とうとうGWに突入。
わが勤務先の大学では、授業開始が連休明けなので、思わぬ大連休となってしまった。
さて、日本の感染者を引っ張ってきた東京の感染者数が、先週の土曜(4/25〕から減少モードになっている。
以前は、北海道とともに感染者・死者をリードしてきた愛知では、感染者が0の日もめずらしくなくなった。
これもひとえに、皆が不要不急の外出を自粛している成果といえる(近所の散歩は問題ない)。
では、いったいいつになったら”山を越えた”と言える日がくるのだろう。
東京でいうと、先々週の金曜〔4/17〕が201人と(現時点での)最大値を記録し、先週の金曜(4/24) も161人と極大を示したように、金曜に増える傾向にある。
なので、今週の金曜(5/1の平日)に100人割ってくれれば、減少傾向に確信がもてそう。
だが、そうは簡単には安心できないようだ。
実は、致死率は下っていないのだ。
志村けんが亡くなった2日後の3月31日の時点で、死者/感染者による致死率は、3.03%だった(→その記事:致死率が増えている)。
3月7日で1.47%だったので、3月中に倍増したことになる。
岡江久美子が亡くなった6日後の4月29日午前時点のNHKのデータだと、
死者/感染者=413/13895なので、致死率は2.97%となる。
3月末との差0.06は誤差にすぎない。
4月に入って感染者はぐっと増えた。
これが、”検査数が増えたから必然的に(無症状の)陽性率が増えた”というなら、致死率は減っていいはず。
ところが、致死率が減っていないということは、純粋に、致死率3%の”発症者”が増えたことになる。
実際、本日の死者9名は今までで最多(上の集計には算入されず)。
つまり致死率でいうと、まだピークは”過ぎて”はいない。
季節性インフルエンザの30倍もの致死率、感染した33人のうち1人が死ぬウイルスが、まだわれわれの間の誰かと誰かに宿っているのだ。
感染しないためには、ひとえに人に近づかず、人の触った場所に触れず、帰宅したらまっささに手指消毒する。
このGWこそ、それを持続して、感染者だけでなく致死率も減少カーブにもっていくには、ここが我慢のしどころ。
まさに正念場だ。頑張ろう!