あまりに嬉しかったので、室伏選手が最初になるように残しておきました。
毎日更新なんて嘘やんってなりますね。ごめんなさい。
さて、今日も室伏ネタ。
そういえば陸上競技の投擲種目や跳躍種目での記録は80年代と比べると低い水準であることは明らかです。
とんでもない記録が4半世紀残っています。
これは、筋肉増強剤と呼ばれるステロイド類の影響です。
現在では、薬物検査(ドーピング検査)として一般的に認知されているでしょう。
室伏選手は、このことに関しても、クリーンな競技者というのをアピールしてきました。
現在の世界記録は、1986年に出された旧ソビエトのユーリ・セディフ選手の持つ86m74.
第2位はベラルーシ(旧ソビエト)のイワン・ティホン選手の86m73.
この記録を出したのが2005年の国内大会。この時に同国のワディム・デフヤトフスキー選手も、室伏選手のベスト84m86を超える84m90を記録しています。
この3年後の2008年北京オリンピックで二人揃ってドーピングで失格になりました。
禁止薬物が尿中から検出されたからです。
この2人はスポーツ仲裁裁判所に不服を申し立て処分が撤回されました。
やましいところがなければ、堂々と競技していればと思うのは当事者でないものの勝手なんだろうなぁと思います。
今回の世界選手権に2人の姿はありませんでした。
クリーンに勝負するということに徹している室伏選手には頭が下がります。
さて、追記しておかねばならないのは、1986年のセディフ選手の記録は当時の中では合法的であったということです。
ドーピングの事実は分りませんが、当時のことだから疑いはあるそうです。
さて、室伏選手のベスト記録とセディフ選手の世界記録の投擲動画を載せておきます。
室伏選手は、今後世界記録をねらうそうです。達成してほしいですね。
Koji Murofushi *84.86*
セディフ選手の動画は長尺のものしか見つかりませんでした。
この中で、フィニッシュでバランスを崩しているのが世界記録の86m74を投げた時のものと思われます。(6分辺り)当時の世界第2位86m04の記録を持つセルゲイ・リトビノフ選手のも入っています。
身長180cmと選手としては小柄(セディフ選手は186cm、室伏選手は187cm、ティホン選手は190cm、デフヤトフスキー選手は195cmです。)
hammer throw: 1986 Youri Sedykh's World Record Series