今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

民度を競う

2010年09月30日 | 時事
尖閣問題は、今は微妙な時なのでつっこんだ言及は差し控えたいが、
大局的には中国が損をする結末になりそうだ
(民主党政府のやり方を是とするのではないが)。

成熟した社会では、強引に出た方が勝つというのではなく、
大人げない行動をする方が損をするという仕組みになる。
国際社会から近所・職場まで。

その社会で生きていくには、国レベルにおいては、権力者だけでなく、
国民レベルで”民度”を上げる必要がある。

礼法者としての私は、洗練された”礼”の文明を築いた古代中国を尊敬している。
だが、早熟だった中国文明の最後の輝きは南宋だったという。
今は、その痕跡もないらしい。

儒教的礼をさらに洗練させ、武家礼法を作った日本だが、
やはり現代は民度がかなり落ちている。
渡辺京二の『逝きし世の面影』(平凡社)を読めば、それがわかる。

ともあれ、民度において負けたくはない。

急げ、ビデオテープのデジタル保存

2010年09月27日 | 生活
VTRビデオデッキとパソコンをつなげて、 VHSなどのアナログ映像をデジタル保存する装置を買った。
個人で撮ったビデオムービーやDVD化されていない映像作品など
保管したままのアナログ映像をデジタル保管するため。

装置をつなげて、数年ぶりに使うビデオデッキにビデオカセットを差し込む。
ところが、差し込んだ後テープが動かない。
再生・早送り・巻き戻しができないだけでなく、
取り出すことまでもできなくなってしまった。
幸い、試し用のどうでもいい中身のテープだったが、
デッキ自体が使えなくなった。

ならばと実家に装置を持っていき、実家の自分のデッキ(これも数年ぶりに動かす)に、
試し用のテープを入れてみる。
そしたら、まったく同じように動かない。
つまり、こちらのデッキも使用不能に。

それぞれのデッキは、ともに世界に冠たる日本の一流家電メーカー製。
もちろん保証期間ははるか以前に終了。
デッキの不良品というより、経年劣化とみるべきだろう。
ビデオデッキ固有の、テープ走行部分の劣化(当然、テープ側の劣化もあるだろう)。

この体験をして、ビデオテープのデジタル化は、ますます早めにすべきことを痛感した。

ちなみに、私のような装置を使わずとも、
ビデオデッキに録画可能なDVDデッキやデジタルテレビをつなげればデジタル化はできる。
アナログ側(とりわけビデオデッキ)の劣化が進む前に、やっておくべきだ。

買う物がない

2010年09月26日 | 東京周辺
松茸を大盤振る舞いした翌日
秋の空となったので銀座に出かける。
秋物の服でも買おうかという気持ちで。

銀座といっても向かったのは、まずはファストファッション(ユニクロは除く)の店だが、
デザイン過剰で着て歩けないものか、デザイン不足で面白みがないかで、
食指を動かされるものはなかった。

そのまま新装開店の銀座三越の男性アクセサリー売り場に足を運ぶ。
時計はもとより関心がなく、
カメラ売り場を占領していたライカは目の毒なので素通り(ライカ病の既往者なので)。
靴はけっこう手ごろな感じだったが、
普段履く靴としてはビルケンシュトックの快適さに勝るものがないので、結局ここも素通り
(ビルケンの靴だけで8足ほど持っている)。

最後に文具の伊東屋に入る。
ここは銀座で一番ワクワクする店だったが、
ペーパーレスをほぼ実現しつつあるiPadユーザーとなった現在、
筆記具もブックカバーも書類入れも、いずれも必要なくなっている自分に気がついた。
なのでここもフロアーを上下しただけで店を出る。

ならiPadのアクセサリーで買うものはないかと、有楽町を越えて、ビックカメラに入る。
iPadのケースは、アップルの純正のもの使っているのだが、
デザイン的に平板で面白みがないのが不満。
でも店内にあった他のカバー類を見比べた結果、
カバーとしての機能・使い勝手は使用中のものを上回るものがないことが分かった。

それでは、とうことで上野アメ横のレザーショップに行って、
新作のレザージャケットを買おうか。
有楽町から山手線に乗って行って見たら、皮の素材と形態の組合せにほどよいものがなく、
むなしく店を出る。

というわけで買物に行ったつもりだったのに、何も買わずに帰ってきた。
思わず衝動買いしたくなるような魅力ある(デザインと機能がともに良い)モノに出会えなかった。
基本、男モノってすでに持っているモノと大差ないモノしかないので、買物の楽しみがない。

秋の松茸祭り

2010年09月26日 | 身内
弟の誕生会として、年に一度の”松茸パーティ”
今年は不作と聞いたが、
アメ横の毎回買う店で、岩手産の松茸を出来るだけ多く買う。

大人4人が賞味するので、最低でも1kgはほしい
(6歳の甥は食べつけないものは食べない)。

こちらも買い慣れているので、もう交渉に時間をかけない。
表示値の何割くらいが適当かわかっている。

ちなみにアメ横では、まずは店を選択する目が必要。
私も初心者の時は、北朝鮮産の釘入り松茸をつかまされた。

網焼き用に1本の松茸を縦割りに4等分する。
これで数も4倍になるので、見た目も豪勢(写真)。

炭のコンロで網焼きにすると、香りが部屋中に広がる。
焼きたてにカボスと塩コショウを軽くつけて食べる。
今度は口の中に香りが広がる。
コリコリした食感もいい。

いつもならおいしく感じるエリンギを対比的に食べるが、
まったく無味乾燥なものだったと痛感。
その他に椎茸、本シメジも焼く。

たまの贅沢を家族で堪能。
いくら食べても0カロリーというのもうれしい。

敬老の日の大船

2010年09月21日 | 東京周辺
敬老の日は、東海道線の大船駅(神奈川県鎌倉市)の近くにある大学時代の友人宅でバーベキュー。
そこに行く前に数十年ぶりに駅裏側の大船観音に立ち寄った。

大船観音は、大船駅に近づく車窓から見える突き出た頭が、
「ぬっとあるもの」(ポーラ文化研究所刊)として、
まずは無気味さを感じるのだが、
アングルが変ってお顔が正面になると、その穏やかな美貌に安心感を覚える。

観音のある寺は駅裏の高台にあるので、上がると大船の街が一望。
巨大な観音像は近くで見てもアラが見えず、ますます美貌で、
建造にかけた人の真摯な思いを感じる。

観音像のミニチュア(1200円)は前回に購入してあるので、
今回は観音像を結構精巧に摸した最中(400円)を買った。

そして友人宅へ行き、
真っ昼間からビールをがぶ飲みしながら庭で焼かれるバーベキューを頬ばる。
本当はその仲間達を写真に撮ろうとカメラを持参したのだが、
飲食と会話に夢中になってすっかり撮り忘れてしまった。

なので、シラフの時に撮った大船観音の話題にとどめることにする。

祝杯の理由

2010年09月17日 | お仕事
今日は祝杯。
なぜかというと、まずは年に一度の健康診断が終ったから。
健康診断を挙行した訳ではなく、単に受けるだけの身だが、
胃検診のため、前の晩9時から翌日の昼前までずっと”絶食・絶飲”を強いられ、
そして胃検診の時、たっぷりのバリウム液をゲップを我慢しながらゴクゴクと飲まされ、
検診台の上で遊園地の乗り物のように上下左右に回転させられた身にとっては、
年に一度の苦行が終った感じ。

寝酒を飲みながらDVDを見るのを一日の終りの楽しみとしている自分にとっては、
それができないのもつらかった。

それだけでない。
メタボ検診にひっかからないようにと、歩く距離を伸ばしたり、日頃使わない腹筋を毎晩鍛えたりと、余分なこともさせられた。

そのような修行の時間から開放されたのだから、”精進落し”をしたくなる。
これだけでも充分、祝杯に値するが、まだある。

健康診断が終った、昼すぎ
学生の教育実習の巡回指導のため、
実習先の中学校に行って、学生の授業を観てきた。
これも年に一度の大学からのノルマなので、肩の荷が下りたのは確か。

そして、大学に戻って、夕方、
論文原稿を完成させ、提出したのだ。

研究者としての本来の仕事は、
研究をやっていることの証しとして”論文”を書くこと。
自分が研究者であることを維持するために、毎年論文を2本書くことを自分に課している。
そのうちの1本ができた。
これも祝杯に値する。

というわけで、帰宅して、いつものシャワーではなく、風呂に湯を張って湯船につかり、
その後、発泡酒をあけて祝杯をあげた。

もっとも、酔うほど飮む気はないので、酒の量も質も、昨晩以外の毎晩の晩酌と同じだが。

逆発想の雨靴

2010年09月16日 | お天気
今日は、朝から強い雨。
傘は誰でも持っているものの、
”雨靴”って持っていない。

雨の日の外出は、
通常の靴に防水スプレーをかけて代用している。
でも、今日のような強い雨だと、役に立たない。
なら、深めのゴム長靴などより完全な防備が必要なのか。
でもあれって蒸れるんだよな。

昔の日本人はどうしたかというと、頭と体はたしかに雨避けの防備をしていた。
だが、足もとは、あえて無防備、濡れるにまかせた。
素足は濡れてもあとで拭けばいいだけだから。

幸い、雨でも滑らない草鞋を模したアウトドア用のゴム草履を持っている。
これを使おう。

いったん履いた靴下を脱いで、素足にこのゴム草履をはいて出発した。
靴下はポケットに入れて、職場に着いたら履くことにする。

強い雨の中、上半身は傘とレインコートで防備するが、
足元はゴム草履の中に素足で、濡れるにまかせる。

さらにズボンの裾も上げれば完璧なのだが、
それはちょっとファッション的に抵抗あったので、
結果、ズボンの裾だけが濡れた。

職場に着いたが、ゴム草履の中の濡れた素足は、そのままでも違和感がないので、
あえて拭くこともせず、自然乾燥にかませた。

日傘男の正体

2010年09月13日 | 時事
7月19日に書いた記事「日傘男」が読売新聞の記者の目に留まり、
記事にしたいということで、二週間ほど前に取材を受けた。

都立中央図書館隣の有栖川公園で日傘をさしている姿の写真を撮られ、
それが11日(土)の夕刊14面に載った。

別に、都内にサルに続いて日傘男が出現したことが、
新聞沙汰になったわけではない。
新しい生活スタイルを紹介する特集記事だ。

記事のタイトルが「仕事バッチリ美肌系男子」となって、
イケメンの写真が載っているので、一瞬目を疑うが、
私の写真が、イケメンと対比的に並んでいるので、
私の顔を見てみたい篤志家がいたら、ここに載っていることを教える。

ただ、私は、年齢的にも”日傘男子”ではなく”日傘男”でいくつもり。


甥っ子と秋祭り

2010年09月12日 | 歳時

カレンダー上では秋口といえる12日の日曜、
神奈川あたりに”ぶらり旅”を予定していたが、
依然30℃を超える気温に怖じ気いた。

ぐずぐず外出しないでいると、
弟一家から電話があり、
車で買い物に行くところ、6歳の甥っ子が車に乗るのをいやがり、
一緒にいかないでこちらに遊びに来たいという。
なら今日は、甥のお相手をしよう。

丁度、近所の天祖神社の秋祭りなので、そこに行けばいい(⇩昨日の記事参照)。
甥っ子はそれ用に甚兵衛を着てきたので、
私も浴衣に着替えて出かける。

すると、若い女の子が私に駅までの道を尋ねてきた。
大学でも店でもない所で若い女の子に話しかけられるなんて滅多にない。
もともと私は人に道を聞かれ易いタイプの人間だが ☞「道を尋ねられる男」
確かに、小さい子連れの男に道を尋ねるのがいろいろな意味で一番安全だろう。

祭礼といっても、諏方神社ほど盛大でなく、
出店も境内の中に収まる数。

彼のリクエストにしたがい、
金魚すくい(遊び)とスマートボールすくいとかき氷に硬貨を支払う。
石塔の基に座ってかき氷を食べていると、御輿が次々と本殿に集合してくる(上写真)。

6歳の子にとっては、
ストローの先の小さなスプーンでかき氷を食べ終るだけでかなりの時間を要するので、
飲食物はこれだけで充分。
私はたこ焼きを買った。

家に戻って、夕方までiPadのゲームなどで遊んだ。

単なる子守りといえばそれまでだが、
30℃を超える中一人で歩き回っているよりは、
意味のあることかもしれない。

来週は、根津神社の祭礼だ。


谷中撮影散歩:新品のデジカメで

2010年09月11日 | 歳時
連日の図書館通いの成果で、今月締切の論文原稿もほぼ提出状態にもっていったので、
土曜の今日は、買ったばかりのデジカメに使い慣れるため、近所に撮影散歩に出かけた。

高校時代写真部だった私が手にするデジカメは、
本格的なデジタル一眼ではなく、手軽なコンデジ。
その中でもサンヨーのXactiを気に入っている。
静止画と動画を半々に撮るにはこれがいい。
しかもコンデジの中ではレンズが大きめ。

数年間使っていた旧機種が壊れたので、新品を買った。
(これで3台目、耐久性にちょっと難ありか)。

ちょうど秋祭りの時期なので、神社に行く。
ただ私は人間スナップよりも落ち着いた風景写真が好きなので、
あまりシャッターを押す気にならず、
さらに谷中の街まで足を伸ばす。

撮る時は、オート撮影をした後、マニュアルで絞りを変えて幾度かシャッターを押す。
さらにこのデジカメと比べる意味で、7月に買ったMINOXのトイカメラでも同じ風景を写す。

谷中の散歩ついでにカエルグッズの”かえる屋ケロリン堂”に立ち寄る。
カエルと自己像がダブっている私にとっては、こういう店は必要。
カエルが気持ちよさそうに温泉につかっている絵の
Tシャツ(2500円)と同じ絵のトートバッグ(1990円)のどちらを買おうか迷う。
その場では決め兼ねるので、一旦店を出て、散歩を続ける。

歩きながら、温泉場でカエルのTシャツを着ている自分の姿と、
カエルのトートバッグを持って行く姿を想像する。
その結果、メッセージ性の強いTシャツは実際には着て歩くにはつらいことを、思い出した。
トートバッグを買いに再び店に入る。

こういう寄り道をして、数ヶ所でシャッターを押し、
帰宅してパソコンにつないだ。

まず驚いたのは、解像度がぐっと高くなったので、
たとえば1400万画素で撮ると、普通の風景の中のポスターや説明板の字が読めるのだ
(右写真の右にある御輿の説明板の字が読める)。
今までは説明板だけを余分に撮っていた。
このカメラの最高レベルは1600万画素だから、もっとすごいかもしれない。

あと、撮影時のこまかなデータ(シャッター速度、絞り値、感度など)が再生時に確認できるので、
マニュアルで絞りを変えて撮り比べた結果の確認に便利。
さらに良かったのは、MINOXに入れていたSDカードをXactiに入れると、
MINOXでの写真はもちろん、その撮影データまでもが表示される点。
MINOXの方はシャッター速度など撮影データがまったく表示されないので、参考になる。
もちろん、両カメラでの画質の差異は言及するまでもない。

ただ画素数が多いとファイル容量が大きくなってしまうのが痛しかゆし。
撮影時は大きめに撮って、保存時に圧縮することにしよう。

それから自称500万画素のトイカメラMINOXをどういう役割にするか、
首からぶら下げるアクセサリーで終るか、
使い道を考えなくては。

夏が終った:冷し中華も

2010年09月09日 | 時事
9月9日は旧暦では秋の「重陽の節句」(菊祭り)に当るが、新暦では、やっと夏の終り。
本州を横断した昨日の台風で、夏の間充満した熱気が吹き飛ばされ、
地面や家々の壁・屋根も、日射のかわりに冷水を浴びて、
やっと40℃以上の熱さから解放された。

酷暑に倦んだ身には、往く夏を惜しむ気持ちもわかず、
人工的な空調がなくても生活できる、まともな季節としての秋を心待ちにしていた。

我が衣装も連日の七分丈パンツから久々に脛(すね) を覆った長ズボンに変り、
上着も半袖ながら、通気性や吸水性の機能一点張りのスポーツウエアから、
それなりに品のあるブランド物に変った。

そして出先の図書館内での昼食に”冷し中華”を食べ納めて、夏と決別。

ここの冷し中華は、卵やハムと栄養素的に重複する”鳥肉”を使わず、
卵の黄ときゅうりの緑に加えるトッピングとしての赤は、
味覚的に不調和なトマトやサクランボなんぞではなく、
冷し中華の酸味を別角度で高める”紅生姜”という、
最近は少なくなった正しい冷し中華なのだ。

特にトマトは、冷し中華を別物の”トマト中華”にしてしまう。
かの”タイムマシン部”のカリスマDJにして”人見知り八段”の実力者・白井良氏の名言を借りれば、
「トマトは主役を奪う」のである
(この言葉から、安易にトマトを添え物につかうべきではないという教訓が読み取れる)。

トマトや果物が載った冷し中華などオンナ・コドモの代物。男の赤は紅生姜!
といきがりたいものの、
皿の端にペトっと塗られてくる黄色いカラシは本当に必要なのかいつも疑問に思う
(刺激要素としては酸味があれば辛味はいらない気がする)。

といっても、これから昼食は抑え気味にしていかねば。
なぜなら来週の金曜、年に一度の職場の「健康診断」があるから。
この行事、年に一番のプレッシャーの一つ(ほかには確定申告)。

過敏に異常を見つけたがる健康診断に備えて、
この1週間でできるだけ文句のでない状態にもっていきたい。
とりわけ”メタボ検診”にひっかからないように、ウエストを減らしておかなきゃ。

ここで、画面の向うから、
「普段の正直な状態をチェックしてこそ健康診断だろ」というツッコミが聞える。

確かにそうだが、あえて反論させてもらおう。
もし、年に一度、日頃の勉強の成果を測る”実力テスト”という試験があるとして、
普段の実力を測るのだからと、君はまったく準備をしないか。
あるいは、健康診断で身長を測る時、日頃のだらけた姿勢ではなく、
ピンと背筋を伸ばさないか(踵を上げるのは違反ネ)。
普段の中の普段ではなく、その中のベストの自分を実現したくはないか。

実力テストがあるから勉強し、健康診断があるから健康に気を使い、
その事後ではなく事前にウエストを減らそうと努力する。
これでいいではないか。
たった一週間だけの努力だけど…

台風の中の帰京

2010年09月08日 | 歳時
”青春18きっぷ”の最後の5回目を使って、東海道線を乗り継いで帰京するつもりで、
台風9号が接近する午前10時すぎの土砂降りの中、名古屋宅を出た。
雨に濡れても構わないよう、履物はゴム草履、ズボンは七分丈。
ただ、キャリーバッグは傘からはみ出て土砂降りをもろに浴びるのは仕方ない
(後で開けたら、中まで濡れていた)。

名古屋駅に着くと、東海道線は雨の影響で「運転を見合わせ」ているとのこと。
これから台風の進む方向に鈍行を乗り継ぐので、ドミノ式に”見合わせ”られていく可能性が…
それらが再開されても、東京に着くのは大幅に遅れるだろう。
なにしろ名古屋から東京まで鈍行を乗り継ぐ旅なので、
11時台の予定の便に乗れてさえ実家に着くのは18時になる。
これが忍耐の限界なので、それ以上の時間を使いたくない。
と考えて、頭を切り替えて新幹線で帰ることにした。

新幹線の乗り口に向かいながらも
「節約のために買った18きっぷ一回分が無駄になってしまうな」と考えるが、
有効期限にあと二日は猶予があるので、
「消化するための日帰り旅行でもするか」などとむなしいことを考える。

せっかくだから地下街の金券ショップで、
名古屋に戻ってくる分の新幹線の安売りチケットを買っていこう。

金券ショップで新幹線用の切符を買っている最中、
ショーケースに目をやると「18切符売切れ」という札がある。
そうだ、ここに売ればいい、と思い、残り一回分の18きっぷを買ってくれるか尋ねた。
店の人は奥に相談しに行って、2000円で買い取ってくれた。
これで私の気も晴れ、予定よりやや高めの弁当を買って、平常運転の新幹線に乗り込んだ。
新横浜までノンストップの新幹線のぞみは、静岡県内で強雨域を追い越した。

東京に着いたら、強雨域も後を追うようについてきた。
実家の”ひぐらし気象台”では、14時30分から50分までの20分間に22ミリの降水。
これを時間(60分)雨量に直すと66ミリで、大手町の気象庁本庁では実際それくらい降ったらしい。
9月の時間雨量としては史上三番目とのこと。
同じ23区内でもかように雨量は異なり、神奈川西部はもっと大雨。
その後、とうとう新幹線までが「運転見合わせ」になった。
結局、ラッキーだったことになる。

再び車が…

2010年09月07日 | 失敗・災難
ブログの閲覧順位については、よほどのことがない限り言及しないことにした。
が、6日の閲覧数は572回、訪問者数219人で146万2711ブログのうち5445位。
三日連続だが、予想外だったので、ここに報告。

さて、今日は新幹線で名古屋に帰る日。
朝は台風の影響らしく、涼しげな風があって、今どき珍しく富士が都内からくっきり見えた(写真は神奈川からの富士)。

名古屋の棲み家に戻り、冷蔵庫と車がちゃんと作動するのを確認して、
車で職場に行き、会議を2つこなす。
その一つは自分が司会なのだが、進行がまずくて、思わぬ時間を費やしてしまった。
会議が長引いて暗くなって帰宅の途につく。
このまま今晩の夕食を買いにスーパーまで足を伸ばそうと、車で家を通り過ぎる。

家から数百メートルいった信号で停車中、エンジンが止まった。
キーを何度もまわしても、エンジンがかからない。
運転中の道路上(しかも片側一車線)で車のエンジンがかからなくなってしまったのだ。
もちろん帰宅時間帯の今だ、後ろには車が並んでいる。
これはあせる。

このブログの読者なら、バッテリーのせいだと分かるはず。
夜なのでライトを点灯し、音楽をかけて運転していた。
ライトは仕方ないにしても、音楽は余計だった。

ハザードランプを点灯して、人力で車を歩道側に寄せ、
車から出て、携帯で損保ジャパンにかけ
(こういう時のために、携帯で一発でつながるようにしている)、
レッカー車を頼んだ。
もちろんこれは任意保険のサービス。

レッカー車の要請には15分ほどかかるということで手続が終り、一旦電話を切った。
車をより安全な(というより迷惑のかからない)所に移動したいこともあり、もう一度セルを回す。

するとエンジンがかかった。
電話での手配中に充電できたらしい。
せっかくかかったので、エンジンを止めたくない。
エンジン音は快調なので、このまま運転して数百メートル先の家へ戻れると判断。

つまりレッカー車の必要がなくなった。
いけないことだが、家へ戻りながら、携帯電話でレッカー要請をキャンセルする。
とりあえず帰宅できたものの、先が思いやられる。
勤務先での仕事の方も。

東京のラドン値上昇中

2010年09月06日 | 計測
9月4日に続いて、5日も閲覧数が増え、146万2279ブログ中8264位となり、
順位記録がまた塗り替えられた(ブログ数て一日で450も増えるのか)。
でもこの話題は、記事としての情報的価値はないので、
よほどのことがないかぎり、今後は言及しない事にする。

さて本題。
私はガイガーカウンターの他に、空気中のラドン(地中から定常的に噴出してい放射線)
を継続的に測定する器械を持っていて、
通常は名古屋宅に設置しているのだが、今は東京の実家においてある(以後、「東京」)。
東京では8月はずっと10-13Bq/m3だったが、9月に入って上昇し、
今朝は21になった(更新間隔60分。値は移動平均値なので急変動はしない)。

空気中のラドンガスは、気温・気圧・天気(降水)の影響を受けるというが、
今は8月の猛暑の続き状態なので、これらの変化はない。

あと無気味な話だが、大地震の数日前に地下からラドンガスが噴出して
極端に高くなるという過去データがある(兵庫県南部地震、イタリア中部地震)。

なので、実は地震予知も兼ねて測定しているわけだが、
13から21程度では極端に上昇という程ではない、と思う。

昨年9月から計測を開始した印象では、日々の大気の影響よりも、
季節変動(いわば気候)が大きい。
つまり寒候期は安定して高く、暖候期は安定して低くなるみたい。
しかも両期の境目に大きく変動した。
今年の春、名古屋では3月末から4月初めにかけて大きく減少した。
今は、その逆のパターンなのかもしれない。

※追記:夕方帰宅したら22Bq/m3に上がっていた。

訪問者記録更新

2010年09月05日 | ブログ編集

9月4日のこのブログの訪問者は161人・閲覧数が304であった。
一見、たいしたことないような数だが、
この訪問者数は、gooの146万1805個のブログ中、8395位であり、
また順位記録を更新したことになる。
これもひとえに訪問者の皆さんのおかげです。

4日の記事は、時候の話題にすぎなかったのだが、
かえってそういう話題の方が、検索されやすいのかな。

いいかえれば、この世に存在する大多数のブログは、ほとんど更新されず、
その結果誰にもアクセスされていないような気がする。
たとえば、gooの146万のブログのうち、100万ほどはそのような状態なのではないか。
実際、私にも自分すら訪問しない氷漬けのブログがもう1つあるし…