何かとマイペースなゆきたんく。
人が何かを言って慌てることはあっても、結果的に見るとその影響はほとんどない。
少し騒いで終わってしまう人なのである。
最近、そんな自分が「ハッ」と思わせることを言った方がいる。
ゆきたんくの高校の先輩だ。
ゆきたんくは、珍しい都立の全寮制高校を卒業している。
学区は全都。つまり、東京都民であれば誰でも<男子校ね>入学資格はあるということ。伊豆七島、小笠原諸島も例外ではない。東京都と言われる地域から集まるのだ。
卒業後に約束して会うことはあっても、会っていた人が卒業生ということはまずない。
ところがゆきたんくの近所に先輩がいらしたのである。
とても怖い方だったそうだが、ゆきたんくには優しいのである。ラッキー
その先輩の家に最近遊びに行った。
いつものように高校時代の思い出から始まって、人生を語るところまできた。
そして、「年取ったらよぉ、孫に小遣いやれるくらいの甲斐性は欲しいよなぁ。だから今頑張ってるんだよぉ。」
まだ50を少し過ぎたくらいの方が言うのだから聞いていて実感は涌かな勝ったが、次の言葉が強烈だった。
「人生を時計に例えたら、もう午後8時ごろだよなぁ。」
仮に80年生きたとしても、今50と考えれば、5/8で午後7時30分という計算だから当たっている。とすると黄昏どころではないではないか。
日も沈み、青と黒がグラデーションする手前のセルリアンブルーではないか。
青春と年齢は関係ないという方もいるが、その方が200年生きた訳ではない。
日が下から雲を照らす感じだ
死ぬまで気持ちを若く持とうということは分るが、時計で言えばもう一度日が昇ることはないのだ。若い時にやんちゃで自分の思うとおりに生きてきたと思う先輩が言うのだから説得力がある。
おぉ、黄昏。。。。。
ゆきたんくの人生は、とっくに黄昏も終わって星が見え初めている頃だと思う。
やり直しはきかない自分の人生のまとめの準備を始めなくてはならないのだ。
昨今、巷を賑わしているかつては世界のTKと呼ばれた方も50前。残りをどんな人生にするのだろうか。
おっと、まず自分のことを考えなくてはいけない。