夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私たち夫婦は年金生活の身であり、改めて『ゴールデン・イヤーズ』の格言を享受しながら過ごし・・。

2011-06-06 21:35:00 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
私たち夫婦は子どもに恵まれなかったので、たった2人だけの家庭で、
古惚けた一軒屋に住んでいる。

夕暮れに、門扉の近くにある郵便受け入れ箱に、
日本年金機構から2通の折込封書のある葉書が郵送され、何かしらと思いながら、私は開いた。

左側には、『国民年金・厚生年金保険 年金額改定通知書』と題され、
平成23年4月分からの年金額が改定された明細書であった。

右側には、、『年金振込通知書』であり、
毎回振込みの2か月分の『年金支払額』などが明記されていた。

この後、私はあるファイルを取り出して、前年の『年金振込通知書』を見て、
昨年の新聞のニュースで知った通り、
やはり支給額はわずかに減った、と苦笑したりした。

あとの一通は家内の分であり、私より5歳齢下の家内も年金受給者で、
我が家は夫婦共々年金の身となり、2人で一人前の気持ちで過ごしている。


私は東京オリンピツクが開催された1964年に大学を中退し、
アルバイト、或いは契約社員をしたりして映画・文学青年の真似事をした。

ある年、親戚の叔父さんから、
今は良いが、30歳を過ぎた時、妻子を養って家庭を持てるの、
と私は諭(さと)されて、
確固たる根拠もなく独創性があると自信ばかり強い私は、あえなく挫折した。

そして、やむなくサラリーマンに転職しょうと、軌道修正をした。
コンピュータの専門学校に一年ばかり学び、これを梃子(てこ)にした上、
ある知人のご尽力もあり、この当時は大企業のある音響・映像メーカーに、
中途入社できたのは、1970年の春であった。

この後、まもなくしてこの会社の一部が、外資系のレコード会社として独立し、
私もこの新たに創業された外資系のレコード会社転籍させられて、
本社に30年ばかり務めた後、音楽業界のリストラ旋風の中、私も出向を5年ばかり体験して、
定年退職となったのは2004年の晩秋であった。


このように私は、大学を卒業して、大企業で邁進されたサラリーマンのエリートの方たちとは、
遥かに遠いつたない身なので、年収はもとより退職金も程ほどに少なく、
せめてその時代に流行(はや)った名曲と共に、時代を深く共有できたのが、
心の宝物のひとつかしら、と微苦笑している。


定年退職後、私は念願の年金生活を始めて、
日常は買物、散策などの時、季節のうつろいを享受し、
その時に思ったこと、思索したことなどを心の発露として、
このブログのサイトに綴り投稿するのが、生きがいのひとつとなっている。

日常の大半は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
そして音楽も聴いたりしているので、一日が終るのが早い、と溜息をついたりすることが多い。

そして、ときたま小庭を手入れをしたり、
家内との共通趣味の国内旅行をして、その地の風土、文化などを学んだりしている。


我が家は年金生活なので、原則として年金支給額で平素の生活を過ごし、
国内旅行、冠婚葬祭、そして耐久品などの購入は、
程ほどの貯金を取り崩して過ごしているので、ごくありふれた年金の家庭であると思ったりしている。

年金生活を始めて、私たち夫婦は幾たびか国内旅行に行ったりしたが、
知床半島を観光船で早朝クルーズで岬で日の出を迎える団体周遊プランに魅せられて、
私たち夫婦は久々に団体周遊プランに参加した・・。

道央、道東の知床を周遊し、3日目の昼下り、
阿寒湖の湖畔で1時間ばかり休憩した時であった。

私たち夫婦は団体周遊旅行で、私たちと同様にご夫婦の方も多くいるので、
私たち夫婦は40代の頃から、好感したご夫婦と旅行中で話し合ったりするタイプである。

この時も年配のご主人と湖畔の喫煙場で、
私は話し合っていた・・。

『僕は70を過ぎているが・・あなたは60過ぎた頃でしょう?
僕も60代の頃は、家内と海外旅行など・・盛んに行ってたの・・
自分達が好きなことが一番できる時期なの・・
あなたたちのご夫婦を見ていたら・・思い出されたのよ・・』
と年配のご主人は私に微笑みながら私に云った。

『あの頃は、体力は少しは衰えは感じていたが・・何より気力はあった・・
あなた・・知っているでしょう・・
ゴールデン・イヤーズということ・・この人生で一番充実していた時だった・・』
と年配のご主人は言葉を重ねられた・・。

私は改めて、このご主人から、
60代は人生の黄金期と学んだのである。


このようなことを私は思い馳せながら、
私たち夫婦は、お互いに歯の治療ぐらいで、入院する程の大病にすることなく、
7年目の年金生活を過ごしている。

ときおり家内は、
『働くなくても・・こうして生活を過ごせるのだから・・』
と微笑みながら、私に云ったりしている。


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魅了された映画の作品、自宅で鑑賞する時は、季節で私は変貌し・・。

2011-06-06 01:19:00 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
若き時期のひととき映画青年の真似事をしたこともあったので、
定年退職後は読書に続いて好きであり、自宅の居間で映画を観たりする。

これまでの映画に関して、きわだって感銘を受けた作品については、
【 満天の星空を眺めるように、数多くの映画、つたない私が圧倒的に感銘を受けた作品は・・。】
と題して、このサイトに一昨日の4日に投稿している。

http://blog.goo.ne.jp/yumede-ai/e/0d840eb386cf84e4620d738cdbcb774d
☆【年金青年たわむれ記 ~かりそめ草紙~】
    6月4日《 満天の星空を眺めるように、数多くの映画、つたない私が圧倒的に感銘を受けた作品は・・。》☆

この概要は、映画専門誌の『キネマ旬報』が、歴代の邦画、洋画別のベストテンを公表された時、
私は喚起されて、つたない鑑賞歴であるが、私の歴代の邦画、洋画別のベストテンを選定した内容である。


こうした圧倒的に感銘を受けた作品とは別に、
私は魅了された作品は、何回でも観るタイプである。

ほぼ10年ごとに観る作品としては、
邦画の場合は、『二十四の瞳』、『東京物語』、『浮雲』、『雨月物語』等である。
洋画に関しては、『街の灯』、『市民ケーン』、『第三の男』、『逢びき』、『ライムライト』、
『ジョニーは戦場に行った』等である。

或いは最初の一ヶ月に於いて、少なくとも10回以上熱中して観る映画もある。
邦画の『七人の侍』、『用心棒』、『駅~STATION~』、
洋画の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、『ディア・ハンター』、
『ゴットファーザ Ⅱ』、『アンタッチャブル』、『許されざる者』(’93)などが鮮明に記憶に残っている。


私は定年退職の2004年の5年前頃に、退職後にその時に観たい映画として、
邦・洋画別にそれぞれ100作品前後の名作があればよいと考えていたが、
瞬(またた)く間に増えだした・・。
やむなく、250本収納できるビデオ・ラックを2本買い求め万全とした。

しかし、時代はビデオ・テープからDVDに移行期の上、
私はソフト販売店からの盛んに購入したり、或いはWOWOW、NHKのBS2からのコピーが増えて、
天上までとどく、幅広い大きなラックを買い増まし、結果として3本の映画作品棚となっている。

そして今日は、邦画、洋画、映画以外のドキュメンタリーの3つの区分で、
ビデオ・テープ、DVDが1000作品ぐらい並んでいる。


私はその時に観たい映画作品をラックの前で選定したりするが、
何故かしら、やはり季節に応じて観てしまうのである。

冬の季節の時などは、『アラビアのロレンス』、『プラトーン』、
『イングリッシュ・ペイシェント』等の砂漠、荒野、ジャングルの背景が多くなるのである。

そして夏の時節は、『ドクトル・ジバコ』、『カサブランカ』、『かくも長き不在』等の
寒冷地、静寂な戦争を背景にした選定が多くなるのである。

不思議なことであるが、猛暑の夏の時、『アラビアのロレンス』の砂漠、
『戦場にかける橋』の熱帯林の背景があるので、
暑くて落ち着かないのである。

かといって、居間を寒いぐらいに冷房を冷やして、
鑑賞するのは映画の内容からして、おかしな事と思ったりしている。
まして昨今、節電ブームとなっているので、このような行為は、
非国民として、石を投げつけられても致しがたい、と思ったりしている。


私はこのように季節に対応して鑑賞しているが、
1950年代、1960年代の公開された作品が圧倒的に多く、
ときおり私は、どうしてかしらと微苦笑したりしている。

そしてここ数年、ハイビジョン映像をHD画質のままで記録できるブルーレイに戸惑い、
身過ぎ世過ぎの年金生活なので、困ったなぁ、と苦笑していた。

過日の3日、『地上デジタル放送』の7月24日の実施日に対応して、
遅ればせながら、我が家でも3D機能のあるテレビの50型、
そしてブルーレイディスク・DVDレコーダーを設置した上、
従来から愛用していたビデオテープも再生専用として、接続した。

しかしながら、恥ずかしいことを告白すれば、
肝要のブルーレイの再生できるソフトの作品は、私は一本も保有していないので、
映画の棚を見ながら苦笑している。


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