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♪果てしない 大空と 広い台地の♪
松山千春氏の歌の歌詞である。北海道出身の松山氏らしい歌詞である。
もっとも彼の故郷は足寄であり、ゆきたんくが泊まった「あしたの城…豊富町豊徳」からはだいぶ離れている。
しかし、今までで1回だけの北海道旅行で北海道らしいと思ったのはサロベツであった。
サロベツの牛と
放し飼いの牛、何十頭いるのだろうか。それを一人で移動させる牧人。
素直に移動する牛。300kg以上もある牛が大移動である。しかし、台地はびくともせず、揺れも感じないのだ。
稚咲内漁港にて
足を西に伸ばしてみる。漁港にぶつかった。そしてその先は日本海だ。
サロベツは稚内のすぐ南にあるが、ここから仙台までの距離を西に行けばもうそこはロシアだ。
ゆきたんくは、建物1つない風景を普段は見ることができない所に住んでいる。人が作った人工物の中で、当たり前のように存在しているのが建物であり、写真の中にあっても違和感がないものだ。しかし、あらためて松山千春氏の歌詞にあったような北海道の景色を見ると、建物も本来は夾雑物であるのかもしれない。
夾雑物のない世界はすっきりとしている。
あっ、ゆきたんくが夾雑物になっているか・・・。
6月の新婚旅行でした。
当時は今とは違う仕事をしていたので6月に休めたんですよ。
貧乏旅行でしたねぇ。でも旭川までは生まれて初めての飛行機でした。東亜国内航空でした。今はもうないですね。
宗谷本線で石狩に行き、一泊。石狩峠を見たかったのですね。そして豊富(サロベツ)にむかうのですが、気がついたら南稚内。稚内という名前を聞いて、さすがに降りる駅を間違えたことに気づいた訳です。
何千円も足が出ると思っていたら、車掌さんが切符の裏に間違えた旨を書いてくれたので、追加料金はなし。優しかったなぁ。しかし、自転車というのはすごいですねぇ。当時は自動車が運転できませんでしたが、北海道を自転車でという発想はありませんでした。
予想外のアクシデントは聞いてみたいですねぇ。
荷物が相当重かったようで、新品タイヤが青森までしか持たなかったこと。
その2。
大ざっぱな地図しか持ってなかったので、「国道より立派な道道」に迷い込み、危うく遭難しかけたこと。(飯場に泊めてもらいました)
その3。
最大の誤算がコレ。季節風を計算してなかったので、オホーツク添いの海風を、正面から受けながら何日も走らねばならなかったこと。坂なら登れば必ず下りで楽できますが、向かい風はもらい損です。
タイヤは本州北端の地でアウトですか。
それも新品タイヤが・・・。
遭難しかけたことよりも、飯場に泊まったことの方がすごい。
しかし、大雑把な地図というのも、もっとすごい。
季節風ですか。風の影響は大きいといいますよね。まあ、偏西風などで考えると飛行機でさえ行き帰りでは1~2時間の差が出ると言いますよね。
距離にすると500㎞から1000㎞と考えて良いのではないでしょうか。
自転車ですと1時間で10kmは違ってくるのではないでしょうか。それが何日も続くと、体力の消耗が半端ではなかったでしょうね。