ゆきたんくが、その人生の中で、取り組むことがなかったろう楽器に目を向けさせてくれた方、マイク・オールドフィールド氏。
そのマイク氏が還暦を迎えた。
このところ目だった活躍といえば、ロンドンオリンピックの開会式で演奏した姿を目にしたきりである。
その氏が世界に出るきっかけになったデビューアルバム「Tubular Bells(チュブラーベルズ)」は全世界で7000万枚も売れた。
氏のセカンドアルバム「ハージェスト・リッジ」が全英1位に輝く1年4ヶ月前に全英アルバムチャート第31位に初登場。

セカンドアルバム「ハージェスト・リッジ」

ヘレフォードの北西キングトンにあるイングランドとウェールズにまたがるハージェストリッジ
2011.12.26
そして、この「ハージェスト・リッジ」を1位から蹴落としたのが、ファースト・アルバムの「チューブラーベルズ」なのである。
イギリスで1位、アメリカで3位の大成功、日本では29位であったが、チューブラーベルズ本作としての出会いよりも
映画「エクソシスト」のテーマとして知られた。
怪奇物によく使われるメロディーになってしまったが、元々は自然を題材にした美しい曲である。
ロンドンオリンピックの開会式でチューブラーベルズが流れたことが理解できない日本人がいたのもそのせいだろう。

チュブラーベルズ

チューブラーベルズの生まれた旧ヴァージンマナースタジオ(オックスフォード、シップトン-オン-チャーウェル)
2011.12.28
現在リチャード・ブランソン氏が会長を務めるヴァージン・グループに多大な貢献をした人物がマイク氏であることを知る人も日本には少ないだろう。
全部で50以上の会社の集合体であり、低価格と高サービスを売り物に、音楽、映画館、航空旅行、鉄道、金融など多くの分野に進出している。
日本からイギリスへの直行便のあるヴァージン・アトランティックはご存知だろう。
リチャード・ブランソン氏とマイク氏の出会いがなければ、ヴァージン・グループどころか、チューブラーベルズも聴くことがなかったろうし、ゆきたんくが楽器を好きになることもなかった。
これからも元気で頑張ってほしいと思う。
マイク氏、60歳おめでとう!