夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

豊臣秀吉による北京遍都計画・・!?

2008-08-20 17:11:33 | 読書、小説・随筆
日中のひととき、竹田恒泰・著の『旧皇族が語る天皇の日本史』(PHP新書)を読んでいた・・。

この本は、7月の月末に購入した本であったが、
少し読みはじめ、佐渡の旅行、月刊総合雑誌の『文藝春秋』、『中央公論』など、
それ以外の文庫新書が加わったので、
中断していた本であった。


私は7月の月末に、この本のことを少し綴っている。


表紙のすぐ裏に、
【・・
現存する世界最古の国家、日本。
その歴史はすなわち天皇の歴史でもある。
本書では、神話の時代から平成の皇室まで
脈々と受け継がれる壮大な流れを、
朝廷の立場から概観。
・・】

著作者は明治天皇の玄孫のお方であり、朝廷の立場から、日本史を教示を受けようとし、
購入に思い立ったのである。

http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69711-6



中断していた鎌倉時代から読みはじめていたのであるが、
豊臣秀吉の時代で、『秀吉による北京遍都計画』を私は初めて知り驚いたのである・・。


・・無謀な朝鮮出兵を強行し、漢城(現在のソウル)を没落させると、
とんでもない軍事計画を立案した。
北京に遍都し、後陽成天皇を譲位させたうえで、
上皇が北京に行幸するというのだ。

秀吉はやる気だった。
この驚天動地の計画が打ちあげられたことは、
国家の危機であると同時に、天皇家にとっても危機であった。

だが、この秀吉の計画を阻止したのは、すでに上皇となっていた正親町院である。
この外征計画が無謀であることは誰の目にも明らかだったが、
飛ぶ鳥をも落とす勢いの秀吉を抑えることができるのは、
正親町院以外にはなかった。
・・


注)著作者の原文より、改行を多くした。


この後は、大変に歴史上考えさせられる内容であるが、
著作者の力量溢れる綴りである上、著作権侵害と思われるので、
残念ながら、紹介の転記は省略する。


こうした私にとっては、未知のことであり、
拙(つたな)いなりに読書の魅力にとりつかれるのである。

そして、あの当時の中国は明の万暦帝の時代であり、
宗主国として日本から李氏朝鮮が侵入されたので支援をしたり、
周辺の満州の女真に自国の遠征軍が敗退する、といった多事多難の時代だった。

しかし明が衰退期であったが、やはり大国である。

なぜ、秀吉は朝鮮半島を侵略している時、
明まで発想させられたのか、
こうした想像をしたりすると限りなく思考させられ、
次のページに進まないのである。


あくまでこの本は、天皇から観た日本概要史であるが、
こうした切り口から日本の歴史を明示されると、
私は歴史好きの63歳の身であるが、改めて数多く教示されている。


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『県の偉い人・・お休みになっても、お給料貰えるの・・!?』

2008-08-20 07:20:51 | 時事【政治・経済】等
孫の小学5年生の女の子が学校から戻るなり、
年金生活をしているお祖父さんに云っていた・・。

『お祖父ちゃん・・学校の休憩時間の時・・
田中くん・・変なことを言っているの・・
その子、内の親戚の叔父さん・・県の偉い人だから・・
長い間休んでいても・・給料を貰える・・だって・・
年収だって変わらずに・・ちゃんと貰える・・と威張っているの・・』
と孫娘が訴えるようにお祖父さんに云った。

『帰るなり・・どうしたの・・』


『だって・・おかしいわよ・・
うちのパパなんか・・どんな夜でも遅くなっても・・ちゃんと会社に行っているも・・
会議の資料を作るんだって・・
この前のお休みの時・・作っていた・・私のお遊びの相手をしてくれなかったのよ・・』

『長い間、休んでいても・・年収が変わらないだなんて・・
お祖父さんが勤めていた時代にはなかったけどね・・』
と民間会社の中小業に38年勤めたお祖父さんは呟(つぶ)いた。


お祖父さんは、その夕方、読売新聞の夕刊を見ていたら、
孫娘の下校し、俺に言っていたのは、
このことなのかな、
と微苦笑したのである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000030-yom-pol

そして、自治体の財政が厳しい折、
県議員みずから条例を改正するなりしないと、
県民の人が汗水たらし働いて、何とか納税している人に恥ずかしくないのか、
と思ったりしていた。

そして国政の与野党の首脳陣がたびたび発言している、
国民の理解は得られない・・、
と言いう格言は県会議員の一部の人は聞いていないのかしら、
と虚(うつ)ろな目で遠方を眺めていた。


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