夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

改めて、年金生活の身は『吾唯足知』となり・・♪

2008-11-19 12:01:13 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生で、
齢ばかり重ねた64歳の拙(つたな)い身である。

築後30年が過ぎようとしている古びた一軒屋に住み、
百坪足らずの敷地で、小庭にある樹木、草花の四季折々の移ろいを眺め、
子供に恵まれなかった私達夫婦は2人だけで過ごしている。

我家は自動車を所有していないので、昨今のガソリンの価格も知らず、
携帯電話に関しては使えないので保有することなく、
社会からの時流から取り残されている、と時折思いながら苦笑している・・。


家内は中学生の頃から茶事を学んでいたので、
私は一軒屋を建てた時、気負って茶室も付け足したりした。

私は民間会社の中小業に35年ばかり勤めたサラリーマンであったので、
程々の年収の中、住宅に関してのローンは重く家計を占めたのである。

このように状況であったので、
スーパー・マーケットさえも、ディスカント風の低価格店から高級店まで、
その時に応じて利用してきた。

私は大学を中退し、映画・文学青年の真似事をした時期もあったので、
小説、随筆、歴史書、現代史など本は5000冊前後、
ビデオ・DVDの映画作品は1000本前後あり、
勤めた会社がレコード会社の影響でカセット、CD、DVDも3000枚前後あり、
少し多いかな、と思ったりしている。

日常の私は、買物と散策をする以外は、殆ど読書をすることが多く、
ときには居間で映画を鑑賞したり、音楽を聴いたりしている。
そして日々感じたりしていることを心の発露として、
文章に綴り、このサイト等にほぼ毎日投稿している。

そして、ときたま庭の手入れをしたり、
家内との共通趣味の国内旅行で、四季折々各地を訪れたりしている。


我家の生計は原則として、年金を頂いた範囲で生活を営んでおり、
冠婚葬祭、思いがけない出来事、そして国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して過ごしているのである。

今朝、家内は洗濯の合間に、NHKの番組を観たりしているが、
10数年前に購入した32インチのワイド型のテレビであり、
ここ6年前後に普及した薄型のテレビの購入には、ためらって今日に至っている。

このように年金生活を過ごしていると、
特に耐久商品と称される品の購入には、気弱になり、
私は、吾唯足知、と心の中で呟(つぶや)きながら、苦笑しているのである・・。



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