今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

那須の宿

2006年11月27日 | 
沖縄旅行がつぶれたので、せめて泊りの旅行くらいしようと、那覇のかわりに那須に行ってきた。
先月は上越線の旅だったので、今回は東北本線にしたわけ(浜名湖にも行ったはずだが…)。
それに、映画「茶の味」のDVDをつい最近観たばかりで、同じ栃木県の茂木(もてぎ)の田園風景が心に焼きついていた。
なのでこの旅に持っていくDVDは「茶の味」に加えて(執筆作業がないのでDVD2本観賞)、同じ北関東モノである「下妻物語」を選択。
ちなみに、2つとも土屋アンナが出演しているのは偶然か?

残念ながら、雨天のため那須での眺めはゼロ。
なので味わえたのは宿だけ。
今回泊る「ホテルサンバレー那須」はかなり大規模な複合ホテル(結婚式場や水着で入るバーデ・ゾーンなどもある)。
その中で自分が泊る「アネックス館」は、洋室ばかりでシングルルームもある。
ただ、そこには大浴場・食堂・売店がない。入浴・食事・買い物は本館まで歩いて行かなくてはならない(とっいても徒歩1分)。
さすがトイレは外に出なくていいのには助かった…。

チェックイン時には、ロビーにフルーツジュース・コーヒーの他、イチゴワインや梅酒も自由に飲めるように用意されている(夕食時まで)。
風呂は、本館以外にも計3ヶ所ある。
泉質は複数あるようだが、白濁した硫黄泉が温泉気分を高める。
脱衣場にマッサージ機があり、フリーで使える所もある。
バーデ・ゾーンやさまざなな湯がある混浴露天風呂(水着着用)は、カップルや家族が楽しんでおり、一人客は肩身が狭い。

夕食は本館でバイキング。
目の前で調理される天ぷら・寿司・サーロインステーキのほか、カニ・エビチリ・湯葉・フルーツやケーキもある。
私は、バイキングでは炭水化物と脂肪分は極力取らない方針なので、寿司やパスタ・ステーキなどは手に取らず、シーフードと野菜中心に腹いっぱい食べる。
驚いたことに、ロシア人の楽団(3名)がやってきてロシアや日本の曲を奏でる。

アネックス館のシングルルームはビジネスホテル的狭さなので、滞在での執筆空間としてはちと苦しい。
ここは部屋の居住性には満足しないが、それを共通空間のサービスで補っている感じ。
バイキング2食つき・あちこちの風呂とバーデゾーン入り放題(チェックアウト後も)で1万円弱なので、執筆滞在には向かないが、一般的な宿としては合格としよう。

沼袋を歩く

2006年11月25日 | 東京周辺
実家での休日は図書館で原稿書きと相場が決まっていたのだが、
昨日の仕事仕上げの解放感にひたるべく、秋晴れの今日は「都内ぶらり散歩」に出発。
ナッキーさんのコメントの返事に中野区の百観音のことを書いたら、自分で行きたくなってしまったので、そこを目ざす。

「私鉄沿線」という雰囲気そのままの西武新宿線、沼袋で降りる。
踏み切りに交差する狭い道路沿いに商店街が伸びている。
狭い道の両側に歩行者が通り、一方通行の道には車どころが路線バスもはいってくる。
これぞ私鉄駅前の風情。
せっかくの「ぶらり散歩」なので、ここの商店街で昼食にする。

テレビ番組なら、ここで地元でも評判の名物料理を堪能!となるのだが、
ホンネのブログでは、残念ながら苦情のレポートになってしまう。
なにしろ、こういう住宅地の食べ物屋って、たいていラジオなどの音がうるさい(ウチの近所もそう)。
食事というのは、内臓を活性化するため副交感神経を使うので、リラックスする必要がある。
それなのに、騒がしい放送を流しっぱなしにされると、それがストレッサーとなって交感神経の方が刺激される。
つまりリラックスの逆の興奮状態を強いられるわけで、当然食欲がうせる。
それに音楽なんて好みの個人差が大きいから、聴きたくもない音楽流されてもサービスとは感じない。
商店街の食堂レベルでは、「食事空間における音環境の役割」なんて全然考えられてないわけで、
きっと店側のひまつぶしのためなんだろう(つまり生活臭を出しすぎ)。
こういう時のために、携帯してきたiPodをオンにし、それにつなげたノイズキャンセリング・ヘッドホンで耳をおおう。

さて、実際そういう店ばかりで、落ち着かないので
早々に食事をすませて、散歩を開始する。
イチョウの大木が立派な禅定院、庚申塔が幾基もある実相寺を見て、公園になっている百観音(明治寺)へ(写真)。
西国・坂東・秩父の観音あわせて100体分の石仏が並んでいる。
昭和初期あたりに彫られた観音は基本的に同じ彫師によるようで、
数のわりには、顔立ちのバラエティさに欠ける。
ふらりと遭遇した昔はここの印象はもっと鮮烈だったのに…。

中野区って山の手と武蔵野の中間地帯なので、古い住宅地の道は狭く、微妙に曲って、緑も多い。
風情のない直線道路化された多摩の新興住宅地でも、ビルやマンションだらけの都心でもない風景。

北に進み、新青梅街道沿いに区立の「歴史民俗資料館」がある。
郷土の名家が寄贈した土地にあり、入館無料で、常設・特別展示室がある。
調査研究室もあり、そこでの成果が本となって売られている。
地元の遺跡・習俗に関心がある人にはおすすめだが、
地元住民でない私は一番入門的な「なかのものがたり」(280円)を買った。
散歩コースにこのような地域の情報センターがあると、自分の訪れる先の知識がいっきょに膨らむからうれしい。

さらに北上して地元の鎮守氷川神社に詣で、徳川将軍家膳所跡のある東福寺を見て、大江戸線で帰ってきた。
今回まわった寺はみな真言宗だった。

夜は寝よう

2006年11月21日 | 
原稿仕上げのために、浜名湖畔の準定宿に泊ってきた。
チェックインまでの時間つぶしに、途中の豊川インターで降りて、豊川稲荷に参詣。
ここは本当は曹洞宗の寺なのだが、境内の稲荷神社の方が大繁盛してしまい、
寺の坊さんにとっては「軒下貸して母屋取られる」という気分だろうな(繁昌しているからいいか)。

浜名湖畔の宿からは東名高速がよく見え、上下線とも一晩中物流のトラックが絶えない。
宿のベッドでいい気分で寝る時いつも思うのだが、夜通し運転するトラック運転手の不自然な生活スタイルは健康にいいはずがない。
便利さの無節操な追求はいいかげんにして、皆夜は静かに眠ることにしたらいいのに。
でもそうすると昼間が交通渋滞になるか…。

と余計なことも考えたが、和洋室の広い部屋で原稿は予定通り進んだ。
これで2食付き(ともにバイキング)で6800円だから安いもの。
ここがなんていう宿かは私のHPの「旅と山の世界」のどこかに載ってるよ。

収穫祭!

2006年11月16日 | 歳時
毎年のボジョレー・ヌーボー解禁で、スーパーやコンビニまで同調して騒いでいるのはどうかもとも思うが、
秋の収穫を感謝し、収穫物を堪能するのは人類にとって一番の祭りなのだ。
今の日本には新嘗祭も感謝祭もなく、「勤労感謝の日」とかいうわけのわからない日が休みになっているだけだから、
世界で最初に今年の新酒のボジョレーワインを飲める今日この日を”収穫祭”にしようではないか。
とかいってまた飲む口実がほしいわけだが。
口当たりのいいライトな新酒に乾杯!

りゅうのすけ君まつり

2006年11月12日 | 東京周辺
秋晴れの日曜の昼下がり。
実家近所を歩いていたら、「りゅうのすけ君まつり」という商店街の祭りのチラシを見つけた。
通り沿いの寺の向いの広場でやっているという。
行ってみるとエレキギターとドラムの音が響く。

会場の中央では、仮設の舞台の上で商店街のオヤジさん連中がベンチャーズのナンバーを演奏していた。
バンドを囲んでいる聴衆も白髪のおばさんやら同年代ばかり。
リズムをとって体を動かし、そのうちバンドの前で踊りだす。
昔エレキサウンドにあこがれた若者たちが、そのまま歳とったわけだ。
エレキギターって今や中高年のノスタルジックな楽器なんだな。
でも久々に生で聴いた「ダイヤモンド・ヘッド」はよかったよ。

祭りといっても、ほとんど商店街の人たちばかりの雰囲気。
模擬店では野菜が大安売りだったので、母に携帯でリクエストをとって、
丸々1個の白菜・キャベツ・大根を買って帰った(計200円、重い)。
でも祭りのタイトルとなった”芥川龍之介”との関連は見出せなかったなぁ。

そして自分のiTunesにベンチャーズの曲が1つも入ってないと気づいて、近所の図書館にベンチャーズのCDを借りに行った。

仏像展

2006年11月11日 | お仕事
東京国立博物館平成館でやってる「仏像展」(12月3日まで)を観に行った。
中学の修学旅行(京都奈良)をきっかけに仏像ファンになって以来(仏像好きな中学生だったわけ)、この手の展示には足を運んではいるが、
正直言って、仏像は単なる美術工芸品じゃないんだから、やはり寺の本堂で信仰の対象として拝みたい。
でも間近でじっくり見れる点ではこういう場もありがたい。

今回は「一木彫り」をテーマにしたもので、奈良時代から江戸時代の円空・木喰(もくじき)まで網羅。
なぜか十一面観音が多い印象で、目玉展示の滋賀・向源寺蔵の十一面観音菩薩立像(国宝)も確かによかったが、個人的には和歌山・慈光円福院蔵の十一面観音菩薩立像(重文)も気に入った。

これらを観ると、十一面観音って観音像の中でも一番人気があったみたい。
確かにオーソドックスな”聖観音”より造形的に面白みがあり、かといって”千手観音”のようにちょっとやり過ぎって感じもない。
頭上の十面も豪華な宝冠に見えてドレッシーな印象だし、さらに腰をひねって片足を出したポーズが実になまめかしい。
そう、私も十一面観音ファンの一人。

高校時代に戻る

2006年11月07日 | メモリアル

わが都立秋川高校(5年前に廃校)のワンゲル部の同輩と後輩が東京で私に会おうとセッティングしてくれた。
そこに2年先輩(自分が1年のとき3年生)の元部長が登場(当時は、怖かった)。
10秒ほど誰だかわからず、じっとみつめてしまった。

現在の自己紹介をすませれば、もう気持ちは高校時代に戻る。
全寮制の高校のしかもワンゲル。
当時のつらい練習のおかげで、いまだに山に行っても歩くスピードは衰えない(下りの膝は痛いけど)。
なによりもサバイバルする精神力が鍛えられた(3年間の兵役生活だったから)。
あの3年間を生きてこれたから、その後の人生で辛いものなんてないよなぁ。
これが、卒業30年後のオレたちの結論。


姉来日

2006年11月05日 | 身内

3ヶ月ぶりの今回は、日本とイタリアのアニメの交流(といっても情報的には日→伊、人的交流では日←伊)の仕事のためで、
あちらの家族は同行せず、講師をしているアニメスクールの留学生と同行。
毎度のことながら、滞在中は家族でゆっくりする暇なし。

着いた日の晩は納豆とおでん、昨晩は近所の寿司屋でもてなした。
イタリアでも今年はなかなか寒くならないとのこと。


イチョウ葉エキス2

2006年11月03日 | 健康
イチョウ葉エキスの摂取をやめて一週間。
先週のような記憶の再生障害は出なくなった。
「そんなの偶然だ」と言うなかれ。

実はそれ以前に、イチョウ葉エキスのサプリを最初に飲み始めた時も、同じ症状になったので、一時期やめておいたのだ。
でもその時こそ、「偶然かも」と自分でも思ったので、耳鳴りを治したいため摂取を再会した。
そしたらまた見事に症状が出たわけ。
その症状とは普段会っている人の名前が出ないもので、今までそういう物忘れは経験したことなかった。
これは自分でも変(歳のせいとは違う)と感じるほどだった。
ネットで調べてもイチョウ葉エキスの副作用は、血液凝固ができないようなものだけで、脳機能に関する報告はない。
むしろ記憶力増進を謳っているくらいなので、
この逆作用が起きたことになる。
人の体の反応は、医学知識の先を行くから、いずれ話題になるかも。