今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

「生命大躍進」展

2015年08月31日 | 東京周辺

夏休み最後の日、小6の甥っ子と一緒に、上野の国立科学博物館の特別展「生命大躍進」を見に行った(8月中は月曜開館。10月4日まで)。

40億年の生物進化についての最近の研究成果が分かりやすく説明され、その証拠となる貴重な化石の実物が多数展示されている。

自分が勉強した頃の昔とは違う情報に、私も勉強になった。

古生代の海には、私が小学生の頃は三葉虫とオーム貝、ウミユリ以外はたいしたのがいなかったが、
今では、地球史上最大の節足動物・体長2mあるウミサソリ(アクチラムス)にさらに巨大な甲冑魚ダンクルオステウス(体長6-10m)が襲いかかる。

中生代では、ティラノサウルスはなんと胴体がカラフルな羽毛で覆われ、ほ乳類はすでに三畳紀から出現し、霊長類も白亜紀に出現したという。
巨大恐竜が闊歩していた時、ほ乳類はもとより、霊長類が存在していたとは、隔世の感。 

アフリカから出た新ホモ・サピエンス(・サピエンス)は、ユーラーシアの付け根辺りで旧ネアンデルタール人と混血し、その子孫が欧州とアジアに広がったという。
日本人を含むユーラーシア人にはホモ・サピエンスとは別系統のネアンデルタール人の遺伝子も混じっているのだ(アフリカのネグロイドが純粋なホモ・サピエンス。なるほど彼らは二足歩行が完成されている
)。 

これらのご先祖が幾度もの大量絶滅の危機を乗り越えて、頑張って生きてきたおかげで、今私たちがいるわけだ。
ありがたい話だ。

ついでに、科学博物館に行った時は、旧館の「シアター360」に必ず立寄る。
少々並ぶが、全周をおおう球状のスクリーンの映像体験は愛知万博以来で貴重。 


顔にレーザー治療

2015年08月29日 | 健康

今年の夏休みは、温泉にも山にも行く予定をたてなかった。
その代わり、館林のアメダスをチェックしにいくのと、
顔にレーザーを当てるのを予定していた。

前者は早速5日に実行したが、後者は伸びに伸びてやっと今日実現した。

恥ずかしながら、顔にシミができてきたのだ。
老人性の…
まだ小さいので目立つほどではないが、だからこそ、今のうちに取っておきたい(特にこめかみのやつ)。
レーザー治療で。 

母が通っている皮膚科で、その成果を確認していたので、私もというわけ。
ただ、保険がきかないので、正規には1ヶ所当たり5000円かかるという。
細かいシミまで含めると10ヶ所ではすまない数になるのだが、そこはずいぶんおまけしてくれた。
いずれにせよ美容系の所よりは安いはず。 

さて、治療手順だが、

最初に顔にクリーム状の麻酔薬が塗られる。
しばらく時間をおいて、ベッドに仰向けになり、両目を堅いカバーで覆う。
もちろんレーザーの光を見ないため(さらにカバーの内で閉眼する)。

なので、治療の様子は音と触覚でしか分らない。
音はレーザーが照射される時の鋭い発射音のみ。
発射音とほぼ同時に感じる痛覚は、麻酔がかかっていてもそれなりに鋭い。
 
熱く刺すような痛みが瞬間的に顔のピンポイントで感じる。 
皮膚が焦げる臭いまでする。
 大きい所は幾度も照射され、小さい所は一回で済む。
鼻梁や瞼にも照射された。  

おでこ付近が特に痛く感じ、頬付近はほとんど感じなかった。
これは麻酔の効きの違いか、 それとも皮膚の厚さあるいは神経分布の違いか。

照射が終わって、鏡をみた。
シミのあった所の表皮が取れて、赤くなっている。
なので見た目ではシミが取れた感じはしない(厳密には色が違う)。

今後、この赤い部分に表皮が再生して、カサブタができるという。
その時点で、シミ以上に目立つ状態になってしまう。
だから、授業がない夏休み中にやっておきたかったのだ。 

そしてそのカサブタが自然に取れれば、めでたしめでたしとなる。
そうなるまで、しばらく待つ必要がある。
ただ、赤みが最終的に消えるには、半年から1年かかるともいう。 

ちなみに、私の場合傷口が小さいので、絆創膏など不要で、明日から洗顔と入浴も普通でいいという。

シミは市販の塗り薬ではまったくといっていいほど落ちない。
手っ取り早いこの方法をお勧めする。


大谷田温泉に再挑戦

2015年08月28日 | 温泉

東京・足立区にある大谷田温泉(明神の湯)は全国でも屈指の濃さを誇る日帰り温泉で、なにしろ溶存量が約30000mg/kgと桁違いに多い(温泉法では1000mgを超えれば効能を謳える立派な療養泉)。
つまりずば抜けた”高張泉”で浸透圧がやたら高い(成分がどんどん皮膚から浸透していく)。

昨年訪れたものの、持参した電気電導率計(9999μSまで可能)では、温泉成分があまりに濃すぎたため、測定不能と出て、敗退してきた。→昨年の記事

そこで、20000μSまで測れる計器にパワーアップした私こと”計測マン”は、「源泉かけ流しの日」の本日を狙って計測に再挑戦しに参上した。

勤務先の関係で割引料金で入れるのが嬉しい。

さて、1年ぶりに塩気たっぷりの「大ひば湯」の浴槽に浸かる。

ほんとうは25℃での計測が標準なので、湯からあがって温度を下げたサンプルで計測すべきなのだが、はやる気持ちを抑えきれずに昨年同様、浴槽の湯に直接計器を浸けた(後で温度を下げた計測もちゃんとやっている)。

そしたらなんと、パワーアップした電気電導率計でも測定不能だった(もちろん、温度を下げても同じ)。

すなわち、20000μSをも超えているのだ!

買ったばかりのマルチ水質計も同じ範囲なのでお手上げ(期待した溶存量も塩分度も測れない)。 
あの溶存量の源泉かけ流しなので、きっと30000μS近くに達するのではないか。
濃いというより、計測マンにとっては、濃すぎる。

かくして、またしても敗退。
おそるべし大谷田温泉。


酸化還元電位の難しさ

2015年08月27日 | 計測

わが計測項目の1として、温泉などの酸化還元電位のデータを公表してきたが、

今一度酸化還元電位を勉強し直して、計測と解釈のむずかしさが今更ながら痛感した。

一番勉強になったのは、日本温泉総合研究所のサイトで、pHとの関連性の点。
電位が還元側に低くても、pHが高くアルカリ性だと、還元性は弱くなるということ。
なのでpHの値も一緒に示さないと評価はできない。 

また、公式の数値は水素電極によるものであって、市販の塩化銀電極の場合はおよそ200mV前後加算しなくてはならないということ。
すなわち、素人による計測値は約200mV分、酸化側なのだ。

換算表は別のサイトで入手したので、今後は換算値で発表すべきか。

そもそも、塩素消毒された温泉の湯や水道水は、ことごとく酸化系であることがサイトのグラフで示されている。


温泉の濃さが測れる

2015年08月26日 | 計測

私のもう1つの顔である”計測マン”のパワーアップはとどまるところを知らない。

今回、装備に加わったのは「マルチ水質測定器」(MJ-7200)。

今まで酸化還元電位、電気伝導率、pHをそれぞれ別個の計器で測っていたが、
これによって1つの計器でそれらが測定できる。
こちらは校正がちゃんとできるので(当たり前か)、信頼度が高い。

これを買った一番の目的は、「全溶存物質(TDS)」が測れること。
すなわち、温泉の”濃さ”が測れる。

いままでは比例関係にある電気伝導率で代用していたが、これからはダイレクトに計測できるのが嬉しい(ついでに塩分濃度も測れる)。

開封して、まず校正をしてから、家の水道などで、旧器と比較してみた。
電気伝導率を測っていたYK-23RPは数値が安定するまでに10分以上要したが、
こちらはるかに短時間で安定するので、ありがたい。

なぜ1台で異なる種類の計測ができるかというと、センサー部分が着脱式で交換できるから。
表示部分はセンサーに応じて自動的に切り替わる。

このマシンは台湾製。
なんでこの手の民生用測定器(気象計、水質計、線量計)は日本製がないんだろう。
日本製はバカ高い研究用か
あとは誰でも買う温度計レベルしかない。 

日本では、私のようにあれこれ計測する素人が極端に少ないのか。
みんな同じ行動様式だからなのか。
ご存知のように福島原発事故以降しばらくして、民生用の線量計がやっと発売されたが、
事故当初は線量計を持っている一般人はほとんどいなかった。
あわてて求めた人も、外国製しか手に入らなかった。
 その外国とは原発を稼働している国々。
すなわち、原発を稼働している国では、住民が線量計を持っていて当然なのだ。
熱中症を含む気象被害と温泉が多い日本なら、気象計と水質計も民生用で出回っていいのに。 


世界同時株安に慌てない

2015年08月25日 | 時事

世界同時株安になって、日経平均も17000円台に大幅に下った。
でも、リーマンショックとその後を経験しているので、慌てない、慌てない。

たとえばダウ平均でいうと、
2007年10月に過去最高値の13930$を記録した。
それがリーマンショックなどが続いて2009年1月には7063$までほぼ半減した。
この間の私は、なすすべなく、おのれを笑うことしかできなかった。
そして遅まきながら損切りに着手した。すなわち損の確定。

ところが、その後株価はゆっくり回復し、2013年1月に、リーマンショック前の過去最高値を回復した。
すぐに必要な資金でなかったのに、損切りしなければよかった…。
さらに株価は上昇を続け過去最高値を更新し続け、
2015年5月には18312$に達し、これが現在の過去最高値である。
世界同時株安が続いている25日でも15871$にとどまっている。

日経平均は2009年から13年までが悪夢だった(リーマンショックからの回復にてこずった)が、それ以外は似たような変動をしている。

日々の変動で儲けようとするデイトレーダーでなければ、 
短期的変動はそもそも織り込み済みでなくてはやっていけない。
長期的なトレンドを見据えてどっしり構えたほうがいいと思う
(Wikiあたりで1896年以来のダウ平均のグラフをみるとよい)。 
さらに"逆張り"を貫く勇気(世間の気分の逆をいく行動力)があれば、儲かると思う。 

もちろん、日本のバブルは再現しないし、中国とユーロ圏は中長期的には心配だが。


8月は温泉に行かず

2015年08月24日 | 生活

8月も残り少なくなったが、結局今月は温泉旅には行かないことになりそう。

なぜなら、原稿執筆モードに入ったため、遠出するよりは図書館に通った方が効率がよさそうだから。
これは実家にいるからであり、名古屋宅だと週末は家にいるより宿の方が集中する。

また、足を伸ばせる実家の風呂を使っていると、温泉宿の大浴場が恋しくならない。

名古屋にいるときは、仕事のストレスからの解放という意義があるが、
夏季休業中ではストレスがたまらないので、ここから逃れて気分転換したいという気にならない。

もう1つ、こう暑いと遠出する気にならないというものある。

かくいう理由で、世間様はおおいに夏を楽しんだ8月だが、私はひたすら図書館通いで終始する。

浮いた旅費で計測器を充実させることにした。


システム3:二重過程モデルを越えて②

2015年08月22日 | 心理学

既存の二重過程モデル、すなわち人間の認知−行動のシステム1(速いが不正確)とシステム2(精確だが遅い)を根底で支えるのが身体的なシステム0であることを以前の記事「システム0:二重過程モデルを越えて①」で示した。
ただしシステム0はシステム1,2を支えているのであって「越えて」はいない。
通常の認知−行動現象はシステム1,2の二重過程で話は済む。

ところが、人間はさらにハイレベルに行くことが可能で、そうすることによって日常では得られない認知体験ができる。

それがシステム3だ。

システム3は自分の認知−行動システムそのものを認知するメタ認知作用である。
この作用は、システム1の自動処理に流されず、システム2の妄想的思考にも距離をおける。
すなわち自分が自明視している前提に気づき、思考のとめどない流れに待ったをかける。
これは現象学※であり、マインドフルネス※である。
マインドフルネスであるということはヴィパッサナー瞑想※である。
※それぞれについてはWikiなり他を参考にしてほしい。Amazonで検索すると関連本が紹介される。

システム3は瞑想的態度ゆえに、システム1のような”行動”でも、システム2のような”思考”でもない。
ただただ”観照”する態度である。
自分の経験を、自明視することなく、過剰に解釈することなく、ただ純粋に気づき、実感する。
システム3は日常的に作動しているシステム1,2を停止する。
それによって、見えなくなっていたシステム0(自分の身体性)に直接出会える。
自己という存在に出会える
(そしてヴィパッサナー瞑想の深まりによって、その存在の実態が見えてくるだろう。
そこまでいったら仏教とハイデガーのそれぞれの存在論が融合するだろう…)。 

日常のシステム1,2の代わりにシステム3を根拠に自己の心・経験を再構成すること。
それがマインドフルネスという認知行動療法であり、ヴィパッサナー瞑想という仏道修行であり、現象学という哲学的態度である。
ちなみに、これらの最終目標はそれぞれ異なっているが,相互影響的利点がある。
たとえば現象学の欠点は実践力の乏しさにあったが、マインドフルネス瞑想(ヴィパッサナー瞑想の一部)と融合することによって、日常的に”エポケー(判断停止)”がトレーニングでき、誰でもが「現象の現われ」を虚心に体験できるようになる。

既存のアプローチは、システム1と2(行動経済学、意思決定論)、システム0と3(精神神経免疫学)、システム1と3(マインドフルネス)、システム2と3(現象学、ヴィパッサナー瞑想)というように任意の1対のサブシステム群を扱っているが、それでは人間存在をトータルに観る視点には達しない。
このシステム0,1,2,3の4つのサブシステム(とその相互作用)からなる心のシステムモデルこそ、これからの(認知、社会、臨床)心理学のモデルにしていきたい(むしろ既存の心理学を超えてしまう…が、それでいい)。

今、この心のシステムモデルの構想を論文にしている。
→論文は2016年3月に刊行されたのでpdfで公開する☞「システム0とシステム3:二重過程モデルを超えて」(山根一郎)

☞システム3の応用:「マインドフルネスで歩行矯正」へ

☞モデルの更なる進展「ステム3からシステム4へ」へ


危険の察知と恐怖の発動とのタイムラグ

2015年08月21日 | 心理学

恐怖感情を心理学的に探究してきたが私が、6月30日の新幹線放火事件に巻込まれて、久しぶりに「危険な恐怖」※を味わうはめとなった。
※お化け屋敷やホラー映画での恐怖は「危険でない恐怖」

もっとも恐怖研究の方は論文を2本書いたので一応の終結とし、関心は次なる分野へ移っていったのだが、
先日、この論文について雑誌インタビューを受けたこともあり、今一度恐怖感情について、その生々しい体験者として考えてみたくなった。

そもそも恐怖感情についての通俗的な定義は「危険に対する反応」となっているが、それは生物学的結果論的解釈であって、心理学的には肯首できるものではない。
なぜなら事態が危険であるかの認知は、かなりの知性を必要とするのであり、幼児や動物が通常示す生得的な恐怖反応を説明できないからである。
まぁこのへんの議論は拙論(「恐怖の現象学的心理学」「恐怖の現象学的心理学2」.いずれもネット公開中)を読んでいただくとして、私自身の体験から、危険の認知と恐怖の発動は直結していなかったことをここに示したい。

まず、犯人が1号車の先頭でガソリンを撒いた時、私はかつての新宿バス放火事件を思い出し(そのニュース映像や炭化した遺体の写真の記憶)、これは放火されると判断して、とっさに席を飛び出した。
これは危険の察知(認知)である。
この時のメインの感情は、命の危険にかかわる事件に自分が巻込まれてしまったことに対する驚き(ただし驚愕ではなく、「これは現実なのか!?」という強い意外感)であり、恐怖はまだ発動していない。

いったん2号車よりのデッキに避難したが、大事な荷物が詰ったキャリーバッグを忘れてきたことに気づき、犯人が点火するのにまだ1秒以上の間があるのを確認し、キャリーバッグを取りに走り戻った。
このように危険の差し迫り度合についての冷静な判断をし、さらに避難とは逆方向の行動をとれるのも、恐怖におののいていない証拠だ。

その次の瞬間、犯人のいた面が一斉にオレンジの炎となった。
これが実質的な危険対象の発生である。
逆に言って、これが発生しなければ私の感情はここで終わっていた。
この瞬間、私は2号車よりのデッキに向って逃げた(この行動は炎と関係なく予定していた)。
これは突発的で強烈な視覚刺激に対する反射的行動でもあるため、感情が発生する余裕すらない。 

私は他の客とともに、2号車に駆け込んだ途端、1号車から熱風と黒煙が追いかけてきて、それにつかまった。
背後からの捕縛によって恐怖という興奮感情が始まった。
すなわち、私にとっての恐怖の直接原因はこの熱風と黒煙である(熱感、視覚、嗅覚)。

危険の察知段階に比べると精神的余裕がまったくなく、ひたすら恐怖対象である(リアルに苦痛をもたらす)熱風と黒煙から逃れようとする。
恐怖に襲われている時は、認知も行動もかなり狭隘になる。

このように、危険の察知と恐怖の発動は対象的にも時間的にも(連続はしているが)別の経験事項なのだ。
危険の察知にはシステム2※の推論も加わるが、恐怖が発動した後はシステム1※状態となる。
※これらの用語は下記のリンク、 さらには本ブログのカテゴリー「心理学」の記事に説明がある。 

だから恐怖が発動する前に、危険を察知して避難行動をとることが人間として適応的なわけだ。
なぜなら恐怖感情に覆われると、合理的な判断(システム2)ができなくなるから。 
恐怖反応は条件が揃えば自動的に作動するけど(だから娯楽としての「危険でない恐怖」が可能)、危険の察知には学習や推論が必要(私にとって新宿バス放火事件の記憶が参照されたように、防災や防犯には過去の事例が参照となる)。 

この時の心理のより生々しい自己分析は「新幹線放火事件:その時の自分の心を解説」に詳しい。


国会図書館で甲子園決勝を観ながら

2015年08月20日 | 時事

高校野球の準決勝の事を書いたのに、決勝について書かないというのもヘンなので書くことにする。

といっても地元東京が敗退したので、自宅ではなく国会図書館に行く。

国会図書館の新館のパソコン席はフリーの線LANが使えるので、朝日新聞・朝日放送運営のネット実況放送をiPadminiで無音で再生しながら、ノーパソで自分の仕事をする。
野球なので音声なしでも分るし、別の画面で配球やバッター情報などのテキストを見れば、情報量的にテレビ観戦に遜色ない。

試合は思いの外乱打戦となり、一時は同点になるなど白熱したが、東海大相模の力がやはり上回っていた。

東北勢の100年ごしの悲願は今回も達成されなかったが、今では東北は強豪校がひしめいている。

実は私が高校野球を記事にすること自体めずらしく、最近はプロ野球と同じくほとんど観ない。
その私が今回観てしまったのは、関東勢の活躍とりわけ東京勢の事前の注目があったからなのは否定できない(ようするにマスコミの影響)。

実際観戦すると、高校生といえども驚くようなファインプレーがあり、見ごたえがある。準々決勝が一番面白かった。
前回見入ったのは、 ハンカチvsマー君の2日間にわたる死闘で、小さい時に観た、三沢の太田vs松山商の死闘を彷彿させた歴史に残る試合。
ああいうのはホント観ないと損だ。 

 


自宅で準決勝を観ながら

2015年08月19日 | 雑感

今日は私の帰京中の仕事場になっている国会図書館が休館で、
しかも高校野球の東・西東京代表の2チームがともに準決勝に出るというので、
いっそのこと在宅日に切り替えた。

といってもテレビの前に陣取っていては作業が進まない。
自室パソコンの27インチ大画面を作業用とし、13インチ小画面にネット配信の実況中継画面(と音声出力)を出して、ネット中継をチラ見しながら作業をすすめた。

試合結果は、ご存知の通り、実力差通りになって、ともに完敗。
2試合ともに序盤で決着がついたので、幸か不幸か、中継を見入る時間も少なく、思ってた以上に作業が進んだ。 
そして明日も、清宮とオコエの打席が気にならなくなったので、仕事に打込めるはず。

応援する立場では残念だったが、ともに準決勝まで勝ち残った点ではよくやったといえる。
なにしろ抜きんでた選手が1人いたところで、いい投手のいる総合力が高いチームには勝てないものだ。 

というわけで、今日は一歩も外へ出なかった。
体重が0.4kg増えた。


保険料おりた

2015年08月17日 | 健康

2年前の8月にやった右目の白内障手術。→「白内障手術体験記
手術代が5万程度だったこともあり、自腹で払ってそのままにしておいた。

生保には一応入っているが、保険料を抑えるため、保障内容はこだわらなかったので、チェックをしなかった。

先月、たまたまその生保の外交さんと接する機会があり(要するにより高い商品の勧誘)、
入院以外に手術した場合も保険が降りると言われたので、白内障手術を思い出し、それも降りるかと尋ねたら、降りると言われた。

手術をしたクリニックに連絡して、二年前の「手術同意書の写し」と「支払証明書」を発行してもらった(領収書は医療費控除の申告に使用済み)。

それらを外交さんに渡し(その場でもより高い商品の勧誘を受けたが、固辞し)て、手続きを待った。

そしてお盆休み明けの今日、保険料(10万円)が私の口座に振り込まれた。
5万ほど儲かったわけだ。


都立中央図書館は国会図書館の爪のアカでも…

2015年08月14日 | 東京周辺

学生時代から愛用していた都立中央図書館だが、もはや国会図書館に完全に水をあけられ、比較することさえ都立中央側に酷となった。

ノートパソコンを持ち込んで長時間作業できる環境を真っ先に切り開いた都立中央だが、その売り自体が国会図書館の新館にもっていかれた。
国会図書館新館の方が一人当りの面積が広く、電源も充分に取れ、椅子もいいのだ。 

そして国会図書館側は、無線LANを開放するというアドバンテージを誇っている。

一方都立中央は、最上階の食堂が縮小され、メニューの選択肢がほとんどなくなったのが痛い。
選択肢の多さではもともと国会図書館に負けていたものの、都立中央の「揚げ焼そば」と「広東めん」が楽しみだったのに…。
ようするに予算縮小傾向で、サービスの拡充は二の次になっている。
国よりは懐具合が豊かなはずの東京都のトップの図書館がこれだ。 

国会図書館の欠点は、空調設定の消極性にあったのだが、今年は違う。
半日いると、寒気がするくらいにエアコンが効いている。

日曜・祭日が休館というのが残念なのだが、平日は迷うことなく国会図書館通いだ。


夏季休業の前に

2015年08月12日 | お仕事

昨日で前期の業務を終えたので、私も正式に夏季休業と相成った。
もちろん18きっぷでのんびり帰京する。

せっかくなので中央線経由で山岳展望を楽しみながら帰ろうと思ったが、

昨日、キャンパスの電気工事による停電で、わが私設日進気象台のネット配信用パソコンがシャットダウンしたままになっていた(Macだと停電後も自動的に再起動できるのだが)

このままほっといて帰省すると、今月いっぱい日進の気象観測情報がネット配信されない。
いくら私設のボランティアとはいえ、気象情報の配信が半月以上停止したままでは、私的気象業務に携わっていると自負している気象予報士としての名折れだ。

なので、今朝、帰京の途につく前に、休業中の大学に行き、研究室のパソコンの電源を入れてきた(用事はたったこれだけ)。

このため、2時間余分に時間のかかる中央線経由を諦め、いつもの東海道線経由に切り替えた。

浜松では、前回ありつけなかった「浜名湖漁協」のうなぎ弁当をゲットし、乗り継ぎの便を遅らせてホームでかっこんだ。
はやりおいしい。

さて、これからは東京で、夏休み…ではなく、論文執筆!


インターンシップ巡回指導

2015年08月11日 | お仕事

前期試験の成績を提出し、夏休み中のオープンキャンパスを終え(学科説明を担当)、今日はインターンシップの巡回指導を済ました。

インターンシップとは、3年生の段階で、企業に数週間研修に行くもので、今では卒業単位に換算される。
ただ、企業にとっては、どれほどメリットがあるかわからないので、学生を送り出す大学としては、ご迷惑をおかけしていますと、教員が挨拶に行く。
それが「巡回指導」。

指導といっても、先方の業務なので、こちらがあれこれ言えるものではない。
まず先方の担当者から学生の働きぶりを伺う。
そして当の学生にも会って話を聞く。

ただ、あちらの業務中なので、学生を長く拘束してはいけない。
このへんのさじ加減が微妙だ。

今回は自治体の青少年センターの業務で、学生たちが、地元の若者を相手に、いろいろイベントを企画し実行する。
民間企業よりも自主性が求められているようで、学生もやり甲斐があるのではないか。

学生にとって、とてもいい経験になるのを確信できただけでなく、
私にとっても、教え子が一生懸命仕事をしている姿を見るっていいもんだ。

これで前期の担当業務は完全に終了。