夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

マッチ、高級ライター、そして百円ライター、愛煙家の私は時代と共に変貌して・・。

2012-04-23 13:15:30 | 定年後の思い
私は煙草を喫いだしたのは、確か大学一年の夏の18歳の時、
ワンダーフォーゲル部に所属し、夏期合宿で13泊14日間で山歩きをしていた時、
この中間で一日の休息日で、たわむれで同期の方より、煙草を貰い、喫ったりした。
この当時は、マッチが街中で販売されていたので、
このマッチの小箱から一本取りだ擦って、煙草に火を点(つ)けていた。

合宿から帰宅後、生家の自室の四畳半で、
こっそりと煙草を買った私は、灰皿の代わりにサクマドロップの縦長の缶を利用して、
喫ったりしていたが、
隣室の次兄が、まもなく気づかれたが、サクマドロップの缶では危ないから、
灰皿をひとつ分けてくれた。

これ以来、生家では何となく私が煙草を喫うことも黙認となり、
齢ばかり重ねた67歳の私は、愛煙家のひとりとなっている。

25歳を過ぎた頃は、ある民間会社に中途入社して、
この後、六本木の本社に勤めていて、昼食は付近の食事処で食べたりし、
そして喫茶店で先輩、同僚と共にコーヒーを飲みながら、談笑した。

こえした時は、この当時はそれそれの喫茶店で無料サービスのマッチがあり、
それなりに創意工夫の特色あるマッチがあった。
私は喫茶店を利用するたびに、ひとつマッチを頂き、煙草を喫いながら、談笑を重ねたりしたいた。

もとよりデパート、街中の煙草売り場には、ライターが販売されていた。
しかし私はサラリーマンの内勤の多いコンピュータの専任者であり、
年齢並みの年収であったので、少し背伸び過ぎると思い、高級ライターの購入は断念し、
相変わらず喫茶店のマッチを愛用していた。

30歳を過ぎ、家内と婚約した時、私は家内と共に家内用の結婚指輪を買い求めた後、
私は男性が結婚指輪を指に付けるのに抵抗感があったので、
高級ライター、ワイシャツの袖口に付けるカフスボタン、そしてネクタイ・ピンを所望した。

そして3年過ぎた頃、愛用していた高級ライターは、粉失したしまった。
やむなく3000円ぐらいのライターを購入したりした。
いずれにしても私が使用したライターは、ガスライターであり、
専用のガスで補充したり、点火させる時に火打石のような専用の石が必要な普及された型のライターであった。

1980〈昭和55〉年になると、街中では使い捨ての『百円ライター』が流行し、
私の友人も使用してしたので、見せてもらった。
そして私は、専用のガス、石も買い求める必要もなく、たった百円が購入できる上、
ガスの残量も解り易いので、これ以降『百円ライター』を愛用した。

1992〈平成4〉年の頃になると、
たまたま自宅の付近のコンビニで、煙草を10箱(1カートン)を購入した時、
この『百円ライター』が無料サービスで頂いた。

私は根がケチなせいか、これ以降は煙草は1カートンで買い求めて、
『百円ライター』を頂いたが、一日1箱ぐらいの喫う私は、たちまち百円ライターが多量となり、
知人、友人に差し上げたりしている。

ここ10数年、嫌煙の風潮のある中、
街中で喫煙場所を迷子のように捜したり、我が家では主庭のテラス、
或いは玄関の軒下で蛍(ホタル)族の仲間入りをして、煙草を喫ったりしている。

そして昨今は、子どもでも点火できる使い捨てライター火災が多発している問題に伴い、
経済産業省の指導の下で、
点火レバーの固さなどで安全規制をした「PSCマーク」が付いた使い捨てライターとなったが、
私は相変わらず煙草を1カートン購入するたびに、
「PSCマーク」の付いた使い捨てライターを頂き、愛用している。

最近の私は街中の喫煙場で、若き人がオイルの香りをするジッポーのお洒落なライター、
旅先のホテルで、中高年のスーツを召した男性が、気品あるデュポンのライターなどで、
煙草に火を点(つ)けたりする情景を見たりすると、
いいよなぁ、と心の中で呟(つぶや)きながら、
過ぎ去った日々に愛惜を重ね、微苦笑をしたりしている。

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コメント (2)
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