世界文化遺産「白川郷・五箇山合掌造り集落」は
岐阜県白川村萩町の白川郷、富山県の五箇山平村相倉、上平村菅沼の三集落群。
荻町城址展望台は、白川郷の荻町集落が一望出来る絶好のビューポイント。
おそらく旅行社の写真に使われる「白川郷」は、この荻町城址展望台からのもの
だと思います。
荻町城址展望台へのシャトルバスは、せせらぎ公園駐車場から運行されている
ようでしたが運行間隔も不確定な要素あり。
また、徒歩だと40分はかかるというのです。
民家園も見学した私たちにとっては、時間的にタイト。
残念ですが、荻町城址展望台を断念し、私達は庄川にかかる「であい橋」を渡り、
萩町合掌造り集落に向かいます。 (国選定 重要伝統的建造物群保存地区)
雪が積もっているので、一歩一歩慎重に歩きましょう。
集落が見えてきた。
橋を渡ると秋葉神社
由来によると
江戸時代、度重なる火災と天明三~七年(1783~87)の大飢餓のうえ、悪疫が流行り、
萩町村(萩町合掌造り集落)で二百三十人もの人々が亡くなりました。
この苦境を乗り越えようと、相談の結果、小神堂を建立し、火伏せ神を祀り平和を
祈りました。
しかし、びっくりです。 人がいっぱいだ。
お食事処やお土産物さんもお店も普通にあるよ。
私が無知だったのですが、白川郷って、先ほどの民家園のように保存されている
建造物が中央にまとまっていて、その周りを囲むように民宿などがあるものかと
思っていたら・・・合掌家屋には、今も人が住んでいるですって。
民宿だってこのとおり、中に普通にあるのだ。
で、中国人観光客の方がけっこう宿泊なさっていてスーツケースを持って宿から
出てこられるの。これは外国の方には楽しいわね。
明善寺鐘楼門(県重文)
明善寺庫裡(県重文)
庫裡とは、ご住職やそのご家族が住まわれているところ。
白川郷で一番大きな合掌造りで入館料は、個人で大人:300円/小人:100円。
池に鯉を発見。でも身動きしないのです。冬眠中か?
合掌庵
合掌造りの家の一部を店舗としているお土産物屋さん。
長瀬家
入館料は、個人で大人:300円/小人:150円。
白川郷最大級の合掌造り。5階建ての合掌造り。
ともかく、ちょっとしたところは入館料がかかるのだ。
萩町合掌造り集落は、広いので全てを見学しようとなると1時間ぐらいでは厳しい。
私達は入館を避け、和田家(国重文)も断念。町並みだけを見学。
さきほどの「であい橋」を渡り、バスの待つ駐車場に戻らなくてはならないので
時間にはゆとりが欲しい。
集落のメインストリート。普通に車だって通るのだ。
自販機だって普通にある。
人の住む世界遺産。
なかには、マナーの悪い観光客もいることでしょう。
私有地に勝手に入ってほしくない住民もいらっしゃいます。
今も住まわれている方々の気持ちを配慮した行動を心がけたいと思いました。
『白川郷観光協会 http://www.shirakawa-go.gr.jp/』