仕事を終えて、自分の机に戻ったらお菓子がおいてあった。
写真のお菓子だ。
包装紙には「栗きんとん」とある。
ゆきたんく的には、正月のおせちでしか口に入らない栗きんとん。
職場の若手女性がプレゼントしてくれたのである。
誤解を招かないように一言加えれば、職場の皆さまにお配りになっていたのだ。
早速いただいた。その優しい甘さと来たら、一日の疲れが取れるようである。
食材の味が自然ににじみ出るようなつくりである。
工業関係の技術は世界一の腕を持つ日本人だが、伝統的な菓子の作りにおいても普遍的なもの、そう素材の良さを生かす技術はたいしたものである。
栗と言えば、日本人の主食である米(稲作)が一般化する前に多く食べられていたものだ。日本人の根っこともいえる食材なのである。
食べて「ほっと」したり、その形に「ほっ」するのはDNAの成せる技なのかもしれない。
栗きんとんのお菓子