そもそもGWは旅にはいかず(どこも混んでいるし高い)、むしろ研究作業の集中期間としている。
ところが、パソコン(ノート)を持ち込んでの作業に愛用している国立国会図書館は、カレンダー上の休日は判で押したように休館なので、GWはほとんど使えない。
さらに足を伸ばして広尾の都立中央図書館という手もあるが、食堂の魅力がなくなってからは、行く気が失せている。
残るは、近所の区立図書館。
町の図書館は、毎週月曜だけが休みで、年末年始以外は、カレンダー上の休日でも開館している。
すなわち日曜も5/3-5/5もすべて開館!
これはうれしい。
だが、私があえて国会図書館に通っていたのには理由がある。
町の図書館には食堂がないというのも理由の1つだが、もっとも痛いのは、パソコン作業に対応していないことで、むしろ、パソコン持込みを排除する方向にすらある。
その理由は、ひとつには限られた閲覧席を読書する人に優先させるためだが、最寄の区立図書館では、持ち込んだパソコンで配架してあるCDを片っ端からコピーした輩がいて、それで使用制限になった。
マナーを無視する無節操行為が、法でのがんじがらめ(不便)をもたらす、いつもの流れだ。
それに予算が限られているので、電源設備を設けて、しかも電力まで提供する気にならないのだろう。
実際、パソコン持込み可の所でも、2時間の制限が設けられている。
かつて都立だった千代田区立日比谷図書館もこのパターン(ここは食堂があるのだが)。
たった2時間では行く気になれない。
ところが、最寄より少し遠いだけの他区の図書館(ビルの1フロアなので分館規模)では、なんと窓側2面をパソコン持込み可のカウンタに改造してくれた。
もちろん電源付きで時間制限はない。
カウンタ席だが椅子は柔らかく、背もたれもある。
その区のずっと立派な中央図書館は2時間制限だから、隠れ家のような目立たないロケーションのここ独自の、来館者を増やすためのサービス強化策なのだろう。
徒歩圏内にこういう設備でできてとてもありがたい。
なにしろ家だと気が散って集中できないから。
それに外出して往復するだけでも気分転換と運動になるから。