひっかかるが)。

なぜなら、これらは問う者が問われる者でもあり、自己への厳しいまなざしそれ自体に”品格”が備わっているから。
最低限、おのれの品格を論じる価値は誰にでもある。

ところが、自己を問わずに他者を批判する立場の者、たとえば関取でない者が「横綱の品格」と言い出してからの”品格”の大安売りに、うんざりする人が出はじめた。

だが品格の暴走は止まず、その横綱がさらにガッツポーズをすれば、一般人までもが新聞の投書欄で品格論をぶちはじめる。
もはや”品格”とは他人を指弾するターム(語)に成り下がり、
皮肉なことに、品格とは無縁らしき人までが愛用するタームになってしまった。

”品格”というタームが、他者の見た目の所作への押しつけがましい主観的評価へと堕落する前に、この流行語をいったん葬り去ってくれた方が社会のためだ。
他者をうんぬんする前に、まずは自分を磨きましょう(電車内は除く)。
日本人はそうやって、品格を身につけてきたのだ。


鼓膜手術

2009年02月19日 | 健康
積年の両耳鼓膜炎をすばやく治してくれた名古屋近所の耳鼻科クリニックも、「うちでは治せない」と言われたわが"耳鳴り"。
この頑固な耳鳴りの前に、市販の薬数種・鍼灸・イチョウ葉エキスらもことどとく敗退していった。
耳鳴りだけなら、環境音として我慢できるが、難聴で人の声が聞えにくくなっているのはなんとかしたい。
そこでしばらく東京に滞在できる今を利用して、
御茶の水にある評判のK病院に行った。

予約なしの初診なので、心持ち早めに行ったつもりで、
9時台に着いても
数10人入る待合フロアはすでに満席。
こりゃ午後まで待たされるかと覚悟したが、
医者が複数体勢で、しかもその1人は新患枠らしいので、
意外に待たずにすんだ。

初回なので、まずは両耳のレントゲンと聴覚検査。
さすが耳鼻科の専門病院だけあって検査設備も充実。
聴覚検査は骨伝導と比較する方法。
それによると、内耳(骨伝導)よりも鼓膜の反応が鈍いという(内耳そのものも反応は低めだが)。
たしかに骨伝導の音はよく聞えた(噂の骨伝導ヘッドホンが欲しくなったくらい)。

そして担当の女医が言うには、鼓膜に穴を開けて中耳にたまった液を出したいとのこと
鼓膜には痛覚があるので一瞬びびったが、ちゃんと鼓膜に麻酔をして穴を開けるという。
しかも穴は数日で塞がるとのこと。
「どうします?」と聞くので、
「嫌だ、こわい」というわけにもいかず、「時間はあるので、お願いします」と答えた。

両耳に麻酔薬が染み込んだ綿を入れられ、しばらく待合室で座る。
鼓膜の痛覚が麻痺するだけで、別に鼓膜が振動しなくなるわけではない。
再び呼ばれて、診察台に横たわる。
鼓膜の機能はそのままなので、あらゆる音の中で一番”近い”鼓膜に穴を開ける音を聴く。
それを左右両耳で聴いた。
だが、長年の鼓膜炎のため鼓膜が厚くなっているので、小さな穴では液が出てこないという。
次回は、鼓膜のCTスキャンを撮ることになった。
会計をすると1万円近く求められた。
内訳を見ると初診料と検査のほかに「手術」とあった。
鼓膜の手術をしたわけだ。

「新卒」の価値

2009年02月16日 | お仕事
内定取り消しの学生のために、授業料を減額する大学が増えている。
内定は婚約と同じで、相応の理由があれば、取り消しも可能。
ただ取り消された方の学生は、就活もしていないので、就職浪人となる可能性が高い。
それも広くいえば、運の問題。

就職浪人になると不利なので、卒業を延期したい学生がでる。
それが問題。
なんとがすべきなのは企業の新卒信仰。
少なくとも今年の事情はわかっているはず。
履歴書に、卒業後の経歴として「一方的に内定を取り消されため、やむなく」と書かせてあげたい。
だって、その1年間ムダでしょう。
たとえ減額されようと払う学費はム・ダ。
大学側としてはコストのかからない収入となるが、普通に考えれば釈然としない。

新卒でないと不利という、流動性の低い硬直した企業文化の方をなんとかしてほしい。
気軽に再就職できる社会でないと、非正規雇用は最初から「負け犬」の烙印となる。
もちろん年功序列も同時に改めねば整合しない。
それは生物学的年齢ではなく、勤続年数(経験値)に換算すればいい。

クラクラ終わり

2009年02月15日 | お仕事
今日は日曜ながら大学院の入試。
大学院組織には入試委員がいないので、代表である私が担当する。
当日は朝から出勤し、連続して試験問題の採点と面接、そして合否ラインを話し合う。
自分のミスで問題訂正という余分な作業も追加
そのようなトラブルはあったが、なんとか終了。

これで私の頭をクラクラさせてきた2月の仕事が、今日の日曜、すなわち半ばにして終了ということになる。
今年度の業務も、残すは会議のたぐいのみとなった。

夕食後、久々に専門書をひもといたら、途端に睡魔に襲われた
仕事疲れの頭では、無理だな。
しばらくボーッとして頭を休めたい。

ちょっとクラクラ

2009年02月13日 | お仕事
今日は、先日私の頭をクラクラにした修士論文の最終試験(口頭試問)。
審査するのは学生に一人につき3名の教員。
そして学生一人当たり30分の質疑応答。
それを6人分担当(最短で3時間)。

そしてそれぞれに評価をつける。
試験後、教員があつまって。
各人の評価を集計し、
評価に問題があった学生について対応を話しあう。
ちなみに司会は私。
今回、話しあった。

残るは明後日の院入試。
それに備えて明日は英気を養おう。

頭クラクラpart2

2009年02月11日 | お仕事
月曜、自分の論文の校正を終え提出。
火曜、午前10時から午後5時半まで(つまり就業時間のほとんど)、連続会議3本。
そして休日の水曜。
終日家に籠って、修士論文を査読(さどく)。

つまり、大学院生の最終評価という業務(卒業の可否にかかわる)のために、1本あたり3万字はある論文を精読。
与えられた論文は計7本(そのうち1本は、担当ではないのに他の教員から問題があるので読んでほしいと言われたもの)。
心理学の重箱の隅をつついた論文なので、読んで面白いわけはない。
とりあえず月曜は大学で1本読み、火曜まで家に帰って夕食後1本づつ読んだ。
なにしろ精読するから1本あたり2時間はかかる。
気づいた問題点を口頭試問の時に質問するため書き込む。
ホント修士論文は欠点ばかり見えてくる(院生だから仕方ない)。
時には、疑問に思ったデータ分析を自分でやりなおしてみる。
だから1本読み終えると頭がフラつく。

今日は休日なので、朝食後一日つかって残り4本を読み続けた。
もちろん休憩をはさみながら。
夕食前にやっと終わった。
またまた頭がクラクラ。
でも一仕事終えたので、ホッとする。

2月はつらい日々が続く。
なにしろ明日は、昼から夕方までぶっ通しの集中講義が待っている。
そしてその後も…。

シティホテル生活

2009年02月08日 | 名古屋周辺
名古屋の繁華街・栄のシティホテルにいる。
今週末はスケジュール上1泊しかできないので、遠くの温泉に行っての”骨休み(リラックス)”は無理。
なので目的を”気分転換(リフレッシュ)”だけにしぼって、
近くのシティホテル(ビジネスホテルより1ランク上のホテルという意味)にした。
家から地下鉄で30分あまりで着いてしまい、旅行気分はゼロ(でも荷物はいつもの旅行用ボストン)。

幸いここは、日曜は大胆にも半額料金になるので、ビジネスホテルのシングル料金で泊れる(部屋数限定。朝食付)。
ツインルームなので、机と椅子もゆったり使え、落ち着いて作業ができる。
そう、論文原稿の校正作業(明日締切)をやらねばならないので、骨休みはまだおあずけなのだ。
夕食前に校正作業は終わったから、集中効果はあった。

シティホテルは客室はいいのだが、いざ使ってみると、やはり大浴場がないのが不満となる。
もちろん客室にあるバスタブは、ビジネスホテルのような膝を曲げて入る狭いものではないが、浴槽が浅いので膝頭が湯につからず、両腕も横に伸ばせない。
無色透明な湯も風情がないので、近くのコンビニで入浴剤を買った。
自分で手ずから湯を入れ、終わったら栓を抜いて浴槽をきれいにするのも、自宅の気分にさせられる。

それに浴衣のような用意された室内着がないので、室内着を持参しないと、近所の買い物や階下の自販機に行くだけでも外出着に着替えなければならない(寝巻き代わりのガウン類はある)。
これ意外に面倒。

シティホテルは室内の居住性はいいけど、はやり大浴場があって、室内着も用意されているのがいい。
つまり自宅よりもリッチで楽な生活がしたい。
自分が求めているのは、要するに街中のリゾートホテルだということがわかった。
でもそういうホテルってないんだよな。
大浴場と室内着があるのは、居住性の悪いビジネスホテル(ならば、ビジネスホテルのツインルームという手があるか)。

あと、日曜の栄だと、夕食用の店が意外に少ない(日曜休みが多い)。
目当てにしていたあんかけスパの専門店も休業だったので、仕方なくガラガラの中華料理屋に入った(食べてみてガラガラの理由判明)。
それに栄のホテルって窓からの風景が悪い(名古屋の都市景観はダメ)。

う~ん、旅としては不成功だった。

頭クラクラ

2009年02月07日 | お仕事
”地獄の採点”をやっと終え、その頭の疲れが癒えないままに、
大学院の入試問題作成・検討・印刷・保管と神経を使う作業をこなした。
それが終わると休む間もなく、
12:30から17:00まで、ほぼぶっ通しの集中講義。
しかも和室での作法の講義なのでずっと正座しっぱなし(別にしなくてもいいんだけど、つい)。

しゃべっているうちに頭がクラクラしだしたが、なんとかハイテンションを維持して予定をこなした。

長時間の精神作業を数日続け、その後は失敗が許されない神経作業が待ちかまえ、そしてまた長時間の正座での講演(喋りっぱなし)。

2月は楽になると思っていたのに…いちばんきつい。
なので、明日は名古屋のシティホテルに一泊してリフレッシュ!

端境期不況

2009年02月05日 | 時事
今の日本の不況は、アメリカのサブプライム問題やリーマンの破綻の直接の影響ではないし(心理的影響は甚大だが)、直接影響によるアメリカの消費低迷だけでこんなに影響をこうむるのでもない。
原因は、国内消費だろう。
「雇用不安が消費を抑えている」という部分は、雇用が不安定な低所得層の問題で、消費額としての影響は大きくはない(中流層の下流化という問題はあろうが)。
直接的には、経済的に余裕のある層(下流化していない中流)が消費しないのが問題。
つまり、金は手元にあるのだが使わないのだ。

まずは国内の低金利。
そのため余剰資金が外国に流れ、それが株価暴落と円高で損失を出している。
つまりリターンがマイナスになっているので、消費に回せない。

そしてそのようなリスクを嫌った人たちは、タンス預金。
経済学的にはこれはお金が存在していないに等しい。

そして一番の問題は、「買いたいものがない」ということ。
もちろん物資・商品が不足しているのではない。
消費意欲を喚起する魅力ある製品が出ていないため。
もっと正確に言うと、安価をうたうベーシックな製品(低価格パソコン、100円ショップ、ユニクロ)に勝つ魅力的な付加価値がない。
なぜなら、消費者の価値観やライフスタイルが大きく変りつつあるのに、製品がそれに追いついていないから。
つまり需給の端境期(はざかいき)によるミスマッチ状態。

この私を例にとっても、収入はそれなりに安定しているのに、買いたいものがないから、消費に回らない。回せない。

私が18年目の車を買い替えないのは、今さら”ガソリン車”を買う気がしないから
順当なところで電気自動車だろうな(ということはハイブリッド車は中途半端)。
スーツを買わないのは、21世紀になって10年にならんとしているのに、今さら20世紀型の服を着たくないから(子ども時代に想像した21世紀の風景とは違う)。
テレビはニュースとスポーツだけは見ていた(他は観る価値なし)が、もう野球もサッカーも 格闘技もつまらない(その競技自体が魅力ないわけではないはず。レベルの低い試合を批判せず、仰々しく盛り上げようとするやり方がしらける)。
なので、アナログ放送停止が迫っても、ブラウン管テレビのまま(こいつも18年もの)。
画質がブラウン管よりいい液晶テレビってある?
どうせなら有機ELがいいかな。
ちなみにパソコンは地デジ対応(でも全然見ない…)。
それにブルーレイって中途半端で食指が動かない(高画質で録画したいテレビ番組もない)。
今の放送メディアそのものが、視聴者のニーズの変化についていけず時代遅れになりつつある。
テレビつけると、内輪だけで馬鹿騒ぎしてうるさいだけ。
スポンサーが減っているのは、企業側の業績悪化だけげ理由ではない。

それ以上に古色蒼然なのは新聞。
私が新聞を購読しないのは、膨大な紙資源(リサイクル・エネルギー)の無駄で、分別ゴミとして出すだけでも面倒だから。
世の出来事の報道だけならネットで充分(もちろん、ネットニュースの情報源は新聞社だけど)。
「社説」など今まで読んだ記憶がない(”新聞社の主張”には興味ないから)。
時事問題の解説ならそれぞれの適任者の話を聞く。
近所のスーパーの安売り情報と出版情報は価値あるので、これもネットで知らせてくれないかな。

以上の結果、ボロボロになった車をだましだまし動かし、服はアウター以外はユニクロレベルで誤魔化し、テレビは情報番組だけ(電気代節約)、新聞購読料の出費もない、結果的につつましい生活になってしまっている。

食料品は多少高くても、安全性を優先するし、おいしくて健康的ならさらに支出を惜しまない(たまに高級食材を大量に買って実家の家族で楽しむ)。
服(アウター)も質の良いレザーなら一生ものとして大切に使える(背中に横の継ぎ目がある安物は対象外)。
最近は和服にも出費している。
旅先の宿も、ちゃんとした温泉で、客室の居住性がよければ、年に何度も連泊する。

われわれは自分の生活を快適にして質を向上させ、幸福感を味わえるなら、よろこんで散財する。
逆に消費者をだまして無駄な出費をするように仕向けてもダメ。
今の消費者は、お買い得でも質の悪い物には手を出さないから。
そして、このように個別化されたニーズに適合した店舗って、不特定の”ネットショップ”だよね。

成績つけ終了

2009年02月04日 | お仕事
入試期間中、その担当から免除された身を利用して、後期の成績つけに没頭していた。
試験の答案と提出させたレポートを数科目分目を通して評価する。
しかも前に提出させた中間レポートも読まずにいたから、量的には倍。

とても終わらないので家に持ち帰って続きをやる。
答案やレポートをそれぞれ採点し、最後に総合してABCの評価をつける。
これを繰り返して、今日やっとネット経由で提出した。
終わった時は頭がクラクラ、目はチカチカ。
年明けは授業がなく楽だと思ったが、実際は授業のあった頃の方がずっと楽。

共同研究室にケーキがあるというので、ありがたく頂いた。
採点中は、脳がエネルギーを余分に使うためか、いつもより腹が減り、甘いものがほしくなる。

今年初めての開講した授業が2つあったのだが、学生のレポートを読むと、自分の授業の欠点がよくわかる。
学生に習得してほしかったものが、ちっともできていないから


ミニの大車検

2009年02月02日 | 生活
18年目を迎えるわが愛車Rover・Miniの車検を終えた。
修理・交換は40箇所にも及び、車検総額(諸費用込み)は25万。
しかも最近は車検がない年も修理交換でだいたい20万かかる。

勤務先は近く、仕事で車が必須というわけでもないので、本当は贅沢品。
でもつつましく生きる私にとって唯一の贅沢だから(毎月二泊の温泉旅と、ほぼ隔週の新幹線での帰京は除外ね)。

まるでサイボーグのように中身が新品に生まれ変わったわが愛車は、車検前よりも快調になった。
ウインカーがきちんと点滅し、しかもカチカチと音が出ることに感動(部品交換のおかげ)。

だがバッテリーも交換時期だ(これはカー用品の店でやる)。
あと2年、なんとかもってほしい。


地獄の祭典ならぬ

2009年02月01日 | お仕事
後期試験も終わり、あとに残るは採点。
これが大変。
成績の締切が今週金曜なので、
今週は採点週間。
少人数の授業や、出席点だけの実習は問題ないが、
受講者100人以上の授業が3つあり、しかも中間レポートも一緒に見なければならない。
幸い入試業務からは解放されているので、今週はこの採点作業に集中できる。
というより、集中しなくてはならない。
名づけて”地獄の採点”。

よく、大学の先生なんていい加減な採点をしているという流言が学生の間に拡がるが(たとえば私が学生の時は、紙ヒコーキにして遠くへ飛んだ距離を成績にするなど)。
学生に一生ついてまわるものなので、そんないいかげんにはやらない(そもそも一枚ずつ紙ヒコーキ折るのが面倒だし、飛ばす場所もない)。
それに、学生は成績に対して疑義を提出できるシステムになっている。
実際、学生からの指摘で、採点ミス(原簿からの転記ミス)が発覚したことが、私の場合もあった。

今日の日曜は、ずっと家に籠って、まず一科目めのレポートと答案を読み続けた。
午前11時に始めて、食事などの休みを入れて、終わったのが午後11時。
頭はフラフラ、目はチカチカ。
これが明日以降も続く。
本当に地獄だ。