夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

改めて、山口百恵ちゃんの『いい日旅立ち』が街に流れていた頃の私は・・♪

2009-09-26 23:12:26 | 音 楽
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であるが、
日中のひととき、ラジオから山口百恵ちゃんの『いい日旅立ち』の唄声が聴こえてきた・・。

この後、私は庭のテラスに下り立ち、煙草を喫いがら、微風が吹く中、
樹木や草花を眺めたりし、秋めいた情景に心身をゆだねたりした。


♪雪解け真近の 北の空に向い
 過ぎ去り日々の 夢を叫ぶとき

【 『いい日旅立ち』 作詞、作曲・谷村新司、編曲・川口 真、唄・山口百恵 】

先程、ラジオから流れていた歌が脳裏に残っていたせいか、
私は心の中で唄いだしたのである・・。


この歌は街に流れていたのは、 確か昭和53年の晩秋であったと思われるが、
JRの前身の国鉄時代の新宿駅で『いい日旅立つ』の歌が流れて、
私はプラットフォームで東京駅行きを待っていたのである。

この頃の私は、あるレコード会社に勤め、六本木の本社で情報畑で奮闘していた時代であった。
そして毎月20日の数日は、新宿駅から神田駅に行き、日本橋ある情報処理会社に行っていたのである。

このような時、朝のラッシュ時に山口百恵ちゃんの唄声、或いはメロディーでよく流れていた・・。

♪帰らぬ人たち 熱い胸をよぎる
 せめて今日から一人きり 旅に出る
 ああ 日本のどこかに
 私を待ってる 人がいる


【 『いい日旅立ち』 作詞、作曲・谷村新司、編曲・川口 真、唄・山口百恵 】


私は前方に見える中央線の松本行きの『L特急』の列車が、
始発前の待機の状況で勇姿を見せて折、
多忙な私にとっては、平日にゆっくりと旅行に行けるのは夢のようなことであり、羨望しながら見つめたりしていた。

この年の春に私は家を建てた年であったので、公私共々多忙な中、
住宅ローンなどを含めて一戸建ては何かと出費が多く、私達夫婦は悲鳴をあげながら、
この難局を何とかしなければ・・と家内はパートに出たりし、互いに奮闘したりしていた。

この年の前の2年間は、新婚生活を初めて賃貸マンションに住んでいて、
最初の夏季休暇の時は、『L特急』に乗車し、上野駅から長野電鉄に乗り入れた湯田中駅の終点で下車し、
その後は路線バスで志賀高原の奥地のホテルに2泊3日で行ったりした。

翌年も、『L特急』で新宿駅から松本駅で下車し、
その後は大糸線で簗場駅で下車し、青木湖の湖畔にあるホテルに2泊3日で滞在し、
周辺を散策したりした。


そして、家を建てた当年、殆ど生活に余裕はなかったが、
せめて夏季休暇の時ぐらいと、旅行会社のJTBの格安のパンフレットを見て、
蓼科高原の白樺湖の湖畔にある観光ホテルに2泊3日としたのである。
この時も、新宿駅から茅野駅まで『L特急』を利用した後、路線バスで白樺湖に行ったのである。


このような私達夫婦はささやかな思いでが『L特急』と共にあるので、
ラッシュアワーで混んでいるプラットフォームに立ちすくんで、
前方に観える『L特急』の列車を眺めていたのである。

そして、いつの日にか、平日のゆっくりとした時に、『L特急』で旅行するのが、
私の30代の叶うことのない夢であったが、
その後は洒落た最新鋭の列車に中央本線などは変貌してしまったのである。


私は、『いい日旅立ち』を聴いたりすると、『L特急』の列車が浮かび、
私の苦節の多かった30代の思いでと共に蘇(よみが)り、
年金生活となった今、なぜかしら愛惜を深めたりしている。



http://www.youtube.com/watch?v=nK9yTUGcjhg
【 『いい日旅立ち』 作詞、作曲・谷村新司、編曲・川口 真、唄・山口百恵 】




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高齢者に入門する私は、ささやかな記念旅行は・・。

2009-09-26 09:54:34 | 旅のあれこれ
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であるが、
明日の27日に高齢者に入門する65歳になり、家内も12月下旬に60歳となる。

私は市から介護予防の健康診断がいつでも受診できる通知があったり、
家内は国民年金の支払いも卒業できるので、何かしら夫婦でささやかな祝いをしょう、
とここ三ヶ月ばかり話し合ってきた。

私達夫婦の共通趣味は、国内旅行であり、子供も恵まれなかったこともあり、
現役のサラリーマン時代の時から、多忙な合間に国内旅行をしてきた。
私も住宅ローン等で苦渋した時は、格安な旅行の時もあったし、
或いは勤め先から勤続XX年などで金一封と特別休暇などを頂き、少しばかり贅沢な旅行をしてきたりした。

国内旅行に関しては、このサイトに数多く綴ってきたが、
この中のひとつとして、【 されど旅行は、3度ばかり楽しめる・・!? 】
と題していて、今年の2月23日に投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
私は年金生活の5年生の64歳の身であるが、
家内と共通の趣味は国内旅行なので、日本の各地に四季折々に訪ねたりしている。

家内の母も独り住まいとなっているので、ときおり旅行に誘い、
私達3人で温泉滞在をすることが多いが、
ときには旭川市、那覇市、長崎市などに滞在し、市内の観光名所先を観たりしている。

こうした旅行の場合は、我家では自動車もなく、
私の定年退職後はペーパー・ドライバーを卒業し、免許証を更新を断念したので、
当然の結果として、ドライブは対象外であり、
旅行会社などに少なくとも宿泊先と交通機関をお願いしているのである。

そして家族・個人の企画した旅行、或いは団体(観光)周遊旅行を重ねたりしている。
この中で、団体(観光)周遊旅行といっても、
各地の観光地を周遊しながら宿泊地を移動するケースと
宿泊先のホテル、観光ホテルに滞在し、バス、JR、フェリー、飛行機などで往復するだけタイプもあり、
こうした場合は温泉滞在する旅行に利便性があり、費用も格安なので、私達も利用している。


私達が旅行を思い立つ時は、
我家にも旅行会社からの小雑誌の勧誘雑誌が郵送されてくるのを見たり、
新聞の旅行会社の広告を眺めたり、最寄り駅前の旅行会社のパンフレットを頂き、
リストアップしているのが殆どである。

こうした候補となった旅行に関しては、
私はある程度は観光先、宿泊するホテル、観光ホテルなどを調べたりするが、
家内はネットなどを活用して、行かれた方のプログまで掲載されて内容を読んだりし、
血液A型の性格なのか徹底的に調べるのである。

私は血液B型ので、ブログなどは、その方の自身の深い思いがあるので、
参考にならない、と笑い飛ばしているひとりである。

こうして、旅行が決定し、旅先でお互いに楽しむのである。


旅行から帰宅すると、
私はこのサイト等に綴って、投稿するが、
内容、構成とかを決めて苦心惨憺しながらも綴ったりする時が多いが、
何よりタイトル名には配慮しているのである。

小説、随筆、映画などの場合はもとより、
タイトル名で内容を適切に集約した表現となるので、
私も拙(つた)ないなりの投稿文であるが、タイトル名は気にしているのである。


私自身の旅行の場合は、
旅行先を決めるまでの時、旅行先、そして帰宅後の旅先の想いに心は馳せたりし、
多くの方と同様に、旅は3度楽しめる、と私は思ったりしている。

家内の場合は、帰宅後はあっさりして、次の旅行のことを話し合ったりし、
ときおり思い出したかのように、旅先の想いでを語ることがあるが、
家内は旅行は2度しか楽しんでいない、と私は苦笑する。

そして私がブログなどに投稿した後、
デジカメに映した旅行先の写真をパソコンで眺め、微苦笑したりすることが多いので、
こうした状況を家内から見れば、貴方は4度も楽しんでいる、
と微笑みながら云われたりしている。
・・】

このように戯(たわむ)れとして投稿したりしていた。


今回の記念旅行を話しはじめた頃は、旅行会社のパンフレットに於いて、
東北地方の南三陸にある観光ホテルで、
露天風呂から前方の入り江から彼方に太平洋が眺められる情景が掲載されていて、
家内は少なくとも3泊ぐらいはゆっくりとしたいわね、と私に云ったりしていた。

私は東北新幹線の『一ノ関』で下車して、金色堂、厳美渓を観たりした後、
南三陸にある観光ホテルに滞在し、周辺を散策し、
帰路は松島を見たりし、『仙台』から帰京することを思案したりした。


この一週間後、ある旅行会社の小冊誌が郵送されてきて、
家内がこの旅行プランどうかしら、と私に小冊誌を手渡したのである。

団体観光ツアーのプランで、東北新幹線の『福島』で下車した後、
蔵王のお釜を観た後は、南三陸にある観光ホテルに宿泊する。
翌朝は松島に寄り、仙台港よりフェリーに乗船し、太平洋の沿岸を南下して、
翌日の10時過ぎに名古屋港に着岸する。
この後は群上八幡に寄り、飛騨高山の観光ホテルに午後3時過ぎに到着し、宿泊する。
翌日は畳平、上高地を観た後は、『松本』より中央線で帰京する3泊4日の日程であった。

私は家内と長年に苦楽を共にし、何かと後方支援を得て今日の生活を迎えることができていると感謝の念から、
ささやかな記念旅行として行きましょう、と賛意したのである。

この後の私は、庭のテラスに下り立ち、煙草を喫いながら、
この旅行の詳細を見たりしたのである。

《 ~三陸産「アワビ」踊焼き、「飛騨牛」季節御膳~
  優雅なる「5つ星の宿」で美食旅
     太平洋 特等船室クルーズ 4日間 》

と明記されていたので、私は微苦笑したのである。

私は小、中学生の時は劣等性で通信簿は『3』もあったが『2』も多かったのである。
その後は『5』から『1』までの波乱の学生時代を過ごし、サラリーマンの生活を35年ばかりしてきたので、
私の半生は『3』ぐらいと日頃は感じているのである。

こうした私の心境として、「5つ星の宿」のような処は落ち着かないかしら、と苦笑したのである。




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