誰にでも自分を鍛えてくれた師匠がいると思う。
自分が20代で生意気な頃、完膚なまでに叩きのめしてくれた師匠と会った。
師匠は引退して4年経つので丸くはなったが、現役時代を知る自分にとっては恐ろしい存在だ。
ゆきたんくは自分の仕事を進めるうえで、確認する物差しとして師匠とたまに会うのである。
場所は決まってコーヒー屋。
煙草とコーヒーが好きな師匠をゆきたんく号に載せてでかける。
師匠「食事は済んだの。」
ゆきたんくは「〇〇先生は?」
師匠「お前と会うんだから、お前と食べようと思っていた。」
嬉しい心遣いである。
厳しかったけれど、きめ細やかな人である。
コーヒーをすすり、グラタン(コメダ珈琲ね)を食べながら話に花が咲く。
師匠はこれにタバスコをかけたのが好き。
そして教わったことの1つ。
後輩には金を出させない。
これを年金暮らしになっても徹底している。