ガラケーから切り替えたばかりの新品スマホ生活に入って2週間目。→やっとガラケーから卒業
久しぶりに名古屋郊外の大学に出校し、用事を片づけている間、研究室内でスマホを充電する。
さて用事がすんで、残りは名古屋市内の本部キャンパスに行って私設気象台のネット配信の再接続をしにいく。
そしてそのまま帰京するので、スマホの充電をはずして鞄のポケットにしまう。
ただしスマホの図体が大きいため、ポケットのチャックがしまりづらいので、チャックはあけたまま。
ポケットの口は上向きなので、鞄を下げて持っている限りは落ちることはない。
本部キャンパスには、学内巡回バスで行く。
ガラガラの座席に座り、タブレットを出して読書(電子書籍)にいそしむ。
本部キャンパスで、ネット配信の作業を終え、地下鉄に乗って名古屋駅に向う。
その間はタブレットで読書。
名古屋駅で、新幹線の切符を買い、母への土産に「うなぎパイ」を買い、そして車内での軽食を買ってレジをSuicaですませようと鞄をまさぐったら、スマホがない!
軽食を買うのをやめて店を出て、構内で鞄内をくなまく調べ、もちろん服のポケットも調べたが、どこにもない。
これは立ち寄った先に置き忘れたか、その間で落としたかだ。
一番怪しいのは、研究室で充電したまま持ち帰り忘れたかも。
充電をはずして鞄に入れたという記憶はあるのだが、えてしてそういう記憶って、捏造された可能性がある(イメージ想像が出来事の記憶と混同されることが心理学で確認済み)。
せっかく乗ってきた地下鉄を逆戻りする。
30分かけて終点まで行き、自宅に戻って車で研究室に行くつもり。
途中、本部キャンパスの最寄り駅に着いた時、ネットチェックをした部屋に置き忘れた可能性もあると思った。
なぜなら、さっきその部屋で以前なくしたと思ったタブレット用のApple penを見つけたから(これはうれしかった)。
かようになくしものしそうな部屋なので、そちらを先に確認した方がいいと思い、地下鉄を降りて、丘の上の本部キャンパスに歩いて行き、事務室で鍵を借りてネットチェックをした部屋に入る。
スマホは見当たらない(2度室内を探した)。
事務室の鍵貸し出しリストを見ると、この部屋は私以外に誰も使っていない(私の後に入ったはいない)。
ここではなかった。
本部キャンパスから自分の研究室があるキャンパスまでの学内バスの時刻をチェックすると、夏季休業中なのでかなり待つため、
最初の案どおり自宅に戻って車で行くことにする。
丘をおりて地下鉄に乗り、自宅最寄り駅で降りて、午後の暑い日差しを浴びて汗だくになって自宅に戻り、まずは汗をぬぐって、鞄を玄関に置いて車の鍵を取り、陽を浴びて屋外よりさらに高温になっている車でキャンパスに行く。
キャンパス棟入口で車を降り、研究室に駆け込む。
スマホは見当たらなかった。
一番期待した所なのに。
置き忘れた候補地に見当たらないので、これは「紛失」ということになる。
むなしく研究室の鍵を締める。
スマホ無しで東京に戻るしかない。
車に戻る途中、事務室がまだ開いていた(夏季休業中はもっと早く閉室するはず)ので、一縷の望みをかけて問い合わせてみることにする(可能性のあることはすべてやってみる)。
事務室に入ると、事務室の人が私を見て、視線を固定する。
何か言いたそう。
さらに近づくと、向こうから口を開いてきた。
スマホ落としていませんか、と。
もちろん「落としました」と答えた。
形状を確認してきて、該当するのでハイと答える。
なぜか意外感がなく、クイズの正解を知っている時のような落ち着いた気持ち。
学内バスの運転手さんが、バス内に落ちていたスマホを事務室に届けてくれていたのだ。
封筒に入れて保管されていたスマホを受け取る。
かくして、最後の最後でスマホが戻ってきた。
今日2度目の名古屋駅に着いたのは2時間後。
2時間費やして、スマホのある元の生活に戻ったわけだ。
後で知ったが、事務室から教員宛にスマホの落とし物メールが配信されていた(キャンパス内ではタブレットでメール受信可能)。
これを見ていればもう少し手間を節約できたが、スマホを探している間は、メールチェックをする余裕はなかった。
今回の反省
実はバスの座席でタブレットを見る前に、スマホで地図を軽くチェックした(それを失念していたので、上には書かなかった)。
そしてスマホを鞄にしまった記憶はない。
システム1によるほとんど無自覚な行為、これが落とした原因だ(ヘッドフォンでポッドキャストを聴いていたので音に気づかず)。
鞄のポケットを開けたままスマホを入れると、歩いている間は大丈夫だが、座ると角度が変るのでポケットから落ちやすくなる。
落ちない処置をシステム2がすべきだった。
ついでに、こんなこともあろうかとドコモの紛失補償サービスには入っている(月額500円)。
なので紛失しても新品は手に入る。
ちなみに、本部キャンパスの私設「星が丘気象台」のネット配信は、東京宅で確認したところ、1回だけ成功したものの、その後ずっと停止状態。
結果論的には、学内バスに乗らずに素直に研究室から直帰しても同じで、そうしていれば3時間早く帰京でき、こんな騒動に遇うことはなかった。