マイク・オールドフィールドがデビューアルバム「チューブラー・ベルズ」の大成功後、精神的に疲れて居を移した。
イングランドとウェールズの境目にまたがる丘陵ハージェスト・リッジの隣にあるブラッドナー・ヒルに立つ「ザ・ビーコン」である。
ゆきたんくは幸いにも2011年の12月に泊まることができた。
奥の白い家がザ・ビーコン
その1階部分がスタジオとして使われ、様々な楽器やメイン・コンソールなどの機材が置かれていた。
彼のドキュメンタリーフィルムの中には、2階部分にティンパニなどが置いてあるのも確認できる。
そのスタジオ部分も、真ん中に通路があり、その両側に部屋がある形にリフォームされている。
スタジオだった部屋の鏡台には・・・
家主のマークさんが気を遣って、マイクの本を置いていてくれたのだ。
A man and his music と Chengelingだったと思う。
夜遅く着いて疲れていたのと、おりしも老眼が進んでいて、夜は字が読めなかったので手にとるだけだった。
現在はゆきたんくの部屋にもある、マイク・オールドフィールドの本。
その夜は、この部屋で幾多の名曲が生まれたことを思いながらの就寝であった。
記憶に残る、素晴らしい夜である。