夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

桜花、舞い散り時には・・♪   《初出2007.4.1.》

2008-05-11 14:15:00 | 定年後の思い
桜花、舞い散り時には・・♪
私は桜に関しては、はらはらと微風に寄り、舞い散る時が好きである。

若い時は感傷的になったが、独断と偏見の独りよがり強すぎた私は、
40を過ぎた頃、ひとつの歌を知った。

宿りして春の山辺に寝たる夜は
         夢のうちにも花ぞ散りける

            作者・紀 貫之

この歌から、心の浄化を頂き、私なりにある程度純粋に身のまわりの出来事が濾過できたりした。

私にとっては、古人の著名な歌人の詠まれた歌より、
多くを学んだ大切な歌のひとつである。



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それぞれの桜を女性に譬(たと)えれば・・♪   《初出2007.4.1.》

2008-05-11 14:09:47 | 小庭の情景を眺めながら
私は桜より梅の花が好きであるが、この時節は桜の花か咲く頃は、
やはりそわそわ落ち着かない。

東京の郊外では、平年では染井吉野の桜が咲き、
そして山桜、最後に八重桜が咲いている。


世中にたえてさくらのなかりせば
       春の心はのどけからまし
 
        作者・在原業平朝臣

久方のひかりのどけき春の日に
       しず心なく花のちるらむ

        作者・きのとものり

山里の春の夕暮きてみれば
       入相の鐘に花ぞ散りける
     
         作者・能因法師

こうした古人が詠まれた歌を思い浮かべたりしている。

先穂、庭先で煙草を喫いながら、
女性の言葉、しぐさなど風情を考えたりしていると、
八重桜は10、20代の若き女性、
染井吉野の桜は30代の女性、
山桜は40代以上の女性かしら、
と思い浮かべたりしている。

あくまで私なりのイメージと感じたので、
それなりに醸し出す芳香、品性は断片は出来ないが、
戯(たわむ)れとして受け止めて頂きと思ったりしている。

尚、私は最も好きな桜は、山桜であり、
二十歳以来、この時節になると待ち焦がれている。

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薫風の中、花盛りとなり・・♪    《初出2007.4.1.》

2008-05-11 14:06:24 | 時事【社会】
東京の郊外は、雲ひとつなく5月の中旬のような陽気となっている。

先程、買物に行ってきたが、遊歩道は家族連れの方が多く、
染井吉野の桜、白木蓮(ハクモクレン)、辛夷(コブシ)の花などが満開となり、
花盛りの中を散策している。

そして、川沿いから吹く風も甘く、心地よく感じる。

この時節、鳥も唄い花も笑うと古人から伝えられて折、
日常は会社などで多忙なお勤めの方達にとっては、
喜ばしく恵まれた日曜日と思ったりしている。


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花残月、或いは夏初月を迎えて・・♪    《初出2007.4.1.》

2008-05-11 14:03:23 | 定年後の思い
東京の郊外は、雲ひとつない快晴の朝を迎えている。

昨夜は雨が降らず、強風が吹き、雨戸に風圧を感じたりしていた。
私は相変わらず、塩野七生・著の『ローマ人の物語』(新潮文庫)を読み続けて折、
第11巻に於いて、ユリウス・カエサルが盟友のポンペイウスとの宿命の戦いをし、
エジプトのプトレマイオス王朝のクレオパトラとの交流まで描かれている・・。

このように塩野七生・女史に導かれて、ローマ軍団の思い深めると、
朝方の4時になってしまった。
あわてて消灯し、眠りに付いた。

七時半過ぎに目覚め、ぼんやりと朝の陽射し受け、
庭を眺めたりしている。

日中は24度前後の陽気が予測され、
4月は花残月と称されてもいるが夏初月の方が相応しいかしら、
と5月のような陽気に戸惑ったりしている。

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『花見月』終え、『清浄明潔』の時節となり・・♪  《初出2007.3.31.》

2008-05-11 14:00:27 | 時事【社会】
東京の郊外は、彼岸桜、染井吉野、白木蓮、辛夷の満開となり、
花見月と称される3月が終りになろうとしている。

4月の初旬には、清明の時節となり、
春の明るい光につつまれ、清らかで生命力の満ちた情景となる。
古人から、清浄明潔の時節と伝えられているが、
私なりに心の襟を正して新たな月を迎えようとしている。

昨今、心の節度を失くされた政界・官界・学会、財界の一部の方を
新聞、テレビのニュースで視聴する時、
恥じらい、という日本古来からの美徳をお忘れになった言動を感じることが多い。

明日より新たなる新年度を迎える方も多いと思われるが、
少なくとも日本人として恥ずかしくない言葉、しぐさで日々を過ごして頂きたい、
とぼんやりとして念願したりしている。



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沖縄戦の教科書検定に恥じらい・・!!   《初出2007.3.31.》

2008-05-11 13:51:40 | 時事【社会】
昨夜、NHKのニュースを視聴している時に、
文部科学省は来春から使用される高校中学生向け教科書の検定結果を公表し、
沖縄戦の集団自決に関する記載に改定があったことを知った。

私は定年退職後の3年生の身であり、
山川草木を主軸に季節の移ろいを大切に生活しているが、
こうした私さえ憤りを覚えた・・。

【日本軍に集団自決を強制された人もいた】申請時から、
【集団自決に追い込まれた人々もいた】
と修正された。

私のつたない歴史観に於いては、
沖縄戦は日本軍が住民の方達に集団自決を強いた、
との認識であり、
私は敗戦の1年前に生を受けた身であるが、
少なからず沖縄の住民に対しては後ろめたさが現在まで至っている。


今回の検定の意見として、
沖縄戦の実態について誤解する恐れのある表現、
として修正された、と文科省の検定の方々は明白しているが、
私はこの方々の見識を疑う。


歴史の事実を歪曲することは、教科書で学ばれる純粋な中、高校生はもとより、
私達日本人にも誤解を与える。
何より激戦となった地上戦の沖縄で、
悲惨にも住民まで戦火にまきこんだ事実をいかがされるのか、
検定に係わった諸氏の見解が私は理解できない。

歴史の事実を歪曲させるのは、日本人に対しても、世界の人々に対しても、
恥知らずと確信している。

歴史の事実を正視した上で、心の節度があって、
初めては美しい日本の一歩と思ったりしている。


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花曇(はなぐもり)の朝を迎えて・・♪    《初出2007.3.31.》

2008-05-11 13:46:36 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、曇り空となって折、ときたま薄日の射す朝を迎えている。

ここ数日、5月中旬の陽気となり、今朝方は6度前後下がったが、
花冷えとは云えず平年並みである。

日中は14度前後の穏やかな曇りとなり、夜に雨が予測されている。

こうした折、桜、白木蓮(ハクモクレン)、辛夷(コブシ)が満開となっているので、
快晴より曇り空で眺めるのは、何より情感が増すと思ったりしている。


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ささやかな結婚記念日・・♪   《初出2007.3.30.》

2008-05-11 13:44:38 | 定年後の思い
東京の郊外は、早朝から春雨となり、
9時過ぎに雨が止み、どんよりとした空模様の中、川沿いの遊歩道を歩いた。

染井吉野の桜などの満開の樹の下は、早くも花びらが路上に散乱していた。

私はここ5日前から左眼が充血したいたので、
ここ2日はお酒を自制していた。
眼科医院で治療を受け、血管の一部が切れた結果ですが、
自力で治りますから、
と診断され、安堵し、緊張感がほぐれた。

この後、私はスーパーで買物した後、快晴となった中、遊歩道を歩いた・・。

帰宅後、昼食を頂いたが、結婚記念日だから、
と私は買い求めてきた『朝しぼり』と命名された生酒を私は呑んだ。

私達は結婚して31年過ぎて、32年目を迎えている。
朝、家内に挨拶がわりに、
こうして生活を送れるのはXXちゃんのお陰だょ、
と私は言った。


私は生酒を呑みながら、家内と色々な想いでを話したりした。
家内は煎茶からコーヒーに変わっても、
私は生酒を呑み続け、2時間ばかり過ぎた時、ささやかな酒宴を切り上げた。

この後、酔いを感じたので寝室で布団にもぐり、
文庫本を数ページ読んだ後、眠りに付いた。

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春雨の中、花を誉(ほめ)れば・・♪    《初出2007.3.30.》

2008-05-11 13:39:16 | 定年後の思い
春雨の中、花を誉(ほめ)れば・・♪
東京の郊外は、早朝からしとしとと小雨が降り続いている・・。

私は午前中に、駅前に小用で出かけるので、
川沿いの遊歩道を歩く予定である。

染井吉野の桜、白木蓮(ハクモクレン)、辛夷(こぶし)の花は満開となっているので、
快晴と違った潤いのある花の下を歩こうと思っている。

こうした情景は、何より情緒ある日本の美とひとつと思っている。

午後より急速に回復し、残念ながら快晴が予測されているので、
こうしたひととき春雨の降る中、花を眺めながら歩ければ、贅沢かしら、と雨を見詰めたりしている。



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我が家の花明かり・・♪    《初出2007.3.29.》

2008-05-11 13:36:47 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、染井吉野の桜、白木蓮(ハクモクレン)、辛夷(コブシ)の花が、
ここ2日は5月中旬の陽気となり、満開の彩りとなっている。

我が家は、桜はないが、白玉椿、藪椿、紫木蓮が咲き、
鈴蘭水仙、ラッパ水仙などの草花が咲き、もみじ、花梨(カリン)も芽吹き、幼い葉を見せている。
そして常緑樹の金木犀(キンモクセイ)、紅カナモチも淡い赤色の新芽を伸ばして、
敷地の百坪の狭い庭なりの景観となっている。

先程、庭に下り立つと、夜の薄暗い中でもほの明るく感じられ、
私なりに心が充たされている。

私の理想の住まいは、コナラ、クヌギ、欅(ケヤキ)等の雑木林の中で、
平屋に住むのが夢であったが、
定年退職後の3年生の私のつたない実力ではなすすべもない。

もっとも利便性に馴れきってしまった私達夫婦は、
現状の住まいで満足させている、というのが実情である。

こんなことを考えながら、薄暗い庭に浮ぶような花の彩りを見詰めたりしている。


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されど、冷凍食品・・♪    《初出2007.3.29.》

2008-05-11 13:34:10 | 食べ物、お酒
私は定年退職後の3年生の身であり、働くことなく自宅にいることが多く、
食事は朝は軽く、昼はしっかりと、夜は晩酌をしながら肉食が主体となっている。

家内の妹から、2年前頃、
『ギョウザ・・冷凍食品でも美味しいわよ・・』
と家内に言った。


私はギョウザが好きであり、40なかばの頃までは家内に作って貰い、
40個前後を食べたりしたこともあった。

50代になると、スーパーで美味しいと思われる即売の2人前を食べて、
この前のスーパーの方が美味しかった、
と家内に言ったりしていた。

定年後の今は、家内の妹の助言で、
恐る恐る冷凍のギョウザを我が家の電子レンジで試みたが、
駅前の中華そば屋さんのギョウザより美味しかった。

私達は2人前で24個入りを夕食の時に食べたしているが、
大半は私が食べつくしている。
何故かしら辛口の純米酒と合うのである。

家内が実家に帰ったり、外出の折は、
私は冷凍食品のチャーハンを食べることもある。

『本格炒め炒飯』と表示され、
こんがり焼いたジューシー焼豚入りと強調されて折、
確かに電子レンジで温めると、香ばしい香りがする。

私は冷凍食品は美味しくないと思っていたが、
手軽で程ほどの味をしていると心を改めたりしている。

尚、私がギョウザとチャーハンを食べた限り、
ギョウザは味の素、チャーハンはニチレイが1番美味しく感じたりしている。

されど冷凍食品であるが、品質、味わいは進歩している上、価格も廉(やす)いと思っている。




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花を愛(め)でて、散策を・・♪    《初出2007.3.29.》

2008-05-11 13:30:06 | 定年後の思い
東京の郊外は、雲ひとつなく、快晴の朝を迎えている。

日中は昨日に続き、五月中旬のようなぽかぽか陽気となる。

私は歯科医院に歯の治療で駅前に出るが、遊歩道を歩いたり、
そして少し遠回りして散策をするのも最適かしら、
と朝の陽射しを見詰めながら思ったりしている。

山桜(ヤマザクラ)、白木蓮(ハクモクレン)、辛夷(コブシ)の花にめぐり会えば、
春のときめきを感じる。

そしてコナラ、クヌギ、欅(ケヤキ)などの雑木の芽吹きを観られたならば、
この時節、こうした情景が最も贅沢のひとときと思っている。



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夜風に吹かれて・・♪    《初出2007.3.28.》

2008-05-11 12:57:06 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、5月のような陽気の日中となった。

私はこの一週間は、塩野七生・著の『ローマ人の物語』(新潮文庫)を読み耽(ふけ)っている・・。

日中は、畳の上に横たわり、毛布を掛けて、塩野七生・女史に導かれて、
ローマのユリウス・カエサル(通称・シーザー)のガリア戦役(ヨーロッパの大半地域)を読みながら、
あの時代に思いを馳せたりしている。

先程、庭先に下り立ち、夜風が吹いているが心地よい。
そして、煙草を喫いながら、ぼんやりとした月など眺めたりしたが、
煌々とした月の光が綺麗だった・・。

三ヶ月の私であったら、
『絢香(あやか)ちゃん・・』
と呟(つぶや)いたりしていた。
『三日月』などを唄われた若手のシンガーソング・ライターに魅了されて夢中になったが、
今の私は卒業している。

ユリウス・カエサル、配下の人々、或いはガリアの諸民族の地域の人々に
思いを寄せたりしている。

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春爛漫も通り過ぎて・・♪    《初出2007.3.28.》

2008-05-11 12:54:57 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、雲ひとつない快晴の朝となっている。

朝6時過ぎに主庭を降り立っても暖かく、居間に戻った時、温度計は12度となっている。

ニュースの中で天気予報は、
春爛漫も通り過ぎて、初夏のような陽気になります、
と報じていた。

3月下旬の今、染井吉野の桜は3分咲きであるが、
私は4月を通り過ぎて、急に5月の中旬の陽気を迎えることに戸惑っている。

4月の時候としては、仲春、陽春、春陽、温暖、桜花などと称せられているが、
いきなり5月の惜春、晩春、薫風などの時候は心身おいつかないでいるのである。

私は古人から残された4月の俳句、短歌のページを捲(めく)ったりして折、
どうしてくれるの、と呟(つぶや)いたりしている。


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朧月夜(おぼろづきよ)に心を寄せて・・♪    《初出2007.3.27.》

2008-05-11 12:52:32 | 音 楽
先程、玄関庭に下り立ち、
少し暗闇の中で群生させた鈴蘭水仙の純白の花が浮んでいるような情景を眺め、
煙草を喫たりしていた。

空を見上げると、月がぼんやりと霞(かす)んでいた・・。


♪菜の花畠(ばたけ)に 入り日薄れ
 見わたす山の端(は) 霞(かすみ)ふかし

【 『朧月夜』 作詞・高野辰之 】


このような歌が思い浮かべたりしていたが、
現役時代の時、苦楽を共にした友人達が顔が浮んだりした。

私は25歳で中途入社し、入社した時は新卒の人と机を並べ業務に励んだので、
私より数歳若い人達が多く、団塊の世代の人々と称されている。
或いは私と同年配の友人もいる。

ここ数年、年賀状、会社時代のOBと後輩のまもなく定年を迎える現役の人達と懇親会などで、
・・この会合に見えなかったけれど・・あいつ元気かしら・・
と顔を会わせた友と、互いの友人のことを話題にしたりしている。

それぞれ退職後は、日本各地でばらばらに住んで人生を過ごしているが、
ときおり想いだしたりしている。

特に今夜のようなぼんやりと霞んだ月などを眺めていると、
それぞれの友の顔が浮んだりしている。

そして、『友よ・・元気で過ごしているか・・』
と私は呟(つぶや)いたりしている。



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