ミスター血圧に聞く「夏にやってはいけない事」』、
と題された見出しを見たりした。
5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
夏だからこそ気をつけるポイント、と多々学んだりした。
そして具体的に記載されていたが、
物覚えの悪い78歳の私は、学んだことを忘れないために、
要点だけ再整理したりした。
《・・暑い夏、血圧は下がりやすくなると言われています。
暑くなると、体は体温を下げるために、体内の熱を発散しようとします。
すると血管が広がって、血圧が下がるからです。
実際に、お風呂上がりに血圧を測る習慣がある人が、
健康診断の時に血圧が高い、と感じることが多いのもそういう理由です。
反対に寒い冬は、血圧が上がりやすくなる傾向にあります。
■ビールの一気飲みは心臓にアブナイ?
暑いときに冷たいビールを一気に飲むのは、とても危険なことなのです。
冷たいビールは、喉ごしも最高ですが、喉だけではなく、
心臓も冷やしている。
喉の先には、食道があります。食道は長さ約25センチ、
太さ2~3センチの管状の器官で、厚さは4ミリほどしかありません。
心臓の位置は、その食道のすぐ前面、胃の手前のあたりです。
だから、冷えたビールが喉から胃まで流れ込むと、
食道のすぐそばにある心臓も、一緒に冷やされてしまうのです。
では、心臓が急に冷やされるとどうなるか。
心臓が冷えるということは、心臓の血管が縮むということ。
当然、血管が縮むと血圧が上がります。
急激に血圧が上がると、次のような症状が出てしまいます。
まず頭が重く感じます。頭痛やめまいが起きます。
動悸が激しくなったり、吐き気が起きたり、手足のしびれが出たりすることもあります。
場合によっては、呼吸が苦しくなります。
しかも、夏の暑さと冷えたビールの組み合わせは、
夏は血圧が下がりやすくなっています。
気温が上がることで、血管が拡張すること。
それにくわえて、体温を調整するために熱を体の外に逃がさなければならず、
そのときにも血管が開きます。
同時に体の水分が外へ出ていき、体内の水分が減っていきます。
体内の水分が減ると血液の水分量も少なくなるため、
血液が濃くなり流れが悪くなって、血圧がさらに下がりやすくなります。
もともと血圧が下がりがちな夏に、
突然キンキンに冷えたビールを飲むと、血圧は急上昇します。
血圧の急上昇を繰り返すと、もっと恐ろしいことが起きます。
脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まるのです。
だから夏、暑いからといって、冷たいビールの飲み過ぎや氷の食べ過ぎは、
絶対に避けてください。
■血圧はほんのちょっとしたことでも上昇する
暑いところから、冷房の利いたお店や部屋に入って急に体を冷やしても、
血圧が上がって、狭心症のリスクが高まります。
ふだんの生活のなかで、暑い場所から寒い場所に移動しただけで、
血圧は急上昇するのです。
このように、人の血圧は敏感です。
ちょっとしたことで、すぐ上がります。
そもそも血圧は、常に変化するもの。
冷房の利いた部屋に入っただけでも、血圧は上がります。
トイレで用を足しただけでも、お風呂に入っただけでも、急上昇します。
また、前日の夕食で塩分を摂り過ぎたとか、汗をかくのがイヤだから水分を控えたとか、
そんなことでも血圧は変化します。
そして、どんなときに、何をすると、どれくらい血圧が上下するのかは、
人それぞれです。
とくに「何を食べたか」ということの影響は大きく、翌日の血圧に影響します。
■血圧コントロールの第一歩は「測るだけ」
どんなときに、何をすると、どれくらい血圧が上下するのか。
できれば毎日、朝晩測って血圧の変化をみて、
自分の血圧の傾向をつかむことをお勧めしています。
私のように24時間計測する必要はありませんが、長期にわたってしっかり測り続ければ、
いつ何をしたときに血圧が、上がるのかわかるようになるので、
自分の血圧をコントロールできるようになります。・・》
このように熱い季節に過ごす中、「冷えたビール、涼しい部屋」が血圧に危ないワケ、
多々学んだりした。
そして私は、《・・暑いからといって、冷たいビールの飲み過ぎ・・
氷の食べ過ぎは、絶対に避けてください。・・》、
我が身の為、忠告を素直に守ります、と微苦笑したりした・・。