こうした中で、過ぎし一昨年の2020年2月より、新型コロナウイルスの烈風に伴い、
マスクの苦手な私は、外出する時は、やむなく生まれて初めてマスクをしてきた・・。
選定して歩いたりしている。
もとよりワクチン接種を受けた後でも、人出の多い都心地域の方面は避けて、
自宅から3キロ以内にある遊歩道、公園などを殆ど毎日歩いてきた。
こうした中で、マスクを数時間していると、何かしら息苦しくなり、
人影のない処で、こっそりとマスクを外して、心身共に開放感を味わっている。
こうした体験をしている私は、今回の《・・マスクとの付き合い方のポイント ・・》、
この記事は、ライターの羽根田真智さんの寄稿文であり、
『AERA』に於いて2022年5月30日号に掲載されたのを抜粋して、
関連の 世界各国が「マスク着用義務撤廃」を表明する中、
日本では外でのマスク着用に意見が分かれる。
外では不要とする見解の専門家に押さえておきたいポイントを聞いた。
マスクが当たり前になり、もうすぐ3回目の夏。
専門家にマスクとの付き合い方のポイントを聞いた。
「日本医師会の中川俊男会長は
『マスクを完全に外せるのは、コロナが終息したとき』と発言しています。
私自身も、欧米のような『マスクなし』は、推奨できない。
ただし、屋外で人混みでないところや、運動時はマスクを外して良いと考えています」
(国際医療福祉大学熱海病院臨床検査科の〆谷直人検査部長)
マスク着用の目的の一つは、自身が感染していた場合、
「人にうつさないため」。
そのため人が集まるところでは、マスク着用、屋内でも、
運動をするスポーツジムは、熱中症対策としてマスクを外すことを勧める。
「うちの病院の中で一番マスクをつけていない職員かもしれません」と話すのは、
国立病院機構仙台医療センターウイルスセンター長の西村秀一さん。
業務的に患者と接することがなく、部屋にひとりでいるときや、
だれもいない廊下を歩くときなど、外している。
「人にうつさない」にせよ防御にせよ、周囲に人がいなければ、マスクは不要。
「熱中症が心配な夏に限らず、外でマスクは必要ありません」(西村さん)
屋外の広い場所では、すれちがった相手が咳(せき)をしても、
ウイルスに感染する可能性は、極めて低い。
一回の咳で出るウイルスの量は少ないうえ、
時間の経過で拡散し、風で運ばれて、どこかへ行ってしまう。
すれ違うほんの短い時間で、ウイルスを吸い込む確率は、極端に低くなるという。
■100%防御は不可能
ただし、換気の悪い屋内や、屋外でも周囲を壁に囲まれた狭い場所で
大勢が「密集する状態」では違う。
なかなか拡散しないので、エアロゾル中にウイルスが存在すれば、
感染のリスクは高まる。
そこでは屋外の風上にいるか、風下にいるかでも感染リスクは変わってくる。
さらに西村さんは、マスクによる「防御」の注意点を強調する。
マスクをつけても、素材が悪ければウイルスが通過する。
「私たちの研究では、日常的に使うなら不織布マスク。
ウレタンマスクでは防御にならず、
さらに人にうつさないという目的においても、ほぼ役立ちません」
加えて重要なのは、マスクを顔に密着させること。
頬とマスクの隙間からウイルスを含む空気が、ダダ漏れに入ってくれば、防御にならない。
まずは、適切な着け方をすること。
鼻の稜線(りょうせん)と頬の上部にぴったり合わせ、
上は目の下、下は顎まで広げ、顔に合わせて着ける。
「それでも100%防御は、不可能。
マスクを着けている時の動作で、密着性は大きく落ちる。
着けている時は、つねに密着度に注意し、顔に合わせて微調整が必要。
マスクの表面が、ウイルスで汚染されているなどということはないので心配ご無用。
人間の緊張感は、そう長く持続できません。
マスクが本当に必要な時と、そうでない時を区別し、
屋外で必要ないときは、マスクをポケットにしまって思いっきり深呼吸をする。
危ないと思ったら取り出し、緊張感を持って着けることが大切です」(西村さん)
一般的な不織布マスクは、長時間の使用で素材が劣化する。
着けっぱなしは、「人にうつさない」、「防御」どちらの目的も果たせなくなるという。
■マスク依存症の懸念
2020年12月、医師12万人以上が参加する医師専門コミュニティーサイト「MedPeer」が、
会員医師に「コロナ禍のいま、広がる新現代病」についてアンケートを実施(有効回答1058人)。
2位は「マスク依存症」だった。
その傾向が一層強まっているかもしれない。
精神科医の宗未来さんは
「病的な部分で、マスクを手放しづらくなる人がいます。
摂食障害や醜形恐怖症、社交不安障害の人は、マスクで顔を覆うことで安心感を得ています」と話す。
宗さんが懸念しているのは、マスク依存症が、
SNSの流行や美容ブームなど外見至上主義が加速する社会全体に波及し、
不安を膨らませていく危険性だ。
「マスクで安心を得ている人が、回避的に常にマスクを着けていると、
この先マスクを外すことへの抵抗感がますます強まり、
人からの注視場面はもちろん、行動全体まで不安に怯(おびえ)えて、
消極的に足を引っ張りかねないのです」(宗さん)
正しい知識でマスク着用を。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、ライターの羽根田真智さんの寄稿文に導かれて、各専門家の論調を学び、
《・・マスクは、“屋外の人混み以外、運動時はマスクなしで良い”の提示、
77歳の私は学び、瞬時に賛意した・・。
たまたま本日は、家内の定期検診日で、私は家内のボディカード兼お供、荷物持ちで、
同行した・・。
朝の8時半過ぎに自宅を出で、先程の3時半に帰宅したが、
この間は、マスクを付けていたので、疲れを感じている・・。
が体調を崩して内科を検診した後、
やがて私の住む地域の都立の大きな総合医療センターで、 3回ばかり通院して、
専門医師のアドバイスされる中、初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断されたりした。
そして4月17日より2泊3日で、家内は検査入院した後、
5月12日より摘出する手術で入院をして、この後の経過状況、
やがて回復状況も医師より順調と診断され、19泊20日間を得て退院となり、
我が家に生還してきた。
もとより、この間の私たち夫婦は、最悪の場合を想定することもあったりして、
震撼しながら揺れ動いたりした・・。
そして転移などで死去する確率も高く、家内は身の回りを整理し、
やがて私たち夫婦は、再入院、葬儀、お墓、ひとり住まいなどを、
人生の晩年期の終活を話し合ったりした。
精密検査となり、手術後の3か月後より、3カ月に一度が精密検査となっている。
今回も幸運にも転移がなく、家内と共に安堵しているが、
精密検査の前の不安な待機時間、その上に長時間マスクを付け、疲れ切り、
微苦笑している。