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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

僕たちのインターネット史

2025-01-25 14:31:08 | 本-その他
図書館から借りた『僕たちのインターネット史』を読了。
表紙からすると先日読んだ『平成ネット史 永遠のベータ版』と内容が似ているかと思っていたら、全く別物でした。本書は1980年代~2010年代のネットについて触れられていて『平成ネット史』と一部時代が被るのですが、視点などが違います。特に女性からすると「こんな本、よく図書館に置けたよね」なんて感じる部分もあるかもしれません。
20年以上前はCD-ROMの付録が付いたパソコン誌が多かったと思います。そもそも今ではパソコン誌そのものがかなり少なくなりましたよね。CD-ROMにはフリーソフトが収録されていて、ネットからダウンロードする代わりにそこからソフトをパソコンにインストールしていたのです。若い人からすると「わざわざ雑誌を買うなんて高くつくのでは?」と思われるでしょうが、当時はネット回線の速度がかなり遅かったので、ダウンロードするだけで何十分もかかったし、ネットの接続料金(当時は定額制ではなかったのです)もかかったのです。
「島宇宙」なんて言葉は知りませんでした。様々な価値観が乱立して同じ価値観の人たちが集まって、別の価値観の人たちとは交流のないという意味だそうですが、今はまさにそういう考えの人が案外多いかもしれません。だから、SNSなどで特定の考えだけしか入ってこないし、お互いの対立も激しいものになっています。狭い部分だけで「これが全て」と思わず、もう少し考え方のや知識の視野を広げたいものですね。
今では誰もがネットに繋がっていますが、本書を読んで「一部の人が繋がる時代も良かった」と感じる人がいると思います。特に1980年代のパソコン通信の時代は特定の人しかやりとりできなかったそうで、却ってお互いが今よりも「密」だったのでしょうね。





ところで、元アイドルグループのメンバーと某テレビ局の問題がけっこう騒がれていましたね。私はTVニュースが嫌いで一切見ていないし詳細は分かりませんが、ネット上でもかなり叩かれていたようで。でも、そんな叩く暇があれば、もっと勉強とか趣味などに自分の時間を使えばいいのでは。時間は有限ですし、もしかしたら明日死ぬかもしれません。よく亡くなる直前の人が言うのは、「もっと自分に正直に生きればよかった」だそうです。叩く人は自分が本当は何がしたいのか、何のために生きてきたいのか見えていないのではないでしょうか。そういう人に限って「時間がない」と嘆きながらSNSやネットニュース、動画に何時間も費やしては悪口を叩いたりしているのでは。一度だけの人生、もっと有効に使いたいですね。

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