10時半過ぎ、暑い中に私は買物に出かけた。
住宅街で宗旦木槿(ソウタン・ムクゲ)、サルスベリの花を誉(ほめ)めながら、
スーパーに着いた。
2階の雑誌コーナーで総合月刊雑誌の『文藝春秋』を買い求めた後、
ひとつの本に目が止まったのである・・。
【もっと旅に出たくなる
おとなの
鉄道地図帳】
と題されて、
私は手に取り、パラパラとページを捲(めく)ったのである。
http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdisp.asp?code=1860524000
地域別に沿線の駅名はもとより駅弁、周辺の名所、温泉などが掲載されていた。
何より魅了されたのは、
別冊付録として、『昭和23年 レトロ鉄道地図帳』と題され、
~懐かしの鉄道風景&国立公園切手図鑑つき~
と副題が明示されていた。
私は昭和19年に生を受けた身であり、ときおり国内旅行に行ったりし、
やむえず新幹線を利用するたびに、失望しているのである。
余りにも速過ぎて、旅情の情感もなく、その地を過ぎ去って行くだけが、
新幹線と感じ、単に時間を圧縮できるだけ利点なのである。
私は程々の速さで車窓から、その地の情景を眺め、
旅に来ている、と思いを重要視しているのである。
1970~80年代、国鉄が『L特急』と称した列車が私好みであった。
時速80キロ前後で走り、窓も開き、駅弁も買え、
その地の情景がゆっくりと眺め、
車窓からの風景に魅了され、心に留められることが多かったのである。
このような愛惜を秘めて、思わず購入してしまった。
わずか定価880円の本であるが、
今まで日本の各地に訪れた時代と地域などに思いを馳せることができ、
或いは未知の地に夢想できれば、
私なりの心の宝物のひとつ、と微笑んだりしているのである。

住宅街で宗旦木槿(ソウタン・ムクゲ)、サルスベリの花を誉(ほめ)めながら、
スーパーに着いた。
2階の雑誌コーナーで総合月刊雑誌の『文藝春秋』を買い求めた後、
ひとつの本に目が止まったのである・・。
【もっと旅に出たくなる
おとなの
鉄道地図帳】
と題されて、
私は手に取り、パラパラとページを捲(めく)ったのである。
http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/bookdisp.asp?code=1860524000
地域別に沿線の駅名はもとより駅弁、周辺の名所、温泉などが掲載されていた。
何より魅了されたのは、
別冊付録として、『昭和23年 レトロ鉄道地図帳』と題され、
~懐かしの鉄道風景&国立公園切手図鑑つき~
と副題が明示されていた。
私は昭和19年に生を受けた身であり、ときおり国内旅行に行ったりし、
やむえず新幹線を利用するたびに、失望しているのである。
余りにも速過ぎて、旅情の情感もなく、その地を過ぎ去って行くだけが、
新幹線と感じ、単に時間を圧縮できるだけ利点なのである。
私は程々の速さで車窓から、その地の情景を眺め、
旅に来ている、と思いを重要視しているのである。
1970~80年代、国鉄が『L特急』と称した列車が私好みであった。
時速80キロ前後で走り、窓も開き、駅弁も買え、
その地の情景がゆっくりと眺め、
車窓からの風景に魅了され、心に留められることが多かったのである。
このような愛惜を秘めて、思わず購入してしまった。
わずか定価880円の本であるが、
今まで日本の各地に訪れた時代と地域などに思いを馳せることができ、
或いは未知の地に夢想できれば、
私なりの心の宝物のひとつ、と微笑んだりしているのである。
