伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

この日がきた。

2019-08-12 23:45:57 | 言いたんく

忘れてはいけない日。

今から34年前の今日,ゆきたんくは大学の同窓会で山梨県にいた。

愉しい時はどんどん過ぎていく。

宿泊したホテルの一室で,ゆきたんくは飲めない酒を一口飲んで転がっていたのだ。

「〇〇〇(ゆきたんくの名前),大変だ飛行機が落ちたー。」

ゆきたんくは飛び起きて窓の外を見た。

「違う,違う,テレビを見て!」

そのテレビで放送していたのが,日航123便墜落事故だ。

停まっていたホテルは事故現場から10㎞くらい離れた所だった。

その事故で,飛行機とは怖いものだという感覚が刷り込まれたゆきたんく。

ただでさえ,高所恐怖症なのに・・・

まあ,初飛行機が新婚旅行で奥方ののりたんが企画したものだから,いやと言えなかった。

今では平気になったのだが,あの当時はとんでもなかった。

この事故は触れてはいけない,蓋をしておかなければいけないという感情から事故の情報には目を向けないようにしていた。

ただ,日航を始め,当事者の方々の努力があり紆余曲折を経て,現在の安全な運行に繋がったことはありがたい。

仕事の視察で偶然訪れることになった,日航123便墜落事故犠牲者の方々の慰霊の園。

展示されている資料を見たが,正視できなかった。


 

 


2011.05.07 この様な場所があることも知らなかった。


大島久さん(坂本九さん)の名前を確かめた。


慰霊の塔。この奥に納骨堂がある。


 犠牲者の名簿を見て大島久さんの名前を見つけた時に現実感が大きくなった。

自分の知っている方で,事故に遭われた方は彼しかいなかったからだ。

この5年後に母校秋川高等学校の9年後輩が123便に乗っていて事故に遭われたことを知った。

自分の中では一番の身近になる。

どれだけ無念だっただろう。

この日は忘れてはならない日である。 

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