夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

晩秋の秋日和のなかで・・♪

2006-11-29 16:59:00 | 定年後の思い
私は11時半過ぎに、買い物に出かけた。
ぽかぽか陽気なので遠回りをして、川沿いの遊歩道を歩いた。

平日の昼時なので人影も少なく、川の流れる水音を聴こえ、川に接した草花は黄色に染まり、
薄(すすき)の群生している中で、白い穂の数々はを川の微風を受けて、
陽射しの中で揺れていた・・。

こうした時、脳裏からひとつの歌が甦(よみがえ)ってきた・・。

♪いつまでも この想いは
 変らぬまま 必ずここにあるから

 【作詞・小柳ゆき&樋口 侑】

この歌が浮かんできたが、自分でもなぜかしら、と戸惑ったりした。
小柳ゆきが唄った『be alive』であり、2000年前後、熱愛した歌手のひとりであった。

しばらく歩くと、前方に朱色の葉が路上に散りばめられていた。
見上げると桜の樹木で、数多くの葉が残っているが、
ここ数日の風と雨で落葉したと思われる。

その後、公園に向ったが、数多くの落葉樹が黄色、朱色にそれぞれに染まり、
昼の陽射しの中で浮かんでいるようだった。
私が通り過ぎようとした時、風も無いのに数枚の葉が空中を舞いながら、音もなく落ちて来た。
私は呆然とし、しばらくたたずんでいた。

この後も葉が少しずつ、空中を舞い、地上に散乱した。

晩秋のひととき、こうした情景に出会うと、今年の秋も確かに受容できた、
と私の心は満たされた。





コメント
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