私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の67歳の身であるが、
今朝、我が家の小庭の草むしりを10時過ぎに始め、
玄関庭の花壇の付近、塀際の樹木の下にもぐり、草をむしり、
少し泥だらけになったりしたが、ときおり玄関の軒下に置いた簡易椅子で休息をしたりした。
雑木の多い小庭の常緑樹は新芽を伸ばし、落葉樹は芽吹きが終わり、幼葉を広げはじめ、
みずみずしい新緑の情景となっている。
陽春の陽射しを受けても、初夏のように汗を流すこともなく、
ときおり、微風が吹くと、新緑の葉は揺らいで、心身心地よく、一年で一番快適な時節かしら、
と私は微笑んだりした。
その後、主庭の草むしりに専念したりすると、昼下がりの時間となったが、
昼食も無視し専念した。
少し疲れを感じたりしたが、歩道に面した側の樹木の下の草むしりをしていた時、、、
昨日、自宅の近くの野川の遊歩道から観えた川沿いに菜の花が、
黄色い帯のように長く続いていた情景を思いだし、ひとつの歌を私は唄いながら草むしりをした。
♪菜の花畠(ばたけ)に、入り日薄れ
見わたす山の端(は)、霞(かすみ)ふかし
春風そよふく、空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて、におい淡(あわ)し
【『朧(おぼろ)月夜』 作詞・高野辰之、作曲・岡野貞一/文部省唱歌 】
そして、二番はなんだっけ、と思っていた時、
歩道に小学生の三年生ぐらい女の子が二人並んで、私を眺めていたことに気付いた。
そして私は、近所の女の子と解った後、かぼそい声で唄っていたので、
恥ずかしさを秘めながら、
『学校の帰りなの?』
と私は照れながら大きな声で言った。
『はい。学校の帰りです・・
小父さんが唄っていた歌・・うちのお兄ちゃんが家で唄っているわょ』
とひとりの女の子は微笑みながら私に言った。
『そぉ・・小父さんは昔・・小学6年生頃に学校で習ったの・・
今でも学校で教えるのかしら?』
と私はひとりの女の子に言った。
『解らないわ・・あたしたち・・小学4年生だもん』
とひとりの女の子は困ったように私に言った。
『気を付けて帰ったねぇ』
と私は二人の女の子を眺めながら言った。
『寄り道しないで帰ります。小父さん、さようなら』
と二人の女の子は唱和するように私に言った。
私は女の子を後ろ姿を視(み)ながら、
この中のひとりのご両親は知っているが、
ここ数10年、子供たちも言葉が乱れているが、親御さんの情操教育は確かだ、
と私は心の中で呟きながら、嬉しげに微笑んだりした。
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今朝、我が家の小庭の草むしりを10時過ぎに始め、
玄関庭の花壇の付近、塀際の樹木の下にもぐり、草をむしり、
少し泥だらけになったりしたが、ときおり玄関の軒下に置いた簡易椅子で休息をしたりした。
雑木の多い小庭の常緑樹は新芽を伸ばし、落葉樹は芽吹きが終わり、幼葉を広げはじめ、
みずみずしい新緑の情景となっている。
陽春の陽射しを受けても、初夏のように汗を流すこともなく、
ときおり、微風が吹くと、新緑の葉は揺らいで、心身心地よく、一年で一番快適な時節かしら、
と私は微笑んだりした。
その後、主庭の草むしりに専念したりすると、昼下がりの時間となったが、
昼食も無視し専念した。
少し疲れを感じたりしたが、歩道に面した側の樹木の下の草むしりをしていた時、、、
昨日、自宅の近くの野川の遊歩道から観えた川沿いに菜の花が、
黄色い帯のように長く続いていた情景を思いだし、ひとつの歌を私は唄いながら草むしりをした。
♪菜の花畠(ばたけ)に、入り日薄れ
見わたす山の端(は)、霞(かすみ)ふかし
春風そよふく、空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて、におい淡(あわ)し
【『朧(おぼろ)月夜』 作詞・高野辰之、作曲・岡野貞一/文部省唱歌 】
そして、二番はなんだっけ、と思っていた時、
歩道に小学生の三年生ぐらい女の子が二人並んで、私を眺めていたことに気付いた。
そして私は、近所の女の子と解った後、かぼそい声で唄っていたので、
恥ずかしさを秘めながら、
『学校の帰りなの?』
と私は照れながら大きな声で言った。
『はい。学校の帰りです・・
小父さんが唄っていた歌・・うちのお兄ちゃんが家で唄っているわょ』
とひとりの女の子は微笑みながら私に言った。
『そぉ・・小父さんは昔・・小学6年生頃に学校で習ったの・・
今でも学校で教えるのかしら?』
と私はひとりの女の子に言った。
『解らないわ・・あたしたち・・小学4年生だもん』
とひとりの女の子は困ったように私に言った。
『気を付けて帰ったねぇ』
と私は二人の女の子を眺めながら言った。
『寄り道しないで帰ります。小父さん、さようなら』
と二人の女の子は唱和するように私に言った。
私は女の子を後ろ姿を視(み)ながら、
この中のひとりのご両親は知っているが、
ここ数10年、子供たちも言葉が乱れているが、親御さんの情操教育は確かだ、
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