今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

株価”大暴落”をやり過ごす

2024年08月07日 | 時事

一昨日の、株価大暴落は、株主にとっての潜在的資産が吹っ飛んだわけで、
とりわけ新NISAなどでの新規参入者にショックを与えているらしい。
実際、私の元にも証券会社から手持ちの商品の基準価格が値下がりしたとのメールが複数届いた。
人の未来予測は「現在の傾向がそのまま延長する」と見るので、
こういう時、慌てて売りに走ると、暴落を拡大することになる。

幸い、翌日にはこれまた空前の値上がり幅で、ある程度回復した。
その間、私もちろん静観。


なぜなら、デイトレーダーのように、日々の変動で儲ける視点ではなく、
”長期保有”の視点だから。
なぜ長期保有の視点だと静観できるのかというと、
株価の長期トレンドは、確実に右肩上がりだから(個別の銘柄ではなく、ダウや日経平均などの平均値の話)。

言い換えると、短周期のランダム(予測負荷)な変動は誤差(ノイズ)として無視して、確実な長周期の波動(短期変動は吸収される)に委ねるのだ
※:これは、あるデータの変動を、ランダム波を含む複数の周波数の波から構成されているというスペクトル解析の視点で、脳波の解析にも使われ、私自身は露点温度の変動解析に使った数学的・科学的なものである。


具体的にどのくらいの周期かというと、およそ20年。
平均株価のグラフをこのスケール(尺度)で眺めてみるといい。

そう、まさにデイ(日)・トレーダーとは真逆の視点。
株の成功者をデイトレーダーに見出す視点からきっぱり離れている。

実際、自分の長期積立投資の実績は、ゼロリスクの積立預金よりもずっと上をいっている。
この種の投資にとっては暴落時はラッキーな買い時にほかならない。


国会図書館でコミックを読む

2024年08月06日 | お仕事

前期の採点作業がほぼ終わったので、これからは自分の論文作成にとりかかる。

原稿執筆(パソコン入力)だけなら家でもできるが、国会図書館(千代田区永田町)に通って作業するのは、集中力維持と気分転換と運動とそれに昼食のため。

ここは、食堂が3つもあり、その他に売店もあってそこで弁当(おにぎり、パン)も買える。
なので今日は何を食べようかという楽しみも味わえる。


今までだったら、論文に必要な文献は持参かすでに入力済だったが、今回の論文のテーマである「霊視認」(霊が見えるという視覚現象)については、学術レベルではそれを幻覚とみなす資料ばかり。
そもそも霊視認の実例から出発したい私に資料となるのは、この現象を実話的に扱ったコミック(マンガ)ばかり。
今までは、それらを電子書籍で購入していたが、たとえば全八巻などのシリーズ本は購入をためらう。


そこでたよりになるのがここ国会図書館。
ここは日本で刊行された書籍・雑誌がすべて閲覧可能な日本最大の図書館。
そしてコミックもちゃんと取りそろえてある。
まさに日本最大のコミック読み放題施設なのだ。
実際、ここに通っている人の何割かは、ここでコミックを読み耽っている。

今まではそれらの人たちを横目で通り過ぎていたが、今回からは私も堂々と「霊が視える」=ホラー系のコミックを借りて読み通す。
テーマがテーマだけに、集中できる空間で数冊分読み耽ると、異世界にトリップして、国会図書館にいることを忘れてしまう。


18きっぷで乗るJR東海

2024年08月04日 | 

前期業務が昨日で終わったので、今日は例年通り「青春18きっぷ」でのんびり6時間かけて名古屋から帰京する(所要時間は新幹線のぞみの3倍強だが運賃は1/4以下)。
列車はすべて坐れるので、その間ずっと読書三昧。
東海道線は便の頻度が多いので、時刻表に合わせずにふらりと駅に行って問題ない(中央線経由ではそうはいなかない)。

今回もふらりと名古屋発10時すぎの特別快速で豊橋まで行き、せっかくの列車旅なので、豊橋で「吉田伝説」というオリジナル駅弁を買って、浜松行きを1本遅らせて、ホームのベンチに腰掛けて食べた(駅弁は名古屋はもとより浜松でも買ったことがあるが豊橋は初めて)。


1本遅らせた浜松行きは、3輌編成ながら、昨年から運行されている特急列車並みの豪華なシート(進行方向によって背面を切り替える2人掛けのボックスシート)。
これだったら、車内で駅弁を食べれた(どうせ駅弁を食べるならホームでなく空調の効いた車内で車窓を見ながら食べたい。ただしロングシートでは無理)。
この列車が終点浜松に着くと、向いのホームにほどなく、6輌編成の熱海行きが到着。


今まで(2022年まで)だったら、日中の浜松—熱海間は、最低でも島田か静岡、へたするとさらに沼津・三島で乗換えなくてはならなかった。
それが昨年から、浜松—熱海の直行便が増え、さらに今年は、その車両が豊橋以西の快速と同じ2人掛けのボックスシート(上と同じ形式だが、シートの質は劣る)。
もちろん、冷房とトイレ付き。
それまでの、JT東海の静岡県内の鈍行列車(特急は静岡−甲府の便だけ)は、3輌編成の無冷房車(トイレ無し)という最悪の待遇だったが、昨年から待遇が好転し、今年は長ーい静岡県内をずっとボックスシートの窓側に座り通すことができた。


熱海から先のJR東日本の15輌編成の北関東行きは以前のままの前後2輌だけセミボックスだが、名古屋から熱海まで(すなわち JR東海圏内すべて)ボックスシートだったので、逆に熱海から東京まではロングシートで満足(実はロングシードの方が座面が深く、座り心地は良い、浜松−熱海間のシートの座り詰めで座骨が痛くなった)。

このように JR東海圏内がずっとボックスシートだと、名古屋・豊橋・浜松のいずれかで駅弁を買って車内で食べれる。
次回はどの駅弁しようか。


前期業務終了

2024年08月03日 | お仕事

7月31日で前期試験が終わり、翌8月1日から大学は夏季休業。
ただ本日8月3日にオープンキャンパス行事があり、学科の案内として駆り出される。
それも無事終わり(千客万来)、後片付けを済ませば、あとは大学にいる用事はない。

すなわち、私自身の前期業務が終わり、自分にとっても実質的な夏季休業となる(前期試験の成績はネット経由で提出)。

なので、名古屋宅に戻って祝杯をあげ、前期最後の晩餐として冷蔵庫の残り物を空にした。

ちなみに大学教員にとっての夏休みとは、給与生活者としての勤務(大学業務)から解放される期間であって、真の”休み”ではない。
むしろ、給与と引換の業務から解放されることで、真の”仕事”である研究に専念できる期間。
現役研究者としての生産活動として論文執筆に専念できる貴重な期間。
しかも研究活動をしているからこそ、大学教員としての価値が保証される
(研究者でないマスコミ有名人の”特任教授”とはここが違う)

大学の授業とは、本来はその分野の最先端情報の提供であるべきなのだが(19世紀まではそれが可だった)、21世紀の今、その最先端を理解するには大学生レベルでは足りない状況になってしまった。
私自身、学部の授業は既存の情報の紹介に費やし、自分の研究と直結する話は、大学院の授業でしか話せない。
公認心理師に対応する心理学系の大学の学部は、指定された内容の授業をしなくてはならないし。
尤も、今の大学は専門家・研究者の養成が主目的でないから、その分野の一般論(常識レベル)を理解してもらえばいいのも確かだ。