夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

過ぎ去りし、定年後の私の9月6日の思いは・・♪  【下】

2009-09-06 13:14:01 | 定年後の思い
私の定年退職後の昨年の2008年の9月6日、そして一昨年の2007の9月6日の投稿文を再掲載して、
この頃の思いに馳せたりしている。

そして、2006年、2005年にどのような思いで過ごしていたか、
今回もあえて再掲載をする。


2006年9月6日の朝7時過ぎに、
【 初秋の村雨(むらさめ)を迎えて・・♪ 】と題して、投稿している。

【・・
東京の郊外は、秋の5時半過ぎから、急激に雨が降りだして来た。

昨夜の時点で、本日の雨は午後から降り出す、と予報だったので、
午前中は草抜きに専念しょうと5時に起床し、準備していた時、降りだして来た。

30分前後過ぎて、小雨になった後、急速に強い雨となったりしている。

今は小雨となっているが、日中も降ったり止(や)んだりする1日を迎える。

『XXちゃん、庭の手入れ、やめるよ・・』
と私は家内に言った。

私は読書などに切り替えるが、通勤、用事などでお出掛けになるお方は、
お気の毒と空を見詰めて思ったりしている。




そして午前11時過ぎに、
【 『人生は、楽しむ為にある』・・♪ 】と題して、投稿している。

【・・
過日、読売新聞の記事に於いて、著名人が発言されていたのに、
ここ数日、考えている。

私は定年退職後は、そのお方が自由自在に過ごされるのが最適、と日頃から思考しているし、
ある程度、私は実践し2年間の歳月が過ぎようとしている。

このような思いが根底にあるので、
著名人が明言されるのに、多少の勇気のいる発言と感じて、好感している。

9月4日の朝刊の中で、【ホログラム】というコーナ記事を無断であるが、
転記させて頂く。

発言された方は、住宅金融公庫・総裁の島田精一・氏(68歳)である。

《・・
『人生は楽しむ為にある。
仕事はその手段に過ぎない』。
8年間を過ごしたイタリアで聞いた友人の言葉に、
人生観が変わったという。

残業もいとわぬ《猛烈サラリーマン》が、誕生日などは、パーティーを開き、ワインを飲み、
夜通し歌い、語り合うようになった。

休日はオペラを楽しみ、イタリア民謡のカンツォーネを歌った。

それでも『遊んでばかりではない。
集中して働くのもイタリア流』と振り返る。

昨年8月に住宅金融公庫の総裁に就任すると、人事制度に成果主義を取り入れた。
『努力が報われる企業に改革する』ためだ。

楽天的なイタリア人の性格にあこがれつつ、『日本でも安全で豊かな住環境を作る』
と意気込む。
・・》
以上が記事の全文である。

日本人の多くが、このように【人生は楽しむ為にある】と人生哲学のお方が増えれば、
文化、生活のうるおいが増えると期待している独りである。

あえて、このお方に苦言を申せば、
天下りが多いと称される独立行政法人のような会社に栄進されたのは、
はなはだ残念と思い、心の節度を欠けた人と感じ、汚点と思っている。


 


そして午後2時前には、
【 『イギリス史上、最も美しい女性』・・!? 】と題して、投稿している。

【・・
先程、インターネットのニュースを観ていた時、
イギリス史上、最も美しい女性の記事を読んで、私は首をかしげた。

時事通信が伝えた記事を無断であるが、転記させて頂だく。

《・・
イギリスの飲料大手・ボトルグリーンが、
【イギリス史上、最も美しい女性】を問う世論調査を実施した処、
映画の『風と共に去りぬ』でヒロインを演じた女優のヒビアン・リーが第一位に輝いた。

第二位以下は、女優のエリザベス・テイラー、
女優のキャサリン・ゼダ・ジョーンズ、
ダイアナ元皇太子妃、
女優のジュリー・クリスティー、
女優のオナー・ブラックマン、
モデルのケート・モス、
女優のシエナ・ミラーの順。

一方、【史上、最もハンサムな男性】には、
俳優のケーリー・グランドが選ばれた。
・・》
以上が記事の全文である。


私はこの結果を読んで、イギリス国民も美的感覚が鈍っていると思った。

多分、ビビアン・リーが選ばれたのは、映画の『哀愁』への思いが共感したと理解した。
戦時中のロンドン市で悲劇のヒロインを演じたので、
国民に共感を増したのかしら、と考えたりした。

私の独断と偏見として、ダイアナ元皇太子妃しか思いあたらない。

ハンサムの男性は、ショーン・コネリー、古くはアレックス・ギネス、
やはり映画の『アラビアのロレンス』のピーター・オトゥールに勝る人はいない、
と思っている。

尚、2001年以降の作品について、映画観賞が少ないので、
上記に記した女優に未知の人もいる。





その後は午後4時過ぎに、
【 『夏から初秋に・・♪  】と題して、短い綴りを投稿している。

【・・
東京の郊外は、昨日は真夏の名残りのように快晴の34度前後の暑い1日だった。

今朝は早朝から雨が強く降ったり、しばらくすると小雨になったりして、
25度前後の涼しい日中となっている。

ときたま微風が吹くと、Tシャツの半袖であると、肌寒く感じられたりする。

明日も今日と同じ様な天気が予報されて折、
東京の郊外でも確実に秋に向かっている。

先程から霧雨となり、秋の長雨には少し早い、と戸惑っている。




その後は夜の8時過ぎに、
【 雨上がりの夜の庭・・♪ 】と題して、短い綴りを投稿している。

【・・
東京の郊外は、早朝から午後の二時頃まで、雨が強く降ったり、小雨になった後、
霧雨となり、その後は小雨の1日だった。

古人は、村雨(むらさめ)と云っていたが、
昨日の快晴の34度前後の残暑から、
急激な25度前後で微風を受けると、少し肌寒いように感じている。

先程、雨が上がり、玄関庭に下り立ち、
煙草を喫っていると、樹木の枝葉、草花は濡れて清々しい状景となっている。

タマスダレの純白の花は、浮き立つように咲いて折、
鈴虫の鳴き声が聴こえてくる。

夏から秋へと、季節の移ろいが肌で感じられるひとときである。




2005年9月6日の朝7時過ぎに、
【 東京の郊外は、小雨・・。 】と題して、投稿している。

【・・
東京の郊外は、昨日に続き、小雨の一日です。
ときおり強く降りますが、九州・四国地方が暴風圏に入り、豪雨が伴いますので、
災害が心配です。

首相官邸で危機管理センターで、
今回の台風の専門対策チームが発足し、対応する、とニュースは伝えている。

明日も小雨の一日と予報されており、陽の光が恋しくなっている。




そして午前11時過ぎに、
【 成瀬巳喜男・監督『めし』から教えられること♪ 】と題して、投稿している。

【・・
昨夜、NHK衛星第2に於いて、成瀬巳喜男・氏の特集として『めし』が放映された。
私は名画が好きで、ある程度観ているが、この映画は、私は見逃していたので、観た。

解説によると、昭和26年度(1951)に上映され、
上原謙と原節子の若い夫婦、そして姪として島崎雪子が演じている。

私は小学校一年生の歳だったので、
この年代の社会、文化、風俗に関して不明のことが多いので、
映画評論家の登川直樹氏のお力にすがって、引用させていただきます。

《・・
ベスト・テン1位の『麦秋』は、晩年の小津調が確立したことを物語っている。
適度にユーモラスだが、中心では家族が年を重ね別れていく話が軸となり、
その哀惜が枯れた表現のうちに鮮やかにうつし出されていた。

成瀬巳喜男が『めし』で新しい充実期に入ったのも注目される。
林芙美子の遺作となった小説の映画化だが、
上原謙と原節子が多少みすぼらしい倦怠期の夫婦を演じたところに
日本映画が描き忘れていた風俗がみえて新鮮だった。

《麦》か《めし》か、と言われたくらい、
この二本は、あちこちの投票で首位を分け合った。
・・》
以上は、映画専門雑誌の『キネマ旬報』《1946~1996ベストテン全史》で、
登川直樹氏の解説文を引用しました。

私はこの当時のサラリーマン日常生活を教示してもらい、
上原謙の演じた役柄に息をのんだ・・。
『羅生門』、『雨月物語』、『浮雲』にしても、
ある程度颯爽とした面が多かったイメージを持っていたからである。

原節子に関しては、どちらかというと中流階層以上の役柄のイメージを
持っていたが、あの当時のサラリーマンの妻・・ちょっと自我が強い妻、
こうしたことも演じることが出来る、と感心した。

『わが青春に悔いなし』、『晩春』、『青い山脈』、『お嬢さん乾杯』、『麦秋』、
そして『めし』、この後の『東京物語』といったよう原節子の功績は、多大である。

成瀬巳喜男の監督として、この後に私の好きな『浮雲』を撮り、
日本映画の歴史に歴然として足跡を残すことになる・




そして午後1時過ぎに、
【 昨日の私・・♪ 】と題して、投稿している。

【・・
一日、雨が強く降ったり、ときたま小雨となった日であった。

午前中は、インターネットの検索とこのブログに綴ったりしていたが、
午後よりパソコンから離れ、映画を観たりしていた。

以前に購入した『第三次世界大戦』(1989年 制作)を観る。

192分の長編で、199X年を想定したアメリカとソ連の激突である。
私は観る前に、何故世界大戦が起きうるかの動機、条件、推移を知りたかった訳である。
アメリカの大統領とソ連の書記長のトップ会談を得て、ソ連の強硬派による書記長の暗殺後、
それぞれの思惑のボタンの掛け違いにより、破滅への・・。

作品自体の完成度は、良くはないが、やはりトップ会談のシーンは見ごたえがある。

その後で、入浴し、夕食後、昨日放映された日本テレビの『1億3000万人が選ぶ《音楽の祭典》・2005』を再生させ、家内と観る。

それぞれの曲を聴いたり、観たりするたびに、その年の私共の想いでを語り合う・・。

その後、NHK衛星第2で成瀬巳喜男名作シリーズを放映していたので、観る。

そして、高橋真梨子の『ソング・フォー・ユー』を観る。
私もこの方のファンであり、数枚のCDとDVDで聴いたり、観たりしていた。

博多と東京の往還をその年代の思い出と共に語り、唄うといった番組であった。

このようにとりとめのない日も年に数回ある。





その後は、午後5時過ぎに、
【 政府保有のNTT株、売却完了・・♪ 】と題して、投稿している。

【・・
『NIKKEI NET』を検索していたら、標記の内容の記事が載っていた。
官業の民営化のひつとの成果であるので、転記させて頂きます。

《・・
財務省は6日午前、政府保有のNTT株112万3043株を売却したと発表した。
時間外取引で、NTTの自社株買いに応じたほか、
一部を一般投資家に売却した。
売却価格は1株48万3000円て、
売却収入は5424億2976万円になった。

これで現行のNTT法で売ることの出来る政府保有株の売却は、すべて完了した。

1986年からの売却収入は、累計で14兆5000億円となった。
谷垣財務相は、同日の閣僚後の記者会見で、
「NTTの民営化に区切りがついた。
国債の安定的償還、社会資本整備や金融安定化に貢献した。
全体として、大きな成果があがっている」
と述べた。
・・》
以上が全文です。

《・・
尚、時間外取引にしたのは、前日のNIKKEI NETからの記事によれば、
市場での売却を見送るのは、
株式市場の需給が悪化して、株価が下落するのを避ける狙いからだ。
財務省は、昨年度も自社株買いに応ずる形で、80万株を売却した。

この結果、政府が保有するNTT株は530万4000株になり、
政府の保有比率は33.7%に下がる。
現行のNTT法は、発行済み株式の3分の1以上を
政府が保有するように義務付けており、
これ以上の売却には、法改正が必要となる。
役員人事や定款変更に関する規制は残るものの、
総務省は「現行法による民営化作業は、ひとまず完了」
と説明している。
・・》

このようにNIKKEI NETに綴られていますが、
私は素人の感覚からして、NTT法を改正して、経済状況を配慮した上、
政府の保有ゼロし、規制完全撤廃し、完全民営化する。

経済状況と国家財政の悪化のバランスを配慮した上、
残りの3分の1を売却し、国債の償還に当てたい、と素朴に考えます。



その後は、午後9時過ぎに、
【 台風、随一、喜ばしい地域?! 】と題して、投稿している。

【・・
読売新聞によると、

   《 大雨で早明浦ダムの貯水率回復 四ヶ月ぶりに100% 》

見出しが綴られていた。

《・・
渇水で貯水率が0%に落ち込んでいた四国最大の水がめ、
早明浦ダム(高知県)は、台風14号の影響による大雨で、周辺河川から大量の水が流入した為、
6日午後8時頃、貯水率が100%まで回復した。

国土交通省・四国地方整備局によると、
100%になったのは、約4ケ月ぶり。

香川、徳島両県に生活用水を供給している同ダムは、
梅雨時期に雨が少なかったことなどから、慢性的な渇水状態が続き、
8月19日には1994年の大渇水以来、11年ぶりに貯水率がゼロとなっていた。

この為、香川県内では、プールの使用禁止など節水を進めたほか、
発電用水の緊急放流が行なわれていた。
・・》
以上が記事の全文です。


私はテレビのニュースで、渇水状況を知った。
今回の台風で、渇水している所に降ってくれれば良いのに、と家内と話していた。

今、このニュースを知り、九州地方は記録的な豪雨で、痛ましい惨事が発生し、嘆いていたが、
今回の台風で随一喜ばしい地域もある。



このように2006年、2005年は、ひたすら投稿するのが楽しく、
幼い綴りで無邪気に投稿していたのであるが、ブログの世界に熱い思いで投稿した時代でもあった。



a href="http://www.blogmura.com/">ブログランキング・にほんブログ村へ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過ぎ去りし、定年後の私の9月6日の思いは・・♪  【上】

2009-09-06 08:55:04 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の5年生の身であるが、
私は先程、玄関庭の軒下で煙草を喫っていたら、
紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実が、薄紫色に色づいてきたのを眺めたり、
クロッカスに似た群生させた玉すだれの純白の花、
秋海棠(シュウカイドウ)薄紅色の可憐な花心を寄せたりしている。

ここ数日は、朝の6時は21度前後の爽やかな朝を迎え、
昼下がりは晴れ渡り27度前後で、蝉(セミ)は名残りおさそうに懸命に鳴き、
ときおり秋風が吹いたりしている。
そして夕暮れの6時過ぎは21度前後で、
暗くなった庭のはずれで、鈴虫(スズムシ)と蟋蟀(コオロギ)が仲良く二部合唱をしている。

このように夏の名残りと初秋が交差したりしているが、
少し風邪気味のせいか、物思いに耽(ふけ)ったりしている。


先程、私はこのサイトを開き、
定年退職後の今頃は、私はどのような思いで過ごしていたのかしら、
と思い、9月6日に綴った投稿文を読み返したのである・・。

私は民間会社を定年退職後、まもなくしてプログの世界を知り、
四つばかりのサイトに加入して、ほぼ毎日数通は綴ってきた。
定年退職後の年金生活の身過ぎ世過ぎの日常生活の中、
その日に感じたこと、思考したことを心の発露とし、綴っているが、
のちのおもい、になればという思いを重ねているのである。


昨年の9月6日の9時過ぎには、
【 心の中で、『傷だらけの人生』を唄い・・♪ 】
と題して投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
この1週間、新聞を読んだり、ネットでニュースを視(み)たり、
そしてテレビのニュースなどを視聴していると、私は暗然たる思いとなっている・・。

今朝の読売新聞の経済面に於いても、

『 世界株安 再燃  サブプライムなお影響 』

   東京 政局混迷嫌う
   NY 雇用悪化懸念
   欧州 金融株も下落
   アジア 軒並み最安値

そして、財務省が5日に発表した4月~6月期の法人企業統計に於き、

《・・
売上高、経常利益、設備投資の3項目が、そろって前年同期と比べてマイナスとなり、
企業活動の低迷ぶりを浮き彫りにした・・

と記事に明記されていた。


政治の世界に疎(うと)い私でも、自民党の総裁選の立候補者は乱立するし、
まるで少年期に映画館で観た東映の時代劇・・オールスター総出演・・
ように思えたりしたのである。

そした肝要の民主党も、昨今も真摯な論議を逃げ惑い、
国民に責務ある財源を明示できず具体的な政策を公開せず、
『ねじれ国会』を理由に与野党も、大人のおもちゃ、とし議会を持て遊び、政局は混迷している。

社会不安も増し、私は年金生活の4年生の少しボケた身さえ、
どうしたら、この世の中は明るい展望が開ける、と思ったりしている・・。


このような思いで、玄関の軒下で、
小雨降る中、樹木を眺めながら、煙草を喫っていた時、ひとつの歌が心の中で唄っていた・・。


♪古い奴だとお思いでしょうが、
 古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。
 どこに新しいものがございましょう。
 生れた土地は荒れ放題、今の世の中、 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。

 何から何まで 真っ暗闇よ
 筋の通らぬ ことばかり
 右を向いても 左を見ても
 馬鹿と阿呆(あほう)の 絡み合い
 どこに男の 夢がある


【『傷だらけの人生』 作詞・藤田まさと 作曲・吉田 正 】


長々と無断で引用させて頂きましたが、
私が20代のなかば、俳優の鶴田浩二が唄った歌である。

昭和45年の師走に発売され、翌年の春まで街に流れていた曲であるが、
あの頃は少なくとも、昨今より遙かに明日が観えていた日本、欧米であった。


私は群生した純白なタマスダレの花を見つめたり、
そして紫露草、薄紅色の秋海棠の草花を眺めたり。
薄紫に染められてきた紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実をしばらく眺めたりしていた・・。

そして、山川草木の世界に戻ろうか、と少しため息をしたりしていた。

http://www.youtube.com/watch?v=pNLGWOzmXlM
【『傷だらけの人生』 作詞・藤田まさと、作曲・吉田 正、唄・鶴田浩二】




この後、同じ昨年の9月6日の夕方5時前には、
【 されど、黒澤 明・監督の『七人の侍』・・♪ 】
と題して投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
NHKのBS2では、黒澤 明・監督の没後10年に際し、
遺(のこ)された名作の数々を放映している。

今宵は、8時から11時半過ぎまで、『七人の侍』が放映されるので、
若い方で観ていなかった人に、ぜひともご覧になったら、と深く思っている。


この映画は、映画専門誌の『キネマ旬報』に於いて、
映画100年を総括する特別企画として、
臨時増刊『世界映画オールタイム ベストテン』に於いて、
邦画・洋画を問わない映画史を通じて、ベストテンを発表した誌であった。

第一位が『七人の侍』であり、『市民ケーン』、『2001年宇宙の旅』、
『東京物語』、『天上桟敷の人々』・・と名作が選出されている。

この後、同誌が創刊80周年記念号として、
『映画人が選んだオールタイムベスト100』(日本映画篇)に於いても、
第一位が『七人の侍』で、『浮雲』、『飢餓海峡』、『東京物語』、『幕末太陽傳』・・選出されている。


『七人の侍』が映画館で上映されたのは、昭和29年であり、私が小学3年生だった頃である。

私は映画好きな少年で、独りで映画館に行って、
東映の時代劇の『笛吹童子』、『紅孔雀』などを観たりしていた。
そして、学校の行事として、同級生全員で、
映画館で『二十四の瞳』を観たりしていた時代であった・・。

この頃の私は、この『七人の侍』は無知であった。

後年、東京オリンピックの開催する前頃に、
初めて『七人の侍』を映画館で観た後、しばらく座席から立てないほど、
感動した後、感銘を深めた作品であった。

その後、ビデオ・テープで作品が発売された後、
購入し、少なくとも百回以上は自宅の居間で鑑賞している。


映画の作品としては、どなたがご覧になっても優れた映画と思われるが、
私が何よりも驚き、ため息をしたのは、
あの昭和29年当時、あれだけ制作された力量、斬新な脚本、演出に驚嘆したのであった。


私の若き頃、映画青年の真似事をした体験もあるが、
この『七人の侍』をご覧になっていない方、決して無駄にならないひととき、と私は確信している。




一昨年の2007年の9月6日の9時過ぎには、
【 我が家の台風襲来、対策は・・!?  】
と題して投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
東京の郊外の調布市に住む我が家は、ここ数日は台風の影響を受けて、
雨が激しく降ったり、止んだ後は一時的に晴れ間となったりしていた。

今回の台風は、ゆったりと本土に近づいて折、私の心は多少もどかしげになっている。

今朝もどんよりとした雨雲が空一面を蔽(おお)って折、
ときおり激しく雨が降る状態が続いている。

我が家は築後30数年の古惚けた家であるが、
毎年台風の襲来に備えて、これといった対策は講じていない。
強いていえば、雨戸をきっちりとロックする程度である。

20数年前は、屋根の頂点付近にあるテレビのアンテナが倒壊したり、
屋根のとよの一部が近所まで飛んで、誤りながら、持ち帰ったきたことがある程度である。

テレビのアンテナは、その後は業者にお願いして、
多少費用は要しても強固にして欲しい、と云って再設置をしたが、
今やケーブル・テレビとしているので屋根にアンテナはないのである。

植木鉢の五つばかりはあるが、これも移動するつもりはない。

唯、草花即売店で買い求めた後、草花を地植えしたので、
白いプラスチックの植木鉢が三つばかり庭の隅にあり、
これだけは少し移動をした程度である。

このような状態で、ときには風速35メートル前後を耐えたりしている。

我が家は台風より、雪の方が被害が多い。
都心の外れにある我が家は、湿った雪の重みに耐え切れず、
樹木は少なくとも10数本は折れて、やむえず切り倒したことが幾たびかあったりしている。

されど、台風が暴風の50メートル前後を伴って襲来した場合は、
どうなるか解からないので、勘弁して欲しい、
というのが実情なので、天上の気候の神々に祈願している。



この後、同じ午後の3時過ぎには、
【 台風の襲来で、感じることは・・。 】
と題して投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
東京の郊外に住む私は、ここ数日台風の影響で、
ときおり激しい雨になったり、止んだ後、一時的に晴れ間となり、
どうして、と戸惑ったりしている。

台風は太平洋上でゆっくと本土に進路をとりながら北上しているので、
もどかしい心情になっている。

台風の多くの場合は、豪雨と暴風が伴い、地で被害が増大しているので、
ささやかな日常の基盤事態に影響するので困りものなのである。

できうれば、程々の雨と風は歓迎できるが、各地で被害がないように通過を願いたいものである。

河川、道路、公共の交通機関などに維持管理に携わる方達は、
更に心身ともに労苦が伴うので、大変な責務ある業務と感じている。

何より天候、自然を相手に、林業、農業、果樹園、魚業などの方達は、
まともに生活自体の根底に影響を及ぼすので、災害に遭わなければよいが、
とテレビのニュースを観ながら感じている。


私は定年退職後の3年生の自在の身であるので、
朝方、家の前の道路を通勤される方、外出をされる方達を見かけると、
お気の毒と思ってしまうのである。

私の現役時代の時は、公共交通機関の乱れを予測し、普段より早めに出で、会社に向ったりしていた。

会社の最寄駅から徒歩で会社に着くまで、
靴、靴下はもとより、スーツのズボンまでが濡れて、困り果てたりしたこともあったりした。

会社の窓辺から外を観ると、豪雨で風が伴って、雨が斜めに降ったりしていた。

こうした体験を毎年繰り返してきたが、
林業、農業、果樹園、魚業などで自然を相手にする労苦を思えば、
今の気持ちとしては通勤時の難儀だけなので、改めて楽なことだった、
と微笑したり、苦笑している。




この後、同じ午後の6時半過ぎには、
【 団体観光ツアーの効用は・・♪ 】
と題して投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
私は定年退職後の3年生で身であり、
家内との共通の趣味は、国内旅行であり、四季折々、日本の各地を訪れている。

若き40歳の少し前までは、JTBなどの旅行会社に予約して、個人旅行をしていた。
団体観光の場合は、旅行日程に制約があり、
同行の方達と一緒なので何かと息苦しく感じ、
宿泊先の観光ホテルなどでも気詰まりのように思っていたのである。


私が40歳の少し前、新年まもない土曜日の午後、
2月の初旬、山寺と蔵王の樹氷めぐり、そして最上川の船下りした後は越後地方を周遊し、
この間、上ノ山温泉と温海温泉に宿泊する、
という団体観光ツアーの新聞に掲載された広告を見た。

個人旅行としては、真冬の山寺を歩いて参拝したり、蔵王の樹氷の景観を眺め、
その上に最上川の雪の光景の船下り・・
と私達は思案してきたが、交通の不便な処を行き来するので、長年にためらってきたのである。

家内に思い切って参加してみよう、と相談し、参加することにした。

東北の雪の中の旅程なので、防寒着で身を固めて、
指定された集合場所に定時前に着き、バスに乗り込み、
あらかじめ指定された座席に腰を下ろした。

持参した純米酒を呑みながら、車窓から東北の冬枯れの情景を眺めた上、
バス・ガイドさんの解説を聴いたりして、時折まどろんだりしていた・・。

観光地の最寄で降り立って、周遊した後は、再び走行するので、
途切れた時間待ちがないので、
特に冬の寒い時節は、移動は楽であることを実感させられた。

宿泊先の観光ホテルは期待していなかったが、想像以上に質感が感じられ、好感したりした。


私達夫婦は個人旅行の魅力も知っているつもりであるが、
団体観光ツアーの価格の廉(やす)さには驚いたり、赤字にならないのか、
と余計な心配もしたのは事実である。

私達は自動車を保有しない信条なので、
この旅行で好感したので、ときおり団体観光ツアーを利用している。

何より魅了されたのは、バスの車内、休憩時間のサービス・エリア、お土産屋さんのひととき、
そして食事処などで共に参加された年配のご夫婦の会話、しぐさを私達は学んだことである。

このご夫婦の方達とさりげない会話をしたりして、
私達は人生の大学の生徒となったりした。

さりげない人生を教示して頂いたり、
私達夫婦も60歳代になった時は、あの方達のような夫婦になれたら、
とツアーの参加のたびに、数多く学んだりしてきた。

こうして最初に団体観光ツアーに参加してから、
早くも20数年を過ぎようとしている。

今の私達もときおり利用しているが、
自分達より10歳前後の年配の70歳代のご夫婦に関心を持っており、
旅先のひととき、数多く学んでいる。



このように投稿したりしていたが、2006年に遡(さかのぼ)ると少し長くなるので、
次回に掲載する。

                               (つづく)




a href="http://www.blogmura.com/">ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする