夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『おしっこ』は、身体の健康状態を知るバロメーター、こっそりと遅ればせながら私は学び、やがて安堵して・・。

2018-12-16 14:49:23 | ささやかな古稀からの思い

先程、朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 カラダの調子は“尿”に聞け! 腐ったようなにおいは何の病気?  】と見出しを見てしまった。
 

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、私はお寿司屋さんから頂いた大きな湯呑茶碗のふたつに煎茶を淹れて、
そして大きめのマグカップにインスタント・コーヒーを淹れて、
殆ど毎日、幾たびかお替りして、こよなく愛飲している。

このように愛飲していると、日中は7回ぐらい、トイレに行き、『おしっこ』をしているが、
やはり高齢者なので、『おしっこ』に行く回数が多いかしら、と思ったりしている。

このような心情を秘めている私は、《・・カラダの調子は“尿”に聞け!・・》読み、
どのようなことですか、と思いながら、こっそりと記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『週刊朝日』の山内リカさんが綴られた記事で、
週刊朝日』の2018年12月21日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【AERA dot.】に12月15日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

              

 《・・尿は、身体の健康状態を知るバロメーター。
尿の色やにおい、量などは、体の調子を教えてくれるサインだ。

痛みや不快な症状がなくとも、尿の異変から病気がわかることもある。
毎回、トイレでチェックしよう。


*  *  *

都内在住の男性Aさん(68歳)は今から3年前、
ゴルフ場のトイレで用を済ませた後、目を見張った。
自分の尿が、真っ赤に染まっていたのだ。

痛みや不快な症状などは全くなかったが、一抹の不安を覚え、近くの医療機関へ。
精密検査の結果、診断は膀胱がん。
幸い早期だったため、膀胱を温存する治療ができ、現在も趣味のゴルフを続けている。


体の排せつ物である尿は、体の健康状況を知るバロメーターでもある。
実際、そう考える人は多く、日用品を扱うユニ・チャームが今年2月、
男女約2600人に実施した意識調査では、自身のおしっこの状態を確認する人が、全体の83%にも上った。


「尿とは、血液を濾過したもので、体にとっては不要物ではありますが、
決して汚いものではありません。
1日1回とはいわず、排尿のたびにチェックして」


こう訴えるのは、東京都リハビリテーション病院副院長で、泌尿器科医の鈴木康之さんだ。
チェックすべきポイントは、「尿の勢い」、「色とにおい」、「排尿回数と量」の三つだという。

              

(1)排尿に1分以上かかる

 
尿の勢いを示す“尿流”は、年とともに衰える。
鈴木さんの研究では、30代の女性に比べて、50代の女性の最大尿流は、半分程度でしかなかった。


尿の勢いが衰える原因は、男女で異なる。

北里大学北里研究所病院泌尿器科のコンチネンス外来で患者の排尿・排便の相談にのる、
NPO法人日本コンチネンス協会会長の西村かおるさんは、
「女性では、膀胱を膨らませるときに使われる平滑筋の衰えや、骨盤臓器脱で尿道が圧迫されて出にくくなる」と話す。


他方、男性では、膀胱の衰えに加え、前立腺肥大症が背景にあることが多い。

立ち小便をしたときの尿の放物線が、おなかが邪魔で見えないときは、
「メタボで動脈硬化になると血流が悪くなり、膀胱と尿道の機能も落ちてくる。
これが排尿を困難にしている可能性がある」(鈴木さん)という。


では、どれくらいの尿流がなければ問題なのだろうか。
西村さんは答える。


「男女とも“30秒以内に200cc以上出し切る”のが、健康な排尿といわれています。
おなかに力を入れないと出ない、1分以上かかるという人は、排尿障害が考えられます」

              

(2)おしっこが赤い


おしっこが、赤いときは血尿が疑われる。
血尿には、大きく目で見てわかる「肉眼的血尿」と、
見た目では、わからず尿検査などで発見される「顕微鏡的血尿」とがある。


「1リットルの尿中に2~3ccの血液が混ざっただけで、血尿とわかります。
気を付ける必要があるのは、この肉眼的血尿で、
特に排尿時に痛みのないものでは、50%ほどの確率で尿路結石や膀胱がん、
腎がんなどが見つかるとのデータもあります」
と鈴木さん。

排尿のたびに、血尿が出るわけではない。
そのため、受診を先送りしがちだが、1回でも尿が赤かったら、医療機関で診てもらったほうがいいそうだ。


一方、顕微鏡的血尿は、尿検査を受けると約1割がひっかかるが、
実際に問題が見つかるのは、そのうちの5%ほどだという。


余談だが、尿検査を受けるときにも、コツがある。
採尿前に、ぬるま湯などで湿らせたトイレットペーパーなどで、尿道の周辺をよく拭いて、
清潔にしてから尿を採ると、疑陽性になりにくいそうだ。

特に女性は男性と違って尿道が隠れている。
周囲の雑菌や異物が尿の中に入りやすいので、念入りに。
また、月経血と血液の区別はつかないため、月経中も尿検査は受けないこと。


              

(3)直後にいやなにおい


健康な尿は、一種の芳香臭がする。
ニンニクなどの匂いのきつい食べものやアルコールの摂取後は、
消化できなかった匂いの成分が、尿に出て匂うことがある。

これに対し、尿が濁ったり、腐ったような匂いがしたりするときは、要注意だ。


「特に排尿直後の尿が濁っていて、いやな匂いがしたら、急性膀胱炎など尿路感染症かもしれません。
特に排尿時に痛みを感じるときは、その可能性が高い。
抗菌薬などによる治療が必要です」(同)

              

(4)日中8回以上、夜間2回以上のトイレ


尿の量は健康であれば、体重1キログラムあたり、1時間で1ccの尿が作られる。
体重60キログラムの人なら、1時間で60ccの尿が作られることになる。

通常、成人であれば200cc前後で最初の尿意が起こり、
150ccぐらいは追加でためることができる。


朝起きてから夜寝る前までに8回未満、夜間は2回未満であれば、問題ない。

だが、昼間にそれ以上トイレに行くようなら「昼間頻尿」、
夜間2回以上トイレのために目が覚めれば「夜間頻尿」、
両方当てはまれば「24時間頻尿」の可能性が出てくる。


頻尿の原因には、加齢のほか、過活動膀胱や尿路感染症、糖尿病、脳卒中、脳腫瘍などの病気が挙げられるが、
それ以外の要因として見逃されがちなのが、「水分のとりすぎ」だ。

鈴木さんは、「本来ならレモンイエローの尿が、
水のように透明になっていたら、“水分のとりすぎ”を考えたほうがいい」と説明する。


「最近は、“脱水予防”や“血液をサラサラにする”といった理由で、
水分を過剰にとっている方が、信じられないくらい多くいます。

もちろん脱水があれば、水分摂取が必要ですが、
水を飲めば血液がサラサラになることは、絶対にありません。
余計な水分は、おしっこになるだけ。
飲めば飲むほど頻尿(多尿)になります」(同)


逆に、濃い黄色のときは、
水分が足りていない脱水サインなので、水分摂取を心がけたほうがよいそうだ。


高齢者の睡眠不足につながる夜間頻尿も、
「水分のとり方を変えることで、予防が可能」と西村さん。


「体内に入った水分は、およそ3時間で尿になる。
夜間頻尿で悩んでいる人は、まず夕食後の水を控えて」


このほか、降圧薬など持病の薬で、排尿に問題が起こることも、知っておきたい。

「尿をためる“蓄尿”は交感神経が、尿を出す排尿は副交感神経が支配しています。
したがって、副交感神経を優位にする降圧薬などの服用では、尿もれを起こしやすく、
交感神経を優位にする鎮痛薬や風邪薬の服用では、排尿しにくくなるといった問題が起こることがあります」(西村さん)


生活に支障が出るなら、主治医に相談して同じ作用の別の薬に変えてもらおう。
気温が下がるこれからの時期は、トイレの回数が増えがちだ。


「体は体温を下げないよう、体内の水分を出そうとします。
また、夏と違って冬はあまり汗をかきません。
その結果、尿量が増えるため、夏よりトイレに行く回数が増えるのです。

尿量が増えれば当然、もれやすいなどの問題も起こってきます。
冬の頻尿は季節的なものなので、尿がたくさん出たからといって、
それを補おうと、水分摂取を増やす必要はありません」(同)


体の不調は尿が教えてくれる。
そのサインを逃さないよう毎回チェックだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

記事を読み終わった後、『おしっこ』は、身体の健康状態を知るバロメーター、と私は多々教示された・・。

過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は健康診断の結果、
糖尿病と明示されて以来、
食事の内容はもとより、ひたすら歩き廻ったりして、やがて半年後に大幅に改善されている。

これ以来、最寄の内科専門医院に4週間毎に通院して、定期検査日、
その後の4週間過ぎた時に検査結果を受けているが、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。

こうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。


そして8週間毎に定期検査は、脈拍、血圧、採血、採尿などを受診しているが、
異常なし、と判定されて、安堵しながら今日に至っている。

しかながら私は朝から夕食までに、煎茶やコーヒーを多く飲んでいる為か、
7回ぐらい、トイレに行き、『おしっこ』をしている。

              
こうした時、
家内の父は腎臓が悪化して、やがて私が定年退職の直前に死去してきたので、
ときおり私は、腎臓に気にする時もある。

そして『おしっこ』が順調に出てくれるとき、
腎臓が一生懸命に働いてくれた成果だねぇ・・と心の中で呟(つぶや)きながら腎臓に感謝している。

或いは夜は、寝る前に『おしっこ』をしているが、夕食にビールを多く呑まない限り、
朝まで熟睡していることが多く、トイレに行くことは無縁となっている。

果たしていつまで、齢相応に順調なのか解からないが・・と思ったりする時もある。

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“美容室”の昨今の状況、こっそりと高齢者の男性の私は学び、多々教示され、やがて微笑みを重ねて・・。

2018-12-15 14:38:48 | ささやかな古稀からの思い

先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『ライフ』コーナーの記事を読んでいる中、
『 “美容室バブル”に変調の兆し。   
           実は美容師は人余り? 』と見出しされた記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、程ほど貯金を取り崩しながら、
ささやかに過ごしている。

こうした中で、
私は散髪屋(理容店)に4週間毎で、近所にある散髪屋(理容店)に行き、
この地域の標準価格の4000円を支払っている。

家内は最寄り駅の近くにある美容室に月に一度で、白髪が目立つようになり、
薄茶に染めて頂き、髪の毛の長さはセミロングとしている。

或る日、家内は福沢諭吉さんのお札を支払っているのょ・・と私は言われたりしたが、
高齢者の男性の私は、高いのか廉(やす)いのか判らず、
『すきっりと髪の毛が整って・・お似合いだょ・・』と私は家内に言ったりしてきた。

このように私は、美容院の事情も知らず、今回の見出しを見て、
美容室って・・どのような状況なの・・と好奇心に負けて、
こっそりと記事を読んでしまった。

この記事は、
葛西 裕一さんの寄稿文で、
公式サイトの【 LIMO(リーモ)】に2018年12月14日号に配信され、
無断であるが転載させて頂く。
 

《・・“美容室バブル”に変調の兆し。 実は美容師は人余り?
              

☆毎年12月13日は「美容室の日」

これは、有名美容師の正宗卓氏(現在は西洋髪結社社長)が、2003年に制定したものです。
毎年12月は、美容室(「美容院」も含む、以下同)の来客が多くなることと、
「13」がBeautyの「B」に似ていることが理由とされています。


かなりこじつけの感もありますが、せっかくですから、
最近の美容室・美容業界の現状を見てみましょう。


結論から言うと、美容業界は、日本では数少ない長期安定成長産業であり、
ある種のバブルと言えなくもない状況にあります。
その一方で、競争も激しく、新陳代謝の盛んな業界と見ることもできます。

              
☆増加が続く国内の美容室の数、20年間で+24%増に

まず、国内にある「美容室」の事業所数は、
年度末調査に変わった平成9年末の19万8,889か所から
平成29年度末には24万7,578か所へと+4万8,689か所増加しています(厚生労働省「衛生行政報告例」より)。

20年間の増加率は+24.5%増でした。

これは同じ期間に「理容室」が、14万2,809から12万965ヶ所へと
▲2万1,844か所減少(同▲15.3%減)したのと対照的です。


“確かに、家の周辺に美容室がたくさんあるなぁ”と感じる人もいるかもしれません。

また、美容室の数は、平成12年度から現在まで、実質的に18年連続の増加となっています。
“実質的に”としたのは、微減となった平成22年度は、東日本大震災の影響で調査対象外があったためです。


それにしても、大不況だったリーマンショック時でも、
増加したことは特筆すべきことです。

“美しくなりたい”、“美しく見せたい”という女性の願望には、景気変動も関係ないのでしょうか。


ちなみに、美容室と理容室は、同じような名称ですが、
業務内容は明確に区分けされています。

詳細は省略しますが、美容室の業務は「化粧、結髪、パーマなどにより容姿を美しくすること」となっており、
頭髪の刈込やカットが中心の理容室とは異なります。

その結果として、男性が行くのが理容室(床屋)、女性が行くのが美容室となっているようです。


最近は、若い男性が美容室に行くこともめずらしくありませんが、
基本的には女性客が圧倒的に多いと見ていいでしょう。

美容室に従事する「美容師」は20年間で何と+57%増

このように美容室の数を見ると、美容業界は急成長産業ではありませんが、
長期的に安定成長が続いていると見ることができます。


次に、従業員数を見てみましょう。


同じ厚労省の統計によれば、美容室数の増加に伴い、
そこで働く「美容師数」も平成9年末の33万3,153人から
平成29年度末52万3,543人へと増加の一途を辿っています。

20年間での増加率は+57.1%増ですから、美容室数の増加率を大きく上回るペースです。


その年によってバラツキはあるものの、ここ10年間は、毎年平均約+1万人増加しています。
平成29年度は約+1万4,300人増と、再び大幅な拡大傾向が見られました。
美容師は人気職業なのでしょうか? 


ちなみに、理容室で働く「理容師数」は、同じ期間で▲12.3%減となっています。
これは、おおむね理容室数の減少に沿ったものと言えましょう。

              
☆美容師には需給ギャップがある?

この数字だけを見ると、何となく人手不足という印象がなくもありません。
しかし、「美容師」は国家試験に合格して、名簿登録しなければ従事できません。

この名簿登録される美容師は、直近10年間は、毎年約1万8,000人です
(平成28年度は約1万8,500人、平成29年度は最終結果未発表)。


つまり、毎年新たに約1万8,000人の新たな美容師が誕生しているにもかかわらず、
統計上で増加している美容師数は、約1万人に止まっているのです。


登録した全員が、すぐ従事するわけではないとはいえ、
明らかに大きな“需給ギャップ”が存在していることがわかります。

単純に考えれば、毎年多くの美容師が“失職”している、
もしくは、いつになっても働き口が見つからないということになります。

              
☆“美容室バブル”に変調の兆しも

こうした一種の“美容室バブル”に、変調の兆しが出ています。
先日明らかになったデータによれば、今年2018年の美容室の倒産件数は、
1-11月累計で86件になり、年間では直近10年で最高となる可能性が高まりました。

その要因は様々ですが、店舗過剰による売上不振が最大のようです。


確かに、全体の美容室数から見れば、倒産件数はまだ多くありません。
しかし、一般論として、バブルが弾ける時は、ささいなことがきっかけとなって、
あっという間に悪化します。

来年以降、この“美容室バブル”が、どうなるのか注視したいと思います。


一方で、こうした“美容室バブル”を膨らませてきたのは、
“美しくなりたい”という女性のあくなき願いです。

この願望は、そう簡単に縮小しないかもしれません。
それどころか、ますます拡大する可能性すらあるのです。
何しろ、女性の“美しくなりたい”という思いは、紀元前の古代から続いているのですから。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

記事を読み終わった後、ここ20年、散髪屋(理容店)が
《・・14万2,809から12万965ヶ所へと
▲2万1,844か所減少(同▲15.3%減)・・》と学び、微苦笑してしまった。

私は現役サラリーマン時代は、3週間毎に行ったりしてきたが、
年金生活の今は、4週間に一回になってしまった実態なので、
高齢者が増加している今日、やはりねぇ・・、と微苦笑したりした。

何かしら美容院は、ここ20年、散髪屋(理容店)が
《・・19万8,889か所から24万7,578か所へと
+4万8,689か所増加(同+57.1%増)・・と学び、微笑んでしまった。

やはり殆どの女性は、いつまでも綺麗でいたいし、
男性から見ても、女性が小奇麗な容姿は好感するので、解るよなぁ、
と私は微笑んだりしたのであった。

                            
私は恥ずかしながら、美容院に行った体験を秘めている。

過ぎし2015年の11月、白内障に伴い最寄駅に近い眼科医院で、
17日に左眼の手術を受けて、そして24日は右眼の手術を受けたりした・・。

この間、洗髪に関して、手術後の翌日に医院長から、
本日より美容室、理容室で、頭を上仰向けで行うことはできますが、自分でしないこと、
と言われたりした。

そして同行した家内から、
安全性から、美容院で洗髪しましょう、と私は言ったりしてきた。

そして家内は、近くにある美容院が2店あり、大きめで明るい美容院で立ち止まり、
『ここが良さそうだわ・・』
と家内が私に言ったりした。

私は平素は夕方5時半過ぎに入浴する時は、必ず洗髪してきたので、
左眼を17日に手術して以来、一番気にかけていたひとつであった。

しかしながらは、散髪屋(理容店)は小学校入学してから、少なくとも月に一度ぐらいペースで、
65年ばかり愛用してきたが、もとより日本男児の私は、美容院は未知の世界であった。

                            

家内のアドバイスで、生まれて初めて美容院に入店した。
そして家内は、美男子の美容師さんに、私の洗髪を依頼していた。

まもなく私は、おしゃれな室内を通されて、散髪屋(理容店)の座席とも違い、
戸惑いながら美容院専用の座席に腰を下ろして、上半身、下半身を延ばし、
左眼は白内障の手術後の為、水分は掛からないように・・、と依頼したりした。

まもなく美男子の美容師さんは、私の左眼に眼帯を付けて下さり、
二度洗いをお願いしたりした・・。

シャンプー、そして程ほど湯温度で洗い流し、やがてマッサージ、最後に熱風で濡れ髪を乾かすなど、
今まで散髪屋(理容店)で洗髪の行程を長年体験したきたが、
女性用の今回の洗髪の行程は、しなやかでまろやかさを感じたりした。

まもなく私は、思っていたより遥かに快適でしたょ、と美男子の美容師さんに礼を言ったりした。
        
やがて私たち夫婦は、美容院を辞した後、買物でスーパーに向かう途中、
『今の美容院・・いくら支払ったの?』
と美容院の費用に何かと無知な私は、家内に尋ねたりした。

『2500円少しだったわ・・』
と家内は微笑みながら私に言ったりした。

『そう・・でも今後、少なくとも4回ぐらい洗髪をすることもあるし・・』
と私はためらいながら家内に言ったりした。

『私が月に一度ぐらい行っている美容院・・13000円少しだわ。
こうしたことを思えば、今回の洗髪・・妥当と思えるわ・・
それより自宅で貴方が自分で洗髪して・・眼を汚して・・感染症などで悪化する方が大変ょ』
と家内は私に言ったりした。

このようなことを話し合いながら、私たち夫婦はスーパーに入ったりした。

今回、美容院に関して、私のささやかな体験を思い馳せて、微苦笑している。

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「体内時計」は3種類ある、遅ればせながら年金生活の私は初めて学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2018-12-14 14:35:46 | ささやかな古稀からの思い

先程、小学館が発刊しているの教養雑誌『サライ』の公式サイト【サライ.jp】を見ている中で、
【 「体内時計」は3種類ある
                行動を定着させることが健康・長寿の秘訣!? 】と題された見出しを見たりした。

私は恥ずかしながら《・・「体内時計」は3種類ある・・》を知らず、
どのようなことですか、と思いながら、
もとより健康でなければ、ささやかな年金生活の日常の願いも叶わないので、
精読してしまった・・。

この記事は、医師で虎の門中村康宏クリニック院長されている中村康宏さんの寄稿文であり、
公式サイト【サライ.jp】の『健康』に2018年12月5日に配信されていた。

私は過ぎし50代の10年間は、教養雑誌『サライ』を購読し、この後はときおり購読して、
今回の記事をよしみに甘えて、無断であるが転載させて頂く。

《・・「体内時計」は3種類ある 行動を定着させることが健康・長寿の秘訣!? 
              

「規則正しい生活をしましょう」という言葉は、
健康や寿命に関する、ほぼ全てのメディアで用いられる言葉です。

例えば、「ホルモン分泌が乱れて高血圧になりやすくなる、
だから、生活リズムを整えましょう」というのが一般的ですが、
この場合、なぜホルモン分泌が乱れるのでしょうか?

その一歩踏み込んだ点を突き詰めると「体内時計」というキーワードにたどり着きます。

ノーベル賞受賞で注目!「体内時計」の研究でわかった健康生活2つの原則【予防医療の最前線】』では、
体内時計は、「時計遺伝子」によって生み出され、血圧、体温、消化酵素や内分泌ホルモンの分泌周期、
睡眠覚醒サイクル、免疫反応などをコントロールすることを説明しましたが、
今回はそのメカニズムをさらに詳しく解説します。

 

■体内時計には3種類ある

実は、体内時計と一概に言っても体内時計には
「中枢時計」、「末梢時計」、「細胞内時計」の3種類が存在し、
中枢時計を中心とした階層的な指示系統で、体内時計はコントロールされています。

 

体内時計は3種類存在し、中枢時計を中心とした階層的な指示系統を持つ。

体内時計は3種類存在し、中枢時計を中心とした階層的な指示系統を持つ。


・中枢時計

中枢時計は、神経やホルモンの濃度をコントロールすることで、体全体の統制を司ります。

これは、脳の中でも、自律機能の中枢である視床下部の「視交叉上核(ししょうこうさじょうかく)」と
呼ばれる一部の領域に存在します。

この部位が中心となり、末梢時計(後述)や細胞内時計(後述)の時刻調整を行い、
全身の臓器のリズム・細胞分裂のコントロールなどが行われます。

つまり、末梢細胞を指揮し、全体で強いリズムを形成することが、中枢時計の役割なのです。

中枢時計は、光刺激に影響を受けます。
時差ボケやシフトワーカーの体調不良の原因となるのは
不規則な光刺激が中枢時計を狂わせている結果なのですね。

中枢時計の中心は脳の視交叉上核(ししょうこうさじょうかく)に存在する。同部は光刺激でリセットされる特徴を持つ。

中枢時計の中心は脳の視交叉上核(ししょうこうさじょうかく)に存在する。同部は光刺激でリセットされる特徴を持つ。


・末梢時計

体中のそれぞれの組織において、末梢時計が存在します。

これらは中枢時計の調整を受けながら、それぞれ異なるリズムを刻むのです。

例えば、成長ホルモンは夜間に多く分泌される、体温は夕方にピークを迎える、
運動能力は夕方にかけて高くなる、などが挙げられます。

中枢時計が、光でリセットされるのに対し、
末梢時計は、食事や運動など光以外の要因の影響も受けます。

例えば、マウスの活動期にエサを与えず、非活動期の時間帯にエサを与え続けると、
末梢時計は、中枢時計と関係ないリズムを刻むようになります。

この時、中枢時計と末梢時計のリズムが異なる二重構造となってしまうと
高血圧や糖尿病、うつ病などになりやすくなると言われています。

              

・細胞内時計

「テロメア」は、各細胞のDNA染色体の両端についている構造物で、
その役割は、靴ひもの端にあるカバーと似ており、染色体を保護する役割を担っています。

細胞は、生まれた時から分裂を繰り返しますが、そのたびにテロメアが短くなります。
テロメアがなくなった時、細胞の分裂は停止し、老化の一因となると考えられています。

このテロメアの長さを保つために、「テロメラーゼ」という酵素が働きます。
テロメラーゼの働き次第で、テロメアが短くなって早死にしたり、
逆にテロメアが長くなって、長生きする一因といわれています。

例えば、がんが無限に増殖できるのは、
このテロメラーゼという酵素が、がん細胞では活性化していて、無限の寿命を得ているのです


■細胞内時計の寿命遺伝子も体内時計の影響を受けていた!

通常、テロメラーゼの活性は、体内時計遺伝子の影響を受けます。

体内時計は、毎日の心身の活動を調整していますが、
テロメアは、細胞の寿命を調整しています。

不眠などで体内時計の遺伝子が狂うと、テロメラーゼの発現が低下し、
テロメアが短縮することが明らかになっています。

そのほか、心理ストレス、睡眠時間、運動、健全な食事、が
テロメアの長さに関係していると言われています。

瞑想で、テロメアが伸びるという報告、
睡眠に関しては、毎日5~6時間しか眠っていない人より
7時間以上睡眠をとっている人の方がテロメアが長いという報告、
運動習慣のある人は、テロメアが長いという報告があります。

              

■現実的に「規則正しく」より「行動の定着」へ

これらの体内時計は、朝起きて、日中働いて、夜眠る、という
人類の祖先が長い年月をかけて、地球で生き延びるために獲得したものです。

しかし、近年の働き方やライフスタイルの変化に伴い、
地球の自転による「昼夜」と体内時計の不一致が起き、
現代人は知らず知らずのうちに、体に負担をかけ病気になりやすい状態になっています。

これは「社会的ジェットラグ(社会的時差)」として社会問題化しつつあります。
しかし、現実的にライフスタイルを変えることは容易ではなく、
「朝起きて、昼働いて、夜寝る」といった従来の規則正しい生活を追求するのは
不可能に近いかもしれません。

そこで、実現可能な代替案として、「行動の定着」を目指しましょう。
特に就寝時間、起床時間は重要です。

その時間をできるだけ一定にし、就寝中は光を浴びないように
アイマスクをして寝るなど、就寝中の「光」には敏感になりましょう。

また、散歩や食事など定期的な運動が、
正常な体内時計のリズム維持に役立つ可能性が明らかとなっています。

以上、体内時計と呼ばれる「中枢時計」、「末梢時計」、「細胞内時計」の3種類について
詳しく解説しました。

体内時計の理解が深まれば、規則正しい生活習慣の重要性が、よりわかるようになります。
健康において「規則正しい生活」が重要なことは、百も承知だと思いますが、
ライフスタイルの時代的変化に逆行して、規則正しい生活を維持することは容易ではありません。

まずは、各々のライフスタイルの中で「行動の定着」を考えてみてください。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
                            

記事を読み終わった私は、多々教示され、やがて年金生活15年生の私は、微笑んでしまった・・。

私は民間会社に35年近く奮闘して2004年(平成16年)の秋に定年退職となったが、
この最後の5年半は、リストラ烈風の中、出向となり、つたないサラリーマン航路を歩んだりした。

この間の現役サラリーマン時代は、多くの諸兄と同様に睡眠時間を削り、
朝食、昼食、夕食も定時に食べることも殆どままならず、不規則な生活をすることが多かったりした。

やがて定年退職後、多々の理由で年金生活を始めた。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、程ほど貯金を取り崩しながら、
ささやかに過ごしている。

              

こうした中で、私たち夫婦は、2人だけで第二人生の歳月を過ごすので、
結果としては定年後の長い人生は、お互いの趣味を尊重して、堅実な生活を過ごせば、
年金生活でも何とかなると、定年後に年金生活を始めたりした・・。

そして定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。
         
そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
私は年金生活の当初から、我が家の平素の買物は、
私は自主的に買物専任者として宣言し、家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。
このような午前中の過ごし方を定例事項のように過ごしてきた・・。

例外として、家内のボディガード、お供そして荷物持ちで、3週間に一度ぐらい駅前で買物、
或いは年に3回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急、京王などのデパートに買物、
そして庭の手入れ、国内旅行、懇親会、冠婚葬祭などで小用がない限り、定年後の丸14年を過ごしてきた。
  
                     

或いは昼食だけは、お互いに制約することなく、自由な時間で、
お互いに殆ど我が家で、きままに食べたりしている。

そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
或いは音楽も聴いたりしている。

こうした中で、家内は専業主婦の延長戦のように料理、掃除、洗濯などを従来通りしてくれるので、
せめて家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、私は素早く察知して、日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしている。

或いは、ここ5年は家内が遠い地に住む家内の母の介護で、家内の妹と交代しながら、
家内の母宅に5泊6日前後で行っている時は、私は『おひとりさま』の生活をしているが、
私の日常の生活サイクルは殆ど同じように過ごしている。            

このように私は、何かしら単細胞の為か、朝、昼、そして夜もほゞ時間通りに過ごしてきた。

              

今回、《・・体内時計の理解が深まれば、規則正しい生活習慣の重要性が、よりわかるようになります。
健康において「規則正しい生活」が重要なことは・・》と学んだりしたが、
私は年金生活の身であるので、準拠しているよなぁ・・と思い深めたりした。

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無料のデジタル年賀状が続々、ポケモンコラボやスタンプも、時代遅れの私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2018-12-13 14:39:49 | ささやかな古稀からの思い

先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『ライフ』コーナーの記事を読んでいる中、
『 無料のデジタル年賀状が続々、   
         ポケモンコラボやスタンプも  』と見出しされた記事を見たりした。

私は《・・無料のデジタル年賀状・・》って、どのようなことなの、と思いながら、
好奇心に負けて、記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『女性セブン』の2018年12月20日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン 】に2018年12月12日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・無料のデジタル年賀状が続々、ポケモンコラボやスタンプも
            

今年も残り数週間。
年末に向けて多忙なこの時期、年賀状の準備は後回しになりがち。

ところが今は、無料でできたり、時間をかけずに作れるものが増えている。
平成最後の新年のごあいさつ、心に残るものにしませんか?

はがきで送るのは、お金がかかるし、やっぱり面倒、という人には、
SNSやメールで送れる“デジタル年賀”がおすすめ。

デザインも豊富で、そのまま送れるテンプレートや、写真を合成できるタイプがあり、
無料で作れるサイトも多数ある。

             

その中の一つが、日本郵便の公式サイト「はがきを贈ろう!~はがきコミュニティ~」の「デジタルはがき」。 

使い方もわかりやすく、サイトにユーザー登録し、
提示されたデザインの中から、お気に入りを選ぶだけ。
100文字以内なら、自由にメッセージもつけられる。
 

デジタルはがきが完成したら、URLが表示されるので、
それをコピーし、メールやSNSなどに添付して送る。

ITジャーナリストの高橋暁子さんは、こう語る。
「基本的にデザイン作成は、無料。
ポケットモンスター』、『けものフレンズ』など、人気アニメとコラボしたデザインもあります。
メールやデジタルはがきのユーザー同士なら、送りたい日付を選べるのも便利です」

             


デジタルだろうが、文面をデザインして送ることすら面倒な人には、
「LINE」の年賀用スタンプがおすすめ。

これなら、スタンプを選んで送るだけ。
しかも今回から、世界に一つだけのオリジナル年賀用スタンプが
スマホから簡単に作れるようになった。

            

           「LINE」で作れる年賀用スタンプ
           ☆掲載された写真を借用☆

 

「作成し、審査を通過したスタンプのみ利用でき、
たとえ作成者本人であっても、利用の際には購入が必要です。

特定ユーザーのみにスタンプを公開したい場合は、
販売申請時に『LINE STORE/ショップ非公開』にするといいですよ」(LINE広報担当)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

            

私は記事を微笑みながら読み、多々教示され、ネットのスマホ、LINEの効力に驚いてしまった・・。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、我が家はインターネットに関して、固定回線の光ファイバーの『フレッツ』を頼りに、
私は据え置き型のパソコンを利用している。

そして私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、
ましてスマホと省略されているスマートフォンも使えなく、
家内だけは、遅ればせながら一昨年の春以来、携帯電話を買い求めて利用している。

            

こうした中、年賀状に関しては、齢を重ねるたびに、年賀状を頂くのも、ひとつの楽しみとしている。
私の住む地域は、元旦の朝の10時頃に配達されるのが、毎年の慣(なら)わしとなっている。

そして、知人の近況などが付記されていると、
お元気でお過ごし・・と知り、安堵したりしている。
          
一番苦笑するのは、定例型の挨拶文だけで記載されている場合である。
例えば、
 賀正
本年もよろしくお願い致します

或いは
  謹賀新年
輝かしい新年を迎えまして
皆様のご健康とご多幸を
心よりお祈り申し上げます
 
私はこうした年賀状を読ませて頂きながら、少し落胆したりしてきた。

たとえ年賀状の一通でも、少なくとも近況とか、何か創意工夫が必要である、
と思ったりしているひとりである。

                   

私は小学生の時、『習字』の授業は怠(なま)けていたので、
今でも毛筆で達筆なことは、遥かに遠い夢の世界であり、無念ながら羨望するだけとなっている。

或いは『図画』の授業も不得意であったので、イラストで絵を描くのも駄目であり、
たとえば林檎(リンゴ)の描いても、リンゴ、と明記しないと、
どのように解釈されるか解らないので、不安さを増すばかりなので、もとより避けたりしている。

そしてデジカメで、その人なりの心を込めた情景で表現すれば良いかしら、
と思ったりしているが、無念ながら技量に乏しく、断念している。

やむなく私なり散文で綴り、的確に近況の知らせを短い文章で表現しているが、
私は毎年、12月の中旬になると数日思案したりしてきた。

この近況の知らせを親族、親戚、知人、友人等に数種類書き分け、
現役サラリーマン時代の頃は、上司、同僚なども当然として加わっていたので、
私なりに工夫した文面を作成してきた。

古人から、文は人なり、という至言があるので、
たった年賀状一枚と云えども、何かと小心者の私でも、粗末にできない習性となっている。

                             

こうした思いを秘めた私は、新年に頂いた年賀状と晩秋に頂いた喪中はがきを取りだして、
改めて読んだりしていると、お住まいの地を思い浮かべたり、
その人の顔立ち、言葉づかい、しぐさを思い馳せたりする・・。

そして、あの人は・・お元気に過ごされているかしら、と以前にお逢いして言葉を交わした時を
思い重ねたりすることが多い・・。

私は年賀状の葉書は、インクジェット紙を長らく愛用しているが、
ご主人を亡くされた未亡人と称されるご婦人、お世話になっている女性には、
温かみのあるインクジェット紙の桃色を選定して、毎年投函したりしている。

このような思いのある私は、無念ながらネットの知識も乏しく、
そしてスマホも使えない時代遅れの身であるので、やむえなく従来の私の方法で、
年賀状を作成しょう・・と独り微苦笑したりしている。

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NHK受信料値下げはたった35円、ならば「チコちゃんグッズ」を無料で配布せよ!、高齢者の私は学び、微苦笑を重ねて・・。

2018-12-12 14:42:36 | ささやかな古稀からの思い

先程、新潮社の公式サイトのひとつの【 ディリー新潮 】を見ていたら、
『 NHK受信料値下げはたった35円、
        ならば「チコちゃんグッズ」を無料で配布せよ! 』と題された見出し記事を見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
どのようなことなの・・と思いながら、好奇心に負けて記事を精読してしまった。

この記事は、週刊新潮WEB取材班が綴られた記事で、
【 ディリー新潮 】に2018年12月11日に配信され、て無断であるが転載させて頂く。

《・・NHK受信料値下げはたった35円、ならば「チコちゃんグッズ」を無料で配布せよ!

              

11月27日、ついにNHKが受信料の値下げを発表した。
現在の月額1260円(地上契約の口座振替・クレジットカード払い)が、なんと1225円! 
月35円の値引きという出血大サービスだあ! 

返す刀で28日には、
子会社のNHKエンタープライズが、
人気番組「チコちゃんに叱られる!」のキャラクターグッズを販売すると発表した。


☆【 ディリー新潮 】に掲載された写真を借用☆


受信料は、たった35円の値引き、チコちゃんグッズで、いくら取り戻すつもりなのか。
そんなに値下げが嫌なら、グッズぐらいサービスとして、契約者に配ったらどうだ! NHK。


 ***

受信料を値下げするNHKの意図については、
すでにデイリー新潮の「NHKが突如『受信料値下げ』を表明、
視聴者不在の極めてうさん臭いウラ事情」(10月30日掲載)で既報の通りだ。


NHKは、2020年の東京オリンピック開催までに、
ネットでの常時同時配信をやりたくてやりたくて仕方ないのだが、
現行の放送法では認められていない。

そこで、値下げと引き換えに、法改正を認めてもらおうという腹がある。


そこでNHKが出してきたのが、月35円という、しみったれた値下げなのだ。

「NHKとしては、これが史上2度目の値下げとなります。

2012年10月に、8.9%(月額120円)という値下げをしたときも、
“まったく値下げ感がない”と言われたものですが、
今回はそれをさらに下回る値下げだったのには驚きました。

どうせ大幅値下げはないと踏んでいたものの、額面では、わずか2.8%。
それでもNHKとしては、来年10月の消費増税時には据え置き、
さらに2020年10月に35円値下げ、2年連続で計59円の大きな値下げとでも言いたいかもしれませんが、
その程度なら誤差の範囲ですよ。

              

契約者への還元規模は、単年度で422億円と言っていますが、
受信料収入は年々伸びており、昨年(6913億円)までは4年連続で過去最高を記録し、
内部留保は1千億円にまで達しています。

さらに今年は4月から、半年で50万9千件も契約者が増加しており、
今年度の収入は、7060億円を見込んでいます。
それもこれも、昨年、最高裁が受信料制度を合憲と認めたからです」(放送業界誌記者)


NHKは11月29日、受信契約の締結と受信料の支払いを求めて
新たに大阪府の未契約世帯6件に対し、民事訴訟を起こした。


「NHKはこれまで、365件もの民事訴訟の提起を行い、
うち183件については、契約に応じたために訴えを取り下げ、
さらに82件で和解し、82件でNHKが勝訴。残りの18件は係争中です。かなり強気です」(同・放送業界誌記者)


いったい皆様のNHKは、どこに行ってしまったのか。

              

☆子会社は商売上手

「NHKも必死であることは間違いないのです。
少子化も進む中、スマホの普及により、若年層を中心にテレビ離れが進んでいるからです。

総務省の発表(平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)では
テレビの視聴時間は、10代の場合、平日1日の視聴時間は73.3分で、
ネットの128.8分大きく下回っており、その傾向は年々悪化しています。

テレビで受信料が取れなくなれば、NHKにとっては死活問題ですから、
ネットにも、テレビと同じ番組を配信することで、
ゆくゆくは、そこから受信料を取りたいわけです」(同・放送業界誌記者)


そのための常時同時配信であり、それを実現するために総務省の条件を呑み、
35円の値下げに踏み切ったわけである。
「損して得取れ」とはこのこと。

だが、その「損」ももったいないのか、子会社のエンプラがチコちゃんグッズを販売すると発表したのである。


「NHKには、子会社が13、関連会社が4つ、関連公益法人などが9団体あります。
放送法によりNHKは、営利目的の事業、
つまり商売をしてはいけないことになっていますが、
1982年の法改正で営利企業への出資が認められるようになったために、
不安定だった受信料収入を補完する目的で作られたのが関連会社です。

NHK職員の天下り先でもあり、関連会社に出向し、
また本体に戻ってくるなど密な関係で知られています。

関連団体からNHKへの副次収入は、毎年50~60億円に上る。
なかでもエンプラは、子会社の中でも最大の利益を生み出す企業で、
番組制作はもちろん、番組のソフト販売、番組グッズの販売なども行っています」(同・放送業界誌記者)

              

“どーもくん”や“にこにこ、ぷん”、朝ドラグッズなども幅広く手がけており、
東京駅やスカイツリーなど、期間限定のショップも含めると、
現在、全国11カ所に店舗を設けている。

そのグッズは、結構なお値段なのだ。
例えば・・・。


●どーもくん 20th Anniversary 袴ぬいぐるみ:3780円

●大河ドラマ どーもくんセット(西郷どん、新撰組! ):5184円

●にこにこ、ぷん ぬいぐるみSS ぽろり:2268円

おじゃる丸 ランチトート おじゃる17:2376円

●とと姉ちゃん キャンバストートバッグ:1620円

などなど、どーもくんグッズは、19種もあったりして、民放のグッズ販売よりも充実している。

さらに、大人気のチコちゃんグッズを加えるというわけだ。

              

チコちゃんのファンという上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は言う。

「私も欲しくなるもんなあ、チコちゃん。大ヒット間違いないと思います。
商売が上手いですよ、NHKは。

だけど、こと受信料となると、まったく視聴者のことを考えていない。
数10円の値下げなら、ありがた感は全く無いし、かえって寝た子を起こすようなものです。

こんなに払っていたのかと。
その程度の値下げなら、番組の中身の向上に使ってもらってかまいません。

12月1日からは、4K・8Kの放送も始まるわけですが、いまのところ富裕層しか関係ありません。
いくら画像が綺麗、音もいいとか言われても、ハイビジョンのときの宣伝文句と、どう違うのか分からない。

約400億円もの視聴者還元が、月に数10円にしかならないのなら、
戦後の街頭テレビじゃないけど、4K・8Kが、どれだけすごいのか、駅前にでも設置して見せてほしい。

4Kテレビを配布しろとまでは言いませんから。
もしくは、シールでもいいからチコちゃんグッズを配布したほうが、
よっぽど視聴者はありがたがるかもしれません」


いつもお世話になっております。
粗品ではございますが・・・くらい言ってみたらどうですか。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

記事を読み終わった後、私は微苦笑を重ねてしまった・・。

我が家はNHKテレビ放送に関しては、地上デジタル、そしてBS放送に加入している。
そして私は、NHKのニュース、天気情報は殆ど毎日視聴している。

或いはドキュメンタリー、音楽番組、映画などを何かと視聴している。

そして民間テレビの番組で、やはりドキュメンタリー、
ときたま家内に誘われてテレビ朝日のドラマの『相棒』、そして旅番組も視聴している程度である。

もとよりドキュメンタリーの番組は、製作コストが多大に要するのが多く、
私は視聴しながら、さすがにNHKの製作スタッフ、或いは民間テレビの努力に、
好感しながら、多々教示されている。

そして昨今、4K・8Kの放送に関して、膨大な経費を知り、
私はNHK受信料に関しては、据え置きでも良いが、何よりも番組の質の向上を図って欲しい、
と願うひとりである。

もとよりNHKは公共放送の責務に於いて、民間テレビと違い、
少なくとも災害、国政選挙などは、逐次伝えこともあり、
そして視聴者を配慮して多彩な番組を放送している。

こうした関係で、全国の各地に多くのスタッフを要するので、
経費も増している。

そしてスタッフ、関係者には、一部の御方が高額な年収を得ている、
と私は風の噂で聞いたりしている。

こうした時、NHKは公共放送の立場から、
国家公務員に準拠した待遇で、会社全般として自制するのが、心の節度と思ったりしている。

              

余談であるが、今回の「チコちゃん」に関しては、時代遅れの私は一週間前の頃に学んだりした。

何かしら雑学クイズ番組で、
たとえば『 いってらっしゃ~・・・言って・・お別れするとき、手を振るのはなぜ? 」
このような5歳のチコちゃんが、問いかける素朴な質問に、
応(こた)えられないと、
5歳のチコちゃんに『 ボーっと生きてんじゃねーよ! 』と叱咤される・・。

私は最初はビックリとしたが、川柳の世界の戯曲版だなぁ・・と微苦笑したりした。
そして好評を得ていることは、5歳に設定した女の子のチコちゃんから、
苦言、罵倒、叱咤されても、誰しも怒れない妙齢である、と苦笑した。

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「おひとり用サイズ」クリスマスケーキ、ときおり『おひとりさま』なる私は学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2018-12-11 15:47:30 | ささやかな古稀からの思い

先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『ライフ』コーナーの記事を読んでいる中、
『 ローソン「おひとり用サイズ」クリスマスケーキ   
        どっちも食べたい「Xmas ルージュ」 「Xmas ブラン」 』と見出しされた記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住み、
私より14歳年配で88歳の身となっている。

過ぎし年、私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
我が家より2時間半を要する千葉県のある市で独り住まいの生活をされて、早や14年近くになっている・・。        
   
ここ5年は、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。
        
このように、家内は独り住まいの家内の母宅に5泊6日前後で行っている時は、
私は我が家で独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごしている・・。

こうした時折、『おひとりさま』なる私は、《・・「おひとり用サイズ」クリスマスケーキ・・》に、
好奇心に負けて、こっそりと読んでしまった・・。

              

この記事は、初めている知る公式サイトの【
ねとらぼ 】で、2018年12月10日に配信され、
無断ながら転載させて頂く。

《・・ローソンは12月11日から順次、“おひとり用サイズ”のスイーツを発売します。

大きいホールのケーキは食べきれない! 
でもクリスマス気分を味わいたい! というときに楽しめる、クリスマスや年末年始などに食べたいケーキです。

おひとり用サイズの「X'mas ルージュ」「X'mas ブラン」「苺のキャンドルケーキ」登場!

 
【画像】ローソンの「おひとり用サイズ」ケーキのラインアップ

12月11日発売の第1弾は、
赤(ルージュ)と白(ブラン)の色合いが華やかな「Xmas ルージュ」、「Xmas ブラン」(各360円)。

「ルージュ」は、甘酸っぱいベリーソースの中に、ピスタチオガナッシュが入っています。
「ブラン」は、ホワイトチョコレートムースの中に2種類のほろ苦いキャラメルムースの入ったケーキ。
紅白どっちも食べたい~!


12月18日発売の第2弾は、
「苺のキャンドルケーキ」(340円、沖縄地区では12月26日発売)。
ふわふわのスポンジ生地にベリーソースをサンドし、クリームをかけ、
天面に2分の1サイズのイチゴをトッピングした、まるでキャンドルのようなケーキです。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

記事を読み終わった私は、微笑んでしまった・・。

ここ12月初旬の頃から、新聞の折り込みチラシのデパート、スーパーなどで、
クリスマスに関しての贈り物、或いは駅前の洋菓子専門店のケーキが広告チラシとして掲載されてきた。

私の生家は仏教の曹洞宗の中で育てられ、キリスト教には無縁であるが、
中学生の頃から何かとアメリカの文化を影響されてきた私は、
この時節を迎えると、クリスマスのシーズンかしら、と微苦笑したりしてきた。

こうした中で、年金生活のクリスマス・イブの時は、家内が我が家にいる時は、
私は家内にケーキなど買い求めてきて、談笑して過ごしたりしてきた。

              

今回、多彩な「おひとり用サイズ」クリスマスケーキを学び、
何かと単細胞の私は、これだったら、たとえ『おひとりさま』でも、
華やかさもあり、寂しくないよなぁ・・と微笑んだりしてしまった。

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“ぴんぴんころり”を実現するのは、寒天と高野豆腐!?  健康長寿を叶える「食べる健康法」、こっそりと高齢者の私は学び・・。

2018-12-10 14:25:49 | ささやかな古稀からの思い

先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『雑誌』コーナーの記事を読んでいる中、
『 “ぴんぴんころり”を実現するのは 寒天と高野豆腐!?  
            健康長寿を叶える「食べる健康法」 』と見出しされた記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごしている。

そして私たち夫婦は、年金生活14年が過ぎているが、
幸運にも大病に遭遇せずに、何とか健康寿命を保っている。

こうした中、健康上の問題で日常生活が制限されずに、行動できる健康寿命は、
男性72.14歳、女性74.79歳と学んできた。

そして平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84 年、女性12.35 年
(厚生労働省平成30年「健康日本21推進専門員会」資料)、と公表されている。

 
              
          ☆今回、掲載した写真のすべては、昨日どんよりとした9度前後の曇り空の中、散策した時に撮ったものである。☆


こうした中、私は殆ど毎日のように自宅の近くにある遊歩道、小公園を散策したりしている。

こうした根底のひとつには、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞、がんなどの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

こうした心情を秘めている私は、今回の標題《・・健康長寿を叶える「食べる健康法」 ・・》と見て、
遅ればせながら学ぼう、と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、公式サイトの『週刊女性PRIME』が2018年12月9日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。

《・・“ぴんぴんころり”を実現するのは 寒天と高野豆腐!?  健康長寿を叶える「食べる健康法」

誰もが願う、“ぴんぴんころり”の健康長寿。
3大疾病と呼ばれる『がん、急性心筋梗塞脳卒中』も、
近ごろは生活習慣病のひとつと考えられるようになった。


              

☆メリットばかりの“野菜たっぷり生活”

そんな中、「日々の食生活こそ、いちばんの薬」と話すのが、
医師で作家の鎌田實(かまた・みのる)先生。

脳卒中による死亡率が、全国2位だった長野県を、
2010年には、男女とも平均寿命日本一に導いたことで知られている。
どうやって長寿県へと生まれ変わらせたのか。


「塩分をとりすぎるせいで、高血圧になり、脳卒中で倒れる人が多かったので、
まず減塩運動を推進しました。

それと並行して、野菜たっぷりの食事を提唱したのです。
気がつけば、長野県は野菜摂取量が日本一になっていました」



野菜のどこに長寿の秘密が隠されているのか。

「野菜には、大きく分けて3つの効能があります。

第1に、慢性炎症を抑えるため、動脈硬化を防ぎます。

2番目に、老化を防ぐ抗酸化力が強く、しかも脳細胞の慢性炎症を抑えるため、
認知症やアルツハイマーの予防にもなります。

そのうえ、細胞のがん化の引き金になる慢性炎症も防ぐ。
まさに野菜をたっぷりとる食生活こそ、長寿日本一の理由です」


国が定めた理想といわれる、1日あたりの野菜の摂取量は350グラム。
生野菜でとるには結構な量だ。


そこで、鍋、温野菜、干し野菜、野菜ジュースなど、
野菜を飽きずに食べる食生活の指導も行った。


「私も朝食には、必ず野菜ジュースを飲みます。
野菜やフルーツに加え、きなこやごま、ヨーグルト、牛乳・豆乳など
骨を強くするものを入れると、骨粗鬆症の予防にもなります」


味噌汁に、野菜をたっぷり入れた“具だくさん味噌汁”も、
手軽に野菜をとる方法としてオススメ、と話す。


              

さらに鎌田先生は、地元の名産品にも目を向けた。
それが、寒天である。


「茅野は、江戸時代から寒天の名産地。寒天は食物繊維の王様です。
低カロリーで、腹持ちがよく、減量中でも気にせず食べられます」


この寒天に、抗酸化パワー抜群のトマトを加えた『トマト寒天』は、
今では鎌田先生の看板レシピのひとつとして、テレビでも紹介され、大ヒットしている。


鎌田先生がいま、寒天と並んで注目している地元の食材がある。
それは、今年10月に情報番組で紹介したことから、
生産が追いつかないほど爆発的に売れている高野豆腐である。


高野豆腐は、丸大豆を粉砕し、豆乳ににがりを加え、ゆっくりと凍らせて作られる。

「高野豆腐は、豆腐に比べて、体内の消化酵素で分解されにくいレジストタンパクが
ケタ違いに豊富。

コレステロールや中性脂肪、血糖値を下げる働きがあります。
そのうえ、免疫力をアップさせる食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄分なども豊富です」


和洋中どんな料理にも合うし、乾物なので長期保存が可能だ。

「これを1日1枚食べるだけで、健康状態が劇的によくなる救世主です。
粉末状にした『粉豆腐』をパン粉がわりにしてハンバーグを作るなど、応用範囲が広く魅力的です」

              

☆50歳からの生き方が大切

鎌田先生は長寿について、ある哲学を持っている。

「おいしいものを食べないで、我慢ばかりしていると、幸せな気持ちになれません。
だから食べない健康法より、私は食べる健康法。

食べて運動して、筋肉を“貯筋”することが、長寿の秘訣。
そのためには、タンパク質をしっかりとることも大切です」


貯筋するにはまず、よく歩くこと。
さらに、御年70歳ながらも独自の「スクワット」、「かかと落とし」も実践している。


「長寿は、50歳から70歳までの生き方が大切。
減塩、野菜はたっぷり、運動したうえで、おいしいものを食べる。
これが最後まで長患いしない、ぴんぴんころりの極意です」・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

記事を読み終わった私は、やがて微笑んでしまった・・。

我が家は、食事に関しては、朝食と夕食は家内と共に談笑しながら頂いているが、
年金生活の当初より、昼食だけは、お互いに制約することなく、自由食としている。

こうした理由は、退職するまでの私はサラリーマンで私なりに奮闘し、
家内は長らく専業主婦だったので、たとえ年金生活をしても、家内の日常生活のペースを
できるだけ壊したくなかったからである。

私の平素の朝夕の食事に関しては、私は幼年期に農家の児として育ったので、齢ばかり重ねた今でも、
朝食は、ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた庶民の一汁三菜(いちじゅうさんさい)の真似事をしている。

私の朝食の原則として、前菜を必ず頂いている。
タマネギをスライスし、生ワカメとあえて、そしてミッカンぽん酢とお醤油をかけて、
大きな皿に盛大に食べたりしている。

やがて十六穀米の入った白米のご飯を半合ばかり盛ったお茶碗、殆どインスタントのワカメの味噌汁、
ミッカンぽん酢を少しかけた納豆、コブの佃煮、シラス干しと大根おろし、福神漬けを必須として、
これ以外はカブの醤油漬け、カブの葉の塩漬け、焼きノリなどを
加える時もある。
そしてシャケの瓶づめ、或いはサバ缶のミソ煮で頂くことが多い。

家内は時折つきあうが、大半は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、
二枚ばかり食べながら、ホット・コーヒーを飲みながら頂くことが多い。
そしてバナナなど果物も食べたりしている。

                             
                                                    
そして昼食は、私はヨーグルトを箱の2分の1を食べた後は、
夏季の時節は大きめのトマトを食べた後、アンパンかクロワッサンのパンを食べたりしていたが、
今の時節は可愛らしいレーズロール・パンを3つ食べたりしている。


やがて夕食の時は、私は前菜として、冷凍のブロッコリーを電子レンジで少し温めて、

やはりミッカンぽん酢とお醤油をかけて、食べてきたが、
2年前の頃からは、ニンジンを千切りにして、電子レンジで少し温めて、
ゴマドレッシングに少しお醤油をかけて、食べている。


そして牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など、その日に応じて150グラム程度に、
キュベツ、モヤシなどの野菜を多めに頂いたりし、

ときにはシイタケ、シメジ、マイタケなどの茸(きのこ)も好きで、食べたりしている。

こうした中で、5日毎にウィスキーの濃い水割りを飲んだりしている。

家内は肉と野菜を食べたりした後、プリンかショートケーキを食べたりしている。

このような食事内容は、真実一路のようにほゞ変化がないが、
料理ができない私は家内を頼り、せめてながら、料理のできた台所から食卓のある居間まで料理を運ぶ老ボーイ、
食事後は食卓から洗い場のある台所まで、素早く運ぶ老ボーイとなっている。

このように私は頂いているが、果物が少ないわ、と私は家内から言われたりしている。

                 

今回、敬愛している医師で作家の鎌田實(かまた・みのる)さんより、
多々学びながら、
野菜大好きな私は微笑んだりした。

そして《・・減塩、野菜はたっぷり、運動したうえで、おいしいものを食べる・・》
長寿の秘訣と学んだりした。

今回、寒天と高野豆腐の効用を学んだが、無念ながら年に数回ぐらいは食べている程度である。

この代わりに、私はご飯を食べ過ぎないように、シラタキのゴマあえ、殆ど毎朝食べたりしている。
家内がキンピラごぼうのように料理する中、お醤油を加味するだけであるが、
低カロリーで、シラタキの食感、そしてゴマとお醤油の香りが絶妙で愛食している。

                 

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、信愛を重ねて過ごしている。

体力の衰えを実感している私でも、健康上の問題で日常生活が制限されずに行動できる健康寿命は、
男性の健康寿命は72歳と学んできたが、何とか少し超えたよねぇ・・と74歳の私は微笑む時もある。

もとより自助努力も肝要であるが、いつの日にかこの世と別れを告げる年は、
こればかりは神様か佛様の采配の世界である・・と何かとプラス思考の私でも、思い深めたりしている。

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交通事故死より4倍多い! 冬の身近な恐怖「ヒートショック」の予防と対策、高齢者の私は動顛しながら学び・・。

2018-12-09 14:39:59 | ささやかな古稀からの思い

先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『ライフ』コーナーの記事を読んでいる中、
『 交通事故死より4倍多い!  ヒートショック予防と対策 』と見出しされた記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごして、早や1
4年が過ぎている。

こうした中で、私は無念ながら、自動車の運転を断念したひとりである。

過ぎし2004年(平成16年)の秋、私は定年退職後は、多々の理由で年金生活を始め、
若き25歳前後の生家の自動車を活用して、若さの勢いで日本の各地を走行してきたが、
この後はペーパー・ドライバーを長年過ごしきたが、この機会に自動車を購入して、
私たち夫婦は、国内の各地をドライブしょうかしら、と私は夢想したりした・・。

しかしながら私は、無念ながら反射神経が鈍(にぶ)くなった感じ、その上に小心者の為、
万一、交通事故で人さまに傷つけたりして被害者はもとより、加害者の私でも心身の傷を深く残すので、
一年後の自動車の運転免許証の更新時に破棄して、自動車の運転を断念したりした。

こうした中で、私は買物、散策などは路線バスにも乗らず、歩いたりしている。

そして駅までの15分前後の道のりも、利便性の良い路線バスなどに頼らず、殆ど歩いたりしているが、
冠婚葬祭、旅行、都心で懇親会などの場合は、タクシーを利用する時があるが、
年平均として、3万円前後となっている。


こうした中、都心の郊外に住む我が家の周辺の住宅街は、どのお宅にも自家用車があるが、
我が家には、自動車がない稀(まれ)な家となっている。

そして齢を重ねると、何かを断念しなければ安楽な生活ができない、と微苦笑する時もある。

              

今回の標題、「ヒートショック」って具体的にどのようなことですか、
と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、初めて知る公式サイトの【 テレ東プラス 】の「なないろ日和!」の記事のひとつであり、
2018年12月9日に配信され、無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・交通事故死より4倍多い!  ヒートショック予防と対策

交通事故死よりも4倍も多い、ヒートショック死をご存知ですか?
ニュースなどで耳にすることはあるけど、詳しくは知らない・・・という方も多いのではないでしょうか。

今回は、東京都市大学教授で温泉療法専門医の早坂信哉先生が登場。
「ヒートショックの予防&対策」についてお話を伺いました。

              

☆「ヒートショック」ってなに?

「ヒートショック」とは、急激な温度差により、血圧が大きく変化することで、
失神、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼす要因となります。
家庭内では、お風呂場やトイレなどで発生しやすく、事故の大半が気温の低い冬場に起こっています。


年間およそ19,000人ものが、ヒートショックなど入浴に関する事故で死に至ったと推計され、
その人数は、交通事故の死亡者数よりも、4倍も高いとのデータが出ているそうです。



☆「ヒートショック」危険度チェック!

冬の身近な恐怖「ヒートショック」について理解したところで、
普段の行動から危険度をチェックしてみましょう。


ヒートショック危険度チェック!

1. 一番風呂に入ることが多い
2. 42℃以上の熱いお風呂が好き
3. 飲酒後に入浴することがある
4. かけ湯はさらっと2杯程度
5. 家族に何も言わずお風呂に入る

5つの項目のうち、ひとつでも当てはまれば、注意が必要。では、
具体的には、どのように予防、対策すればいいのでしょうか。

              

☆「ヒートショック」5つの対策

【対策1】
    脱衣所と浴室は20℃以上、リビングとの温度差は5℃未満に!

   
    「“一番風呂“は、まだ浴室が温まっていない状態で入浴することになるので、
    ヒートショックを起こしやすくなります。


    重要なのは、原因となる急激な温度差をなくすこと。
    入浴前に、浴室暖房を利用したり、2~3分シャワーを高い位置からかけたり、
    湯船の蓋を開けたりすることで、脱衣場と浴室の温度を上げておきましょう」(早坂先生、以下同)


【対策2】
    40℃のお湯に10分!


    「熱いお湯に入ると、交感神経が刺激されて血圧が上がるので、避けましょう。
    また、42℃の熱いお湯と40℃のぬるいお湯では、
    ぬるいお湯の方が、保温効果が続くという研究結果が出ています。

    40℃のお湯に10分程度つかることをオススメします」


【対策3】
    飲酒後の入浴は、低血圧に繋がるのでNG!


    「飲酒により血管が広がるので、血圧が下がります。
    さらに入浴により血管が広がり、さらに血圧が下がります。
    これは低血圧に繋がるので、飲酒後の入浴は避けましょう」


    「お酒を抜くためにサウナに入る」という方も多いと思いますが、
    「酔いを醒ますためにサウナで汗をかくは、何の意味もない!
    ただ危険なだけなのでやめてください」と早坂先生。ご注意ください!


【対策4】
    入浴前に10杯のかけ湯!


    「少しずつ体をならすためにも、多目のかけ湯が必要。
    血圧の急変化を予防します。
    かけ湯が、めんどうな方は、シャワーを20~30秒浴びるのでもOK」


【対策5】
    入浴前の声かけ!


    「入浴中に意識を失い、助けを求める声も出せないまま、亡くなってしまうことも多いです。
    入浴前に、ご家族に“今からお風呂に入るよ“と声をかけることで、
    最悪の事態を防ぐことになります」


              

早坂先生は、入浴事故の予防にも役立つIOT(Internet Of Things)を利用した
おふろロボット「fuuron(フーロン)」を開発中。

これをお風呂に浮かべるだけで、
浴室温度やお湯の温度を測定し、異常があれば点滅して知らせてくれます。

核家族化、高齢化社会が進み「声をかける家族と一緒に住んでいない」など、
独居老人の事故予防にも大いに役立ちそう。
来年度、商品化予定とのことです。

              

☆「ヒートショック」対策+3つの予防

以上1~5に加え、さらにオススメしたいのが以下の3つ。

【予防1】
    服を脱ぐ前に、脱衣室で深呼吸4~5回


   「深呼吸をすると、血圧が安定する効果があります」


【予防2】
    入浴前後にミネラル成分の入った麦茶をコップ1杯飲む

   「一回の入浴で約800mlの水分が体から抜けるので、
   入浴前後に、コップ1杯200~300mlの水分を摂ってください。
   オススメは、ミネラル入りの麦茶。


   ミネラル入りの麦茶は、汗で失われた水分とミネラルを手軽に補給できるうえ、
   無糖でカフェインも含まれないため毎日の飲用にオススメです。

   さらに血流改善効果や血圧降下作用などの健康効果も報告されていますので、
   浴室熱中症や血栓対策飲料としても推奨できます。
   血液をサラサラにするという作用もあります」


   温熱効果を長持ちさせるためには、常温の方がオススメですが、
   のぼせてしまった時は、冷たいものを飲んだほうが良い場合も。
   その時々の自分の体調と相談して飲みましょう。


【予防3】
    湯上りには、手足に水をかける


    「浴槽から出る際に、手足に水をかけ寒冷刺激を与えることで、
    血圧が急激に下がるのを予防します」


    冷たいタオルを顔に当てるだけでも効果あり。
    とはいえ、サウナ後などにやりがちですが、実は全身に水浴びするのはNG!
    
    血管が急激に収縮してヒートショックの危険が。
    全身ではなく、手足だけにとどめましょう。

              
☆高齢者だけじゃない! 40代から危険信号!

これらは高齢になったら、注意すればいいや! などと思っていませんか?

「世代的には65歳、いわゆる高齢者の方が多いですが、
メタボ、血圧が高い、糖尿病など動脈硬化のリスクが高い方は、
40代でも危険信号が点滅していますよ!」と早坂先生。

若いうちから、習慣化しておきましょう。


寒い季節は、ゆったりとお湯につかりたくなりますよね。
と同時に、11月~2月は、ヒートショックなどによる入浴中の事故が増える時期です。

予防すれば、その危険度は必ず低くなります。
今夜から、高齢の方はもちろん、年齢問わずヒートショック予防を心がけましょう! 》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした

            

私は記事を動顛しながら読み、多々教示され、やがて微苦笑してしまった・・。

我が家は古びた築後40年の戸建てであり、お風呂場は洗面所と隣接し、近くにはトイレもある。
こうした中で、寒い時節に於いては、居間はエアコンで暖房しているが、夕暮れから居間のドアを開けて、
洗面所とトイレまで温めている対策をしている。

そして夕食前に私は、入浴タイムとなり、
『お風呂に入ってくるょ・・』
と私は若き自衛官に負けないように、家内に大声で伝えている。

そして私は浴室にある湯船のフタを開け放ち、浴室を湯気で温めたりした後、
洗面所で服を脱いで、浴室に入り、シャワーの暖かな温質で身体を清めた後、
湯船に身も心をあづけて、何よりも倖せを享受している。

そして過ぎし年に、温度が急激に変化すると、血圧が大きく変動し、失神したり浴槽内で、溺れやすくなります・・
・・41度以下に・・と学び、ゆったりと湯船に入っている。

やがて私は、湯船から上がり、洗い場で石鹸を付けて、身体をくまなく洗い、
そして私は毎夕に髪の毛は、シャンプー、そしてリンスで洗い清めたりした後、
髭(ヒゲ)を剃ったりしている。

まもなく再び湯船に浸かり、倖せを再び享受し、やがて浴室を出て、
洗面所で、高齢者は清潔感が大切ょ、と家内から日頃から叱咤されている私は、
髭(ヒゲ)剃り後のクリーム、そして髪の毛にはヘアートニック、わずかなヘアークリームで整髪した後、
下着そしてパジャマを着たりしている。

この後、私は『お先に・・』と居間にいる家内に大きな声で伝え、
まもなく家内の入浴タイムとなるのが、ここ10数年の我が家の習(なら)わしとなっている。

            

こうした私の入浴している中で、何よりも注意してきたことは、
浴室の洗い場で、石鹸を付けて、身体をくまなく洗っている時、タイルが滑ることである。

過ぎし私が40代の中頃、ギックリ腰が悪化して28泊29日入院した時、
たまたま一週間、二人一部屋で、私より6歳年長のある金融機関に勤める部長と同室になり、
何か桜見をしてお酒を飲んで、帰宅後にお風呂に入り、やがて洗い場でタイルで滑って、
複雑骨折して、入院している身となった、と私は御当人から教示させられたりした。

こうした教訓を学んだ私は、お酒大好きだった私は、風呂に入った後に夕食でお酒を飲むこととなり、
そして浴室でシャワーを浴びたり、或いは身体をくまなく洗っている時、
注意一秒、ケガ一生・・と、厳守している。

或いは今回、特に学んだことは、旅先で厳寒期に露天風呂に入り時、思案させられた。
宿泊している館内から、雪舞い降る中を出て、
下方にある露天風呂に、風雪の中、雪上の階段を下りながら、まもなく露天風呂に浸かったりしてきたが、
こうしたことを幾たびも体験してきたが、今後は高齢者の私は、断念しょうと決意させられた。

            

やはり浴室、トイレ・・倒れたり、死に至ることがあったら、
もとより困苦し、浴室かトイレで命を果てることは、つたない人生航路を歩んだ私でも、
余りにも自身が哀れであり、今回の3つの予防を遅ればせながら少しづつ実施しょうと、
深く思ったりしている。

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がん予防のカギは“NK細胞”! 活性化を促す食事法で不調知らず、高齢者の私は学び、もしかしたらと微笑み・・。

2018-12-08 16:12:11 | ささやかな古稀からの思い
先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『雑誌』コーナーの記事を読んでいる中、
『 がん予防のカギは“NK細胞”!
            活性化を促す食事法で不調知らず 』と見出しされた記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

そして私たち夫婦は、年金生活14年が過ぎているが、
幸運にも大病に遭遇せずに、何とか健康寿命を保っている。

こうした中、健康上の問題で日常生活が制限されずに、行動できる健康寿命は、
男性72.14歳、女性74.79歳と学んできた。

そして平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84 年、女性12.35 年
(厚生労働省平成30年「健康日本21推進専門員会」資料)、と公表されている。

 
              

こうした中、私は殆ど毎日のように自宅の近くにある遊歩道、小公園を散策したりしている。

こうした根底のひとつには、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞、がんなどの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

こうした心情を秘めている私は、今回の標題《・・がん予防のカギは“NK細胞”! ・・》と見て、
《・・“NK細胞”! ・・》って・・どのようなことなの、と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、公式サイトの『週刊女性PRIME』が2018年12月8日に配信され、
無断であるが、記事の殆どを転載させて頂く。

《・・がん予防のカギは“NK細胞”!  活性化を促す食事法で不調知らず

              

「年齢が高くなればなるほど、身体の免疫力は低くなります」
と指摘するのは、免疫学の権威として知られる、順天堂大学特任教授の奥村康先生。

実際、年齢が進むにつれて、さまざまな病気にかかりやすくなり、医療費もかさんでいく。
生涯にかかる医療費のうち、約6割を65歳以上、4割を70歳以上が占めるというデータもあるほどだ。


年齢とともに、さまざまなリスクが増えてくるけれど、日常のちょっとした工夫で状況は変わってくる。

「楽しい食事と、規則正しい生活。ストレスをため込まないこと。
毎日を笑顔で過ごせば、免疫力は高くなります」(奥村先生・以下同)


そこで今回は、美味しく楽しくがんを予防するための食事術を、奥村先生に教えてもらった。

              


☆ストレスは大敵!

日本人の国民病、がん。
厚生労働省の統計によると、2人に1人が生涯で、がんにかかり、
3人に1人が亡くなっているという計算だ。

さまざまな研究・開発が進んだ現代では、
がんは、発見が早ければ決して「治らない病気」ではなくなった。
しかし、高齢化に伴い罹患率が、増えているのも事実だ。


「がんには、さまざまな予防法がありますが、手軽にできるのは、免疫力を上げること。
なかでも、身体の中をパトロールしているNK細胞を活性させることが重要です」


人間の体内では、がん細胞が、毎日のように生まれている。
だが、すべての人が、発症するわけではない。
“がんの芽”のうちに、身体の中をパトロール中のNK細胞が、駆除してくれるからだ。


「NK細胞が活性化することを“NK活性”といいますが、
残念ながら年齢とともに、低下していきます。
40代以降は、意識してNK活性を引き上げなければなりません」


不規則な生活、睡眠不足、二日酔いになるほどの飲酒、激しい運動、ストレスをためる・・・。
こうした毎日を送っていると、NK活性は、引き上げられるどころか、反対に下がってしまう。

「特に、逃げられないストレスは、NK活性を下げる大きな原因になります。
高校生を期末試験後に調査したところ、NK活性が下がっていたというデータがあります」


ひとたびNK活性が下がってしまうと、もとに戻すには時間がかかる。
そのため、日ごろから意識して、できるだけNK活性を下げないよう努めることが欠かせない。


「なかでもストレスは、大敵です。
ストレスがある人は、ない人に比べて、がんになりやすいというデータがあります。

私がオススメしているのは、“テキトー生活”。
仕事で失敗しても、しょうがないと開き直り、お酒でも飲んで寝てください。
多少の飲酒や喫煙は、免疫力を上げるともいわれています」


日中はストレスを受けながらも、それをバネにして活動し、夜はリラックスモードに切り替える。
「悪いことは、他人のせいにして、しらっとしている図太さが必要です(笑)」

              

☆乳酸菌でNK細胞を活性化

NK活性は、食事を通して、引き上げることもできる。

「乳酸菌やビフィズス菌の一部が、NK細胞の活性力を高めることが、研究で明らかになっています。
腸内には免疫にかかわる細胞の70%が集まっているといわれています。
ヨーグルトなどの発酵食品をとって、腸内環境を整えておくことが重要です」


発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌が、腸内環境を整え、
さらに免疫系統を刺激して、活性化してくれるという。


ショウガなど辛味のある食材を少しとるのもオススメ。
「ショウガには、身体を温める効果があり、体温が上がると、NK活性も引き上げられます。
ただし、人の体温はある程度、決まっているので、少量で十分です」


また、アブラナ科の野菜も、がん抑制効果があるとされている。

奥村先生のオススメはブロッコリーとキャベツ。

特に、ブロッコリーの新芽に多く含まれるスルフォラファンには、
強力な抗がん作用があるといわれている。


「キャベツは、塩漬けにして、ドイツ料理でおなじみの“ザワークラウト”にすると、乳酸菌もとれます」


食材選びも大切だが、奥村先生はなにより「食べる喜び」が予防につながると説く。

「私は食べたいものを食べることも、がんを防ぐ秘訣だと思っています。
楽しく食べることをいちばんに考えましょう。

そして、毎日をほがらかに笑って過ごすこと。
笑いはNK活性を上げて、免疫力を高めることにつながります」・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
年金生活の2004年の秋の当初からでも、何かと家内と談笑したり、
ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
                          
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。

              

私は、ここ数か月は布団にもぐるのは、真夜中の11時半前後が多く、
目覚めるのは朝の7時過ぎが多くなっている。       

こうした中、真夜中の11時半頃に居間から寝室に行き、
布団にもぐると、電気毛布の威力で暖かく天国のように感じながらも、
乾燥すぎるのが怖くて、電気毛布のスイッチを切ったりしている。

そして現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡している。

こうした中、 私は今でも、あたかも映画館で三作品が一挙に上映されたかのように、
昨夜は二本立て、或いは3本立て、の夢をみた、と微苦笑する時もある。

そして睡眠中、夢をみることは貧富に関係なく、その御方の日々の思い、念願など、
さまざまな思いが交差される現象かしら、と思う時もある。

やがて朝の7時少し前の頃に、ぼんやりと目覚めて、うつらうつらとまどろみながら、
ぼんやりと昨日の出来事を思い浮かべたりした後、
本日は・・今週は・・と予定事項を思い馳せたりして、15分過ぎた頃に起床している。

              

今回の記事を読み終わった後、《・・“テキトー生活”・・》が良い、と私は学び、
私の日常生活をふりかえり、思わず微笑んでしまった。
そして食べ物も、ヨーグルト、キャベツ、ブロコリーなどは、殆ど毎日愛食している。

やがて何かと単細胞の私は、身体の中をパトロール中のNK細胞が、“がんの芽”を駆除してくれていて、
もしかしたら、がん遭遇せずに過ごせるかしら、こっそり微笑んでしまった。

しかしながら自助努力は大切であるが、こればかりは神様か佛様が采配する世界であり、
果たして・・と思い深めたりしている。

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人生100年時代 年金、医療制度の根底崩れ「老後破産」の危機、プラス思考の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2018-12-07 15:06:37 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの【 マネーポストWEB 】の『暮らしのマネー』を見ている中、
『 人生100年時代 年金、医療制度の根底崩れ「老後破産」の危機も 』と見出し記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

もとより年金は、
我が家の生活費の基盤である。

そして医療に関しては、『国民健康保険』、『介護保険』に加入して、
もしも大病で高額治療になった場合は、「高額療養費制度」により程ほどの自己負担で済む、
と学んだりしてきた。

こうした中、年金も医療も我が家にとっては必要不可欠なことであり、
どのようなことですか・・と思いながら記事を精読してしまった・・。

この記事の原文は、『週刊ポスト』の2018年12月14日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【 マネーポストWEB 】に12月5日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・人生100年時代 年金、医療制度の根底崩れ「老後破産」の危機も

              

日本人の平均寿命は、男性約81.1歳、女性約87.3歳(2017年)に達した。

実は日本人の“本当の寿命”は、もっと長い。
同い年の2人に1人が、その寿命まで生きる「50%生存年齢(寿命)」を試算すると、
現在55~60歳の男性の「2人に1人」は90歳超、女性の半数は100歳近くまで生きる・・・そう推定されているのだ。

人生100年時代は、“遠い将来世代”の問題ではなく、現在の50代、60代の世代が直面する現実なのだ。
しかし、その危機意識が、広く社会に共有されているとは、いえないだろう。

「長生き」が幸せとは限らない・・・。
世界有数の“長寿大国”となった日本では、そんな新しい価値観が定着し始めている。

長く生きるほど、蓄えが底をつくリスクは、大きくなるからだ。

              

でも、「病気になる年齢」は変わらない

今年60歳の世代が、大卒で社会人となった1980年、
日本人男性の平均寿命は、今よりずっと短い約73歳と計算されていた。

「人生長くても80年。
定年まで働いて、第二の人生の10数年は、悠々自適で暮らしたい」

“新人サラリーマン”の頃、漠然とそんな老後の人生設計を思い描いていたはずだ。
それがいま、寿命が大きく延びているにもかかわらず、
昔のままの発想で、人生プランを立てようとしている人が多い。

年金や医療保険、定年など社会の様々な制度も「人生80年」を前提につくられているのだから、
危機感が持てないのも無理はないだろう。

たとえば年金制度は、「40年間(20~60歳)保険料を支払い、
15年間(65~80歳)年金を受給する」という計算で組み立てられている。

しかし、人生100年時代に受給期間が35年に伸びれば、
制度は根底から崩れ、国が年金を払えなくなるのは、時間の問題と覚悟しておいた方がいい。

              

医療も同じだ。
日本人の「健康寿命」は男性約72歳、女性約75歳(2016年、厚労省調べ)とされるが、
平均寿命には、追いつけない。

制度上も、現役世代の人口が先細るなか、
100歳まで寿命が延びる高齢者の医療費を支えるには、限界がある。

ニッセイ基礎研究所の村松容子・准主任研究員が語る。

「寿命が延びたからといって、病気にかかる年齢が遅くなっているわけではありません。
むしろ、昔ならがんを宣告されて余命5年だった人が、
医療の進歩で10年や15年間生きることができるようになった。

つまり『病後』が長くなっているわけで、
その分、医療費の支払いや家族の介護負担が、重くなっていく。

とりわけ懸念されるのは、早いタイミングで体を壊した人が、
どんどん負のスパイラルに陥る危険が大きいことです。

60代で病気をして働けない状態になれば、
収入が絶たれたなかで、医療費がどんどん出ていくことになる。
貯蓄を取り崩すだけの状況が30年も続けば、すべてを失う老後破産は避けられません」

一度、負の連鎖にとらわれると、
「長い人生」の残り期間を苦しみ続けることになりかねないのだ。

もちろん、年金と同様に日本人の寿命が延び続ければ、
健康保険制度の前提が、根幹から揺らぐことになってしまう。

すでに、高齢者の医療費のために投入されている現役世代の健康保険からの支援金と国費は相当額にのぼり、
75歳以上の後期高齢者の自己負担増の動きが始まっている。

医療費の支払いを“現役世代並み”で求められる人は、
寿命が延びるとともに、どんどん増えていくと考えられるのだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

記事を読み終えた後、何かとプラス思考の私は、微苦笑を重ねたりした・・。

年金に関しては、少子高齢化が加速される中、働いて下さる方が減少して、
受給者の私たち高齢者は増加するので、やむなく年金額は、やがて10%前後は減少すると思われるが、
年金制度は崩壊しない、と書物から学んできた。

平均寿命に関しては、「人生100年時代」は、男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱、
実像である、と私は11月上旬で学んできた、

沢田 浩さんの寄稿文が【 現代ビジネス 】に配信され、この一部を転載させて頂く。

《・・(略)・・安倍内閣の「人生100年時代」も、鵜呑みにはできない。
100歳以上の人生を生きる人たちが、今後増えることはよくわかった。

そのうえで肝は、「どのくらいの確率で、私たちが100年を生きられるか」ということである。


厚労省や、総務省の公表資料からひも解くと、今年2018年に100歳を迎える人は、
3万2241人(男性4453人、女性2万7788人)。

いずれも、1918年生まれの人たちだが、その年の出生数179万1992人から導くと、
実際に100年を生きる人の確率は、実に1.8%。

うち、男性は0.49%。
つまり、1000人に4~5人しか、100年を生きられないということだ。

3万人近くが100歳を迎えた女性の場合でも、3.167%。
多いといっても、100人に3人ほどである。


現在の日本の総人口1億2600万人に対する構成比では、100歳以上はわずかに0.1%である。
日本の将来人口推計では、この比率が2040年には、0.3%と3倍となる。
その推移からすると、2040年に人生100年を迎えるであろう人も、現在の3倍くらいにはなるだろう。

男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱。
これが「人生100年時代」の本当の実像のようである。・・》

こうしたことを学び、殆どの御方は、
現代の平均寿命は、男性約81.1歳、女性約87.3歳(2017年)であるが、
やがてプラス5歳前後が、平均寿命の実態になるかしら、と私は思案させられてきた。

              

私たち夫婦は年金生活14年が過ぎているが、
幸運にも大病に遭遇せずに、健康寿命を保っている。

こうした中、健康上の問題で日常生活が制限されずに、行動できる健康寿命は、
男性72.14歳、女性74.79歳と学んできた。

そして平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84 年、女性12.35 年
(厚生労働省平成30年「健康日本21推進専門員会」資料)、と公表されている。

 
そして亡くなるまでの日常生活に制限されるこの期間、
それぞれ多くの御方が自助努力をされ、何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。

その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。

このようなことが多くの高齢者が実施すれば、医療費、介護費は激少し、
医療制度の安定する、と思ったりして、微苦笑したりする時もある。
 

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女性は70代までは年齢を隠し、80代超えは年齢を明かす、高齢者の男性の私は真摯に学び、やがて感動させられ・・。

2018-12-06 14:04:53 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】を見たりした中で、
『 なぜ80歳以上は年齢を上にサバ読むのか 』と題された見出しを見てしまった・・。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
どのようなことですか・・と思いながら、知的好奇心に負けて、
こっそりと記事を精読してしまった・・。

この記事は、社会学者の女性の春日キスヨさんが、『百まで生きる覚悟』(光文社新書)を上梓され、
 プレジデントの編集部が、本書の第2章を再編集し、
【 プレジデント・オンライン 】に2018年12月5日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・
70代までの女性は、自分の年齢を隠したがる。
一方、80代を超えると、尋ねられなくても自分から年齢を明かし、
さらに上の年齢に、サバを読む人が増えてくる。

なぜなのか。
社会学者の春日キスヨ氏は「若さの価値観が変化している」と指摘する・・・。

               

■70代までは年齢を隠し、80代超えは年齢を明かす


世間一般が持つ長寿者の年齢イメージと、元気長寿者自身が持つそれとにはズレがあり、
元気長寿者が、自分の年齢に示す反応には、ユニークな面がいろいろあることである。


まず、不思議に思ったのは、インタビューする時、
最初に名前を聞き、次に、年齢、生年月日を聞いていくのだが、
その時、自分の実年齢に、サバを読む人がけっこういるのである。

88歳の人なら「もうすぐ90歳」、
93歳の人なら「もうすぐ95歳」、
98歳の人なら「もうすぐ100歳」という具合に。

70代くらいまでの女性には、自分の年齢を隠し、
「何歳ですか」と聞かれるのは、不愉快という人が多いのに、
80代を超えると、尋ねられなくても自分から年齢を明かし、
かつ、年齢にサバを読む人が増えてくるのである。

              

■99歳なのに100歳とサバを読む高齢者


そうした事実について、今、思い出しても
笑いがこみあげる「元気長寿者」たちとの出会いのシーンがある。


行きつけの温泉場での出来事である。

脱衣室で入浴の支度をしていると、
かなりの高齢と思われる女性が3人、おしゃべりしながら入ってきた。

1人は多少背が曲がっているが、3人とも耳も口も達者で、80代前半かなという感じだった。


間をみて、「皆さんおいくつなんですか」と話しかけた。
すると、一番年長者と見える女性から、「私は100歳。大正7年生まれ」
と言葉が返ってきた。

「ウホーッ! 100歳ですか。スゴーイ! 
皆さん80代前半かと思いました。お元気ですねえ! 」


その後、湯に浸かりながらのおしゃべりとなった。

ところが、この2人が入浴を済ませ退出した後、なお、のんびり湯に浸かっていた私のもとに、
外される形になっていたもう1人の女性がツツーッと寄ってきて、
次のように告げたのだった。


Iさん「私も88歳だけど、元気ですよ。
で、さっきの人、100歳だ、100歳だと言っていたけど、
まだ誕生日が来ていないから、本当は99歳なんですよ。
奥さん(私のこと)に嘘をついていたんで、教えてやろうと思って」


なんでこの人、こんなことを言うのだろう。
出ていった2人に、私が「スゴーイ! お元気ですねえ」と連発したために、
「88歳だけど、私も元気だ」と告げ、「お元気ですねえ」と言ってほしいのかもしれない。

そう思いながら、「100歳」と言ったGさんに限らず、
端からは「嘘つき」と言われかねない「実年齢にサバを読む」行為は、
いったい、何歳ぐらいから、どんな心理が働いて始まるのだろうかと思ったのだ。

              

■60・70代までの「若さ」の価値観が変化


60代くらいまでは、年齢にサバを読むどころか、年齢を隠し、
実年齢より若く見せたい、見られたい人の方が多い。

テレビの美容関連のコマーシャルを見ても、
40代、50代に見せるための高齢者向け若作りの美容法が溢れている。

そう考えると、こうした「サバ読み現象」が生じる年齢分岐点は、
虚弱化し、心身の不調を抱える高齢者というイメージが、
社会通念化している年齢、せいぜい80歳間近ぐらいと考えていいのではないだろうか。


この年齢ぐらいになると、女性は「若くて美しい方がいい」という「若さ」と「美」を重視する評価基準が、
「若くて元気な方がいい」と「若さ」と「元気」とが結びつく方向に移行する。

「若さ」はそのまま大事だが、加齢とともに、「元気であること」が「美しさ」に取って代わるのだ。
そんな中で、人から「元気」と言われることが
「自分は若い」という自己評価につながり、サバを読みたい心理が働くようになる。


だから、高齢になるほど、実年齢に、サバを読む人が増えてくる。
そして、そうした傾向があるのだとしたら、自分の年齢にサバを読み始める年齢が
何歳ぐらいかを知ることで、自他ともに高齢者であると認める年齢が
何歳ぐらいからかを知る目安にすることが可能かもしれない。

そう考えたのである。

              

■他人の目からでないと、自分の歳を自覚しない


自分の「歳」について、78歳(記事中)の落語家の柳家小三治さん(1939年生まれ)が
語る新聞記事を読んだ直後に、聞き取りをしていた91歳の男性Lさんが、
小三治さんとほぼ同じことを語ったのだ。

記事中、小三治さんはこう語っていた。
----------
「年をとるっていうのは、突然来るんですかねえ。
だんだんなんですかねえ。
(中略)年をとってるなんて、ちっとも思わなかったんだけどねえ。

クラス会に出かけて同級生たちを見ると、やっぱり年寄りだな、
自分もこんな年なのかなって思ったりしますね。
だけど私は、少年のまま、噺家になったときのまんまで、ずーっと来てるとしか思えないんですね」

(「語る──人生の贈りもの── 噺家 柳家小三治(1)」『朝日新聞』2017年10月30日付朝刊)
----------

そして、Lさんもまた、次のように言ったのである。
Lさんは、みかん農家。
軽トラックを運転し、みかん山と作業場を往復する暮らしをしている人である。


Lさん「自分は、歳とったなんて思ってなかったんだが、
この間、街を歩いてたら、3歳下の子ども時代の知り合いと出会って、
『歳とったなあ、この男! 』と思うて。

でも、よく考えてみれば、わしの方が3つも歳上で、

わしも歳をとったんかいなあ』と思いましたよ」
              
 
              

■元気高齢者は「歳」を独自の基準で捉えている


2人とも、自分が「歳」を自覚するのは、
他人を見る目を媒介にして、自分を見る時で、
日頃は「歳をとった」という自覚がないという。

それを聞き、改めて「エッ? 70代だけでなく、90歳を超えても歳をとったと思わないのか。
じゃあ、何歳ぐらいに、どんなことをきっかけに、人は自分が歳をとったと自覚するのか」と考えたのである。


その後、「元気長寿者」の話を聞くたびに、
「自分は歳をとったと思いますか」と聞いていった。

するとやはり、幾人もから、Lさんと同じような答えが返ってきたのである。


こうした話からわかるのは、他人は相手が「歳をとった」ことを、
その人の外見の変化や暦年齢を基準に判断するが、
長寿者本人は、自分自身の「歳」に関して、別の基準を持つということである。

それはどのような基準なのだろうか。


              

■先のことは考えず、83歳でミシンを購入した


私が前提にしていた暦年齢に立つ年齢観と、
長寿者本人のそれとが異なっている事実を自覚させられた、元気長寿者とのやりとりの場面がある。

Bさん(95歳・女性)と、その夫(98歳)の話を聞いた時である。


Bさんが83歳でミシンを購入した理由を確かめる質問から始まった、
夫婦との会話を紹介しよう。


----------
春日「83歳という高齢でミシンを買われたのは、
   まだまだこれから生きたいと考えられてそうされたんですか。
   歳だからとは考えられなかったのですか」



Bさん
  「これから生きたいとか考えたんではなくってね、
  とにかく何かしたい何かしたいという思いが先ですよ。

  自分の歳がどうとか、これから先どうなるなんて全然考えないで、
  とにかくそのときの目の前だけです。

  わたしはズーッと先のことというのは、頭にないんですよ。
  とにかく一日、目の前のことだけ、視野が狭いんです、
  その中で一人が楽しんでいるというか」


春日
  「じゃあ、現在は若い頃の延長のままですか。
   歳をとったなぁとは思われないんですか」


Bさん
  「歳だなんて思わないですねえ。おじいさんは? 」



  「そう。歳は今いくつかと聞かれたら、
  ええと今、自分はなんぼじゃったかいなあという感じ。

  『えっ! 90なんぼ! 』って相手に驚かれると、
  ああそうか、俺はそんな歳かなと思うくらいで」

----------

              

■目の前のことだけを自分が楽しめればいい


私がBさんに発した「まだまだこれから生きたいと、考えられてそうされたんですか。
歳だからとは、考えられなかったのですか」という質問は、

ミシン購入当時のBさんの83歳という年齢、
さらに女性の平均寿命87.14歳(2016年の数字、ちなみに同年の男性は80.98歳)という暦年齢の基準を
暗黙のうちに含むものだった。


しかし、Bさんはそれを否定し、
「これから先どうなるなんて、全然考えない」、
「とにかく一日、目の前のことだけ、・・・その中で一人が楽しんでいる」と、
自分は、別の時間軸に生きていると言ったのである。

こうした事実は、暦年齢のみを基準として、長寿者が生きる世界を考えることが、
いかに偏ったものであるかを示すものといえるだろう。

              

■暦年齢によって、人生を閉ざさず、いまを生きよう

----------
哲学者・中村雄二郎は、暦年齢による「老年」観が見落としがちな点を、
次のように述べている。

「『老年』や『老い』を問題にすると、どうしても人生のライフ・サイクルというテーマが出てきて、
『老い』は、生まれてから死ぬまでのあいだの最後のほう、
つまり死に近づく段階ということになる。

だから、時計が示すような水平の時間にそって見ていくと、
人間の一生は、なんだか若いときには元気がよくて、
年齢を取れば、元気がなくなるということだけになってしまいます。


しかし、われわれは、必ずしもそう生きているのではなく、
水平の時間を横切る垂直の時間というか、各瞬間にある充実感をもって、
別の世界に躍り出ていくということもある。

たしかに物理的な時間・空間の中に、生物として人間は生きているけれども、
実際にはそういうものより、はるかに別の空間とか時間をつくり出す能力があるし、
また、そういう楽しみ方をしている」

(中村雄二郎監修『老年発見』NTT出版、1993年、48頁)
----------

まさに、私が話を聞いた元気長寿者たちは、
90歳を超えて高齢であるという物理的な制約を持ちながらも、
それぞれが生きる暮らしの場で時・空を拓き、
「自分は歳だから」と自分を閉ざすことなく、「いま・ここ」での楽しみを持って生きている人たちだったのである。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
年金生活の2004年の秋の当初からでも、何かと家内と談笑したり、
ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

こうした中、過ぎし2週間前、遊歩道で落葉樹が紅葉、黄葉に染められた情景を眺めていた時、
女性グループのおふたりから、話しかけられたりした。

こうした中で、私は、『74歳の身ですが・・体力の衰えを実感しています・・』
と微苦笑しながら、私は言ったりした。

『あらぁ・・うちの主人は71歳ですが、貴方はお若いわ・・』
とひとりの御方から社交辞令のお世辞を頂いたりした。

              
或いは、ここ10年は、OB懇親会と処して、年に一度の集会に私は出席している。

こうした時、上司だった御方たち、或いは同世代の数多くの人と盛んに談笑したりしている中、
数人から、XXさんは感性もお若いですょ、と私は社交辞令のお世辞を頂くこともある。
          
或いは女性グループの中で談笑している中、たまたま音楽の話題となり、
他社の『いきものがかり』を定年後に偶然に聴き、
何かと吉岡聖恵(よしおか・きよえ)ちゃんの歌声に、励まされていますょ、
特に『YELL(エール)』は、高齢者の私でも心身のビタミン剤ですょ、と私は言ったりした。

この後、洗面所で手を洗った時、鏡で自分の顔を見たりすると、
俺も歳がとったよなぁ・・と改めて自分の実年齢を自覚させられたりしてきた。

              

今回、多々教示させられ、特に圧倒的に感動させられたことは、
《・・ミシン購入当時のBさんの83歳という年齢・・
「これから先どうなるなんて、全然考えない」、
「とにかく一日、目の前のことだけ・・・その中で一人が楽しんでいる」・・


こうしたお気持ちで、人生の晩年期をすこやかに過ごせれば・・
深く感動させられたのである。

そして社会学者の女性の春日キスヨさんの今回の中で、
《・・高齢であるという物理的な制約を持ちながらも、
それぞれが生きる暮らしの場で時・空を拓き、
「自分は歳だから」と自分を閉ざすことなく、
「いま・ここ」での楽しみを持って生きている人・・》

こうした名言を私は学び、今後の人生の晩秋期の主軸にしょうかしら、
と私は深く学んだりしている。
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「終活年賀状」じわじわ広がる時代が到来、高齢者の私は学び、やがていつの日にか・・。

2018-12-05 15:25:37 | ささやかな古稀からの思い
先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『ライフ』コーナーの記事を読んでいる中、
『 年賀状を出すのは今年で最後!?
          「終活年賀状」じわじわ広がる 』と見出しされた記事を見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
確か小学校に入学して以来、年賀状は友人、知人に書いてきた。
やがて25歳に民間会社に中途入社して、会社の上司、同僚など、そして親戚の御方に出してきた。

この後、2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、多々の理由で年金生活を始めて、
これまでの人生航路で、色々と御世話になった御方・・相変わらず出している。

たとえは会社時代の上司には、何かと一般常識に欠けていた私を社会人として通用するように、
そして企業戦士になれるように鍛えて下さった感謝の念から、書いている。

或いは会社関係で知り合った知人には、同じ業界で共に時代を過ごし、
この後のお互いのセカンドライフの状況を報告するように、書いたりしてきた。

もとより兄妹、親戚の御方にも、これまでの人生航路に感謝しながら、
毎年書いたりしてきた・・。

              

こうした中、今年の平成30年の年賀状を頂いた中、会社時代の上司の中のある御方より、
新年のあいさつ文の後半に
《・・昨年後期高齢者のお仲間入りをしました
   人生の一区切りをつけたいと思います
   大変勝手ですが新年の賀状ご挨拶は
   来年から失礼させて頂きたくお許し下さい
   これまでのご厚誼を深く感謝申し上げます・・》

このように賀状を頂き、やはりこれからの御歳を召されることを配慮されて、
このような文面になった、と私は深く考えされられた。

このような深情を秘めてきた私は、《 ・・「終活年賀状」じわじわ広がる・・》状況を学びたく、
記事を精読してしまった・・。

この記事は、公式サイトの【 LIMO(リーモ) 】が2018年12月5日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

              

《・・年の暮れも近づき、テレビでは年賀状に関するCMが流れる季節となりましたね。
2019年用の年賀はがきの引き受け開始は、12月15日(土)からですが、
気の早い人だと「もう投函する準備はできている」という状態かもしれません。


一方で、年賀状の発行枚数は、ピークだった2003年の約44億6000万枚と比べると、
2018年用(2017年発行)の発行枚数は、約29億7800万枚と実に3分の2まで減少。

ピークを迎えた後も、2006年から2008年にかけては若干、枚数が伸びたりもしたのですが、
それ以降は継続的に低下しており、年賀状を書く人は年々、確実に減ってきています。


そんな中、最近、「終活年賀状」というものが話題となっています。
これはいったいどんなものなのでしょうか? 


☆「終活年賀状」とは

終活年賀状とは、「年賀状を今年限りで辞退する」
という旨の文章を書いた年賀状のことです。

「終活」とは、ご存じの人も多いと思いますが「自分の人生の終わりに向けての活動」のことで、
もともと、そうした終活の一環、身辺整理の一つとして
「年賀状を出すのをやめる」ということは行われていたようです。


そうした中、ここ最近になって、「最後の年賀状宣言」を行うことが
「終活年賀状」「年賀状じまい」などと呼ばれるようになりました。

実際のところ「終活していることを知らせる年賀状」、「終活の一環としてもう年賀状を出さないという通知」というより、
ほとんどは単に「年賀状を出すのは、今年で最後だという通知」なので、
ネーミングとしては、「終活年賀状」よりも、
「年賀状じまい」(あるいは「年賀状終活」など)のほうが適切のような気がしますが・・・。

              

ともあれ、年賀状を出すのをやめるだけでなく、その旨を宣言した年賀状を出すのには、
「出さない理由を理解してもらいたい」
「これまでの年賀状のやり取りへのお礼はきちんと言いたい」
「急に年賀状を出さないことで心配をかけたくない」
といった理由が挙げられ、それまでの送り相手に誠実であろうとして生まれたもののようです。

驚いたことに、「年賀状を今年いっぱいでやめたい人」向けの文例集が、
年賀状の外注業者のサイトに載っていたりもします。

ある意味で自殺行為とも言えるのですが、ヤケになっているのか、
あるいは「最期を迎える客」からも、きっちり稼いでおこうということなのでしょうか。


☆高齢化だけが理由じゃない 年賀状の「終活」

加えて、こうした文例をまとめた記事が、ほかにもネット上に多くあることから、
一定のニーズの盛り上がりがあることもうかがえます。

また、高齢になった親の年賀状を書いている人が、
「親の分までつくるのは、疲れてしまった」と終活年賀状を選択することもあるようです。


しかし、終活年賀状は、いまや高齢者にとどまらず、
40代のような終活とはあまり縁のない世代にまで広がっています。


「義理で年賀状を書いていたし、面倒なのでやめたい」、
「一度、人間関係を整理したい」といった理由から、
そもそも年賀状を書くのをやめたいとずっと思っていた人は、数多いのではないかと考えられます。

一方で、「自分は書いていないのに、誰かから年賀状が送られてくると申し訳なくなる」、
「相手に気を遣わせたくない」という気持ちもあることから、
あらためて「年賀状の終了宣言」を行うことを選ぶ人が多いようです。

              

☆終活年賀状への賛否の声

ネットでは、こうした年賀状の「終活」に対して、
「合理的だし自分もそうしたい」
「形骸化した年賀状のやり取りを続けるよりは良さそう」
と賛同する声がある一方で、

「正月早々、縁切り状をもらうのは不快」
「寂しい気持ちになるので、せめて寒中見舞いとして送ってほしい」
「フェードアウトのほうがいい」
とあまりよく思わない人も多くいます。

確かに、誠実な気持ちで送られたものだとしても、
そういう文面を受け取るのが嬉しいかといえば、微妙なところではありますね。


☆SNSやメールは年賀状に取って代わる?

昔と比べてコミュニケーション手段が格段に発達し、
知り合いと連絡をたまに取っていたり、SNSで近況をよく知っていたりすることも多い今となっては、
「日ごろから連絡を取るような仲の人に対しては、年賀状の必要性を感じない」という人もいます。

また、「年賀状を書くことに追われず、年末をゆったりと過ごしたい」、
「気持ちの問題だから、形式は問わないはず」と、
年賀状よりも手軽なメールやSNSで年始の挨拶をする人が、若者を中心に増え続けていることは確かです。


高齢化だけでなく、さまざまな理由から行われている年賀状の「終活」。
来年、再来年と、広がりを見せていくのかもしれません。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

記事を読み終えた後、私は溜息をしたりした。

昨今、健康上の問題で日常生活が制限されずに、行動できる健康寿命は、
男性72.14歳、女性74.79歳と学んできた。

そして平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84 年、女性12.35 年
(厚生労働省平成30年「健康日本21推進専門員会」資料)、と公表されている。

 
そして亡くなるまでの日常生活に制限されるこの期間、
それぞれ多くの御方が自助努力をされ、何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。

その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。

こうした中で介護の身となって、自身の生活も多くの御方の助力で、
生活をされている御方も数多くいるのが、無念ながら現実となっている。

このような介護・要となってしまった時は、たとえ意欲があっても、年賀状も
ままならないと思ったりしている。

今回、年賀状を出すか、出さないか、たとえ御若い方でも、ご自身の意思であり、
ただ私は心の礼節の感謝の念として、いつの日にか介護・要となるまでは、
つたないなりに年賀状を書くだろう・・と思ったりしている。

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シニアこそ「LINE」のすすめ 得られるメリット、こっそりと時代遅れの私は学び、やがて微苦笑して・・。

2018-12-04 14:32:00 | ささやかな古稀からの思い

先程、朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 シニアこそ「LINE」のすすめ 得られるメリットは?  】と見出しを見てしまった。
 

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、我が家はインターネットに関して、固定回線の光ファイバーの『フレッツ』を頼りに、
私は据え置き型のパソコンを利用している。

そして私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、
ましてスマホと省略されているスマートフォンも使えなく、
家内だけは、遅ればせながら一昨年の春以来、携帯電話を買い求めて利用している。

我が家は長らく固定据え置きの電話であり、家内の母が遠方で独り住まいをしていて、
ときおり家内は、介護で行ったりしている以外は、
家内は家内の安否を確認する為に、毎晩10数年長らく電話してきた。              

やがて私たち夫婦が買い物に行ったり、ときには国内旅行をしているが、
この間、家内の母との間で緊急の連絡が必要とされたことを配慮して、
やむなく家内は携帯電話を利用している。

ここ5年ぐらい殆どの御方はスマホを活用している時代、世の時流から取り残された私は、
今回の標題の『 シニアこそ「LINE」のすすめ ・・』、
どのようなことなの・・と思いながら記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『週刊朝日』の山内リカさんが綴られた記事で、
週刊朝日』の2018年12月7日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【AERA dot.】に12月4日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

              


《・・
スマートフォンは持っていても、電話やショートメッセージしか使っていない。
そんな人に薦めたいのが、無料通信アプリ「LINE(ライン)」。

家族や友人と連絡を取りやすくなり、シニアの孤立を解消する手段としても、注目されています。
高齢者こそLINEぐらいやりましょう。


【グラフを見る】LINEの利用率はこちら


シニア向けにスマホサロンを開いているシニア情報生活アドバイザーの三好みどりさん(65歳)。
「ITが苦手だという方でも、LINEぐらい使えるようになってほしい」。
こう訴えるのは、自分のこんな体験があるからだ。


今から2年半前に起きた熊本地震
最大震度7を2回観測し、大きな被害が出た。

三好さんは震源地近くに住む弟家族に、連絡を取ろうとしたが、
家の電話も携帯電話もつながらない。

唯一連絡が取れたのが、LINEで“友だち”になっていためいだった。
親族の安否がわかり、三好さんから支援情報を送ることもできた。


「LINEは、災害時に電話回線が混雑していてもつながりやすい。
いざという時に役立つので、みんなに活用してもらいたいんです」

              

スマホサロンでは、興味を示すシニアが予想以上に多い。
メッセージだけでなく、写真や動画をやりとりでき、無料電話をかけられることも評価されている。


「孫の写真や動画を見たい、写真を送りたいというのがきっかけですね。
最近では同窓会で久々に会った旧友とのコミュニケーションツールや、
友人との旅行計画に使いたいからといった理由で、操作方法を覚える人もいます」(三好さん)


総務省の調査によると、シニアの「LINE利用率」は年々増えている。
50代は7割近く、60代は約4割が使っており、もはや若者だけのものではない。


一方で、「使い方が難しい」、「試しに始めてみたら、変なメッセージが出てきて困った」
という人もいるだろう。

対策として三好さんはこう助言する。

「大きなポイントは二つ。
一つ目は、友だち自動追加を選択しないこと。
二つ目は、LINEのIDは登録せず、QRコードで友だちとつながることです」

              

使い始めるには、自分のスマホにLINEのアプリを入れ、いくつか「設定」する必要がある。

そこで重要になるのが「友だち」画面のなかにある「友だち自動追加」という項目。
スマホの電話番号やメールアドレスが、自動的にLINE側に送られ、
その人たちを“友だち”にしてしまうシステムだ。

あまり親しくない人とも、友だちになってしまう恐れがあるため、オフにしておこう。


「誤った操作で友だちになってしまったときは、
後からブロックすることもできます」(同)


「LINE ID」は、友達を追加するための識別記号。
便利だがIDが流出すると、知らない人から勧誘のメッセージなどが送られてくる恐れも。

IDなしでも、LINEは使えるので、初心者は登録しないほうが賢明だ
(IDは設定の「プロフィール」画面にある)。


友だちになるには、LINEのQRコードを表示してもらい、スマホで読み取ればいい。
この方法だと直接会う人としか、つながれないように思えるが、
メールなどでQRコードを送れば、離れている人とも友だちになれる。


LINEが、普通のメールやショートメッセージと違うのは、
相手がメッセージを読んだら、「既読」の表示がされるところだ。
メッセージの代わりに「スタンプ」を押す機能もある。


「スタンプは、無料と有料(200円前後)のものがあって、
無料は企業のコマーシャルなどを兼ねているので条件があります。
シニアも可愛いスタンプを友人同士で共有して、結構楽しんでいます」(同)


無料通話もできるので、スマホの“かけ放題”をやめた人もいるという。

              

LINEやフェイスブックなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は、
シニアを精神面で支える手段としても期待されている。


シニアの社会参加について研究する東京都健康長寿医療センター研究所の桜井良太研究員は、
「若い人を対象にした海外の研究ですが、
SNSで自己主張できる人ほど精神的健康度が高いことがわかっています」と話す。


同研究所の野中久美子研究員は、
地域の社会活動にSNSを使うことを模索している。

その中で、興味深い発見をした。

「シニアは顔の見える関係にある人と、SNSでつながるように見受けられます」

研究の一環として東京都や川崎市などで多世代カフェを開いたところ、こんな光景が見られた。
育児中の母親が、シニアに育児などの相談をする一方で、
シニアは、母親にスマホの使い方を教わっていたのだ。


「こうしたことを機に、地域の人たちがSNSでつながることができれば、
シニアが買い物をお願いしたり、反対に若い人の相談にのってあげたりと、
助け合うことができるのではないでしょうか」(野中さん)


              

誰かにスマホの使い方を教えてもらいたいけれど、忙しい家族には聞きにくい。
多世代カフェのように若い世代と知り合うきっかけがない場合は、
シニア向けのスマホ教室に通うのも手だ。

前出の三好さんはこう呼びかける。

「同じことを何回繰り返し質問しても、インストラクターが丁寧に教えてくれます。
同じ悩みを持つ人が一緒に学んでいることも、安心感につながります」


83歳のデジタルクリエーター、若宮正子さんは、
LINEなどのトラブル防止策として、不安や疑問があったら、
ボタンやリンク先を押さず、“スクリーンショット”で画面を残すことを勧める。


「あとで詳しい人に、その画面を見せれば、安全かどうか確かめることができます。
スクリーンショットのやり方は、機種によって違うので、聞いておきましょう」


              

製薬会社のバイエル薬品が、約1600人の65歳以上に実施したネット調査では、
「豊かな生活ができるお金があること」、「自分らしく仕事やボランティアをすること」よりも、
「家族や周囲の人と、精神的なつながりが実感できること」、「家族や周囲の人と話すこと」を重視するシニアが多かった。


病気やケガなどで外出ができないときに、LINEでメッセージをやりとりすれば、
不安や心細さが解消できる。

介護が必要になったら、家族やケアマネジャーらと連絡を取り合うツールにもなる。
いま操作方法を覚えておけば、将来さまざまな困りごとを解決できる手段になるかもしれない。


やっぱり、LINEぐらい始めておこう。》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

過ぎし年の1998年(平成10年)の当時の私は、音楽業界のあるレコード会社の営業本部に勤めていたが、
この少し前の年の頃から、若手の20、30代の世代が携帯電話を使い始めていたが、
50代の私たちも、いずれは携帯電話を利用しなければ、と思ったりしていた。

この数年前の頃から音楽業界はリストラの烈風となり、
私は1999年(平成11年)の初春に、各レコード会社が音楽商品の物流を委託している会社に出向となった。

勤務した職場は、音楽のCD、DVDなどの商品をソフトの販売店に出荷、返品など取り扱う商品センターで、
私を含めた管理の正社員の5名の基で、契約・パート社員の男女120名前後で対応した。

こうした中、音楽のCD、DVDなどの商品棚が並ぶフロアは、東京ドームより広い商品センターで、
連絡事項などはマイクを通して拡声器、もしくは電話などで通達し、
携帯電話も要求されない現場で奮闘し、
この出向先で5年半ばかり勤め、2004年(平成16年)の秋に定年退職時を迎えた。
         
この間の世の中は、多くの方が携帯電話が愛用する時代となったが、
私は定年後の年金生活の中で、何かの機会で覚えればよい、と思ったりしていた・・。

しかしながら私は、携帯電話、やがてスマホにも興味がなく、今日まで至っている・・。

              
           
この間、1995年(平成7年)の頃から、世の中は携帯電話が普及し始めた中、
電子メールを打ち込んでいる若き男女を見かけたりしてきた。
私はあのような小さく、わずかなキーを変換させて、よく入力できるなぁ、と感心したりした。

その後に、多くの50、60代の女性も、たどたどしい指先で、この携帯電話に
メールを打ち込んでいる情況を私は見かけたりすると、微苦笑を重ねてきた・・。                       

昨今は殆ど御方は、携帯電話、或いはスマホを活用されている。

私たちは子供もいなく、まして孫もいないので、緊急に連絡するような状況もなく、
自宅にある固定電話で要件は済ませている。

そして一昨年の春、遅ればせながら家内専用の携帯電話を買い求めたのは、
家内の母は後期高齢者なので、安否などで、万一緊急連絡を要する為であったりした。

或いは私たち夫婦は、ときおり国内旅行をしたりしているので、
万一、私たち一族の不幸で緊急連絡を要する為に、所有しているだけである。

こうした以外は、現世はあふれる情報の社会の中、働くことを卒業した私は、
自宅にパソコンがあれば充分と思い、ここ丸14年の年金生活を過ごしてきた。            

しかしながら私たち夫婦は、ここ数年、世の中にQRコードが普及して、
我が家は使えないなぁ・・と戸惑ったりしてきた。

たとえば国内旅行で飛行機に搭乗手続きをする時などは、QRコードを表示しているが、
どのような情報が入っているか分からず、大いに戸惑ってきた。

              

今回の記事、遅ればせながらスマホの「LINE」の活用を初めて知り、多々教示された。

年金生活の私としては、情報があふれ過ぎていると思っているので、
わざわざこれ以上の情報入手は、不必要と思い、
たとえ無料でスマホを頂いても、活用することはないよなぁ・・と思ったりしている。

しかしながら、いつの日にかボケないまでに、スマホのGPS機能で、
居場所がすぐ分かる安心の目印として、やはりスマホは必要だよねぇ・・と微苦笑したりしている。

こうした中で、今は友人、知人とは、固定電話、或いはパソコンの電子メールで連絡し合っているが、
いずれは「LINE」を活用して、お互いに連絡する時が到来する、と思い馳せたりしている。

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「幸せを感じ続けられる人」が高めている5つのこと、つたない人生航路を歩んできた私でも学び、やがて微笑み返し・・。

2018-12-03 12:40:51 | ささやかな古稀からの思い

先程ときおり愛読している生活総合情報サイト【All About(オールアバウト)】に於いて、
『 「幸せを感じ続けられる人」が高めている5つのこと    』と題された見出しを見た。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
今回の《・・幸せを感じ続けられる人 ・・》を読み、好奇心に負けて、
こっそりと記事を精読してしまった・・。

この記事は、精神保健福祉士・産業カウンセラーをされている大美賀 直子さんの寄稿文のひとつであり
【All
About(オールアバウト)】に
2018年12月2日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・「幸せを感じ続けられる人」が高めている5つのこと
               
 

◆「幸せ」って何だろう? 夢をかなえれば幸せになれるの?

あなたは今「幸せ」ですか?
願いがかなったり、良縁に恵まれたり、思いがけずご褒美が舞い込んできたりすれば、
人は幸せを感じるでしょう。


たとえば、「自由なワークスタイルで働く」という夢を持つ人が、
その夢をかなえることができれば、幸せを実感すると思います。

満員電車に揺られることもなく、自由な時間にやりたい仕事を始めて、自由な時間に休むことができる日々。
こうした日々に心から「幸せだなぁ」と実感できるかもしれません。


またたとえば、「結婚」という夢を持つ人も、
その夢をかなえることができれば、幸せを実感するでしょう。

愛する人と毎日一緒にいられる生活、家庭を切り盛りする日々、
こうした日常に心から「幸せだなぁ」と実感できるかもしれません。


しかし、しばらくたてば、また元の「不機嫌な自分」に戻ってしまったり、
手にした幸せを「当たり前のもの」に感じ、他の人の幸せと比べてしまう。
そんなことはないでしょうか?

              

◆当初感じた幸せが風化した時、何を感じますか?

当初感じる「幸福感」は、時間がたつにつれて、風化していきます。
そんな時、多くの人が再び幸せな気分を高めるべく、
さまざまな工夫や努力をするのではないでしょうか?

環境を変えてみたり、刺激になることを加えてみたり、考え方を変えてみたり。
そのような試みをする人は多いかもしれません。


すると、確かに再び幸せな気持ちは高まるでしょう。
しかし、時間がたつとその気持ちもやはり風化し、気がつけば不機嫌な自分に戻っていく・・・。
そんな繰り返しを経験している人は多いのかもしれません。


◆持続的な幸せをもたらす5つの要素「PERMA」

このように一時的に幸せを感じることと、
幸せを持続的に感じられることとは、少し次元の異なる心の働きであるようです。


たとえば、ポジティブ心理学の創始者であるマーティン・セリグマン博士は、
人間を本当に幸せにしてくれるものは、その時々の人生の満足感ではなく、
持続的な幸せを構築することであることを説明しました。

これを「ウェルビーイング理論」と呼びます。


セリグマン博士によるとウェルビーイングを構成する要素には、

【P】ポジティブな感情(Positive Emotion)
【E】夢中になり没頭すること(Engagement)
【R】人との関わり、つながり、関係性(Relationship)
【M】意味、意義を感じられること(Meaning)
【A】達成すること(Achievement)

という5つがあり、これらを総じて「PERMA」(「永続」という意味)と呼んでいます。
そして、このPERMAの各要素を増やすことがウェルビーイングにつながると説明しています。


この理論をもとに考えると、幸せであり続けるためには、
実にさまざまな行動や心の作用が関係しているのだということが分かります。

毎日の生活に満足し、喜びや楽しさなどのポジティブな感情を感じられれば幸せなのか、
というとそう単純なものでもありません。


我を忘れるほど夢中になれる対象があり、
人や社会との関わりやつながり、良好な関係性を感じられること。

自分の活動に大きな意味や意義を感じられること、何かをやり遂げて達成できた経験。
自分の中にあるこうした実感や経験が増えていくことによって、
「私は幸せな人生を生きている」という実感を得られるのかもしれません。

                            

◆小さな満足に留まらず、持続的な幸せが得られる人生を送っていこう

笑いの多い人生を送っていても、人生の目的があいまいになっていたり、
取り組んでいることに意義を感じられなくなっている場合、
また、自分一人の満足感に限定され、他人や社会とのつながりを実感できない場合には、
幸せを感じ続けることは難しいのかもしれません。


したがって、私たちが本当に幸せな人生を送りたい場合、
小さな満足感に留まるのではなく、広い視野から現在取り組んでいること、
これから取り組むべきことの意味や目的、他人や社会への影響を広くとらえる必要があると考えられます。


たとえば、「就職」や「独立」、「結婚」「子育て」「老後」といったライフステージの変化を経験する方にとって、
本当に幸せな人生を送ることとはどのような体験をすることなのでしょう? 一度じっくり考えてみるとよいと思います。


私たちは、自分自身の人生から常にこうした問いを向けられているのかもしれません。
そして、その答えを模索しながら納得した体験を積み重ねていくことが、
「幸せな人生」の実現につながっていくのではないでしょうか。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

私は記事を微苦笑しながら読み、やがて終えた後は微笑み返しをしてしまった・・。
 

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、自動車もない稀(まれ)な家となっている。

私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住んでいる。

ここ5年前の頃から、家内が家内の母宅に宿泊数が多くなってきたことは、
私にとっては、まさかの出来事のひとつとなっている。
                          
やがて家内の母が『要介護2』となり、長女の家内と家内の妹は交互に、
大半は家内の母宅に5泊6日前後で宿泊して、
家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなり、
この間、我が家は私が『おひとりさま』の生活となり、これも人生だよねぇ、と私は独り微苦笑したりしている。


            


私は民間会社の中小業のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

そして、私は出向身分であったので、リストラ烈風の中、
会社の首脳部が社員を自主退職させる希望退職優遇制度などの免れたのも事実であり、
定年前の退社を余儀なくされた同僚、後輩に少し後ろめたく、退職後の年金生活に入った理由のひとつとなった。

しかしながら根底の実情は、この当時は大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまった。

このような拙(つたな)いサラリーマン航路である上、           
そして定年退職するまで半生期は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれながら、つたない言動も多く、
ときおり敗残者のように感じることも多く、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたと思い、年金生活を始めた・・。

            

私が年金生活の当初から、我が家の平素の買物は、
私は自主的に買物専任者として宣言し、家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

このような午前中の過ごし方を定例事項のように過ごしてきた・・。

例外として、家内のボディガード、お供そして荷物持ちで、3週間に一度ぐらい駅前で買物、
或いは年に3回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急、京王などのデパートに買物、
そして庭の手入れ、国内旅行、懇親会、冠婚葬祭などで小用がない限り、定年後の丸14年を過ごしてきた。  
       
私が買物とか散策する時の容姿は、この寒い時節は制服のような定番の服装として、
冬用のスポーツシャツにカーディガン風のフリース、ストレッチパンズの長ズボン、ウォーキング・シューズとなり、
紳士用のショルダー式バックを園児のように斜め掛けをしている。

こうした中、北風が吹く寒さが増す時だけは、防寒着を着たりしている。

そして散策する時には、殆どコンバクト・デジカメをネクタイのように首回りから下げて、颯爽と歩き、
歩いている中で瞬時に魅了された情景を、一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。

こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

            

私は定年後に年金生活の始めた直後、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。
                          
或いは雑木の多い小庭に古ぼけた我が家に住みながら、
何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、
ゆっくりと時を過ごし、苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりしていた。

この間、私は中小業の民間会社に奮戦している50代の時、同僚が病死されたり、
そして知人は定年前の59歳で病死し、残されたご家族の心痛な思いが、痛いほど理解させられたりしてきた。
           
やがて私は2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、
年金生活を始め、やがて62歳の時、現役時代の一時時期に交遊した友も、無念ながら病死したりした。
       
まもなく、知人のひとりの奥様が病死されて、
この知人は『おひとりさま』となり、私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。

こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、60代で妻が夫より先に亡くなることは、
考えたこともなく、こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。

                                   
                                 
やがて私は高齢者入門の65歳を過ぎてから、心身ともに自立し健康的に生活できる期間の健康寿命は、
男性の平均としては71歳であり、平均寿命は男性の場合は80歳と知った時、
恥ずかしながらうろたえたりした・・。

そして70代となれば、多くの人は体力の衰えを実感して、75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、
80歳が見えてくる頃には介護を必要とする御方が多くなり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、と専門家の人から数多く発言されている。
            
ここ数年は会社時代の少し先輩、或いは後輩の68歳が、いずれも大病で入退院を繰り返した後、この世を去ったり、
ご近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されて、数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態に、
私は震撼させられたりしてきた・・。
                      
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。

私たち夫婦は、幸運にも大病に遭遇せず、今日を迎えているが、
健康寿命、やがて逝去も余りにも格差がある、と私は思い馳せたりしたりして、
ここ5年ぐらい幾たびか私たち夫婦は、一日を大切に過ごそう、とお互いに言い交したりしている。

            

私は友達、知人は自身が選ぶことができ、こうした中で悪感情の末、疎遠になったり、解消できるが、
家族の親子、兄妹は、たとえ愛憎、確執があっても、一生つきまとい、手を切ることができない間柄となっている。

しかしながら血は、水より濃いと称されるように肉親、夫婦、親子、兄妹だけが知りえる
互いの喜びがあり、互いに共有してるのが家族である。

このように家族に対しては、私はブラス思考となっているひとりである。

こうした考えをぼんやりと思い馳せると、
モーリス・メーテルリンクさんの童話『青い鳥』のように、
幸せな『青い鳥』は、人誰しもそれぞれのお住まいの身近な所にいる、と私は確信を深めたりしている・・。

                      
       
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、2人だけで第二人生の歳月を過ごすので、
結果としては定年後の長い人生は、お互いの趣味を尊重して、堅実な生活を過ごせば、
年金生活でも何とかなると、定年後に年金生活を始めたりした・・。

そして定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。
         
そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
平素の買物専任者を自主宣言したりした。

或いは昼食だけは、お互いに制約することなく、自由な時間で、
お互いに殆ど我が家で、きままに食べたりしている。

そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
或いは音楽も聴いたりしている。

こうした中で、家内は料理、掃除、洗濯などを従来通りしてくれるので、
せめて家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、私は素早く察知して、日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしている。

            

そして人だれしも長所、短所はあるが、私は短所の方が多いので、
家内の短所には目をつぶり、長所を伸ばそうと心がけてきた・・。

家内は料理、洗濯、掃除などを積極果敢にする専業主婦の優等生であるが、
血液型A型となっている。

そして我が家では一年に数回、私はB型、家内はA型の為か、ボタンの掛け違いのように差異が発生し、
険悪になることもある。

やがて私は、映画、文學、音楽に関しての粗雑なコメント以外は、私たちの人生に大勢に影響がないと判断して、
いつまでも心のわだかまりを残すことは、夫婦としてよくないと思い、15分以内に妥協して、
『ボクが悪かった・・XXちゃんのおしゃる通りです!!』
と家内の前で、私は床に伏して詫びたりしている。

このように我が家は家内安全となり、離婚などは無縁である、と私は微苦笑したりしている。

                      
         
こうした中、私たち夫婦の年金生活を、ご近所の方の奥様たちが見かけて、
あなたたちは仲良し恋しねぇ、と社交辞令のお世辞を頂くこともある。

しかしながら日常生活の実情は、私は家内のことを、婚約する前の頃から、『XXちゃん・・』と呼んでいるが
家内は日頃の多くは、私のことを『あなた・・』と呼ぶことが多いが、
ときには、たわむれで、『XXクン・・』と苗字で呼ぶこともある。

やがて2004年(平成16年)の秋、年金生活を始めてまもない頃、
私は家内から依頼された買物の購入品などで間違えたりすると、
『ボケチィンねぇ・・』
と家内は笑いながら、私に言ったりした。

この日以降、私が何かで日常生活で失敗した時、
『ボケチィンねぇ・・』とか、ある時は『ダメオ(駄目夫)クンねぇ・・』
と家内は微苦笑しながら、私に言ったりしている。

                    

私は74歳の身であり、私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

私たち夫婦は年金生活を過ごして、早や14年目になっているが、
幸いにもお互いに大病に遭遇せず、過ごしてきた。

そして私たち夫婦は40数年寝食を共にしてきた結婚生活の中で、幾重かの人生の荒波を乗り越えてきたが、
ここ14年過ぎた年金生活は、定年退職するまで何かと悪銭苦闘が多かった為か、
予測した以上に安楽の日々を過ごしてきた。


世の中は少年時期から青年時期を過ごした後、やがて後年になって、ボクの青春時代はあの時期だった、
と回想する走馬灯ように、その時の出来事を思い馳せたりすることがある。

このようなこともあるので、いつの日にか現在の生活を思い馳せた時、
今こうして過ごしている私たち夫婦は最良の日々かしら、と私は感じたりしている。

          
       

これからの日々は、体力の衰えを増すことを実感しながら、
やがていつの日にか、どちらかが不運にも大病になったり、
最悪の場合は死別して、おひとりさまとなったりする。


こうしたことは自助努力も必要であるが、
こればかりは神様か仏様か解らないが、天上の采配に寄ること思ったりしている。

          
このように思案している私は、こうして過ごしている昨今こそが、
いつまで続くか解らないが、私たち夫婦にとっては最良の日々、と私は感じ深めている。

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健康寿命が延びる「ひざ裏伸ばし体操」、初めて高齢者の私は学び、やがて健康が継続できるかしら、と微笑み・・。

2018-12-02 14:26:15 | ささやかな古稀からの思い

先程、朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 健康寿命が延びる「ひざ裏伸ばし体操」
          医師が教える簡単3ポーズ! 】と見出しを見てしまった。
 

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は5歳下の家内とたった2人だけの家庭である。

こうした中で、私たち夫婦は年金生活14年が過ぎているが、
幸運にも大病に遭遇せずに、健康寿命を保っている。

こうした中、健康上の問題で日常生活が制限されずに、行動できる健康寿命は、
男性72.14歳、女性74.79歳と学んできた。

そして平均寿命と健康寿命との差は、男性8.84 年、女性12.35 年
(厚生労働省平成30年「健康日本21推進専門員会」資料)、と公表されている。

 
そして亡くなるまでの日常生活に制限されるこの期間、
それぞれ多くの御方が自助努力をされ、何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。

その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。

このような深情のある私は、何かと健康寿命が延びる事に関しては注視してきたので、
今回の記事を精読してしまった・・。

この記事の原文は、ライターの沢木 文さんの寄稿文で、
週刊朝日』の2018年12月7日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【AERA dot.】に12月2日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂くが、解説とイラスト面を編集させて頂く。

              

《・・川村さんの提唱するひざ裏伸ばし体操の一つをする高齢者ら。
手をついて壁を押しながら、ひざ裏の筋肉を伸ばす簡単なストレッチだ

続ければ、寝たきり予備軍の高齢者が、体を動かせるようになり、
ブリッジや開脚もできるようになる。

そんな“奇跡”を起こす体操があるという。
ポイントはひざ裏を伸ばすこと。体操を考案した医師、川村明さんにそのメカニズムと体操のコツを聞いた。


健康寿命の鍵は、ひざの裏にあった──。

山口県宇部市のかわむらクリニック院長の川村明さんは、
ひざの裏の筋肉を伸ばして鍛える体操(ストレッチ)を提唱し、
5年間で2千人以上の高齢者を元気にしてきた。


体操を続けるうちに、車いす生活だった人が立てるようになったり、つえがいらなくなったり、
寝たきり予備軍の人が、歩けるようになったりするケースが続出。
そのメソッドは、著書『5秒ひざ裏のばしですべて解決』(主婦の友社)に詳しく紹介されている。


「多くの医師は高齢者に対し、ひざや腰の痛みが悪化しないよう安静を指示し、
転倒リスクを避けるために外出を控えるように助言します。

しかし、体を動かさない生活を続けていると、全身の筋肉が固まり、
結果的に動けなくなってしまうのです。
ぜひ、無理のない範囲でひざ裏伸ばし体操を試してみてほしいです」

              

川村さんによると、寝たきり予備軍の高齢者は、みな似たような体形をしているという。
それは、ひざが曲がり、骨盤が後ろに傾き、背中が曲がり、首や肩が前に出ているというもの。


「ひざ裏の筋肉が衰え、凝り固まっているから、この姿勢になるのです。
重力に逆らい、体を伸ばして立つ力を伸展力といいますが、
この力はひざ裏を起点に、背筋、腹筋、腰の筋肉、太ももの筋肉が連動して、起こります。
つまり、全身を動かしたいならば、ひざ裏を伸ばし鍛えることが重要なのです」


川村さんが考案したひざ裏伸ばし体操は、医師としての知見がつまっているだけでなく、
自身の経験にも基づいている。

川村さんは、徳島大学医学部を卒業後、外科医として病院に勤務し、
36歳で開業するも、それまでの多忙な生活が原因で、椎間板ヘルニアを発症。

手術は成功したものの、痛みと不安から心身に不調をきたすように。
うつ状態になり、自殺を考えたこともあったほどだ。
そんなとき、55歳で出合ったヨガで、体調が劇的に好転する。


「最初は、まともに前屈さえできなかったのですが、
ヨガを始めてたった半年で、体が動くようになりました。

その理由を調べ、研究を重ねてみると、全身の筋肉を動かすことが重要だとわかりました。
その筋肉の起点が、“ひざ裏”にあることを突き止めたのです」

              

川村さんは、高齢の患者たちに、ひざ裏を伸ばすストレッチを指導。
すると、早い人はたった1日で、体の動きが改善したという。

また、患者の経過を観察するうちに、ひざ裏伸ばし体操には、さまざまな効果があることがわかってきた。


まずは姿勢。
続けることで、おのずと姿勢がよくなり、体幹が鍛えられる。

川村さんの提唱するひざ裏伸ばし体操の一つをする高齢者ら。
手をついて壁を押しながら、ひざ裏の筋肉を伸ばす簡単なストレッチだ。


「体の中心にある、体幹の筋肉は鍛えにくいとされていますが、
ひざ裏を伸ばして姿勢がよくなることで、日常生活の動きの範囲内で鍛えることができます」


体幹が鍛えられれば、腰痛や腸のトラブルも解決するという。
体幹が衰えると、腹圧が低下。
その結果、骨盤が後ろに倒れ、腰に負担がかかり、腰痛が起こるようになっているからだ。


「腹圧の低下によって、腸への血流が滞り、
便秘や下痢などの腸トラブルの原因にもなるのです」


高齢者に多い転倒による骨折も、ひざ裏の筋肉を伸ばすことで予防できる。

「筋肉のバランスがよくなるので、転倒しにくくなりますし、
段差などに、つまずいたときのとっさの体勢が、とりやすくなるのです」

              

また、姿勢がよくなると、呼吸も深くなる。
それによって血流が改善すれば、免疫力アップや、自律神経の乱れを整えることにもつながるという。


「肺は、本来ゴム風船のように膨らむのですが、背中が曲がると、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと、十分な酸素が取り込みにくくなり、血流が悪くなって代謝が落ちます。
風邪などの病気にかかりやすくなるのです」


血流の改善は、脳の活性化にも、つながるはず。
ひざ裏伸ばしに、複数の動作を同時に行うマルチアクションを取り入れた「ワン・ツー・スリー体操」は
認知症予防の効果にも期待が高まっている。


「認知機能を測るテスト(HDS‐R)を、私のヨガクラスに通う高齢者に行いました。
スタートから2カ月程度で、点数が向上。
認知機能が高まっていることを、皆さん実感しています」



ここ数年、「腸は第2の脳」と言われるようになり、
脳と腸は、密接な関係があるとされ、腸活もブームになっている。

ひざ裏を伸ばせば、脳を活性化して、
その結果、腸の環境を整えることにも、つながるのではないかと川村さんは推測する。


「私はこの体操を続けて、2年後に大腸ポリープが改善しました」

こうしたさまざまな効果によって、多くの人を悩ませる肥満の改善に、つながった人もいたそうだ。

「新陳代謝がよくなり、筋肉が鍛えられると体が軽くなります。
すると運動量が増えます。

さらに、自律神経の調子が整うので、過食や深酒を予防できます。
ある50代の男性は、ひざ裏伸ばし体操を始めて半年で、7キロの減量に成功しました」


現代人を悩ませる全ての不調に、働きかけると言っても過言ではない、ひざ裏伸ばし体操。
たった三つでよく、そのうち一つを1日5秒やるだけでも、効果があると川村さんは太鼓判を押す。



代表的なひざ裏伸ばし体操は、「壁ドン」、「壁ピタドローイン」、「ワン・ツー・スリー体操」の三つ。
運動が苦手な人でも、ポイントを押さえることができ、自宅でやることも可能だ。


「自分の体の状態に合わせて、できるところからやってみてください。
三つすべてやっても、1~2分で終わります。

意識するのは、ひざ裏の筋肉を伸ばすこと。
人生100年時代、最後まで自分の足で歩き、楽しい人生を過ごしましょう」・・》


              

この記事の最後に、「壁ドン」、「壁ピタドローイン」、「ワン・ツー・スリー体操」の解説と
イラスト面を編集させて頂く。
 

■共通ポイント
[呼吸]
ポーズだけでなく、呼吸もポイント。
「吸うときに、おなかを引っ込め、吐くときにおなかをゆるめる」のがコツ。

この呼吸で横隔膜が鍛えられ、おなかを起点として体の前半分の筋肉が鍛えられる。
吸うよりも吐くことが大切。
また、息はすべて吐ききること。


[入浴後に行う]
タイミングは、入浴後がベスト。
体が温まってやわらかくなっており、リラックスした状態で行えるからだ。

風呂上がりに、ひざ裏を伸ばす習慣をつけよう。
また、眠る前のストレッチは、良質な睡眠にもつながる。
大切なのは長く続けること。


[無理は禁物]
過度に負荷をかけたり、無理をすると、ひざを痛めてしまうことにつながる。
大切なのは「体を伸ばして気持ちいい」と感じること。

毎日続けるうちに、体はやわらかくなっていくので、無理はしないこと。
できる範囲で行うことが大切だ。


              


■壁ドン

 

壁ドン(イラスト・藤井アキヒト)

壁ドン(イラスト・藤井アキヒト)
拡大図 https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018112900019_2

ひざ裏伸ばし体操の、基本となるストレッチだ。
ひざ裏を伸ばしながら両手で壁を押すことにより、肩、背中、おなかに力が入る。


まず、壁の前に両脚をそろえ、背筋を伸ばして立つ。
それから、脚を前後に開き、前の脚を曲げ、上半身の姿勢を崩さず壁に両手をつく。

このとき、腰をグッと内側に入れることがポイントだ。
壁につける手の位置は、肩の高さが目安。手の指先は開くといい。
前後の脚を入れ替え、左右各1回ずつ行う。


「この体操を行うときに注意したいのは、壁を押すことに意識を集中しすぎないことです。
大切なのは、ひざ裏を伸ばすことです。
それを忘れないでください」


ひざが痛くて前の脚が曲げられない場合、脚を開く幅を調整すること。

「後ろの脚については、できるだけひざを曲げずに伸ばしてください。
無理をしてはいけませんが、かかとで床を踏みしめる感覚を大切にしてください。

かかとの下に和てぬぐいを敷き、家族の方などに引っ張ってもらい、
それが抜けないようにふんばると、さらに効果的です」


ポイントとなる呼吸は、壁に手をついたときに、おなかを引っ込めながら息を吸う。
その後、壁を押しながら、5秒間くらいで5回に分けて細かく息を吐く。

このとき、おなかとおしりに力を入れるようにすると、効率よく筋肉を鍛えられる。
息を吐ききったら、再び、息を大きく吸う。


体操を2週間程度続けると、おなかが引っ込んだと実感する人も多い。

「血流がよくなって、内臓機能が活性化する効果も得られます。
たった1回でも、体の調子がよくなったと感じるはずです」


(1)背筋をまっすぐにして立つ
(2)脚を前後に開く。後ろの脚はひざ裏をピンと伸ばし、前の脚を曲げる。
   両手を伸ばし、手は肩の高さで壁につけて、息を吸う

(3)両手を伸ばして壁を押す。
   かかとを踏みしめ、ひざ裏を十分に伸ばす。5秒間で息を吐く


              


■壁ピタドローイン

 

壁ピタドローイン(イラスト・藤井アキヒト)

壁ピタドローイン(イラスト・藤井アキヒト)
拡大図 https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018112900019_3

正しい姿勢と立ち方が身につく。
 正しい立ち方をするだけで、体は若返る、と川村さんは指摘する。

「かかと、腰、背中、後頭部の4点が、一直線になるのが正しい立ち方。
この姿勢で、ひざ裏を伸ばして呼吸するのが、『壁ピタドローイン』です」


背中が曲がっていると、後頭部をつけるのは難しい。
「きついと感じたら、かかとと腰だけを、壁につけてください」

胸を広げ、おへその下の「丹田」を壁に押し付けるように意識し、息を吐ききる。
その後、おなかを引っ込めながら、息を吸う。


「体幹の筋肉と、太ももの内側が鍛えられるので、ふらつきや転倒の予防にもつながります」

(1)壁の前にピタリと立つ。
   かかと、腰、背中、後頭部の4点が一直線状に並ぶようにする

(2)胸は広げ、おなかを引き締め、太ももの筋肉の内側に力を入れ、ひざをつける。
   つま先の角度は90度に。まず、手のひらを壁につけて、息を吐く。
   次に手のひらをひっくりかえして、正面を向け、息を吸う


              



■ワン・ツー・スリー体操
 

 

ワン・ツー・スリー体操(イラスト・藤井アキヒト)

ワン・ツー・スリー体操(イラスト・藤井アキヒト)
拡大図 https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018112900019_4

この体操は、下半身全体を鍛えることにつながる。
 さらに、体をたたきつつ声を出し、体を動かすので、アドレナリンが出て脳が活性化。
 ポイントは、尾てい骨を意識すること。

「体操の前に、ご自身の尾てい骨を触ってください。
これをまっすぐ上下させるつもりで行うと体が傾きにくくなります」


(1)~(4)を1セットで、3回繰り返す。
ゆっくりと行うと、効果も大きい。


「腰を深く落とすと、体幹が鍛えられます。
ただ、ひざや股関節に負担がかかるので、無理はしないでください」


体をたたくとき、「ワン・ツー・スリー」と発声を。

「体を動かし、たたき、声を出すことを同時に行うマルチアクションは、認知症予防に効果的。
私のヨガ教室では、『どんぐりころころ』などの童謡を歌いながら、この体操を行います」


(1)脚を大きく開く。つま先は45度外側に。ゆっくりと深く息を吸う
(2)ゆっくりと腰を下げる。上体はまっすぐに保ち、息を吐きながらおしりを真下に下げる
(3)腰を下げた位置をキープして、「ワン・ツー・スリー」と言いながら太ももを3回たたく
(4)大きく息を吸いながら立ち、「ワン・ツー・スリー」と言いながらおしりを3回たたく



私は70代を迎えてからは、心身共に自立し健康的に生活できる健康寿命を意識して、
確かな『生きがい』と『健康』、そして『気力』を持続できるようにと願いながら
プラス思考で過ごしているのが実態となっている。

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。

今回、初めて学んだひざ裏伸ばし体操のひとつ「壁ドン」を
イラストを見たりした後、こっそりと始めたりして、健康が継続できるかしら、
と微笑んだりしている・・。

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