夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

脳を刺激することで、第2の人生が豊かになる、遅ればせながら73歳の私は学び、やがて朗報と微笑み・・。

2017-12-15 15:13:48 | ささやかな古稀からの思い

先程、愛読しているネットの【現代ビジネス】を見ている中で、
【 脳を刺激することで、第2の人生が豊かになる 】と見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。
      
こうした中で、私は無念ながら体力の衰えを実感したり、物忘れも多くなり、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、脳梗塞など、そして寝たきりなどに遭遇したら、私自身は困窮する。

こうした対策として、毎日のように自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

こうした心情を深めている私は、脳を刺激することで、第2の人生が豊かになる、標題に、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読してしまった・・。
           
この記事は、【現代ビジネス 】の編集部が『#老後を変える』連載記事のひとつであり、
メットライフ生命と協力した記事であり、
今回は医学博士で脳科学者で株式会社「脳の学校」代表
の加藤俊徳さんにインタビュされた記事であり、
無断ながら大半を転載させて頂く。
           
《・・脳を刺激することで、第2の人生が豊かになる ~脳を刺激するのは「家事」と『欲求』

      
「今までやったことがないこと」が脳と人生を活性化させる
「脳の学校」加藤俊徳先生が語る、50歳以降に脳を発達させる方法。

多くの人に脳の知識や脳の育て方を知ってもらおうと「脳の学校」を創設し、
脳を成長させる方法を伝えている加藤先生。
その研究には、寿命が延びた現代人にとって希望がありました。

50歳から始まる第2の人生。
意識次第で、脳はまだまだ成長する

「日本人の平均寿命は延びていますが、
ここ50年で100歳以上の人たちが何倍に増えたかご存知ですか? 
なんと400倍です。

1963年には全国で100歳以上は153人でしたが、
2017年では6万7000人を超えています」と加藤先生。

「ですが、私たちには100年を生きる設計図がありません。
学校では、長生きするための教育は受けてきませんでした。

長寿になった現代では『人生は2度ある』
50歳になったらゼロリセットして始める」と考えた方が良い」と力説します。

「私は、もともと脳という物は、0~30歳は脳の準備期間で、
31~50歳が個人脳の形成期、つまり、仕事、恋愛、結婚という体験を経て
『自分はこういう人だ』と理解する期間だと捉えています。

そして、51~80歳は2度目の人生の始まりで、社会とのかかわりを客観的に考える社会脳の形成期、
81歳以降は自分の人生を後世に伝える時期です」と、
加藤先生は年齢による脳の働きを解説します。

さらに脳の老化について
「脳の老化は40~50代からゆっくり始まりますが、
認知症になる人も居れば、脳が成長する人も居ます。

人は40~50代を境に、老化のベクトルが強くなり、脳が十分に使われないと老化していき、
ある一定の線を超えて、低下すると認知症になってしまいます。

一方で、積極的に意識して脳を使うことで、
脳はどんどん発達し、成長していきます」と続けます。

その一つの例として、加藤先生はご自身の著書でも用いたある男性の49歳の時の脳と
52歳になった時の脳の写真を見せてくれました。

49歳と52歳の脳の比較

左脳の前頭葉部分(伝達系脳番地)が3年で大きく成長、
左右のバランスがとても良くなっていることがわかる。

出典:「記憶力を鍛える方法」加藤俊徳著 PHP文庫より引用

3年間、脳を積極的に使ってきた結果、左脳の前頭葉部分を見ると、
52歳の写真では、黒い枝のような部分が増えているのが確認できます。

加藤先生のお話によると、これは左脳が育ってきている証拠だそうです。
「脳が成長すると、思っていることを人に説明できるようになったり、
言われる前にテキパキ行動できたりと体の動きが変わってきます。

年齢に関係なく、脳は意識することで、成長し続ける器官ということになる」
と脳の成長による行動の変化を加藤先生は説明してくれました。

      

☆「家事」と「欲求」が脳を刺激する!?

100歳以上の人口は、1990~2000年代に入って急速に増加して、
しかも女性の伸び率が圧倒的。
100歳以上の10人に9人は女性だそうです。

加藤先生は、なぜこのような男女差が生まれるかを10年以上探求してきた結果、
おそらく以下の2つの要素があると結論を出しました。

☆1つは「家事」。

加藤先生が指摘した1つ目の要素は、家事。

「あくまで一例ですが、50歳前後、男性は役職につき、
自分が動くよりも、管理することが多くなり、
また、会社から帰宅しても家事を行うことは、ほとんどありません。

仕事のバリエーションが少なく、パターン化しがち」とのこと。

「一方、女性は仕事以外に、家事、育児、夫の面倒(笑)、
自分の面倒など、家でいろいろな仕事をこなさないといけない。

それも、結婚してからずっと、長い期間続けてきています。
たとえ、女性が定年で仕事を辞めたからといっても、家にいればさまざまな仕事が残っている」
と加藤先生は言います。

それが脳にとってよい刺激。刺激があることが、脳が衰えない原因の1つだそうです。
最近では、家事や育児をやる男性も増えてきたので、
もしかしたら将来的には変化がでてくるかもしれません。

      

☆もう1つは「欲求」。

さらに加藤先生が2つ目に挙げた要素は、欲求です。

「多くの人たちが欲求は、悪いものだと思っていますが、脳自体は欲求で動いています。
食欲、睡眠欲、性欲、名誉欲、自己顕示欲、独占欲など。
欲求があるから、好奇心を持って行動し、脳に刺激を与える」とのこと。

「男性は40代後半から、欲求欠乏となる傾向がありますが、
女性の方は、もともと『もっと~~したい』という欲求にあふれてくる傾向があります。
この違いが、脳にとっての大きな違いです」と、性別による違いも指摘します。

欲求欠乏の男性の場合、“自分の本当の欲求は何だろう?”と分析し、
欲求を良い方向へと持っていくようにコントロールすることで、脳への刺激が増えるそうです。

いくら欲求が良いといっても、
例えば毎日、多額のお金をギャンブルにつぎ込むような生活では破たんしますので、
何を選ぶかは、もちろん大事です。

一方、女性はたくさん存在する自分の欲求を整理する必要があるとのことです。

加藤先生からは「この『家事』と『欲求』を上手に活用することで、
50歳以降の50年が変わってきますよ」と前向きな言葉をいただきました。

      

☆「今までやったことがないこと」が脳と人生を活性化させる

では、50歳以降、具体的にはどうやって刺激を与えていけばいいのでしょう?

「50歳前後で新しいチャレンジをすること、
今までの人生でやったことがないことをすることです。

脳に働きかけるよう、積極的に生活に面白さをプラスしましょう」と加藤先生。


加藤先生の周囲では、こんな例があります。

80歳の会社経営者の方に、ドラムをたたくことを勧めたところ、
今まで音楽や楽器演奏などの経験がなかった人でしたが、ドラムをたたき始めました。

すると、ドラムを始める前と後のMRI検査で、脳が成長していることがわかったそうです。
しかも7歳から8歳へ成長するときの伸び率と同じくらいだったとか。 

この結果を受け「個人差はもちろんありますが、
脳は柔軟性に満ちていて、かつ変化・成長できるもの。
年齢に関係なく、脳は努力で変えられるのです」と加藤先生。

さらに成長のポイントとして
「人と競い合ったり、比較したりとほかの人より優れることを意識するのではなく、
自分の中での能力アップに意識を向けること。
この刺激が脳を発達させていきます。

ほかの人との比較だけでは、環境依存につながりやすいので、あまりお勧めしません。
音楽以外に華道や茶道、ダンス、料理、英会話なども良いですね」とアドバイスをくれました。

      

ですが、そのような趣味の分野へは気が進まないなら、どうしたらよいでしょう?

「その場合、朝の掃除など町内のボランティア活動もお勧めです。
自分が指示するにしても、周りの状況に合わせて臨機応変に対応するにしても、
自分の主体的な判断が必要とされます。

予想もしないようなゴミがあったり、どう動けばよいかを判断したりなど、新鮮な体験ができるはず。
その状況に脳を対応させていくことが、大事なのです」
と加藤先生はボランティア活動を特に勧めています。

加藤先生によると、新しいチャレンジをせずに、同じパターンを繰り返す生活になっていると、
脳が固まってしまうそう。

同じパターンの動きを繰り返し、昨日やったことしかできない、
例えば3度の食事とテレビを見るだけの生活をし続けるという悪循環に陥ることが
良くないといいます。

「考えて動くことを侮らないでほしい」と加藤先生は強調します。

「また、アルツハイマー協会国際会議2017(Alzheimer's Association International Conference; AAIC 2017)でも
孤立の問題が指摘されており、私も『脱孤立化』が大切だと思っています。

孤立すると、人間は脳が働かず劣化し、認知症が進みやすくなります。
周囲に友達がいるかどうか、人との交流があるかないかで、その度合いが大きく違ってきます。

できるだけ、40~50代から意識して孤立しないような人間関係をつくらないといけない」
と続けます。


それは、どういうことでしょう?
「ひきこもるのではなく、積極的に外に出て人と交流すること、
そして、人に喜ばれる人間になることが大事」と加藤先生。

「50歳前後になったら、ぜひ、自分の行動を変える新しいチャレンジをお勧めします。

行動が変わると選択が変わり、今までのパターンが変わるので、使ってこなかった分野の脳が活性化します。
認知症などを防ぐだけでなく、これから50年間の老後人生が、より豊かに楽しくなっていくはずです」
と新しいチャレンジをお勧めする理由も教えていただきました。

努力で老化を防ぐことができ、人生も豊かになる。

「100年生きる人生」へと変わってきた今、
加藤先生のアドバイスは私たちの心強い指針となりますね。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

       

私は記事を読み終わった後、多々教示されて、学んだりした・・。

私は年金生活を始めて当初から、平素の買物に関して、家内から依頼された品を求めて、
独りで最寄のスーパーか、ときには駅前のスーパー、専門店に行ったりしている買物メール老ボーイの身である。

そして帰宅後、買物の責務を終えた後は、やはり独りで自宅から3キロ範囲にある遊歩道、小公園などを歩いたりし、
このようなことが午前中、ほぼ毎日ようの過ごしている。

午後の大半は、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
            
こうした中、家内は相変わらず専業主婦の延長戦のような料理、掃除、洗濯などをしてくれるので、
私はせめてと思いながら、家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、
私は素早く察知して、日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしている。

      

私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

こうして歩く時の私は、紳士バックを園児のように斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、

大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された情景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。
             
このように歩いていると、ほぼ1キロを15分ぐらいであるので、
やはり時折、足早に歩いたり、或いは意識して、大股で歩いたりしている・・。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行を私たち夫婦は幾たびか重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
                          
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

       
       

こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住んでいる。

一昨年より家内が家内の母宅に宿泊数が多くなってきたことは、
私にとっては、まさかの出来事のひとつとなっている。
                          
やがて家内の母が『要介護2』となり、家内と家内の妹は交互に、
大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなり、
この間、我が家は私が『おひとりさま』の生活となり、これも人生だよねぇ、と私は独り微苦笑したりしている。

こうした中、料理、洗濯、掃除など家事に関して、若葉マークと称される初心者コースをしたりしている。
 

私は年金生活の中で、何かとプラス思考で過ごしているが、
「家事」と「欲求」が脳を刺激する、と遅ればせながら学び、
つたない人生航路を歩んできた私でも、確かな朗報だねぇ・・と微笑んだりしている。

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