李氏朝鮮時代の歴代王と王妃の位牌を祀った神宮が宗廟(チョンミョ)だ。
正殿
朝鮮王朝が漢城(現在のソウル)に遷都した年の12月着工で10ヶ月かかって完成した。
その際、開城(高麗の首都)から太祖から4代祖である穆祖(モッジョ)・翼祖(イッジョ)・度祖(ドジョ)・桓祖(ファンジョ)の位牌を宗廟へ移し、安置した。
宗廟に祀る位牌は増えていき、現在では
①正殿の19室に、太祖から純宗(スンジョン・李朝第27代王で李朝最後の王、1874~1926、在位1907~1910)までの48位の位牌が
②永寧殿の16室に太祖の4代祖である穆祖から桓祖など主に死後称号を贈られた王と王妃を中心とした32位の位牌を
③正殿の庭前にある功臣堂(コンシンダン)には李氏朝鮮時代の功臣83位の位牌がそれぞれ祀られている。