この「思い出」はまたいずれ気が向いたら・・・
明日は義父の通夜で明後日は告別式だから。
2006年、義父が73の時のことである。
ゆきたんく一家と義父母で北京へ行った。
万里の長城がコースの1つにあった。
発達嶺長城に行った。
ここは女坂と男坂と2つのコースに分かれている。
女坂に行こうとしていたゆきたんくに
のりたん「あなたはあちらね。」
と一言。
そう険しい方の男坂に行かされてしまったのである。
当然長男のおーちゃんは男坂、次男のつっくんは女坂となる。
義父はこちらに来た。
ものすごく険しい場所に来た。
ここまできて「戻るわ」と義父。手前で座っているのは長男のおーちゃん。
この後、がけを登っているのではないかというような状況になる。
義父は足が悪かったので、帰りのことを考えてあの場所で断念したのだろう。
この後もう少し行ってから引き返した。
その時の風景がこちら。
階段が階段に隠れるような急坂である。
これを見ても義父が健脚であったことはご理解いただけるであろう。
ところがその一年後のことである。
「あれっ」
義父は足がそんなに利かなかっただろうか。
結構傾斜はあるが、あの長城の時よりは緩やかだろうと思ったボロブドゥール。
義父「疲れるから俺はいいや。」
と言って登らなかったのである。
義父・ゆきたんく・義母・おーちゃん
あらら、少しずつ弱ってきているのかな。
ずっと元気でいてほしいと思ったゆきたんくである。
そして、一つだけ。
亡くなるまで耳は遠くなかった。
普通に聴こえていたのだ。
最近自動車運転免許の返納もしたばかりで、そんなに急激に衰えていた訳ではなかったが・・・