群馬県の県木は「くろまつ」
先週は仕事で群馬県は前橋市の赤城へ行ってきた。
赤城山中を歩いたのだが驚いた。
県木であるくろまつが立ち枯れているというのだ。
その原因は2つ。
一つは松くい虫による被害だという。
丸太に切ってビニールをかぶせ、薬を入れる。
立ち枯れというのは、木は立っているのだが、死んでおりいつ倒れてもおかしくはない状態をいう。
だから、切ってしまえば倒木による被害かが少なくなったり松くい虫をやっつけやすくなったりするという。
赤城山中を歩いている時にもチェーンソーの音が鳴り響き、目の前で木が倒れていった。
3本あった木が 2本に・・・
もう一つは環境汚染によるものだという。
都心で生まれた、自動車等の排気ガスが赤城山中まで届き、酸性霧になるというのだ。
赤城山中に酸性霧が漂うと言う
前橋市内を見渡せる赤城山(鍋割り山方面から)
つまり、まつの天敵と、一朝一夕で変えることのできない環境汚染による立ち枯れであるのならば、今後くろまつが増えることは望めないだろう。
山中を歩くと目にすることができる倒木たち
中には倒れて電線に引っかかっているやつもある。
立っているものより倒れている本数が多い。
おまけに立っているものの中には枯れているものがあるのだ。